「キレイの先生」編集部です。
取材をしていて、とても楽しいテーマのひとつが、「手作り化粧品」です。
化粧水やクリームなどの作り方を取り上げてきました。
そのいちばん最初に、手作り化粧品の取材をさせていただいたのが、癒しの隠れ家サロン アロマーム のiku 先生です。
iku 先生の記事
テーマは、化粧水の「ハンガリーウォーター」でした。
そこで、手作り化粧品の面白さを知り、印象に残っている取材です。
今回は、そのハンガリーウォーターのレシピを、改めてまとめてみようと思います。
作り方は、材料を混ぜるだけでとても簡単です。
ハンガリーウォーターは、香りも良くて、美容効果も高いので、おすすめですよ。
目次
若返りの水「ハンガリーウォーター」のレシピ
・材料
・作り方1.
・作り方2.
・作り方3.
・保存方法
ハンガリーウォーターとは
手作り化粧品のお好きなアロマサロンなどの先生方は、手作り化粧品の魅力を、「自然のもので手作りできる」、「中に何が入っているか分かるから安心」といいます。
また、手作り化粧品は、自分の肌質や、得たい効果によって、材料を選ぶこともできます。
作るのも楽しいですし、美容効果を得ることもできます。
「ハンガリーウォーター」は、精油を組み合わせて手作りすることができ、化粧水として使えます。
本来、精油は刺激があるため、お肌に直接塗布することはできません。
ただ、精油をキャリアオイル(植物油)に希釈(濃度をうすめること)したり、手作り化粧品に使うことで、精油の成分をお肌に届けることができるようになります。
精油の成分を肌に届けるには…
下の記事でも紹介していますが、例えばアロマサロンでは、キャリアオイルに精油を希釈してマッサージオイルを作り、トリートメント(マッサージ)しながら、精油の成分をお肌に届けられるようにしています。
ハンガリーウォーターは、「若返りの水」とも呼ばれ、アンチエイジング効果の期待できる化粧水です。
iku 先生には、下のような、ハンガリーウォーターに関する逸話を教えていただきました。
ハンガリーウォーターの逸話
中世、ハンガリー王国の女王のエリザベート1世は、年を召すと、痛風などの病気が出て、健康からは程遠い状態でした。
そんな女王に、ある僧侶が「ハンガリーウォーター」を献上しました。
女王が、痛むところや顔にハンガリーウォーターを付けるようになると、病気は治って健康になり、顔も若々しく変わっていったそうです。
そして、若々しくなった女王は、年の離れた年下の隣国の王子から、求婚されたといいます。
ハンガリーウォーターが、「若返りの水」と呼ばれる所以(ゆえん)ですね。
若返りの水「ハンガリーウォーター」のレシピ
材料
ハンガリーウォーターは、世界で200~300のレシピがあるといわれています。
ただ、どのレシピでも、「ローズマリー」の精油に、「柑橘系」の精油を合わせて手作りします。
iku 先生の取材では、柑橘系の精油に、「レモン」と「オレンジ」をお使いになっていました。
材料は、下の通りです。
・エタノール 小さじ1
・グリセリン 小さじ1/4~1/2
・精製水 約90~95mL
・(精油)ローズマリー 3滴
・(精油)レモン 1滴
・(精油)オレンジ 1滴
・(精油)お好きなもの 1滴
もし、精製水がなければ、普通の水でも大丈夫でそうです。
ただ、精製水は不純物の入っていないため、できるだけ精製水を使うようにすることをおすすめします。
作り方1.
ハンガリーウォーターは、材料を順番に沿って、混ぜ合わせるだけで作ることができます。
まずは、エタノールを小さじ1、ガラスビンに入れます。
そこに精油を、ローズマリーを3滴、レモンを1滴、オレンジを1滴、お好きなものを1滴、加えます。
そして、ガラスビンをよく振って、混ぜ合わせます。
精油は油分のため、水には溶けません。
そのため、最初に精油とエタノールを混ぜて、水とも混ざり合わせやすくします。
作り方2.
グリセリンを小さじ1/4~1/2、ガラスビンに入れ、よく振って混ぜ合わせます。
作り方3.
最後に、精製水を約90~95mL、ガラスビンが一杯になるまで入れます。
よく振って混ぜ合わせたら、「ハンガリーウォーター」の完成です。
保存方法
手作りしたハンガリーウォーターは、高温多湿の場所を避けて保存します。
夏場は、冷蔵庫での保存がおすすめです。
ビニール袋に包めば、匂いが食材に移ることもありません。
そして、2~3週間で使い切るようにしてほしいと思います。
まとめ
iku 先生への取材時、帰り際に、ハンガリーウォーターをプレゼントしていただきました。
さっぱりとしたテクスチャーが、心地良いです。
そして、香りが良くて、リラックスできます。
ローズマリーと、柑橘系の相性が良いのですよね。
ハンガリーウォーターは、ローズマリー(の精油)と柑橘系を合わせて手作りします。
精油の組み合わせは、自分の好みで大丈夫だそうです。
作り方も材料を混ぜるだけで簡単ですから、アロマがお好きな人には、是非お試しいただきたい内容です。
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* 2015年12月19日に公開した『手作り化粧水!「ハンガリーウォーター」の作り方【まとめ】』を再編集しました。