「サロン ド オー」では、小顔フェイスセラピーのコースで、エクストラバージンオリーブオイルを使用しています。ちなみに、私もそのオリーブオイルをクレンジングに使っているのですが、その後に化粧品は使っていません!
オリーブオイルの効果・効能
オリーブは、紀元前4,000年には、栽培が始まっていたといわれています。それ以降、食用や美容に使用されてきました。
炎症を抑え、水分保持力の向上にも
オリーブオイルには、炎症を抑える作用があります。昔の文献では、傷口にオリーブオイルを塗っていたことが記されています。
また、年配の方の乾燥したお肌に、オリーブオイルをぬったところ、水分保持力が高まったという報告もあります。
オリーブオイルは、美容や美髪にも良いです。
抗酸化作用のあるビタミンEを含んでいる
オリーブオイルは、ビタミンEやビタミンDを多く含んでいます。ビタミンEは、抗酸化作用があります。
酸化はお肌の老化の原因になってしまいますから、エイジングケアにもなりますね。
すると、新陳代謝もきちんと働き、お肌のターンオーバー(生まれ変わり)の正常化にもつながります。
こだわりのエクストラバージンオリーブオイル
オリーブオイルは、規格によりいくつかのレベルに分けられています。大まかに分けると、下記のように分けられて製造されています。
1) バージンオイル
オリーブの実を絞ってオイルを搾取したもの
2) オリーブオイル
精製されたオイルと中程度品質のオイルをブレンドしたもの
3) 粗製オリーブポマースオイル
その実の絞りカスを溶剤につけ、さらに絞ったオイルとブレンドしたもの
この「1) オリーブの実を絞った」いちばん搾りのオイルで香りや品質の良いオイルのことを、エクストラバージンオイルといいます。
不純物の入っていない、100%天然ものです。
サロンではレバノンから直接空輸のオイルを使用
サロンで使用しているのは、エクストラバージンオリーブオイルです。
生産者と知り合いで、レバノンから直接で取り寄せています。このオイルは、4代続いているオリーブ畑のオリーブから作られていて、無農薬・無添加です。
また、空輸で輸入しているため、品質も維持できます。
一般的に、海外のオリーブオイルは、船便で輸入されています。ただ、船便では、赤道の近くを通らざるをえず、熱の影響を受けやすいです。
それに対して、空輸すれば、熱の影響をあまり受けずに済みます。
そして、
・手摘みした日
・そして絞った日
・瓶詰めした日も、
も分かるようになっているという、こだわりぶりです。
このオイルは、日本の高級ホテルでも使われていたほどの高品質です。
ちなみに今年は、レバノンの修道院にある、樹齢500年と800年の樹から取ったオリーブで作られたそうです。
生産者の方も「最高のオイルができた」と仰っていました。
オリーブオイルでクレンジングする方法
私はこのエクストラバージンオリーブオイルをクレンジングで使っています。
メイクは、石油系の成分で作られているものが多いです。そのため、クレンジングも、同じオイル(油性)の方が落としやすいです。
オイルでメイクを落とした後は、ティッシュできれいにふき取ります。
その後、オリーブオイルの入った石けんで洗顔して、スキンケアはそれで終わります。化粧水も、美容液も使っていません。
それだけでも、お肌の調子はとても良いです。ツッパリ感もありません。
また、シャンプーをする前にも、オイルを髪につけてあげると、髪がしっとりします。
私は以前、乾燥肌で、お肌も乾燥しやすく、髪も毛先がパサつきがちでした。それが、このオイルをクレンジングで使い始めるようになってから、すっかりそれがなくなりました。
オイルは酸化するためお顔に残さない
このように、オリーブオイルは美容にも良いですが、スキンケアでお使いになるときは、ひとつ注意が必要です。
オイルですから、時間が経つと、酸化してしまいます。そのため、お顔にオイルをつけっぱなしにするのは、お勧めしません。
それが、トラブルの原因になってしまうかもしれません。
まとめ
私自身も、クレンジングにオリーブオイルを使うようになり、お肌の調子も良くなりました。
スキンケアにオリーブオイルをお使いになるのはお勧めです。
ただ、お肌につけますから、スーパーで販売されている食用のオリーブオイルではなく、安心して信頼できるエクストラバージンオリーブオイルをお選びください。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:自然療法サロン Salon de eau 須田 玲子 先生、「キレイの先生」編集部)
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