美容のスペシャリストが教えるキレイ

表情癖で固くなりがちな筋肉をほぐす「うなずき」セルフケア

本日のキレイの先生

桜堂 真子 先生

表情癖で固くなりがちな筋肉をほぐす「うなずき」セルフケア

眉間にしわを寄せるといった「表情の使い癖」は、肌トラブルの原因になってしまいます。前回の記事でご紹介したように、一部の筋肉ばかりアンバランスに使う表情癖は、その筋肉を鍛えているのと同じことです。鍛えられて固くなった筋肉は、緩めてあげましょう。そんなセルフコンディショニングをいくつかご紹介させていただきます。テーマは「うなずくだけ」です。

(前回の記事は、「上目使いがおでこのしわの原因に?表情の使い癖でトラブルに」をご覧ください)

「おでこ」の筋肉を緩める

おでこの筋肉は、上目使いをしたときに使われ(鍛えられ)ます。

そのため、上目遣いが過度に過ぎると、おでこにしわが出やすいです。

まずご紹介するのは、そんなおでこの筋肉が固くなったときのコンディショニングです。

おでこの筋肉を緩めるコンディショニング

おでこの筋肉を緩める

机に肘をついて、おでこに両手を乗せます。

そして、こくこくと小さくうなずきます。

筋肉をほぐすのに力は必要ありませんから、うなずくのも「小さく」で大丈夫です。

「眉間」の筋肉を緩める

眉間にしわを寄せると、眉間に力が入っているのが感じられると思います。

それは、眉間の筋肉(皺眉筋)を使って(鍛えて)いるということです。

すると、おでこと同じように、眉間にしわが残ってしまう場合もあります。

眉間の筋肉を緩めるコンディショニング

眉間の筋肉を緩める

先程と同じように、机に肘をつきます。

そして、人差し指を写真の位置に当てます。

そのとき、眉間のしわを伸ばすようにして、指を外側に向けて力を入れてください。

その状態で、こくこくと小さくうなずきます。

「咬筋」のコンディショニング

咬筋とは、歯を噛みしめるとき、顎(あご)を動かす筋肉です。

強く噛みしめるような癖がある方は、咬筋に力が入って(鍛えられ)、フェイスラインが崩れやすいです。

咬筋を緩めるコンディショニング

咬筋を緩める

咬筋のコンディショニングは、2パターンあります。

机に肘をつき、写真のあたり(咬筋の位置)に手を置くまでは、どちらも変わりません。

A)
まずはこれまでと同じ方法です。
咬筋に手を置いたままで、こくこくと小さくうなずきます。

B)
もうひとつは、咬筋に手を置いて、口を開き上下左右に動かします。
これも咬筋を緩めるコンディショニングになります。

睡眠中の噛みしめ癖をなくす

「うなずくコンディションニング」ではありませんが、かみしめ癖のある方にもうひとつアドバイスです。

睡眠中の噛みしめ癖をなくす

耳の上に手を置いて、噛みしめてみてください。

おそらく、手を置いた場所も、噛みしめるのと同時に動くのが感じられると思います。

そこを「側頭筋」といいます。

寝る前に考え事をしない

かみしめ癖は、ご自分ではなかなかお気付きになりません。

睡眠中、無意識に噛みしめている方も少なくないでしょう。寝る前につけるマウスピースが販売されているほどです。

考え事をするときには、無意識で噛みしめてしまいがちです。噛みしめることで、咬筋、そして側頭筋が働き、筋肉は固くなってしまいます。

そのため、私はお客様に、「寝る前は考え事をしないように」、「考え事をするのであれば楽しかったことを思い出して」とアドバイスしています。

側頭筋を緩めるコンディショニング

もしくは、側頭筋を緩めてから、寝るのも良いと思います。

側頭筋を緩めるセルフケアも簡単です。

側頭筋を緩める

側頭筋に手を置いて、さするだけです。

側頭筋を緩めると、頭や首、肩の緊張が緩和され、リラックスした状態になることで、睡眠中に噛みしめることがなくなるでしょう。

まとめ

年を取るにつれ、「それまでどれだけ努力をしてきたか」ということが、お顔には表れます。

「美は一日にしてならず!!」です。

大切なのは、日々のちょっとした努力です。

今回ご紹介したコンディショニングは、どこでもすぐに始められることです。

ご自分の本来持っている力を引き出して、きれいになりましょう。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:美育サロン folium 桜堂 真子 先生、「キレイの先生」編集部)

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