前回の記事では、ブライダルのお客様へ向けて、食事に関するアドバイスをご紹介しました。(詳細は「おかずに迷う必要がない簡単お弁当!挙式前キレイになるコツ」をご覧ください)今回は、いつでも気軽に始められる小さな努力「隙間体操・ストレッチ」をご紹介します。挙式前ではない方も、一緒に始めてゆきましょう!
肩・首を回すだけで、たるみのケアに?
「隙間体操・ストレッチ」は、会社や自宅で作業の合間に挟んでいただく簡単なものです。
パソコンに向かっていると、同じ目線や姿勢が続きます。集中してしまうとトイレに行くのも忘れてしまい、気がつくと5時間以上もパソコン作業をしていることも。
スマートフォンなどのタイマーを利用し、1時間おきに肩や首を回したり、トイレに立ったりして、強制的に隙間体操を挟みましょう。
パソコンは首への負担も大きい
スイカを頭に、首を棒に例えて、首や肩の負担をイメージしてみましょう。
スイカに下から棒を刺し、そのまま下から真っ直ぐ持ちます。
簡単なイメージですが、これがバランスの取れた状態です。
では、パソコンに向かい、お顔が前に出ていると、どうなるでしょうか?
この状態で何分スイカを支えていられますか?
両手で持っても重そうですね。
真っ直ぐな状態よりも支える力が必要になることが、イメージできたのではないかと思います。
筋肉が伸びた状態で固まる
傾いた常態を支えているのが、筋肉です。
先程のスイカを沢山のガムテープで支えているところを想像してみてください。
前に出た頭部を支えるために、テープはピンと張った状態ですね。
このテープが、筋肉です。筋肉はゴムのように伸び縮みしますが、
伸ばした状態のまま、または縮めた状態のままでは収縮性が失われていきます。
背中側が伸びたまま、胸のほうは縮んだまま。これが猫背の状態です。
「生まれつき猫背」と言う方もいらっしゃいまずが、猫背は習慣によって作られるもの、そして時間をかければ改善してゆくものなのです。
筋肉が固くなると、お顔の「むくみ」や「たるみ」に
鎖骨の上には、お顔から流れる多数のリンパ管が合流した「鎖骨リンパ節」があります。
リンパ節のまわりの筋肉が固くなると、老廃物を運ぶリンパ液の流れが悪くなり、むくみやくすみが生じやすくなります。
軽いフェイスマッサージやデコルテのマッサージでお顔が明るくなったり、フェイスラインがすっきりしたりした経験はありませんか?
常に口を大きく開けるなど、首の筋肉を使うダンサーや歌手、舞台俳優、アスリートの方は、お顔のたるみやよどみが少なく、表情も活き活きしていますね。
同じ姿勢が続くお仕事の方は、なるべく頻繁に肩や首を回し、お身体のめぐりを整えましょう。
肩甲骨をきれいに見せる運動
背中が大きく開いているドレスをきれいに着るためには、背中まわりのケアが必須です。
筋肉など内部組織が固まったままでは、お背中がもたついたドレス姿になってしまいます。
背中の流れを良くしてゆくために、まずは肩甲骨がどれくらい動いているか、確認しましょう。
肩甲骨が使えているかチェックする
普段から肩甲骨がきちんと使えているかのチェックです。
両手を真っ直ぐ頭の上に伸ばし、両手の平を合わせてみましょう。
肘が伸びて、両腕が耳につきますか?
できない方は肩甲骨の動きが悪くなっています。
手を上に伸ばして隙間体操・ストレッチ
トイレに立ったら、個室で大きく伸びましょう。
そのまま左右に傾けてもいいですね。
できれば、伸びた状態で10秒キープしてください。
普段あまり運動していない方は、これだけでキツく感じるでしょう。
ベッドの中で伸びたり、ドアの丈夫や鴨居に手をひっかけて伸びたりするだけでも、肩甲骨を使う運動になります。
まめに伸びて、肩甲骨を動かしましょう。
まとめ
小さな体操やストレッチをこまめに生活の中に組み込み、習慣にしていきましょう。
トイレ休憩のときに腰を回したり、つま先立ちで歯みがきしたり、お風呂でお顔の体操をしたり。隙間体操は工夫次第で、どこにでも挟むことができます。
今週はひとつだけ、来週はまたひとつと、少しずつ隙間体操を増やしていくことで、自己管理の自信にもつながりますね。
ブライダルでは、サロンでお手入れの他に、無理のない範囲で日常生活を変えてゆくことが美しさへの近道です。
「きれいになったね」
その言葉をまわりから頂けるよう、一緒に結果につなげて行きましょう!
(取材:「キレイの先生」編集部 文:スウェディッシュマッサージ iki 秋山 妙子 先生、「キレイの先生」編集部)
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