美容のスペシャリストが教えるキレイ

ほうれい線に効くエクササイズ!プロが教える簡単な口元の筋トレ方法

本日のキレイの先生

向井 麻理子 先生

今回のテーマは、「ほうれい線におすすめのエクササイズ」です。

エステティックサロン ロズまり の向井 麻理子 先生にインタビューさせていただきました。

ほうれい線は、主に口周りの筋肉の衰えによって起こります。

そのためほうれい線を改善するには、口周りの筋肉をトレーニングしてあげることが大切です。

今回取材した向井先生は、「小顔筋艶肌フェイシャル(小顔のポイントになる8つの顔の筋肉にアプローチする技術)」という技術を開発されて、書籍やDVDも出されていらっしゃいます。

そんな先生に、ホームケアでも手軽に行えるほうれい線エクササイズの方法を教えていただきました。

目次

ほうれい線の原因
・ほうれい線は主に口周りの表情筋の衰えで起こる

口周りの表情筋が衰える原因
・表情筋も年齢とともに衰える
・表情が乏しくてあまり笑わないことも大きな原因に
・表情が乏しいとむくみも起きやすくなる

ほうれい線エクササイズの方法
・頬を膨らませてこめかみのほうに上げるエクササイズ
・はぐきをなぞるように口内で舌を回すエクササイズ
・口元のエクササイズの継続がほうれい線の改善に

ほうれい線におすすめの美顔器

まとめ

ほうれい線の原因

ほうれい線は、お顔の筋肉の衰えによるところが大きく関係します

お顔には表情を形作る「表情筋」が30種類以上あり、それは「顔面筋」と呼ばれることもあります。

表情筋は、身体の筋肉と比べると小さくて、細かく動かすことができるのが特徴です

そしてもうひとつ特徴的なのが、筋肉の付いている場所が身体のそれとは違うことです。

身体の筋肉は、骨から骨に付いています。

それに対してお顔の表情筋は、基本的に骨から皮膚に付いています

身体の筋肉は、両側が骨に付いているため「支え」がしっかりしています。

ただ表情筋は、片方が皮膚に付いているので、「支え」が弱いといえます。

そのため表情筋が衰えてくると、その衰えを支えることができずに筋肉が下がっていって、たるみも起こりやすくなります

表情筋の特徴

・身体の筋肉と比べると小さくて細かく動かせる
・基本的に骨から皮膚に付いているため「支え」が弱い

ほうれい線は主に口周りの表情筋の衰えで起こる

実は、お顔の表情筋の7割は口元に集まっています

だから私たちは、口元だけでも微妙な表情を作ることができます。

そして口元はその分、筋肉の衰えとともにたるみが起こりやすい場所ともいえます。

ほうれい線も、口周りの表情筋の衰えによるところが大きいです。

特にほうれい線と関係性が深いのは、「小頬骨筋(しょうきょうこつきん)」・「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」・「笑筋(しょうきん)」・「頬筋(きょうきん)」の4つの表情筋です

それぞれの筋肉の働きを簡単に説明すると、まず小頬骨筋は、頬を引き上げる筋肉です。

大頬骨筋は、口角を引き上げる筋肉で笑うときに使われます。

笑筋は「笑う筋肉」と書くように、大頬骨筋と同じように笑うときに使う筋肉で口角を横に開く働きがあります。

頬筋は、頬を動かす筋肉で顎(あご)の骨にくっついています。

これらの口周りの表情筋が衰えてくると、筋肉のハリを保てずにその上の皮膚を支えられずに落ちてきて、ほうれい線につながります。

ほうれい線の原因

【ほうれい線に関係性が深い表情筋】
・小頬骨筋:頬を引き上げる
・大頬骨筋:口角を引き上げる
・笑筋:口角を横に開く
・頬筋:頬を動かす

口周りの表情筋が衰える原因

表情筋が衰える原因

表情筋も年齢とともに衰える

表情筋の衰えは、まず加齢によるところがあります

身体の筋肉と同じように、お顔の表情筋も年齢とともに衰えてハリがなくなってきます。

それによって、たるみも起こりやすくなります。

表情が乏しくてあまり笑わないことも大きな原因に

筋肉は使っていないと、筋繊維(きんせんい)が細くなって弱まってきます。

身体の筋肉も、運動不足では衰えが進みますよね。

それは、お顔の表情筋にもいえることです。

例えば表情が乏しくて、普段からあまり表情筋を使えていないと、筋肉は衰えていきます

それは、「表情筋が鍛えられていない」ということもできます。

特にパソコン仕事の多い方は、無表情でいることが多いため表情筋を動かす機会が少なくなりがちです。

実際サロンのお客様も、デスクワークの方ほどお顔のたるみを気にされていることが多い印象があります。

それに笑顔が少ない方も、ほうれい線が出やすいといえます

先程もお話しましたが、ほうれい線は口周りの表情筋の衰えによるところが大きいです。

それは例えば、笑うときに使われる大頬骨筋や笑筋も関係してきます。

ですので普段笑う機会が少ないと、それらの表情筋の衰えが進んで、たるみも起こりやすくなります。

表情が乏しいとむくみも起きやすくなる

ちなみに表情が乏しいことは、表情筋の衰えにつながるだけではありません。

無表情でいることが長く続くと、お顔の表情筋も緊張して硬くなりやすいです

そうすると、血液やリンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)の流れも悪くなってしまいます。

それによってお顔に老廃物がたまると、むくみの原因にもなります

ほうれい線エクササイズの方法

口周りの表情筋エクササイズ

ここまでお話したように、お顔のたるみは表情筋の衰えによるところも大きく関係します。

特に現代社会は、普段あまり表情筋を動かせていない方が多くいらっしゃいます。

お顔のたるみを改善するには、表情筋を意識して表情をよく動かすようにすることも大切です

それによって表情筋の筋繊維(きんせんい)をいい状態に保つことができて、お顔を底から引き上げることができます。

そうして表情豊かに過ごすことも、ほうれい線の改善につながります。

頬を膨らませてこめかみのほうに上げるエクササイズ

その上でほうれい線におすすめなのが、口元のエクササイズです

口元のエクササイズを行うことで、口周りの表情筋を鍛えて使えるようにすることができます

今回は、そのエクササイズの方法を2つご紹介します。

どちらも、手を使わ必要はありませんので、パソコン仕事が多い方も例えばオフィスでも行える内容ですよ。

では、ひとつめの口元のエクササイズです。

まず、片方の頬を思いきっりプーッと膨(ふく)らませす

そしてその状態で、膨らませた側の頬をこめかみのほうに上げるように意識しましょう

頬を膨らませる

これを、20回繰り返します。

このエクササイズは特に、頬を引き上げる小頬骨筋や、口角を引き上げる笑筋のトレーニングになります

20回行うと、口周りの筋肉に「効いているな…」ということを実感いただけるはずですよ。

ほうれい線エクササイズの方法

【頬を膨らますエクササイズ】
1. 片方の頬を思いっきりプーッと膨らます
2. 膨らませた頬を、こめかみのほうに上げることを意識する
3. それを20回行う

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はぐきをなぞるように口内で舌を回すエクササイズ

ふたつめの口元のエクササイズは、「舌回し」です。

舌回しは、はぐきをなぞるようにして口の中で舌を回すエクササイズです

口の中で舌を回す

これを、右回し・左回しで20回ずつ行ってあげましょう。

このエクササイズを行うと、舌の付け根がヒリヒリと感じるはずです。

それは、そこの筋肉のトレーニングになって効いているということです。

それに筋肉は、刺激を与えると、それをはね返そうとして自然と伸縮する作用があります。

舌回しは、口内から口周りの表情筋に刺激を与えることができます。

それによって筋肉が伸縮するので、そういった点からも、舌回しは口周りの表情筋のトレーニングに有効です。

ほうれい線エクササイズの方法

【舌回しのエクササイズ】
1. はぐきをなぞるようにして口の中で舌を回す
2. それを20回行う

関連記事

口元のエクササイズの継続がほうれい線の改善に

普段から表情の乏しい方は、例えば舌回しのエクササイズをいきなり20回行うのは、途中で舌の付け根が傷んできてきついかもしれません。

サロンのお客様にも、最初は舌回しを10回行えない方もいらっしゃいます。

それは、普段から口周りの表情筋をあまり使えていないことの表れです。

ただそういった方でも、口元のエクササイズを毎日続けていただくことで、口周りの表情筋も少しずつ鍛えられていきます

それによってエクササイズのきつさもなくなってきますし、ほうれい線に対しても見違えるような効果を感じていただけると思いますよ。

ほうれい線におすすめの美顔器

「キレイの先生」編集部です、ここまでが向井先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ほうれい線には、EMS(電気刺激で筋肉にアプローチする機能)の美顔器も、手軽に口周りの表情筋をトレーニングすることができておすすめです。

エステ経営者が3分で美顔器の小顔効果を実感

「3分装着するだけでほうれい線が薄くなって驚き(笑)、顔のリフトアップ感がすごい!」

エステサロン経営者がそう話したのが、美顔器の「メディリフト」です。

メディリフトは、美容家電メーカーのヤーマンが新発想で開発した装着するだけのウェアラブル美顔器です。

フェイシャルエステサロン ロータスロータスの尾本 広美 先生の感想をご紹介します。

メディリフトは10分の使用を推奨されているのですが、3分装着しただけで「すごい、ほうれい線がなくなった!」と驚きました(笑)。

装着中、口周りの筋肉に対してかなり効いている感じがあったので、鏡をみて「やっぱり!」と納得です(笑)。

それにフェイスラインがすっきりして、顔のリフトアップもすごく感じられました。

顔が引き締まってさらに引き上がるというのでしょうか…。

それは、メディリフトを装着するだけで、ケアの必要な場所に適切な周波数のEMSが自然と当たるのが大きいですよね。

それもあって、場所によってEMSのピリピリ感が違います。

自己流の間違ったフェイスマッサージは逆効果になります。

ただメディリフトは、装着しておけば後は何もしないでも勝手にケアをしてくれるので、本当に手軽でおすすめです(笑)。

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

美容家電メーカーのヤーマン新発想で開発したウェアラブル美顔器で、楽天などでも第1位を獲得しています
顔の筋肉の場所によってEMSの周波数を変えて、「休ませるべき筋肉」にはストレッチを、「動かすべき筋肉」にはトレーニングを行うことができ、見た目年齢を決める顔の下半分にアプローチします。

●商品名:メディリフト
●通常価格:税別25,000円

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まとめ

顔の表情筋は、年齢とともに衰えてきますが、表情が乏しいことによっても衰えが進みます。

特に現代社会は、スマホやパソコンなどの影響もあって、普段あまり表情筋を使えていない方も増えているのではないでしょうか。

それによって、ほうれい線も出やすくなります。

今回向井先生に教えていただいたほうれい線エクササイズは、どこでも行える内容です。

出先のちょっとした空き時間でも行えますし、仕事の休憩時間に行うのもいいですね。

そうして、口元のエクササイズを行うことを習慣化するのもおすすめです。

最初の内はエクササイズがきつく感じるかもしれませんが、少しずつ口周りの表情筋を鍛えて、まずはエクササイズを痛みなく行えるように目指しましょう。

それが、ほうれい線の改善にもつながりますよ。

(取材・文:「キレイの先生」編集部)

* 2016年10月3日に公開した『ほうれい線に直結する筋肉とは?口周りの表情筋エクササイズ』を再編集しました。