「キレイの先生」編集部です。
今回は、Koko-Suke の安岡 由起枝 先生に、手作り石鹸について取材させていただきました。
こちらは、その後編です。
前編では、見た目がまるで宝石のような「宝石石鹸」について、まとめました。使うのがなんだかもったいなく感じてしまうような石鹸です。
そして、この後編では、「アイスキャンディー石鹸」を取り上げます。
こちらも、アイスキャンディーのように棒に付いた石鹸で、とてもおしゃれで、かわいいです。
作り方は、宝石石鹸と共通している部分も多いので、「手作り宝石石鹸」の記事と合わせてご覧いただくことを、おすすめします。
安岡 先生の「手作り宝石石鹸」の記事
目次
おしゃれでかわいい手作り石鹸のレシピ
・アレンジする方法
本日のキレイの先生
Koko-Suke
安岡 由起枝 先生
「キレイの先生」編集部
アイスキャンディーソープについて
先生にはここまで、見た目が宝石のような「宝石石鹸」の作り方を教えていただきました。
安岡 先生の「手作り宝石石鹸」の記事
手作り石鹸では、アイスキャンディーのような石鹸も作ることができるそうですね。
はい、アイスキャンディーソープは、このような石鹸ですね。
(写真をみさせていただき)本当に、アイスキャンディーの見た目をしてします(笑)。
かわいくて、おしゃれです。
後は、こんなものを作ることもできます。
え!? これは、石鹸の中に、果物が入っているのですか?
はい、ドライフルーツですね。
お菓子屋さんで売っているような、砂糖をまぶしたものではなく、果物をそのまま乾燥させたものを使います。
他にも、アイスキャンディーソープには、こんなものもあります。
これも、またかわいいですね!
この文字も、石鹸なのですか?
はい。
アイスキャンディーソープは、ワークショップでも、人気がありそうですね。
はい、そうですね。
女の子や、若いママさんにも、人気がありますね。
とても分かります、子どもも喜びそうですね。
私も、写真をみただけで、とても欲しいですもの(笑)。
おしゃれでかわいい石鹸を手作りする
では、アイスキャンディーソープの材料を教えてください。
基本的には、宝石石鹸と同じで、グリセリンソープなどの「石鹸素地」を、「リキッドカラー」を使って着色します。
そのため、宝石石鹸の材料を用意していれば、「宝石石鹸」と「アイスキャンディーソープ」の両方を作ることができます。
手作りアイスキャンディーソープの材料
アイスキャンディーソープは、宝石石鹸でも使う、下のような材料で手作りします。
■ 石鹸素地(グリセリンソープ・MPソープ)
手作り石鹸のベースになります。あらかじめグリセリンなどが含まれていて、それだけでも固形石鹸を手作りすることができます。ちなみに、「ゴートミルク」の入った石鹸素地を使うと、白濁したミルキーな色の石鹸を手作りできるそうです。
■ リキッドカラー
(水晶に含まれるケイ素などの元素が主成分で鉱石の)マイカなどを、水に溶けやすいように液体化したものです。石鹸素地に着色すると、発色の良いのが、特徴です。
ちなみに、宝石石鹸を手作りするときは、これらに加えて、粉末状の「マイカ」などを使用します。マイカを加えることで、キラキラ感や、鉱石っぽさが増します(宝石石鹸を作るときは、石鹸素地をリキッドカラーだけで着色しても、宝石っぽさは出ません)。
アイスキャンディーソープを手作りするときは、基本的に、マイカは使用せず、リキッドカラーのみで、石鹸素地を着色して大丈夫です。
おしゃれでかわいい石鹸の作り方
手作りアイスキャンディーソープの材料が、宝石石鹸と同じということは、色の付け方なども同じなのでしょうか?
はい、同じです。
石鹸素地に色を付ける
安岡 先生の「手作り宝石石鹸」の記事で紹介していますが、リキッドカラーを使って石鹸素地に色を付ける方法をまとめます。
1) 紙コップに石鹸素地を小分けして、電子レンジに数十秒かけ、溶かす。
2) 発色の良い液体のリキッドカラーを入れて、色を付ける。色によって発色が違う(例えば、青や紫色は色が出やすいが、オレンジは薄めに色が付く)ので、最初は少量を入れて、少しずつ自分の好みの色になるまで調整していくのが良い。
3) エッセンシャルオイルを加えて、香りを付けることもできる。石鹸素地50gに対して、エッセンシャルオイルは10滴くらいが目安。
100円ショップなどでも売られているアイスキャンディーの型に、(溶かして色や香りを付けた)石鹸素地を注ぎ、輪ゴムで(アイスキャンディーの)木の棒を固定します。
後は、石鹸を冷やして固め、型から外して出来上がりです。
手作り石鹸を仕上げる
型に入れた(溶かして色を付けた)石鹸素地は、15~30分くらい、冷凍庫の中に入れると、固めることができるそうです。
先程、ドライフルーツが入っているものや、文字の付いたものを、みさせていただきました。
それは、どうやって作るのですか?
ドライフルーツは、石鹸素地を(アイスキャンディーの)型に入れるときに、一緒に入れて固めます。
文字は、粘土の型などに、(溶かして色や香りを付けた石鹸素地)を入れて、あらかじめ作っておきます。
そして、後から、出来上がったアイスキャンディーソープのベースに付けます。
そのときは、温めて溶かした石鹸素地を、ノリの代わりにします。
アイスキャンディーソープは、そうして、型を変えたりすることで、無限にデザインを作ることができます。
おしゃれでかわいい手作り石鹸のレシピ
おしゃれでかわいいアイスキャンディーソープの作り方をまとめます。
まずは、石鹸素地を温めて溶かし、リキッドカラーなどで色を付けるところまでは、宝石石鹸の作り方と同じです。
それを、アイスキャンディーの型などに入れて、作っていきます。
かわいい石鹸の作り方
1) 紙コップに石鹸素地を小分けして、電子レンジに数十秒かけ、溶かす。
2) 発色の良い液体のリキッドカラーを入れて、色を付ける。色によって発色が違う(例えば、青や紫色は色が出やすいが、オレンジは薄めに色が付く)ので、最初は少量を入れて、少しずつ自分の好みの色になるまで調整していくのが良い。
3) エッセンシャルオイルを加えて、香りを付けることもできる。石鹸素地50gに対して、エッセンシャルオイルは10滴くらいが目安。
4) それを、アイスキャンディーの型に入れる(型は、100円ショップなどでも売られている)。
5) 石鹸素地に、(アイスキャンディーの)木の棒を刺し、輪ゴムなどで固定する。
6) 冷凍庫に15~30分くらい入れて、固まったら、型から外して出来上がり。
アレンジする方法
アイスキャンディーソープは、様々なアレンジが可能です。
例えば、(溶かして色を付けた)石鹸素地を型に入れるとき、ドライフルーツを一緒に入れることもできます。
また、下のように、文字やイラストの型を取った石鹸を、付けることもできます。
石鹸のアレンジ方法
1) 文字やイラストを型取りした粘土の型に、(溶かして色や香りの付いた)石鹸素地を注ぐ。
2) 石鹸が固まったら、型から外す。
3) 溶かした石鹸素地を、ノリの代わりにして、アイスキャンディーソープなどに付ける。
こうしたデザイン性の自由さも、手作り石鹸の魅力のひとつですね。
おすすめの「グリセリンソープ・MPソープ」
「キレイの先生」編集部が、アイスキャンディー石鹸の基材(ベースの材料)となる、おすすめの「グリセリンソープ・MPソープ」を選びました。
自然化粧品研究所 グリセリン クリアソープ 1kg
手作り化粧品の原料の専門店「自然化粧品研究所」のグリセリンソープで、お手頃です。
(通常価格 税別1,500円 * 2017年8月31日時点)
カフェ・ド・サボン グリセリンソープ クリア SLSフリー 1kg
手作り石鹸の専門店「カフェ・ド・サボン」のグリセリンソープです。合成界面活性剤のSLSを使用していないため、優しい使い心地の石鹸に仕上げられます。
(通常価格 税別2,762円 * 2017年8月31日時点)
生活の木 MPソープ クリア 1kg
アロマやハーブの専門店としておなじみの「生活の木」のMPソープです。グリセリンも配合されています。
(通常価格 税別3,000円 * 2017年8月31日時点)
まとめ
安岡 先生から、アイスキャンディーソープの写真をみさせていただいたとき、思わず「かわいい!」という声が出てしまいました。
本当におしゃれで、かわいい石鹸です。
アイスキャンディーソープは、シンプルに棒の刺さった(見た目もそのままアイスキャンディーのような)石鹸も手作りできますし、中にドライフルーツを入れたり、型を取った文字やイラストを付けたりすることもできます。
デザインの自由性があって、女の子にも人気があるのも、よく分かります。
「見た目もかわいい石鹸を使いたい!」という人は、ご自身で手作りしてみてはいかがでしょうか?