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ぽっこりお腹を引き締めたい!足裏リフレクソロジーのやり方

本日のキレイの先生

井口 幸子 先生

ぽっこりお腹を引き締めたい!足裏リフレクソロジーのやり方

明けましておめでとうございます。お正月で食べ過ぎ、飲み過ぎは大丈夫ですか? ぽっこりお腹が気になるときは、リフレクソロジーで足裏のいくつかの反射区を刺激してあげるのも、お手軽で効果的です。「ぽっこりお腹を引き締める!」、「ダイエットしなきゃ」、そんなときにお勧めの足裏リフレクソロジーのやり方をご紹介します。

*編集部の補足:
足裏には、全身のすべての器官・臓器が身体の一部分に集約されているとされ、特定の器官・臓器が反映された場所「反射区」があります。その反射区を刺激して、間接的にその器官・臓器に働きかける健康法が、「リフレクソロジー」です。
リフレクソロジーについては、井口 幸子 先生の「「リフレクソロジー」という健康法を知らない人むけ簡単解説」をご覧ください。

ぽっこりお腹を引き締めるのに、おススメの足裏の反射区

リフレクソロジーは、反射区から働きかけ、その器官・臓器のバランスを整える作用があります。

例えば、ある臓器の働きが、
・激しいときは、落ち着かせ
・元気がないときは、活性化させる
よう、正常な状態に戻します。

そのため、ぽっこりお腹を引き締めたいときも、負担がかかっている臓器は落ち着かせ、しっかり働かせたい臓器は活性化させ、というように、本来の身体が持つ正常な状態に戻す力をより働かせるお手伝いを、足裏からアプローチすることができる のです。

ダイエットにも効果的な反射区の場所

今回ご紹介する反射区は、ダイエットにもお勧めです。

ダイエットは、食事制限をするだけでなく、身体の新陳代謝や消化活動などがスムーズに行われているように、体調を整えることが何よりも大切です。

そして一番の大敵はストレスです!

無理をしてストレスを溜め込まないようにしましょう。

前半・後半で分けますが、それ以外の順番は自由でOKです。

【前半】
・胃腸
・肝臓
・ソーラープレクサス

【後半】
・甲状腺
・胆のう

では、これらの反射区の場所と、どうしてダイエットにも良いのかを、それぞれみていきましょう。

足裏リフレの方法【前半】

「胃腸」の反射区

食べ過ぎ、飲み過ぎは、胃腸に負担がかかってしまいます。

まずは、胃腸の疲れをケアしてあげましょう。

胃腸の足裏の反射区は、下記の写真のように、土踏まずのあたりです。

胃腸の反射区

胃腸の反射区は面積が広いため、刺激するときはオイルなどを使って、親指を押し滑らせるようにしていただくと、やりやすいですよ。

もちろん、何もつけずに、刺激していただいても大丈夫です。

リフレクソロジーでは、
・右足の足裏 → 右半身
・左足の足裏 → 左半身
に働きかけることができます。

そのため、両足の反射区を刺激するのが、効果的です。

「肝臓」の反射区

肝臓は、アルコールを分解する臓器としてよく知られていますが、体内の老廃物や毒素を流すのに重要な働きをしています。

そのため、お酒を飲んだときやタバコを吸う方、添加物を多く含むお菓子やジュースを多く摂取したときは、この反射区を刺激するのも効果的です。

また、肝臓では、脂肪をスムーズに分解する「胆汁」が作られていて、ぽっこり出たお腹には、肝臓も働かせたいところです。

肝臓の足裏の反射区は、右足にしかありません。

肝臓の反射区

それは、肝臓が右半身にあるためです。

肝臓の反射区は、横に6本の線の上を一歩一歩、歩くように親指で刺激してあげるのもお勧めです。

そのとき、横の線の隙間が空かないよう、少し重なるように、まんべんなく刺激してください。

足裏リフレクソロジーで肝臓の反射区を刺激するやり方

図より刺激範囲が広いなと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、肝臓は身体の中でいちばん大きな臓器です。

また、臓器が重なるようにして体内にあるのと同じで、反射区も重なり合っています。

肝臓の反射区は、広めに刺激してあげるようにしましょう。

「ソーラープレクサス」の反射区

ソーラープレクサス(太陽神経叢)は、自律神経*に働きかける反射区です。

お正月の朝寝坊や過食、運動不足などで自律神経は乱れがちになります。

自律神経が乱れてしまうと代謝が悪くなったり、イライラしやすくなったりしてしまいます。

ソーラープレクサスのしっかり刺激してくださいね。

刺激して痛みがあるときは、自律神経が乱れている証拠かもしれませんよ。

ソーラープレクサスの反射区

*編集部の補足:自律神経について
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」という、ふたつの神経があります。
・交感神経:緊張 → 昼に働く
・副交感神経:リラックス → 夜に働く
私たちの身体は、このふたつの神経が交互に切り替わっています。

足裏リフレの方法【後半】

ここからが、後半の足裏リフレクソロジーです。

「甲状腺」の反射区

甲状腺は、基礎代謝(じっとしていても消費される、生きるために不可欠なエネルギー消費)を司るホルモンを分泌しています。

(ちなみに、全身の代謝が高まり、いつも運動をしているような状態になる「バセドウ病」は、この甲状腺の過剰な働きが原因です)

1日のエネルギー消費の内、60%は基礎代謝によるものといわれています。

年齢と共に落ちていく基礎代謝量を無駄に落とすことがないよう、甲状腺の反射区をしっかり刺激したいですね。

ダイエットはもちろん、シミやしわ、むくみの予防や改善にも効果的です。

甲状腺の反射区

ここを刺激してあげて、甲状腺がしっかり働くようアプローチします。

「胆のう」の反射区

胆のうは、消化器系の臓器です。

肝臓の項目でご紹介した「胆汁」をストックし、必要なときに消化を助ける働きがあります。

脂肪を消化するには、胆のうの働きも大切です。

胆のうも、肝臓と同じように、足裏の反射区は、右足にしかありません(胆のうも右半身にあるためです)。

胆のうの反射区

まとめ

お正月で食べ過ぎ、飲み過ぎでしまったときは、これらの反射区を刺激してあげるのも、正月太りをリセットするひとつの方法です。

ぽっこりお腹が気になったときや、体が重く感じたときには、「こんなやり方もあったな」と思い出してもらえると嬉しいです。

では今年も、リフレクソロジーを生活に取り入れて、健康で幸せな毎日をお送りください。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:Taro Taro リフレ 井口 幸子 先生、「キレイの先生」編集部)

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