お肌のお手入れで、洗顔・クレンジングはとても大切です。この最初のステップを正しい方法で行っていれば、化粧水や美容液のなじみも良くなります。そんな洗顔・クレンジングで、今日からできる効果的なコツをご紹介します。
(前回の記事は「スキンケアで大切なステップ!サロンでのクレンジング・洗顔」をご覧ください)
1. 洗顔・クレンジングは32度のお湯で
これは、私の実体験でもあります。
以前、私は42度のシャワーで、クレンジング・洗顔を行っていたのですが、その後、お顔がピーンと張ったようなツッパリが気になっていました。
お顔の温度は32度です。
そして、お肌の表面の角質は、厚さがわずか0.02mmほどです。
そこに、熱いシャワーがかかれば、お肌を痛めつけているようなものです。
お肌の中の潤い成分まで持っていかれてしまいます。
それが乾燥の原因になることもあります。
お顔と同じ温度のお湯を使う
洗顔・クレンジングのときは、お顔と変わらない温度「32度」のお湯で行うようにしましょう。
32度のお湯では、「冷たいかな、ぬるいかな」と感じるかもしれませんが、お肌にはちょうど良い温度です。
皮脂(*1)の分泌が適度に促され、お肌の水分量をキープできます。
私もシャワーでクレンジング・洗顔を行うのをやめ、32度のお湯を洗面器に張って使うようになりました。
すると、それまでのツッパリ感が一切なくなりました。
それだけでも、化粧水や美容液のなじみが良くなります。
クレンジング・洗顔のときのお湯の水温を変えるだけで、お肌の調子は違ってきます。
*1 編集部の補足:皮脂とは
皮脂は、毛穴から分泌される油分です。汗などの水分と混じり合い、お肌を「皮脂膜」で覆います。皮脂膜は、お肌の水分が蒸発しないようにカバーする役割もあり、お肌の潤いに欠かせません。
2. 首まできれいにして、洗い忘れがないようにする
「レパシィ」ではクレンジング・洗顔で、デコルテの方まできれいにします。
首も意外と汚れがちです。
クレンジング・洗顔で、ついでに首まできれいにしてあげると、首のくすみの改善にもなります。
髪の生え際もきれいにする
また、髪の生え際も、洗い忘れやすい場所です。
髪の生え際もしっかりケアできないと、そこの部分に肌トラブルが表れてしまいます。
鏡を見ながら、クレンジング・洗顔すると、洗い忘れもなくなると思います。
3. 潤い成分や皮脂まで落としすぎずない
「もっちりした泡で洗浄力も高そう」
だからといって、長い間、洗顔料(やクレンジング剤)をお肌の上に放置しておくのは、逆効果かもしれません。
それは、汚れだけではなく、お肌の内部の潤い成分や、皮脂まで一緒に落としてしまうことがあります。
それも乾燥の原因です。
クレンジングをしっかり、洗顔はスピーディーに
クレンジングと洗顔では、どちらかというと「洗顔の方を長くする」という方が多いように感じます。
ただ、特に秋冬の乾燥するシーズンは、スピーディーな洗顔を心がけても良いと思います。
クレンジングはしっかり行って、洗顔は泡をお顔の上で軽く転がすくらいで、すすいであげましょう。
それも、「(潤い成分や皮脂を)落としすぎない」ようにするために、気をつけられることです。
また、クレンジングのついでにマッサージを行うことも、落としすぎの原因になる場合がありますから、注意が必要です。
4. しっかりすすいで、落とし残しがないように
これも時々あるのですが、クレンジング・洗顔をしっかり行っても、手早くすすいで終わらせてしまってはいませんか?
それも、お肌に優しいとはいえません。
すすぎを簡単にすませて、クレンジング剤や洗顔料がお顔に残っていれば、ニキビや吹き出物などのトラブルを招いてしまいます。
すすぐのもしっかりして、落とし残しがないようにしましょう。
5. クレンジングは指を滑らせて、洗顔は泡立てて
お顔をきれいにしたいからと、ゴシゴシこすって洗うと、お肌が傷ついてしまいます。
それが、シミや黒ずみの原因になります。
クレンジングでは、お肌の摩擦や刺激を避けるため、クレンジング剤は適量を守り、ゴシゴシこすらずに指を滑らせるようにします。
洗顔は、洗顔料を泡立てずに使うと、お肌への負担が大きくなります。
汚れの落ちも悪いです。
洗顔料は泡立てて、お肌の上で泡を転がすようにして使ってください。
まとめ
洗顔・クレンジングを正しい方法で行えば、お肌は変わります。
私も42度のシャワーを、32度のお湯に替えて、お肌のツッパリ感が一切なくなりました。
皆さまも、ご自分の洗顔・クレンジングを見つめ直してみてはいかがでしょうか?
(取材:「キレイの先生」編集部 文:「キレイの先生」編集部)
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