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基礎体温が低いと…基礎体温が下がる原因にはどんなことが?

本日のキレイの先生

島田 美生 先生

基礎体温が低いと…基礎体温が下がる原因にはどんなことが?

「キレイの先生」編集部です。

今回は、リラクゼーションサロン 采香 の島田 美生 先生に取材させていただきました。

島田 先生は、基礎体温を36.5度に上げるためのワークショップなど行っていらっしゃいます。

基礎体温を上げることは、健康や美容にも良いといいます。

そこで今回は、「基礎体温」をテーマに、3回に分けてお届けします。

こちらは、その第2回です。

基礎体温が低いことによる影響などをまとめます。

第1回の記事では、基礎体温の基本的な内容について、まとめました。

まだそちらをご覧になられていない人は、まずはそちらからお読みになることをおすすめします。

目次

基礎体温が低いと…

基礎体温が下がる原因

まとめ

本日のキレイの先生

リラクゼーションサロン 采香

島田 美生 先生

「キレイの先生」編集部

基礎体温が低いと…

毎朝、基礎体温を測っている人は、あまり多くないと思います。

先程、「基礎体温を実際に測ってみて、自分の基礎体温が低いことに驚く人もいる」とお話しされていました。

基礎体温は、何度くらいを基準に考えると良いですか?

私は、基礎体温の理想は36.5度くらいだと考えています。

基礎体温を上げるワークショップでも、それが最終的な目標です。

基礎体温には、「低温期」と「高温期」があるとのことでした。

36.5度が理想というのは、どの段階の基礎体温と考えると良いでしょうか?

低温期で、36.5度くらいがベストでしょう。

すると、高温期では、何度くらいのイメージですか?

高温期では、36.8度くらいでしょうか。

「低温期」と「高温期」

島田 先生の第1回の記事でも紹介していますが、基礎体温には、月経周期とリンクしたリズムがあり、「低温期」と「高温期」があります。

★★★第1回のリンクを入れる★★★

現代社会では、基礎体温の低い人が多いですか?

それとも、高い人が多いですか?

低い人の方が多いですね。

低温期で35度台、高温期で36.5度以下の人が多いように感じます。

先生のワークショップになられる生徒さんも、基礎体温の低い人が多いですか?

はい。

基礎体温の低い人は、どんな悩みが出やすいですか?

生徒さんとお話をしていると、寝付けない、寝ても途中で起きてしまう、冷え性、便秘、イライラが収まらない、毎日だるい、やる気が起きない、などといったことをお聞きします。

それらも、基礎体温が低いことが、関係しているのですね…。

基礎体温が低いと、身体全体の血行も悪くなっていることが考えられます。

すると、全身に酸素や栄養が十分に行き渡りにくくなります。

それは、健康全般に良くありませんね…。

はい、疲れやすくなったり、免疫力も下がるので病気になりやすくなったりします。

他にも、腰痛や腹痛につながる場合もあります。

血行が悪いと、お肌にも良くなさそうです。

血行不良でお肌の調子も…

お肌に必要な栄養は、血液を通じて届けられています。そのため、血行が悪くなると、お肌に十分な栄養が行き届かなくなり、お肌の調子も下がりやすいです。基礎体温が低いことは、美容にも良くないといえそうです。

他にも、体温が1度下がるだけで、体内酵素の働きも悪くなるといわれています。

酵素について

下の記事でも紹介していますが、酵素は、人の生命活動のすべてに関わっています。例えば、いまこの記事を「目で見ている」のも、スクロールするために「手を動かす」のにも、酵素が関わっています。心臓が動くのも、そうです。基礎体温が低いと、体内酵素の働きも低下し、やはり健康全般に良くないといえそうです。

基礎体温が下がる原因

基礎体温が下がる原因

基礎体温は、どんなことが原因で、下がってしまうのでしょうか?

いくつかありますが、ひとつは、運動不足です。

人の身体は、筋肉が動くときにエネルギーが起きます。

体温の40%は、筋肉が動くことで作られているともいいます。

そうなのですか!? 筋肉を動かすことは大切なのですね…。

そのため、筋肉量が少なくなると、基礎体温も下がりやすいです。

普段、エレベーターやエスカレーターばかり使ったり、日中に歩く距離の少なかったりすることも、あまり良くありません。

私もこれからは、意識して階段を使うようにします。

また、食生活の乱れも、基礎体温の下がる原因になります。

例えば、コンビニ食など、食品添加物の多い食べ物ばかりを食べていると、腸内環境が悪化し、体内のめぐりが悪くなり、体温が上がりにくくなります。

タンパク質の摂取量が少なければ、筋肉が出来ずに、熱を起こしづらくなります。

もちろん、筋肉は、タンパク質だけで作られるわけではありません。

(タンパク質を構成する)アミノ酸を分解するのに、ビタミンBが必要です。

つまり、色々な栄養を、バランスよく摂る必要があります。

体温のことを考えても、食事はバランスが大切なのですね。

睡眠不足も、自律神経が乱れることにより、身体の体温調整が行いづらくなります。

自律神経とは

自律神経は、人の身体と心をコントロールしている神経です。「交感神経(緊張の神経・昼に優位になる)」と「副交感神経(リラックスの神経・夜に優位になる)」があり、この2つが交互に入れ替わってバランスを取っています。そのバランスが崩れると、心身に大きな影響があります。

入浴せずにシャワーで済ませたり、逆に、熱すぎるお風呂に入ったりすることも、体温を下げることにつながります。

シャワーで基礎体温が下がることは、想像できます。

どうして、熱すぎるお風呂も良くないのですか?

身体を温めて、どちらかというと、良さそうなイメージがありますが…。

人の身体には、「恒常性(こうじょうせい)」という働きがあります。

体温が急激に上がると、体温を下げようとするのです。

そのため、熱すぎるお風呂は、身体の表面しか温まっていない場合も多いです。

また、交感神経が優位になって、睡眠の質を落とすことにもつながります。

恒常性とは

恒常性は、一定の状態に保とうとする作用のことをいいます。

後は、例えば頭痛などで鎮痛剤を常用していると、鎮痛剤には解熱作用もあるため、体温が上がりづらいです。

他にも、薄着やストレス、飲酒、喫煙なども、基礎体温の下がる原因になります。

まとめ

島田 先生の話をお聞きして、生活習慣の大切さを、改めて感じました。

適度な運動をする。

バランスの良い食事を摂る。

睡眠時間をしっかりとる。

身体を冷やさない。

ストレスをためない。

どれも、当たり前のことです(私ができていないことが多いですが…)。

生活習慣の乱れが、基礎体温を下げるいちばんの原因といえそうですね。

島田 先生の第3回の記事では、いろいろ、基礎体温を上げる方法について取り上げます。

こちらも、難しい内容はありません。

是非、合わせてご覧ください。

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