今回のテーマは、「泡パック洗顔」です。
西宮・苦楽園プライベートエステサロン Sola の山本 理恵 先生にインタビューさせていただきました。
泡パック洗顔は、洗顔の泡でパックを行うことをいいます。
それによって、通常の洗顔に加えて、顔をさらにきれいにすることができます。
しかも、特別なアイテムが必要なわけではなく、普段使いの洗顔料でも行えるスペシャルケアです。
そんな泡パック洗顔の効果とやり方を、山本先生に教えていただきました。
目次
泡パック洗顔の効果
・洗顔で汚れを落とすことで化粧品の効果も高まる
・泡パック洗顔は余分な角質などを落とせる
泡パック洗顔のやり方
・泡パック洗顔はポイントで行うのがおすすめ
・泡パック洗顔は1~2分で洗い流す
・泡パック洗顔のやりすぎには気を付ける
泡パック洗顔の効果
今回のテーマは、「泡パック洗顔」です。
泡パック洗顔とは、何ですか?
洗顔のときに泡でパックを行うことをいいます。
洗顔の泡でパックすることができるんですね(笑)。
はい、泡パックは、おすすめのスペシャルケアですよ(笑)。
洗顔で汚れを落とすことで化粧品の効果も高まる
泡パックのお話しに入る前に、そもそも、洗顔はどんな役割があるんでしょうか?
洗顔は、お顔の汚れを落とすものです。
「顔の汚れを落とす」という意味では、クレンジングもそうですよね。
クレンジングと洗顔では、何が違うんですか?
クレンジングは、メイクなどの油性の汚れを落とすためのものです。
それに対して、洗顔は、皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)や、いらなくなった角質(肌表面の古い肌細胞)、軽い汚れなどを落とします。
例えば、ほこりなどもそうですね。
ですので、基本的に、メイクをせず日焼け止めしか塗っていない日は、夜のお手入れでは洗顔だけでも大丈夫です。
クレンジング・洗顔の違い
(落とす汚れの種類)
・クレンジング:メイクなどの油汚れ
・洗顔:皮脂汚れ、余分な角質、ほこりなどの軽い汚れ
洗顔は、どんな効果があるんですか?
きれいに汚れを落とすことで、その後の化粧水や美容液の浸透力が変わってきます。
お肌に汚れが残っている状態では、化粧水などを入れても中まで浸透していきづらいです。
洗顔が、化粧水や美容液の効果の助けとなるようなイメージですね。
それから、いらない角質を取ることで、お肌のざらつきがなくなって透明感が出てきます。
それによって、代謝が良くなることで、ターンオーバー(皮膚の新陳代謝)の正常化にもつながりますね。
洗顔の効果
・汚れを落とすことでスキンケア化粧品の浸透が良くなる
・余分な角質を取ることで、肌のざらつきが解消して透明感が出る
・代謝が良くなることでターンオーバーの正常化に
など
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泡パック洗顔は余分な角質などを落とせる
では、泡パック洗顔は、どんな効果があるんですか?
洗顔料の美容成分をお肌に与えてあげることができるんですか?
いいえ、そういうわけではありませんよ(笑)。
角質がたまっている部分は、お肌もざらざらします。
そういった角質が分厚くなっている部分に、泡パックを行うことで、その余分な角質を落とすことができます。
そうすると、泡パック洗顔は、顔全体に行うのではなく、ポイントポイントで行うものなんですか!?
はい、私はそれをおすすめしています。
「余分な角質をしっかり落としたいから」と、泡パックをお顔全体で均等に行うと、皮膚の薄い目元などは、かえって乾燥に傾きやすくなってしまいます。
泡パックで、お肌のうるおい成分まで取りすぎてしまう可能性があるということですね…。
はい、泡パックは、そういった角質が分厚くなっている部分や、汚れのたまりやすい部分で行ってあげるのがおすすめです。
例えば、小鼻の脇や顎(あご)のへこんでいるところは、汚れなどがたまりやすいです。
ただ、クレンジング・洗顔を、鏡をみながら行う方は少ないので、そういった部分はサッと済ませてしまいがちです。
そこを洗顔の泡でパックすることで、汚れをきれいに取ることができますよ。
泡パック洗顔の効果
・角質が分厚くなっている場所に行うことで、余分な角質を取り除く
・汚れがたまりやすい場所に行うことで、その汚れを取り除く
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泡パック洗顔のやり方
では、泡パック洗顔のやり方を教えていただきますか?
泡パックを行うには、普段使いの洗顔料でいいんですか?
はい、いつもの洗顔料や洗顔フォームをお使いいただいて大丈夫です。
欲をいうと、角質を取るピーリング(角質をほぐして剥がれ落ちやすくするお手入れ)系の成分が配合されているものや、代謝を上げてくれるような炭酸のものですと、尚いいですね。
泡パック洗顔はポイントで行うのがおすすめ
泡パック洗顔は、どうやってやるんですか?
まずは、お顔全体の洗顔を行います。
お顔全の洗顔は、油の多いTゾーンから泡を乗せていって、目元や頬などの乾燥しやすい部分は最後にするといいですよ。
それで、その後に、余分な角質や汚れを落としたい部分に、ポイントポイントで泡を乗せていきます。
それは、どんな部分で泡パック洗顔を行うのがいいですか?
Tゾーンは、油の分泌量も多いですし、角質もたまりやすいので、泡パックを行うのにも向いています。
それから、サロンのお客様の洗顔方法をみさせていただくと、お顔で凹凸(おうとつ)のある場所は洗い忘れやすく、きちんと洗顔できていないことが多いです。
先程のお話でも、小鼻の脇や顎のへこんでいるところは、汚れがたまりやすいとのことでした。
はい、そういった場所に泡パックを行うことで、その汚れを取って、お顔全体をきれいにすることができますね。
後は、お顔全体の洗顔を行うときに、優しくなでながら指先に集中してお肌のざらつきをチェックして、ざらつきを感じる場所に泡パックを行うのもいいですね。
お顔でざらつきやすい場所は、大体決まっていますので、例えば、「小鼻は大丈夫かな…」といったようにチェックして、「今日はザラザラしているな…」と感じたら、その部分に泡を乗せていきます。
そうやって、普段から自分のお肌と会話してコミュニケーションをとることも大切ですよ。
他には、ニキビやシワなどの気になる場所に、泡パックを行うのもいいです。
泡パックでその部分の代謝が上がることで、ニキビやシワの改善にもつながります。
泡パックにおすすめの場所
・Tゾーン
・小鼻の脇や顎のへこみなど凹凸のある場所
・顔全体の洗顔でざらつきを感じた場所
・ニキビやシワが気になる場所
など
泡パック洗顔は1~2分で洗い流す
泡パック洗顔は、どのくらいの時間やるといいんですか?
やっぱり長くやったほうがいいんでしょうか?
いいえ(笑)。
お顔に泡を乗せておくのは、1分くらい、長くても2分くらいです。
長時間の泡パックは、逆にお肌への負担となってしまいます。
そうか、お肌に必要なものまで落としすぎるのは、逆効果ですもんね(笑)。
それで、泡パック洗顔は、最後は洗い流すんですよね?
はい、最後は、泡がお顔に残らないように、きっちりと洗い流すようにしましょう。
泡パック洗顔のやり方
1. 顔全体の洗顔を行う
2. 必要な場所に泡を乗せてパックする
3. 1~2分置いたら洗い流す
泡パック洗顔のやりすぎには気を付ける
泡パック洗顔は、毎日行ったほうがいいんですか?
いいえ、泡パックを行いすぎると、かえってお肌の乾燥の原因になります。
ですので、泡パックは、週にいちどくらいのスペシャルケアです。
ただ、「週にいちど」と決めるよりも、お肌のざらつきを感じたときに行うのがおすすめですよ。
ちなみに、泡パックは、背中のニキビのケアにも使えますし、肘(ひじ)・膝(ひざ)・二の腕などのボディで行うこともできます。
泡パックをボディで行うときは、週に2~3回でもいいですね。
泡パック洗顔の注意点やポイントはありますか?
泡が粘膜に付くと刺激を感じやすいので、唇などには泡が付かないように気を付けてください。
それから、泡は、水でびしょびしょとしていると垂れてきてしまいます。
ですので、お顔全体の洗顔にもいえることなのですが、固めのしっかりした泡を立てることが大切ですよ。
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編集部の選ぶ泡洗顔パックにおすすめの化粧品
「キレイの先生」編集部です。
ここまでが、山本先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。
ここからは、編集部の選んだ泡洗顔パックにおすすめの化粧品をご紹介します。
肌ナチュール リッチモイストクレンジング
@コスメをはじめとした各種ランキングで第1位を獲得した炭酸クレンジングです。
炭酸泉を超える3,500ppmの炭酸を閉じ込めたシュワシュワの泡でメイクを落とし、美肌をサポートするための合計53種類のうるおい・ハリ成分が配合されています。ひとつで、クレンジング・洗顔・角質ケア・保湿・パック・マッサージの6つの機能を備えています。
●内容量:110g
●通常価格:税別3,980円
美容家の感想

シュッパッジャーで簡単メイクオフ!でも洗い上がりはしっとりで毛穴掃除にも!
ホイップクリームを少しやわらかくしたようなシュワシュワの泡をシュッと出してパッと顔に乗せてジャーッと洗い流すだけで、お化粧が簡単に落ちました(笑)。ただ、肌のうるおいを取りすぎることはなく、べたつきも残りません。肌がしっとりして透明感が出て、毛穴のお掃除までしてくれることを感じられました!
* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。
キレイの先生 ブースターミルク
うるおいが肌奥までギュッ!美容家も驚いた洗顔後すぐのミルク!
この『キレイの先生』に登場した美容のスペシャリストの先生方と開発した、洗顔後の最初のミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌の奥までギュッと引き込み、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がそのうるおいを抱き込み、乾燥肌や年齢肌にはもちろん、肌がふっくら引き締まり毛穴ケアにもおすすめです。
●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円
開発協力者の声

みずみずしいミルクがうるおいを肌奥までギュッと引っ張りフワフワ肌の毛穴レスに!
まずは、ミルクのイメージを裏切るようなみずみずしさにびっくりしました。まるで乾いたスポンジに水分がギューッと入っていくみたいに、うるおいが肌の奥にギュッと引っ張られて、肌がフワフワにやわらかくなりました(笑)。それに、肌に透明感も出て、毛穴もキュッと引き締まって目立ちにくくなりました!
* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。
まとめ
泡パック洗顔は、顔全体の洗顔に加えて、さらに顔をきれいにすることができるスペシャルケアです。
汚れがたまりやすい部分の汚れを取ることもできますし、角質が分厚くなっている部分の角質ケアにもなります。
それも、専用のアイテムが必要なわけではなく、普段使いの洗顔料で行うことができます。
泡洗顔パックは、お肌をワンランクきれいにすることができますので、スペシャルケアとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
* 2017年8月25日に公開した『自宅で簡単に顔の角質除去!洗顔の泡でパックするだけの方法』を再編集しました。