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顔のリフトアップの方法!肩や首のストレッチで顔は上がる?

本日のキレイの先生

加藤 聖子 先生

顔のリフトアップの方法!肩や首のストレッチで顔は上がる?

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「顔のリフトアップ」です。

アンチエイジング専門店 美匠顔 の加藤 聖子 先生に取材させていただきました。

顔のリフトアップは、フェイスマッサージだけが方法ではありません。

例えば、身体のエクササイズやストレッチも、顔のリフトアップにつながるといいます。

「ボディケアで、どうして顔がリフトアップになるの?」とお思いになりませんか?

私も不思議でしたが、加藤 先生の話をお聞きして納得しました。

どうして、身体のエクササイズやストレッチが、顔のリフトアップにつながるのでしょうか?

それには、どんな方法があるのでしょうか?

加藤 先生に教えていただきました。

目次

顔が下がる原因とは

顔のリフトアップになるストレッチ
・肩甲骨のストレッチ
・首のストレッチ
・顔を上に向いて舌を真上に出す
・その他

顔のリフトアップに良い食べ物

まとめ

本日のキレイの先生

アンチエイジング専門店 美匠顔

加藤 聖子 先生

「キレイの先生」編集部

顔が下がる原因とは

加藤 先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「顔のリフトアップ」です。

まずは、顔が下がる原因について、教えていただきたいと思います。

ひとつは、年をとって筋肉量が減ったり、筋肉が衰えたりすることです。

顔の筋肉の衰えについて

加藤 先生には、鼻の下を短くする方法についても、取材させていただきました。

鼻の下が長くなるのは、「口輪筋(こうりんきん・口の周りを囲むようにしてある筋肉)」などの表情筋(表情を作る筋肉)の衰えが、原因になるといいます。

そして、表情筋が衰えると、フェイスラインの下がる原因にもなります。

顔の筋肉は、身体の筋肉と同じように、使っていないと衰えていきます。そのため、普段、表情が乏しかったりすると、表情筋も衰えやすいです。

例えば、下のようなことが、表情筋が衰えてフェイスラインの下がる原因になるといいます。

・スマホ、パソコン

・事務や、人とあまり話さない仕事

・(電車の中などで)無意識の内に、鼻の下が伸びた、ぼーっとした表情になっている

・やわらかい食べ物

・口呼吸

後は、肩や背中などのコリから来るむくみも、顔の下がる原因になります。

フェイスラインがむくんでいると、老化などによって、たるんできます。

肩コリなどで顔のむくみに?

体内の老廃物は、血液やリンパで回収されて排出されています。そのため、体内の循環が悪くなると、老廃物がたまって、むくみやすくなります。

血液やリンパは、全身をめぐっていて、肩などの筋肉が凝り固って血流が悪くなると、顔の循環も悪くなってむくみが出やすくなります。つまり、下のようなイメージですね。

1. 肩などの筋肉が凝り固まる

2. 血流が悪くなる

3. 顔の循環も悪くなる

4. フェイスラインのむくみにつながる

他にも、代謝が落ちて太りやすくなると、二重顎などで、フェイスラインがぼやけやすいです。

顔のリフトアップになるストレッチ

肩甲骨のストレッチ

顔のリフトアップになるストレッチがあるとのことですが、それはどんな方法ですか?

ひとつは、肩甲骨(けんこうこつ・肩の背中側にある骨)のストレッチです。

まずは、耳の後ろに腕が来るように、手を挙げます。

顔のリフトアップになる肩甲骨のストレッチ

そして、肩甲骨を中に入れていくようなイメージで、手を後ろの方に下ろしていきます。

顔のリフトアップになる肩甲骨のストレッチ

(やってみて)…こうですか?

いま、少し肩が上がってしまっていますね。

肩が上がらないように意識してください。

肩甲骨のストレッチの方法

1. 耳の後ろに腕が来るように、手を挙げる。

2. 肩甲骨を中に入れていくようなイメージで、手を後ろの方に下げる。そのとき、肩が上がらないようにする。

これは、肩こりを解消するのにも良いですね。

顔が少し火照りました。

え? (鏡をみて)あ、本当だ…。

肩甲骨のストレッチで、血が回るようになったのですね。

肩甲骨ストレッチでリフトアップ?

肩甲骨のストレッチを、何回か行うだけでも、血行促進に良さそうです。血液のめぐりが良くなれば、老廃物を流すことができ、顔のリフトアップにもつながります。

首のストレッチ

首のストレッチも、顔のリフトアップにつながります。

手で頭を押さえて、自分の手の重みを使いながら、首を伸ばしていきます。

そして、もう片方の手をこうして(少し手を開いて角度を変えながら)動かすと、首の凝っている場所を感じられます。

そこは特に、首の筋を伸ばしていきます。

顔のリフトアップになる首のストレッチ

人の身体は、睡眠中、良くないところを治そうとする働きがあります。

自分自身で、「ここが凝っているな」という自覚があると、寝ているときに自己修復されやすくなります。

そのため、自分はどこが凝っているのかを、分かっておくことも大切です。

首のストレッチ

ちなみに、首のストレッチは、下の記事でも、別の方法を紹介しています。

顔を上に向いて舌を真上に出す

後は、顔を上に向き、舌を真上に出すようにすることも、顔のリフトアップに良いです。

顔のリフトアップにする方法

首の下がたるんでくると、顎のラインがぼやけてきますが、(このエクササイズで)舌の付け根あたりの首を伸ばすことで、フェイスラインが出やすくなります。

その他

表情筋が衰えることも、顔の下がる原因になるとのことでした。

「鼻の下を短くする方法」で教えていただいた、表情筋を鍛えるエクササイズも、リフトアップに良さそうですね。

はい、そうですね。

表情筋を鍛える方法

加藤 先生には、下のような、鼻の下を短くする方法を教えていただきました。

1. 普段から口角を上げることを意識する

2. 唇の端を押さえて、アヒル口を作る

3. 顎を押さえて、口で「ピヨピヨ」とする

4. 「す・ま・い・る」と口に出す

5. 口に箸を加える

6. 口の中で、はぐきに沿うようにして、舌を回す

これらの方法は、口周りの表情筋を鍛えることができ、リフトアップにもつながります。

詳しくは、下の記事で紹介しています。

顔のリフトアップに良い食べ物

先生は、美容に良い食事のアドバイスなどもされていらっしゃるとのことでした。

顔のリフトアップに良い食べ物は、あるのでしょうか?

例えば、大豆食品に含まれる「イソフラボン」は、女性ホルモンと似た働きをし、お肌の保湿やハリにつながります。

特に、きな粉は、いろいろある大豆製品の中でも、もっともイソフラボンの含有量が多いとされていて、おすすめです。

イソフラボンは、「ビタミンE」と一緒に摂ると、体内への吸収が高まります。

ビタミンEは、アーモンドや植物油、納豆などに、多く含まれています。

コラーゲン」は、皮膚の70%にあたる成分です。

牛筋や鶏皮、手羽先、豚足、魚のあらなどに、多く含まれています。

ポリフェノール」は、血流を良くしてむくみの改善や、たるみ・しわなどに良いです。

明日葉(あしたば)や玉ねぎ、赤ワイン、ブルーベリー、ブドウ、緑茶、リンゴなどに含まれています。

ポリフェノールの抗酸化作用

ポリフェノールは、抗酸化作用に優れています。下の記事でも紹介していますが、酸化は、「老化」の大きな原因となるため、そのため、ポリフェノールは、老化防止やアンチエイジングにも良いです。

ビタミンも、美肌に良い栄養素で、複数で摂ると体内への吸収が高まります。

ビタミンA」は、ホウレン草や人参、レバー、ニラなどに、「ビタミンB1」は、豚肉や蕎麦(そば)、玄米などに、「ビタミンB2」は、ウナギ、レバー、納豆、サバ、卵などに、「ビタミンC」は、キャベツやキュウイ、レモンなどの柑橘系に、「ビタミンE」は、ウナギやカボチャ、アボカド、アーモンドなどに、多く含まれています。

後は、「卵の薄皮(ゆで卵を作ったときの、卵の殻と白身の間にある薄い膜)」は、コラーゲンを増やす作用があります。

他には、「きゅうり」も、利尿作用があり新陳代謝も高まるため、むくみなどにおすすめです。

まとめ

顔が下がるのは、血流が悪くなっていることが、原因のひとつです。

そのため、肩や首のコリを解消して体内の循環を良くすることも、顔のリフトアップにつながります。

私も、肩甲骨のストレッチを行ってすぐ、顔が火照って、血流が良くなったことを実感しました。

ストレッチは、身体も軽くなるので、一石二鳥ですね。

加藤 先生に教えていただいたストレッチは、オフィスなどでも行えるので、肩や首が「重いな…」と感じたときは、お試しになってはいかがでしょうか?

顔のリフトアップにも良いですよ。