今回のテーマは、「顎(あご)が四角い原因とすっきりさせる方法」です。
エステティックサロン ロズまり の向井 麻理子 先生にインタビューさせていただきました。。
顎が四角いのは、生まれついての骨格によるところもありますが、顔の筋肉のコリから来ている場合もあるといいます。
そのため顎をすっきりさせるには、その筋肉のコリをゆるめてあげることが大切です。
それにおすすめのマッサージ方法を、向井先生に教えていただきました。
目次
顎が四角い原因
・顎のラインは咀嚼筋の状態も関係する
・咬筋のコリでエラが張って顎も角ばる
・咀嚼筋のコリによるむくみで顎が四角くなることも
咀嚼筋が硬くなる原因
・食いしばりの癖などは咀嚼筋に大きな負荷がかかる
・側頭筋のコリはストレスや頭皮の状態にも影響される
顎をすっきりさせる方法
・顎のラインを手でローラーマッサージする
・こめかみを優しく動かして側頭筋をゆるめる
顎が四角い原因
顎のラインは咀嚼筋の状態も関係する
顎(あご)も含めたフェイスラインの形は、もちろん生まれついての骨格によるところもあります。
ただ日々の生活習慣によって、顎の形が角ばってくることもあります。
それは、お顔の咀嚼筋(そしゃくきん)が大きく関係してきます。
咀嚼筋は、ものを噛むときに使う筋肉です。
主に、下顎骨(かがくこつ)という顎(あご)の下骨を動かす働きがあります。
お顔には多くの筋肉がありますが、咀嚼筋に分類されるのが、「側頭筋(そくとうきん)」・「咬筋(こうきん)」・「外側翼突筋(がいそくよくとつきん)」・「内側翼突筋(ないそくよくとつきん)」の4つです。
例えば側頭筋は、咀嚼筋の代表的な筋肉でこめかみのあたりにあります。
それから、筋肉の状態が顎の形に直接的に影響するのが、咬筋です。
咬筋は、「咬(か)む筋肉」と書くように噛むときに使われる筋肉で頬のあたりにあります。
ちなみに、フェイスラインの下部分には「舌骨筋群(ぜっこつきんぐん)」という筋肉があります。
この舌骨筋群も、咀嚼筋の一部に分類される場合もあります。
咀嚼筋とは
・側頭筋
・咬筋
・外側翼突筋
・内側翼突筋
・舌骨筋群(咀嚼筋に分類される場合もある)
咬筋のコリでエラが張って顎も角ばる
筋肉は、力が入ったり負荷がかかったりすると緊張して硬くなります。
そうすると、筋肉は張ってしまいます。
例えば激しい運動をした翌日は、足がパンパンに張ったりしませんか。
そうして負荷がかかかって筋肉が緊張するのは、お顔も同じです。
先程お話しましたが、特に咬筋の状態はフェイスラインの形に直接的に影響します。
咬筋が緊張して硬くなると、エラが張って顎が角ばってしまいます。
それが、顎が四角くなる原因のひとつです。
咀嚼筋のコリによるむくみで顎が四角くなることも
筋肉のコリは、他にも様々な影響を与えます。
例えば肩がこっていると、疲労や気だるさを感じたりしますよね。
それは、筋肉のコリで血液やリンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)もめぐりも悪くなって、乳酸や老廃物がたまりやすくなることも関係します。
お顔もそれと同じで、咀嚼筋のコリでお顔のめぐりが悪くなって、余分な水分や老廃物がたまりやすくなります。
そして重力もあるので、その影響を特に受けやすいのがフェイスラインです。
そうした顎のむくみで、顔が四角くみえるケースもありますし、お顔も大きくみえやすくなります。
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咀嚼筋が硬くなる原因
食いしばりの癖などは咀嚼筋に大きな負荷がかかる
筋肉は使っていないと衰えますが、逆に使いすぎると負荷がかかって硬くなります。
例えば筋トレもそうですよね。
それは、お顔の咀嚼筋にもいえることです。
特に咀嚼筋は、お顔の中でも負荷のかかりやすい筋肉です。
食事のときに咀嚼するのはいいですが、中には食いしばりの癖をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そうした食いしばりの癖があると、咀嚼筋を常に使っているような状態ですから、負荷も大きくコリにつながりやすいです。
ちなみにサロンのお客様にも、無意識の内に歯を食いしばっている方が多く見受けられます。
それに、睡眠中の食いしばりの癖をお持ちの方もいらっしゃいます。
そして、ご自身ではその癖にお気付きになっていないことも多いです。
ですのでちょっとしたときに、歯を食いしばっていないかを意識してみるといいですよ。
それで、無意識の癖にお気付きになるかもしれません。
側頭筋のコリはストレスや頭皮の状態にも影響される
側頭筋は脳に近いこともあり、ストレスの影響を受けやすいです。
そのため、ストレスを抱えていたりイライラしていたりするときは、側頭筋が緊張してこめかみも硬くなりやすいです。
それにストレスがあると、食いしばりの癖も出やすいですね。
そういった点では、ストレスも顎が角ばる原因になるといえます。
それから側頭筋は、頭皮にもつながっています。
ですので、頭皮が硬くなると、側頭筋も一緒に硬くなってしまいます。
フェイスラインの形は、そうした頭皮の状態も関係してきます。
顎をすっきりさせる方法
顎が四角いのは、生まれついての骨格によるところもありますが、咀嚼筋のコリによる影響もあります。
そのため顎をすっきりさせるには、咀嚼筋をゆるめてあげることが大切です。
顎のラインを手でローラーマッサージする
顎をすっきりさせるには、ローラー美顔器でフェイスラインを流してあげるのもひとつです。
そうして咬筋をゆるめてあげることで、顎のラインもすっきりします。
もしローラー美顔器をお持ちでなければ、手のマッサージで同じような効果を得ることもできます。
マッサージはまず、手を「ピース」の形にして、人差し指と中指を曲げます。
そして、人差し指と中指の間でフェイスラインをはさむようにして、顎から耳の下まで流していきます。
あまり力を入れる必要はありません。
ちなみにこのマッサージは、手をクロスさせて行うのがおすすめです。
右側のフェイスラインは、左手で流すということですね。
そうしたほうがマッサージも行いやすいですし、顎をすっきりさせる効果も高まります。
このマッサージで痛みを感じるようでしたら、咬筋が硬くなっていることが考えられます。
そういうときは、片側で20回ずつくらい行って咬筋をゆるめてあげましょう。
顎をすっきりする方法
【咬筋をゆるめるマッサージ】
1. 手を「ピース」の形にして、人差し指と中指を曲げる br>
2. 人差し指と中指の間でフェイスラインをはさむ br>
3. 顎から耳の下まで流していく br>
4. それを片側で20回ずつ行う
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こめかみを優しく動かして側頭筋をゆるめる
顎をすっきりさせるには、側頭筋もゆるめていきたいです。
側頭筋は、下顎骨の全体を支えています。
そのため側頭筋をゆるめてあげることで、フェイスラインが引き上がって顎もすっきりします。
それには、こめかみのあたりを人差し指で軽く押さえて、優しく動かすだけでも大丈夫です。
もしくは、手の平でこめかみ全体を押さえるようにして優しく動かしてあげるのもいいですよ。
顎をすっきりする方法
【側頭筋をゆるめるマッサージ】
・こめかみを人差し指で軽く押さえて優しく動かす br>
・手の平で同じように行う
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顎をすっきりさせるのにおすすめの美顔器
「キレイの先生」編集部です、ここまでが向井先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。
咀嚼筋をゆるめて顎をすっきりさせるには、美顔器も手軽で即効性が高いのでおすすめです。
エステ経営者が3分で美顔器の小顔効果を実感
「3分装着するだけでほうれい線が薄くなって驚き(笑)、顔のリフトアップ感がすごい!」
エステサロン経営者がそう話したのが、美顔器の「メディリフト」です。
メディリフトは、美容家電メーカーのヤーマンが新発想で開発した装着するだけのウェアラブル美顔器です。
フェイシャルエステサロン ロータスロータスの尾本 広美 先生の感想をご紹介します。
メディリフトは10分の使用を推奨されているのですが、3分装着しただけで「すごい、ほうれい線がなくなった!」と驚きました(笑)。
装着中、口周りの筋肉に対してかなり効いている感じがあったので、鏡をみて「やっぱり!」と納得です(笑)。
それにフェイスラインがすっきりして、顔のリフトアップもすごく感じられました。
顔が引き締まってさらに引き上がるというのでしょうか…。
それは、メディリフトを装着するだけで、ケアの必要な場所に適切な周波数のEMSが自然と当たるのが大きいですよね。
それもあって、場所によってEMSのピリピリ感が違います。
自己流の間違ったフェイスマッサージは逆効果になります。
ただメディリフトは、装着しておけば後は何もしないでも勝手にケアをしてくれるので、本当に手軽でおすすめです(笑)。
* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。
商品概要
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顔の筋肉の場所によってEMSの周波数を変えて、「休ませるべき筋肉」にはストレッチを、「動かすべき筋肉」にはトレーニングを行うことができ、見た目年齢を決める顔の下半分にアプローチします。
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まとめ
顎が四角いのは、生まれついての骨格によるところではなく、咀嚼筋のコリから来ていることもあります。
そうした場合は、咀嚼筋のコリをゆるめてあげることで、顎をすっきりさせることができます。
今回向井先生には、咬筋と側頭筋をゆるめるマッサージを教えていただきました。
顎をすっきりさせるのにも効果的ですし、小顔効果も高いですので、日々のセルフケアにおすすめですよ。
(取材・文:「キレイの先生」編集部)
* 2016年10月4日に公開した『顔が四角い…顎のむくみを解消する!咀嚼筋をほぐす方法2つ』を再編集しました。