今回のテーマは、「鼻を小さくする方法」です。
東京都日本橋 東京都日本橋 美容矯正サロン OCEAN の平井 久美子 先生にインタビューさせていただきました。
鼻が大きいのは、生まれ持っての骨格によるところもありますが、小鼻の太さによって印象も変わるといいます。
例えば小鼻が細いと、鼻は小さくみえます。
逆に小鼻が太いと、鼻は大きくみえやすいです。
そのため、鼻を小さくするには、鼻筋をきれいにみせることが大切だそうです。
そのために行えるセルフケアの方法を、平井先生に教えていただきました。
目次
鼻が大きい原因
・鼻の大きさは小鼻の太さによって印象が変わる
・顎の骨の歪みで鼻も大きくみえやすくなる
・噛みしめの癖などで鼻は大きくなりやすい
鼻を小さくする方法
・鼻を小さくするには鼻筋をきれいにみせる
・頬骨を外に引いて顎の骨の歪みを整える
・おでこを引き上げて顎の骨の歪みを整える
鼻が大きい原因
平井 先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「鼻を小さくする方法」です。
私自身、鼻の大きさはちょっと気になっている部分です。
先生は、どんな鼻の形が理想だと思われますか?
理想的な鼻の形は、人それぞれですよね。
ただ全体的にいえることとしては、鼻が小さくて低いと、童顔にみえやすいです。
それに対して、鼻が高くて大きいと、「美人顔」で男性的なイメージが強くなります。
鼻の形について
・小さくて低い:童顔にみえやすい
・高くて大きい:美人顔で男性的なイメージが強くなる
日本人はどちらかというと、平面的なお顔の作りの方が多いです。
ですので、外国人のように「小さいけれど鼻筋(はなすじ)が通っていて高い鼻」が理想という方が多いのではないでしょうか。
たしかに、「小さいけれど高い鼻」は理想的です(笑)。
鼻の大きさは小鼻の太さによって印象が変わる
鼻の大きさや高さは、やっぱり生まれついてのものなんですか?
たしかに鼻の高さは、骨格によることが大きいです。
ですので、大きく変えることは難しいです。
ただ、鼻の大きさに関しては、小鼻の太さ・広さによって印象が変わります。
それは、どういうことですか?
小鼻が太ければ、鼻は丸く大きくみえやすいです。
それに対して、小鼻が細ければ、鼻も小さく見えやすくなります。
え、そうすると、鼻が大きいのは、実際に大きいんじゃなくて、そうみえているケースもあるということですか(笑)!?
はい、ありますよ。
そうだったんですね…。
鼻の大きさについて
・小鼻が太い:鼻は丸く大きくみえやすい
・小鼻が短い:鼻は小さくみえやすい
<小見出し>【編集部Voice】鼻の印象について<閉:小見出し>
鼻が大きくみえるのは、小鼻の太さの印象によるところもあります。
そうした見た目の印象で影響があるのは、「鼻の高さ」や「鼻の下の長さ」にもいえることです。
それは、下の記事でも取り上げていますので、合わせてご覧になってみてください。
顎の骨の歪みで鼻も大きくみえやすくなる
いまのお話ですと、鼻の大きさは、小鼻の太さによっても印象が変わるとのことでした。
その小鼻の太さは、何で決まるんですか?
小鼻を形作っているのは、「上顎骨(じょうがくこつ)」という上顎(うわあご)の骨です。
小鼻は、鼻の骨じゃなくて、顎の骨が形作っているんですか(笑)。
はい、鼻の骨もありますが、小鼻の部分に関していうと、上顎骨によるところが大きいです。
上顎骨の真ん中の部分をみていただくと、左右に分かれているのが分かると思います。
はい、分かれています。
その分、上顎骨は歪みの起こりやすい場所です。
例えば、その左右にある頬骨(きょうこつ)が横にずれると、上顎骨もそれに引っ張られて開いてしまいます。
そうすると、小鼻も広がりやすくなります。
小鼻が広がれば、鼻も大きくみえやすいです。
はい、それに、お顔ものっぺりとした印象が強くなります。
鼻が大きい原因
(上顎骨が歪んで小鼻が太くなる)
1. 頬骨が歪む
2. (それに引っ張られ)左右の上顎骨が開く
3. 小鼻が広がる
4. それによって鼻が大きくみえやすくなる
それから、上顎骨は、おでこの「前頭骨(ぜんとうこつ)」ともつながっていて、前頭骨が歪むと、上顎骨もそれに引っ張られて歪んでしまいます。
そうすると、お顔は平面的なぼやっとした印象になって、鼻も立体的にみえづらくなります。
他にも、目の位置が落ちてきたりもしますね。
鼻が大きい原因
(上顎骨が歪んで鼻の立体感がなくなる)
1. 前頭骨が歪む
2. (それに引っ張られ)上顎骨も歪む
3. 顔が平面的な印象になる
4. 鼻の立体感もなくなる
ちなみに、鼻の大きさとは違いますが、お顔に左右差があることによっても、上顎骨はその歪みに引っ張られて、鼻は曲がってみえやすくなります。
ここまでの話をお聞きすると、鼻が大きくなるのは、鼻周りの歪みによるところが大きいんですね…。
はい、そうですね。
噛みしめの癖などで鼻は大きくなりやすい
鼻の大きさは小鼻の太さで印象が変わるというお話は、かなり驚きました(笑)。
ちなみに、日々の生活習慣で小鼻が太くなる原因はあるんですか?
特に大きいのは、噛みしめの癖です。
歯を強く噛みしめると、上顎骨の周りの骨が歪みやすくなります。
そうすると、上顎骨が開く原因にもなります。
噛みしめる力はとても強いといいますから、骨もそれに引っ張られてしまうんですね。
はい、そうです。
後は、口呼吸(口から息を吸って口で吐く呼吸)にも気を付けていただきたいです。
呼吸は本来、鼻で呼吸する「鼻呼吸(鼻で息を吸って口で吐く呼吸)」がいいと聞いたことはあります。
でも、どうして口呼吸が、鼻が大きくなる原因にもなるんですか?
鼻呼吸は、鼻周りの筋肉を使うことができます。
ただ口呼吸は、お顔の筋肉をあまり使いません。
お顔の筋肉をあまり使えていないと、筋肉が衰えてきます。
そしてそれが、お顔の歪みの原因になります。
ですので、お顔の使える筋肉は使うということは、大切なことです。
お顔の引き締めにもなります。
それに、鼻から息を吸うことで、自律神経(人の身体と心をコントロールしている神経)に働きかけることもできて、心を落ち着かせてリラックスもできます。
呼吸の方法も、鼻の大きさに影響があるんですね…。
他に、鼻が大きくなる原因はありますか?
身体の歪みです。
え、身体は、鼻には関係ないように思えますが…(笑)。
たしかに、そう思われるかもしれません(笑)。
ただ、お顔の骨は、身体と連動していて、骨盤(こつばん)の状態が、側頭骨(そくとうこつ・顔の側面にある骨)や頬骨に影響します。
ですので、骨盤が歪むと、頬骨の歪みにもつながります。
そうすると、上顎骨も引っ張られて小鼻が太くなってしまいますよね…。
はい、それで鼻が大きくみえやすくもなりますね。
鼻が大きくなる原因
(生活習慣で原因になること)
・噛みしめの癖
・鼻呼吸
・身体の歪み
など
鼻を小さくする方法
鼻を小さくするには鼻筋をきれいにみせる
これまでの話をお聞きすると、鼻を小さくする…正確には鼻を小さくみせるには、上顎骨の歪みを整えることが大切そうです。
そうですね、上顎骨が歪んで開いていると、小鼻も太くなって、お顔ものっぺりとした印象になりやすいです。
それに対して、上顎骨がシュッとしていると、お顔は立体的になって鼻も小さくみえやすくなります。
ですので、鼻を小さくする最大のポイントは、「どうお顔の立体感を出すか」ということです。
それには、鼻筋をきれいにみせることが大切です。
鼻筋が通っていると、鼻が立体的になり鼻も小さくみえるようになって、印象も変わりますよ。
頬骨を外に引いて顎の骨の歪みを整える
鼻を小さくするには、鼻筋をきれいにみせることが大切なんですね。
そのために、セルフケアでやれることはありますか?
はい、簡単にできるケアがふたつあります。
ひとつめの方法は、片手で上顎骨を押さえ、もう片手で頬骨を外に優しく引きます。
これは、上顎骨を頬骨から引き剥がすようなイメージで行います。
このケアは、鼻呼吸をしながら行うようにしましょう。
ちなみに、強く行う必要はまったくありませんよ。
鼻を小さくする方法
1. 片手で上顎骨を押さえる
2. もう片手で頬骨を外に優しく引く
* 上顎骨を頬骨から引き剥がすようなイメージ
おでこを引き上げて顎の骨の歪みを整える
もうひとつの方法は、片手で上顎骨を押さえながら、もう片手で前頭骨を引き上げます。
これは、上顎骨を前頭骨から引き剥がすようなイメージで行います。
これも、鼻呼吸をしながら行って、強い力は必要ありません。
鼻を小さくする方法
1. 片手で上顎骨を押さえる
2. もう片手で前頭骨を引き上げる
* 上顎骨を頬骨から引き剥がすようなイメージ
これらのケアで、上顎骨が本来の位置に戻れば、鼻筋がきれいに出て、鼻も小さくみえやすくなりますよ。
まとめ
鼻が大きいのは、生まれ持っての骨格によるところもありますが、小鼻の太さによって印象も変わります。
小鼻が細ければ、鼻は小さくみえます。
逆に小鼻が太いと、鼻は大きくみえやすくなります。
そのため、鼻を小さくするには、鼻筋をきれいにみせることがポイントです。
それには、上顎骨の歪みを整えてあげることです。
平井先生に教えていただいたセルフケアの方法は、とても簡単ですぐに行えます。
鼻の大きさが気になっている方は、小鼻の太さが原因かもしれないので、ちょっとした空き時間にそのセルフケアを行ってみてはいかがでしょうか?
* 2017年1月16日に公開した『鼻が大きい…鼻筋をきれいに見せて鼻を小さくする簡単な方法』を再編集しました。