「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「アロマバスソルトの作り方」です。
Kaoriya-Styling のいなくら さつき 先生にインタビューさせていただきました。
いなくら先生はアロマテラピーのインストラクターをされていらっしゃって、バスソルトに精油を加えてアロマバスにするのも、精油を手軽に楽しめる方法のひとつといいます。
先生の講座でも、「手作りアロマバスソルト」のワークショップは人気が高いそうです。
バスソルトに精油を加えることで、お風呂がアロマの香りに包まれてリラックスできますし、アロマの効能を得ることもできます。
いなくら先生に、アロマバスソルトの作り方を教えていただきました。
目次
バスソルトの種類
・ヒマラヤ岩塩
・死海の塩
・エプソムソルト
・食塩はバスソルトになる?
アロマバスソルトにおすすめの精油は?
・身体を温めるのにオススメの精油
・美容にオススメの精油
本日のキレイの先生
Kaoriya-Styling
いなくら さつき 先生
「キレイの先生」編集部
バスソルトの効果
いなくら先生には、バスソルトの効果についてもお話しいただき、その内容は別の記事にまとめています。
いなくら先生の記事
手作りアロマバスソルトのインタビューをご覧いただく前に、まずはその内容を簡単に紹介させていただきます。
効果
バスソルトは、「入浴する際に入れる塩」のことをいいます。
バスソルトのいちばんの効果は、汗と一緒に体内の不純物を出すデトックス効果で、お風呂にバスソルトを入れるのと入れないのでは発汗の効果が4倍も違うといわれています。
それは、浸透圧という性質が関係していて、濃度の違うもの同士では、濃度の高い方が低い方を引っ張って、液体全体の濃度のバランスを一定に保とうとする働きがあります。
人間の体液は「生理的食塩水」で海水の塩の濃度と近く、バスソルトを入れた濃度の濃いお風呂につかると、浸透圧の働きで体内の水分が汗で外に押し出されて発汗が促されデトックスにもつながります。
また、お風呂に塩を入れることで、塩が皮膚表面に膜(まく)を作り、お肌から水分が蒸発しにくくなって高い保湿効果が期待できる他、塩の吸着作用で毛穴の老廃物が排出されることで、皮脂(ひし・毛穴から分泌される油分)が出るようになってお肌にうるおいが生まれます。
このように、バスソルトはデトックスの効果に加え、美容面での効果も高いです。
バスソルトの効果
では、いなくら先生の手作りアロマバスソルトについてのインタビューをご覧ください。
まずは、バスソルトの種類からお話しいただきました。
バスソルトの種類
バスソルトには、どんな種類があるのですか?
「ヒマラヤ岩塩」や「死海の塩(デッドシーソルト)」などが、一般的です。
それから、最近使われるようになってきたものでは、「エプソムソルト」などもあります。
それらは、どんな違いがあるのでしょうか?
成分が違うのですか?
ヒマラヤ岩塩や死海の塩は、天然塩…つまり海水の塩分です。
それに対して、エプソムソルトは塩ではなく、「硫酸マグネシウム」というものになります。
ヒマラヤ岩塩
「ヒマラヤ岩塩」は、どんな塩なのですか?
ヒマラヤ岩塩は、ヒマラヤ山脈から採掘される鉱物で、約3億~3.5億年もの年月のかかった「塩の化石」といえ、鉄分・カルシウム・カリウム・マグネシウム・鉄分などのミネラルが豊富です。
(ヒマラヤ岩塩には)パウダー状になっているものや、つぶつぶのもの、ランプにも使われるような大きいものもあります。
色も、ピンクのものや、ブラックのもの、無色のものなどがあります。
ヒマラヤ岩塩にも、色々な種類があるのですね…。
やはり、それぞれ特徴が違うのですか?
はい、例えば、「ピンク岩塩」は、ミネラルの中の鉄分がピンク色に発色する素になっているのですが、美肌に良いといわれる成分のバランスが良く、美容効果が高いです。
それから、冷え性の改善、ダイエットが気になる人にもおすすめです。
ブラック岩塩は、硫黄分などの温泉に近い成分を豊富に含んでいて、お風呂に入れると、硫黄の香りが少し強いですが温泉気分を味わえます。
それから、ブラック岩塩は、水に溶かすと「酸化還元水」に変わり、活性酸素を中和する作用が期待できます。
酸化還元水とは、何ですか?
酸化は、例えると「錆びる」ようなことをいい、その原因となるのが「活性酸素」です。
酸化還元水は、活性酸素を中和してアルカリ性寄りにする作用があるといわれていて、錆びさせる力を減らすようなイメージですね。
老化しにくい身体作りにもつながるので、美容にも良いですよね。
死海の塩
「死海の塩」は、どんな特徴があるのですか?
デトックス効果が高いのと、マグネシウムをはじめとしたミネラルが豊富です。
ですので、美肌にも良く、スキンケアを重視したい人にはおすすめです。
エプソムソルト
私は、「エプソムソルト」は初めて聞きました。
エプソムソルトは、(名前に)「ソルト」と付いていますが、塩ではなく「硫酸マグネシウム」で、なめてもしょっぱくありません。
疲労回復や、デトックスにおすすめですよ。
食塩はバスソルトになる?
ちなみに、食塩をバスソルトに使うことはできるのでしょうか?
食塩は、精製された「精製塩」です。
塩化ナトリウムが99%以上で、他のミネラル分をあまり含んでいないため、バスソルトに使っても発汗効果などはあまり期待できません。
ですので、バスソルトには、目的別に、「ヒマラヤ岩塩」・「死海の塩」・「エプソムソルト」などをお使いになるのをおすすめします。
手作りアロマバスソルトの作り方
では、手作りアロマバスソルトの話に移ろうと思います。
手作りアロマバスソルトは、先生のワークショップでも人気で、先生ご自身もお使いになっているとのことでした。
アロマバスソルトの魅力は、どんなところにありますか?
アロマバスソルトは、(ヒマラヤ岩塩や死海の塩などの)天然塩やエプソムソルトと、精油があれば、その日の体調に合わせて手軽に作ることができて、香りにも癒されます。
アロマバスソルトを手作りするのに、バスソルトと精油だけあればいいのですね。
それぞれの分量を教えてください。
基本的には、バスソルトが大さじ1杯に、精油が1~5滴です。
もし、お子さまもお風呂に入る場合は、精油は半分の量か、もしくは1滴にするようにしましょう。
それから、バスソルトは量を増やしても大丈夫で、大さじ3杯くらいでも良いと思います。
バスソルトは、塩の濃度が濃い方が汗をかく効果も高まるのですよね。
はい、精油の濃度が高くなると体調が悪くなってしまう人もいますが、塩の濃度が高くなって体調が悪くなる人は少ないですから。
バスソルトの効果
アロマバスソルトは、バスソルトと精油を混ぜるだけで良いのですか?
はい、ふたつをよく混ぜるだけで大丈夫です。
できたら、バスソルトと精油を混ぜてから、半日から一日くらい置いておくと、精油の成分のバスソルトに染み渡るのでおすすめです。
アロマバスソルトの材料
・バスソルト 大さじ1~3杯
・精油 1~5滴
* 子どももお風呂に入る場合は、精油の量を半分か、1滴にする。
アロマバスソルトの作り方
バスソルトに精油をよく混ぜる。半日から一日くらい置いてから使うのがおすすめ。
アロマバスソルトにおすすめの精油は?
アロマバスソルトに使う精油について、お聞きしたいと思います。
(バスソルトは)精油の成分がお肌から浸透していきますので、精油はきちんとしたメーカーのものをお使いになってほしいと思います。
いちばんは、オーガニックの精油がおすすめで、肌トラブルも起きづらいです。
身体を温めるのにオススメの精油
バスソルトは、お風呂に入れるものなので、(バスソルトに加える)精油は身体を温める効果のあるものも良さそうですね。
身体を温めるのに、おすすめの精油はありますか?
「マジョラム」や「ブラックペッパー」、「ジンジャー」などは、冷えや血行促進に良いです。
ただ、これらは刺激が比較的強いため、バスソルトに入れる5滴の内の1滴くらいに抑えると、肌トラブルも出づらいと思います。
身体を温めるのにオススメ
・マジョラム
・ブラックペッパー
・ジンジャー
など
美容にオススメの精油
アロマバスで、美容効果も得られると嬉しいです。
美容効果の高い精油には、どんなものがありますか?
「ゼラニウム」や「ローズ」、「イランイラン」、「クラリセージ」などは、女性ホルモンのバランスを整える作用が期待できます。
特に、「ゼラニウム」や「ローズ」は、女性が好まれる香りだと思います。
美容にオススメ
・ゼラニウム
・ローズ
・イランイラン
・クラリセージ
など
ゼラニウムについて
クラリセージについて
アロマバスソルトのレシピ
バスソルトには、精油を1~5滴入れられるとのことでしたが、それは一種類ではなくても良いのですよね?
はい、むしろ2~3種類を合計して5滴くらい入れた方が、相乗効果もありますし香りも良くなりますよ。
先生のお好きな組み合わせはありますか?
そうですね…。
例えば、むくみが気になるときは、「サイプレス」と「ゼラニウム」の組み合わせも良いです。
むくみが気になるときのレシピ
・サイプレス + ゼラニウム
また、柑橘系(の精油)は気分を明るくしてくれるので、心が疲れていたり気が滅入ったりしているときにおすすめです。
例えば、「ベルガモット」と「ラベンダー」、「ネロリ」と「ラベンダー」、「グレープフルーツ」と「ゼラニウム」、「オレンジ」と「ラベンダー」をブレンドしたりするのも良いです。
心が疲れているときのレシピ
・ベルガモット + ラベンダー
・ネロリ + ラベンダー
・グレープフルーツ + ゼラニウム
・オレンジ + ラベンダー
など
精油の組み合わせ方は、迷う人も多いと多いと思います。
そうですね、私自身も、何と何の相性が良いのか迷ってしまいます。
精油の組み合わせでは、例えば、「(真正)ラベンダー」は間違いがほとんどない精油です。
香りが、フローラル系でもあり、さっぱりしたハーブ系でもあり、合わせた精油の香りを中和してくれます。
ですので、ブレンドに迷ったときは、ラベンダーを選ぶのも良いと思います。
他には、女性でしたら、「ゼラニウム」や「スィートオレンジ」の香りなども、好きな人が多いです。
「ゼラニウム」は、バラの香りに似ていて、ゼラニウムをブレンドすることで、甘くフローラルな優しい香りになりますよ。
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まとめ
アロマバスソルトは、バスソルトのデトックス効果に、アロマの効能を加えることができます。
香りも良いですから、リラックス効果も高いです。
バスソルトに精油を加えるだけで手作りすることができるのも魅力です。
例えば、「今日のアロマはこれ!」といったように、そのときの気分で香りを変えられるのも楽しいですよね。
アロマのお好きな方には是非、アロマバスソルトもお試しになってほしいと思います。
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* 2017年6月20日に公開した『手作りアロマバスソルトの作り方!おすすめのアロマはどれ?』を再編集しました。