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【ミニコラム】腸が弱まってしまう原因、その予防方法

本日のキレイの先生

清水 絵美 先生

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腸が弱まると、排泄物がたまってしまい、便秘気味になります。また、全身に栄養を運ぶ働きをしているので、お肌や体にも良くありません。特に女性は、生理などのホルモンバランスで、腸は影響を受けやすいです。ただ、腸が弱まらないよう、日常生活で気をつけられることもあります。

腸が弱まってしまう原因

お腹を冷やす

お腹を冷やしてしまうと、腸が冷えて、働きが弱まってしまいます。

お腹を出して寝ると、お腹が下るのは、そのためです。また、同じ理由から、アイスなどの冷たいものを食べすぎるのも、腸には良くありません。

暴飲暴食

度を過ぎた飲食は、腸にとても負担がかかるので、腸の調子が崩れてしまう原因になります。

ストレス

腸はストレスの影響を受けやすい臓器です。ストレスを感じると、腸は固くなり、働きが弱まりやすくなります。

腸のために日常生活でできること

お腹を冷やさない

腹巻きなどで、お腹を冷やさないようにすることは、腸に優しいです。カイロをお腹に貼るのも良いと思います。

食物繊維を摂る

食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、腸に良い栄養成分として知られています。食物繊維をしっかり摂ることで、腸の働きをサポートすることができます。

ただ、注意しなければならないことがあります。食物繊維は、「水溶性(水に溶けやすい)」と「不溶性(水に溶けにくい)」に分けられます。

例えば、ゴボウは食物繊維が豊富に含まれています。便秘の解消に、ゴボウを食べられる方もいらっしゃいます。ただ、ゴボウの食物繊維は、不溶性の食物繊維です。そのため、体内であまり溶けずに、かえって腸の中でつまってしまいます。便秘の方は、食物繊維が豊富だからといって、ゴボウを食べるのは、避けた方が良いでしょう。

水溶性の食物繊維を豊富に含んでいる食べ物としては、大豆、海藻、バナナなどが挙げられます。

私がお勧めなのは、「豆腐とワカメのお味噌汁」です。豆腐もお味噌も大豆から作られているので、食物繊維をしっかり摂ることができます。

まとめ

みなさんも腸になにが良くないのかを知った上で、できることから試されてはいかがでしょうか?

便秘の予防にもなりますし、結果的にはそれが美肌・美容につながります。

(取材・文:「キレイの先生」編集部)