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体のすべてにいい!足湯の効果とは?自宅で足湯を行う方法!

本日のキレイの先生

宮崎 里美 先生

体のすべてにいい!足湯の効果とは?自宅で足湯を行う方法!

「キレイの先生」編集部です。

今回は、体素材の楽学健美サロン サロンドココナ の宮崎 里美 先生に取材させていただき、こちらはその後編です。

前編では、「泥パック(クレイパック)」について、まとめました。

その取材中に、クレイ(粘土)を足湯に使うことができるというお話がありました。

そこで、この後編では、「足湯」について取り上げたいと思います。

足湯は、自宅でも簡単にできる健康法です。

クレイを入れることで、その効果を高めることもできるといいます。

足湯は、どのような効果があるのでしょうか?

自宅では、どのような方法で行えるのでしょうか?

宮崎 先生に教えていただきました。

目次

足湯の効果
・足の冷えについて
・足の冷えの原因
・効果

自宅で足湯を行う方法

まとめ

本日のキレイの先生

体素材の楽学健美サロン サロンドココナ

宮崎 里美 先生

「キレイの先生」編集部

足湯の効果

宮崎 先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「足湯」です。

足湯は、足だけを入れるお風呂のことをいうのですよね。

はい、自宅では、お湯を張った桶などに、足だけをつけて行うことができます。

足の冷えについて

足湯は、足を温めることができます。

足は、身体の中でも、冷えやすい場所だと思います。

それは、どうしてなのでしょうか?

血液は、心臓がポンプになって排出されていて、臓器を優先に温めるため、上半身は比較的温まりやすいです。

それに対して、足は、心臓からいちばん距離が遠く離れていて、いつも後回しになるため、冷えやすいです。

血流が悪いと冷えになる

身体の冷えは、血流とリンクしています。

心臓から排出された血液は、全身をめぐって、最後は心臓に戻っていきます。

足先にめぐった血液を、重力に逆らうようにして、(心臓のある)上半身に戻しているのは、「ふくらはぎ」の役割です。ふくらはぎの筋肉が、伸縮してポンプのような働きをしていて、血液は上半身へと戻っていきます。そのため、ふくらはぎは、「第二の心臓」とも呼ばれています。

ふくらはぎの筋肉をきちんと働かせていないと、足の血流は悪くなりやすいです。例えば、デスクワークなどで長時間座って足を動かさずにいたり、足の筋肉が衰えたりすると、血流は悪くなります。

足が冷えやすいのは、足の血流が悪くなりやすいことも、関係しています。

足が冷えていると、身体には、どんな影響が出やすいですか?

身体全体の血行不良の原因となり、むくみや不眠など、様々なコンディションの低下を引き起こしやすいです。

それによって、免疫力が下がって、病気の原因にもなります。

また、老廃物が流れづらくなり排出が滞って、デトックス(解毒・げどく)がされづらくなると、体内の代謝が促進されなかったり、疲れやすくなったり、くすみや筋肉のコリなどの原因にもなります。

代謝が低下することで、太りやすい体質にもなりそうですね。

体内の循環が悪いと…

血液(やリンパ)には、体内の老廃物を回収して排出する役割もあります。体内の循環が悪くなると、老廃物がたまりやすくなって、排出が滞ってしまいます。それによって、身体はむくみやすくなり、代謝が低下する原因にもなります。

また、心臓からは温かい血液が排出されていますが、足が冷えると、心臓には冷めた血液が戻るようになり、低体温にもつながりやすくなるともいわれています。

足の冷えの原因

足が冷えるのは、どんなことが原因になるのでしょうか?

例えば、食事では、冷たい飲み物をよく飲んだり、身体を冷やしやすい食べ物を多く食べたりすることです。

お風呂につからなかったり、露出した洋服を着たりすることが多いのも、冷えには良くありません。

ストレスや、喫煙、運動不足、また、サロンのお客様にも多くいらっしゃいますが、冷房も、冷えの原因になります。

他にも、サイズのきつい下着で身体が締め付けられたり、姿勢が悪くて骨盤が歪んでしまったりすることも、冷えにつながります。

それは、血流が悪くなるから、冷えにもつながるのですか?

はい、そうです。

効果

話を「足湯」に戻したいと思います。

足湯で、足を温めることで、どんな効果が期待できますか?

身体全体の循環が良くなって、新陳代謝が促進され、免疫力が上がり、体も軽くなります。

他にもたくさんありますが、良いことしかありません。

その通りですね(笑)。

足湯の効果

足湯で、足を温めると、全身の循環が良くなります。

身体に必要な栄養は血液から届けられているため、血流が良くなると、全身の細胞に栄養を行き届かせることができます。

例えば、皮膚は、「ターンオーバー」という働きによって、日々新しく生まれ変わっています。

そのターンオーバーに必要な栄養も、血液から届けられています。

そのため、血流が良くなることで、ターンオーバーが促進され、うるおいのある健康的な美肌作りにもつながります。

宮崎 先生のおっしゃるように、足湯は、全身の循環が良くなることで、健康と美容のすべてに良いといえそうです。

自宅で足湯を行う方法

自宅で足湯を行う方法

自宅では、洗面器などにお湯を張って、足湯を行うことができると思います。

そのとき、お湯の温かさは、どのくらいが良いですか?

お風呂の場合は、低めの温度で長くつかるのが良いといわれています。

ただ、足湯の場合は、低めの温度では全体がなかなか温まりにくいので、少し熱めのお湯で行うのが効果的で、42度くらいが目安です。

お湯の深さに、目安はありますか?

理想は、ふくらはぎまでつかるくらいのお湯で行うことです。

ただ、ご自宅では、それはなかなか難しいかもしれません。

そうですね(笑)。

それだけ底の深い洗面器は、なかなか持っていないと思います。

ですので、ご自宅の桶や洗面器の深さに合わせて、くるぶしくらいまでつかるお湯で、足湯を行うのでも良いと思います。

足湯に足をつけておく時間は、どのくらいですか?

人にもよりますが、身体全体を温めるのには、10~15分くらいでしょうか。

お湯の温度が冷めるまで、長くつけていても良いと思います。

足湯には、クレイを入れることもできるとのことでした。

クレイとは

クレイについては、宮崎 先生の前編の記事でまとめていますが、汚染されていない土壌から採掘した粘土を、天日干しなどで乾燥させて細かく砕いたものです。水を加えて泥に戻して、パックなどに使います。クレイは、吸収・吸着力に優れてデトックス作用があり、経皮吸収(皮膚から成分を吸収すること)でミネラルを与えることもできます。

足湯にクレイを入れると、何も入れないよりも、体内温度が上がりやすいといわれています。

また、体内の老廃物を排出するデトックスにもなり、足から(クレイの)ミネラルを経皮吸収することもできます。

足湯にクレイを入れる場合、どのくらいの量を入れるのですか?

大さじ1は、入れた方が良いと思います。

クレイの量が多いほど、作用は強くなります。

クレイ以外にも、足湯の効果を上げられるようなものはありますか?

日本酒や塩を入れるのも良いですね。

まとめ

宮崎 先生は、足湯を「良い効果しかない」とおっしゃっていましたが、本当にその通りだと思います。

足は、心臓から距離があるため、身体の中でも冷えやすい場所です。

足湯は、足を温めることで、身体全体の循環を良くすることにもつながり、健康や美容のすべてに良いといえます。

足湯の方法は、洗面器(や桶)にお湯を張るだけで、簡単に行えます。

効果も高い健康法のため、足の冷えが気になったりしたときは、自宅で足湯を行ってみてはいかがでしょうか?

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