美容のスペシャリストが教えるキレイ

側頭筋をほぐす!顔たるみを解消してリフトアップ!専門家に聞く方法3つ

本日のキレイの先生

田中 多香子 先生

側頭筋のコリをほぐす!リフトアップの側頭部マッサージ2つ

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「側頭筋(そくとうきん)」です。

プライベートエステサロン あんじぇりっく の田中 多香子 先生に、インタビューさせていただきました。

側頭筋は、顔の筋肉の中でも大きな筋肉で、下顎(したあご)を引き上げる働きがあります。

そして、自覚のない人がほとんどですが、側頭筋は硬くなりやすい場所でもあります。

そうすると、顔を引き上げる力が低下してたるみにつながって、ほうれい線などの原因にもなります。

そのため、側頭筋をほぐしてあげることは、とても大切なことです。

それには、指先で側頭部を優しくマッサージしたり、耳をつかんで回したりすることが有効だといいます。

側頭筋をほぐす方法を、田中先生に教えていただきました。

目次

側頭筋とは
・側頭筋は顔のたるみなどに大きく関係してくる

側頭部のコリの原因
・側頭筋のコリでほうれい線などたるみの原因になる
・側頭筋は食いしばりの癖などでコリになる

側頭筋をほぐす方法
・1. 側頭部を指先でマッサージして側頭筋をほぐす
・2. 耳全体をつかんで回して側頭筋をほぐす
・3. 咀嚼の回数を増やして側頭筋を適度に使うことも大切

まとめ

側頭筋とは

フェイスラインと関係している顔の筋肉

側頭筋は顔のたるみなどに大きく関係してくる

お顔の筋肉で、顔のたるみなどに影響してくるのは、表情筋(表情を形作る筋肉)の「顎舌骨筋(がくぜっこつきん)」・「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」・「小頬骨筋(しょうきょうこつきん)」・「上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)」、咀嚼筋(そしゃくきん・咀嚼するときに使われる筋肉)の「咬筋(こうきん)」・「側頭筋(そくとうきん)」などが挙げられます。

その中でも、側頭筋は、耳の上あたりにある大きな筋肉です。

側頭筋について

咀嚼筋の先端は顎下(あごした)に付いていて、下顎を引っ張り上げて顎を動かす働きがあって、咀嚼するときに使われます。

側頭筋は、フェイスラインの始まりの場所に位置しているため、その状態が、お顔のたるみなどにも大きく関係してきます。

側頭筋とは

耳のあたりにある大きな咀嚼筋で、下顎を引っ張り上げて顎を動かす働きがある。

【編集部Voice】顔のたるみに影響してくる筋肉

上で名前の挙がった、顔のたるみなどに関係してくる筋肉について、簡単に説明させていただきます。

■ 表情筋
顎舌骨筋:顎下にある筋肉で、下顎を引き下げる働きがある。
大頬骨筋:頬にある筋肉で、口角を引き上げる働きがある。
小頬骨筋:頬にある筋肉で、上唇(うわくちびる)を引き上げる働きがある。
上唇鼻翼挙筋:鼻の脇あたりにある筋肉で、上唇と鼻翼(びよく・鼻の頭の両側)を引き上げる働きがある。

■ 咀嚼筋
咬筋:頬の深部にある筋肉で、咀嚼するときに使われる。

では、側頭筋の状態が、顔にどんな影響を与えるのか、田中先生のインタビューに戻ります。

側頭筋のコリの原因

筋肉は硬くなると、柔軟性を失って変成します

そういった状態を、「コリ」といいます。

肩や腰の筋肉が硬くなるのと同じように、お顔の筋肉も硬くなります

ただお顔のコリは、肩こりなどと比べると、自分自身では気付きにくいです。

実際、サロンにお越しになられるお客様も、中には「顔の筋肉が疲れていて…」とお顔のコリに自覚のある方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は自覚がありません。

そして、お顔の筋肉の中でも、側頭筋は硬くなりやすい場所です。

側頭筋のコリでほうれい線などたるみの原因になる

先程もお話ししましたが、側頭筋は下顎を引き上げる働きがあります。

そのため、側頭筋が硬くなると、お顔を引き上げられなくなります

それに、筋肉は硬くなると変形しますから、側頭筋のコリによって、お顔が大きくみえやすくなります

また、側頭筋は大きな筋肉で様々な表情筋を土台として支えているため、側頭筋のコリが他の筋肉にも連動してしまい、お顔全体のたるみにもつながります。

例えば、ほうれい線もそのひとつです。

そして、お顔全体の血流も悪くなって、顔色が悪くなる場合もあります。

他にも、側頭筋のコリは、頭痛や、側頭筋は顎下につながっているため顎関節症(がくかんせつしょう)の原因になる可能性もあります。

側頭筋のコリによる影響

顔を引き上げられなくなり輪郭のたるみに(側頭筋の下顎を引き上げる働きが低下することにより)
顔が大きくみえやすくなる(筋肉はコリで変性するため)
顔全体のたるみの原因になる(ほうれい線、など)
顔色が悪くなる(血流が悪くなることで)
頭痛や顎関節症の原因になる
など

側頭筋は食いしばりの癖などでコリになる

側頭筋のコリの原因

側頭筋は、下顎を引き上げる働きのある筋肉のため、特にグッと噛みしめるような行為によって硬くなりやすいです。

例えば、寝ている間や無意識の内に歯を食いしばっている噛みしめ癖をお持ちの方も、意外と多くいらっしゃいます。

それから、側頭筋は、目にもつながっているため、目の疲れの影響も受けやすいです。

そのため、デスクワークでパソコンを見続けるなど、目を使う仕事も、側頭筋が硬くなる原因になります。

側頭筋のコリの原因

噛みしめや食いしばりの癖
眼精疲労
など

【編集部Voice】側頭筋のコリに自覚がある?

田中先生もおっしゃっていましたが、側頭筋のコリは自覚のない方が多いです。
実際、私自身も、側頭筋が硬くなっていたのですが、あるセラピストさんにそれをご指摘いただくまで、まったく気付きませんでした。そして、カウンセリングを進めていくと、無意識の内の食いしばりの癖があることがわかりました。
皆さまも、ふとしたときに、自分がいま歯を食いしばっていないか意識してみてください。意外な食いしばりの癖を知って、側頭筋のコリにもお気付きになるかもしれませんよ。
では、側頭筋をほぐす方法について、田中先生のインタビューに戻ります。

側頭筋をほぐす方法

側頭筋のコリをほぐす効果

側頭筋は、コリをゆるめてあげることで、お顔を引き上げられるようになってリフトアップにつながります。

それに、側頭筋は様々な表情筋の土台になっているため、ほうれい線などのたるみの改善にもなります。

また、それによって血液やリンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)も流れやすくなるので、顔色が良くなって、むくみの改善にもつながります

そして、血流が良くなってお肌に酸素や栄養が行き渡るようになることで、肌細胞の生まれ変わりの手助けにもなって美肌にも良いです。

側頭筋をほぐす効果

顔のリフトアップ
ほうれい線などたるみの改善
顔色が良くなる(血流などが良くなることで)
顔のむくみの改善(同上)
美肌(血流が良くなり肌細胞に栄養や酸素が行き渡ることで)
など

1. 側頭部を指先でマッサージして側頭筋をほぐす

側頭筋をゆるめるには、指先で側頭部を押さえて、左右に優しく回してマッサージすることも有効です。

側頭部のマッサージ1

これを、側頭部の全体で行います。

ちなみに、このマッサージは、手根(手の付け根)で行っていただいても大丈夫です。

側頭筋をほぐす方法

(マッサージの方法)
指先(もしくは手根)で側頭部を抑えて、左右に優しく回してマッサージする

2. 耳全体をつかんで回して側頭筋をほぐす

側頭筋は、耳のほうにもつながっています。

そのため、側頭筋のコリをゆるめるには、耳全体をつかんでゆっくり回すこともおすすめです。

耳は、前と後ろの両方向に回すようにしましょう。

側頭部のマッサージ2

ちなみに、耳は「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうこつきん)」という、首の側面にある筋肉にもつながっています。

そのため、耳を回すことで、胸鎖乳突筋をゆるめることもできます。

お顔のリンパは首を通っていますから、それによって、お顔のリンパの流れを良くすることにもつながります。

側頭筋をほぐす方法

(耳回しの方法)
耳全体をつかんで、前と後ろの両方向に回す(顔のリンパの流れを良くすることにもつながる)

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3. 咀嚼の回数を増やして側頭筋を適度に使うことも大切

側頭筋は、食いしばり癖などによる使いすぎによって硬くなります。

ただ、逆に普段あまり使えていないと、筋力が衰えて、下顎を引き上げる力も低下してしまいます。

そのため、側頭筋を適度に使うようにすることは大切です。

それには、食べるときに30回は咀嚼することをおすすめします。

それによって、側頭筋を適度に使うことができ、お顔のリフトアップにもつながります。

また、食事のときによく噛むことで、唾液の分泌が増えて栄養吸収を良くすることにもつながります。

側頭筋を適度に使う方法

食事は30回咀嚼するようにする(栄養吸収を良くすることにもつながる)

編集部の選ぶ側頭筋をほぐすのにおすすめの美顔器

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、田中先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

側頭筋をほぐすには、美顔器も手軽で即効性が高くておすすめです。

ここからは、編集部の選んだおすすめの美顔器をご紹介します。

エステ経営者が3分で美顔器の小顔効果を実感

「3分装着するだけでほうれい線が薄くなって驚き(笑)、顔のリフトアップ感がすごい!」

エステサロン経営者がそう話したのが、美顔器の「メディリフト」です。

メディリフトは、美容家電メーカーのヤーマンが新発想で開発した装着するだけのウェアラブル美顔器です。

フェイシャルエステサロン ロータスロータスの尾本 広美 先生の感想をご紹介します。

メディリフトは10分の使用を推奨されているのですが、3分装着しただけで「すごい、ほうれい線がなくなった!」と驚きました(笑)。

装着中、口周りの筋肉に対してかなり効いている感じがあったので、鏡をみて「やっぱり!」と納得です(笑)。

それにフェイスラインがすっきりして、顔のリフトアップもすごく感じられました。

顔が引き締まってさらに引き上がるというのでしょうか…。

それは、メディリフトを装着するだけで、ケアの必要な場所に適切な周波数のEMSが自然と当たるのが大きいですよね。

それもあって、場所によってEMSのピリピリ感が違います。

自己流の間違ったフェイスマッサージは逆効果になります。

ただメディリフトは、装着しておけば後は何もしないでも勝手にケアをしてくれるので、本当に手軽でおすすめです(笑)。

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

美容家電メーカーのヤーマン新発想で開発したウェアラブル美顔器で、楽天などでも第1位を獲得しています
顔の筋肉の場所によってEMSの周波数を変えて、「休ませるべき筋肉」にはストレッチを、「動かすべき筋肉」にはトレーニングを行うことができ、見た目年齢を決める顔の下半分にアプローチします。

●商品名:メディリフト
●通常価格:税別25,000円

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まとめ

私もそうでしたが、無意識の食いしばりの癖などで、自覚がなくても側頭筋が硬くなっている人は多いです。

田中先生もおっしゃっていましたが、側頭筋のコリは、ほうれい線などのたるみの原因になります。

そのため、側頭筋をほぐしてあげることは、とても大切なことです。

今回田中先生に教えていただいた、側頭筋をほぐすマッサージなどは、出先でも手軽に行えるものです。

側頭部を触ってみて「少し硬くなっているな…」と感じたら、セルフケアでほぐしてあげることをおすすめします。

それが、顔のリフトアップなどにもつながりますよ。

* 2016年9月14日に公開した『側頭筋のコリをほぐす!リフトアップの側頭部マッサージ2つ』を再編集しました。

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