「キレイの先生」編集部です。
エステサロンの先生方に取材させていただくと、「化粧水は手で付けるよりも、ローションパックで付けるのがおすすめですよ」という話をお聞きします。
今回取材させていただいた、IL SALONE の伊東 晃 先生もおっしゃっていました。
そして、伊東 先生には、ローションパックの効果を上げる5つの方法を教えていただきました。
ラップや、100均のシリコンマスクを使う方法です。
伊東 先生は、お客様にも、同じアドバイスをされているといいます。
ローションパックは、どのようにレベルアップさせることができるのでしょうか?
伊東 先生に教えていただきました。
目次
ローションパックで化粧水を付ける
化粧水を付けたの保湿力は、手よりもローションパックの方が高いです。
そのため、化粧水を付けるには、ローションパックが断然おすすめです。
ローションパックの効果は?
「キレイの先生」編集部です。ローションパックは、密閉効果もあり、化粧水を手で付けるよりも保湿力があります。
化粧水は、いつもお使いのもので大丈夫で、クレンジング・洗顔後の化粧水をローションパックに代えます。
理想は、朝と夜、一日2回ローションパックを行うことです。
そして、今回ご紹介するローションパックの方法は、実際に、サロンのお客様に宿題としてお出ししているものです。
それをきちんと行った方は、次ご来店いただいたときには、見違えるほど、うるおいのあるしっとりとしたお肌になっています。
Level 1. シートマスクでローションパック
ローションパックで用意するのは、シートマスクと化粧水です。
シートマスクに直接、化粧水を付けません。
まずは、シートマスクを水で濡らします。
そして、水が垂れないくらいに、手でつまんで握ったあげるように絞ります(雑巾のように絞るのはやめましょう)。
シートマスクを水に濡らしたら、化粧水を付けていきます。
500円玉ほどの化粧水を、シートマスクにたっぷりと含ませてあげましょう。
スプレー型の化粧水であれば、シートマスクの表と裏、全体的に化粧水をかけてください。
これで、ローションパックの出来上がりです。
シートマスクに化粧水を直接つけてしまうと、とても多くの量を吸収してしまいます。
あらかじめシートマスクを水に濡らしておけば、化粧水も節約でき経済的で、保湿力も十分あります。
シートマスクはまず水で濡らす!
「キレイの先生」編集部です。伊東 先生のおっしゃるように、シートマスクに直接化粧水を付けると、量を使う必要がありますよね。水に濡らしておくことで、化粧水を節約でき、しかも保湿力もしっかりあるのですから、おすすめの方法です。
ローションパックの付け方
顔にローションパックを乗せたら、3分以内に外すようにします。
長時間顔に乗せておくと、パックがパリパリに乾燥してしまいます。
パックにうるおいのある内に外して、お肌がしっとりしている間に、乳液などに移るようにしましょう。
その目安が、約3分です。
ローションパックを長時間は…
「キレイの先生」編集部です。ローションパックが乾燥すると、かえってお肌の水分が持っていかれ、乾燥の原因になります。ローションパックは保湿力がとても高いですが、長時間行うのには気を付けましょう。
Level 2 ローションパックの上からラップをかける
ローションパックを顔に乗せただけでは、パックも乾燥しやすいです。
そこで、うるおいの時間を持続させるテクニックがあります。
キッチン用品の「ラップ」をご用意して(ミニサイズが使いやすいでしょう)、ローションパックを顔に乗せたら、すぐにその上からラップをかけます。
ラップは、下のように2枚を使います。
・鼻から上
・鼻から下
鼻と口の部分は、息ができるように、スペースを空けておきます。
ローションパックの上からラップをかけることで、ラップが「ふた」になって、パックの化粧水は蒸発しづらくなり、10分間くらい顔に乗せておけるようになります。
それによって、お肌が水をたくさん飲んだような感じになるほど保湿ができ、パックを外した後は、しっとりとしたうるおいに、透明感もお感じいただけると思います。
シートマスクを外した後のお肌は、しっとりとした潤いに、透明感もお感じいただけると思います。
ローションパックに「ふた」を
「キレイの先生」編集部です。ローションパックは保湿力が高いですが、(パックの)乾燥には気を付ける必要があります。ローションパックの上からラップをかけることで、「ふた」になってパックも乾燥しにくくなるので、その分、保湿力も高まります。
Level 3 100均のシリコンマスクを使う
ローションパックの上からラップをかければ、お肌にしっかりとうるおいを与えることができます。
ただ、その状態で動くと、ラップが剥がれ落ちやすく、動き回ることが難しいです。
それを解決するのが、100円ショップでも売られているシリコン製のフェイシャルマスクです。
このシリコンマスクは、耳をかけられるようになっています。
ローションパックを顔に乗せたら、このシリコンマスクを上からかけます。
これで、料理をしたり掃除をしたりしながら、ローションパックを行うことが可能です。
そして、ラップと同じように、ローションパックの「ふた」になり、保湿力を持続させることができます。
Level 4 100均のシリコンマスクでリフトアップ
シリコンマスクを使うときは、もうひと工夫することができます。
下の写真のように、シリコンマスクの耳にかける部分を、くるっとひと回しして、耳にかけます。
これによって、あごの部分が引き上げられるようになり、リフトアップ効果も期待できます。
ローションパックで保湿もでき、リフトアップにもなるので、一石二鳥です。
Level 5 美容液でエッセンスパック
シートマスクは、化粧水ではなく、贅沢に美容液を付けることもできます。
ちょっと贅沢なスペシャルケアです。
ただ、ローションパックに比べると、美容液のパックを毎日行うのは、経済的な負担も少なくありません。
美容液のパックは、週に1回や、例えば「今日はお肌が疲れているな」というときにピンポイントで行うのも良いと思います。
特別な日にエッセンスパック
「キレイの先生」編集部です。この美容液のパック(エッセンスパック)は、特別な日の前日に行うのもおすすめだそうです。
まとめ
「キレイの先生」編集部です。
化粧水は、手で付けるよりも、ローションパックの方がおすすめです。
そして、せっかくローションパックをするなら、そこにもうひと工夫だけして、さらに効果をアップすることができます。
例えば、ラップはどのご家庭にもあるものだと思います。ローションアップの上からラップをかけるだけで、保湿力はアップします。
そして、シリコンマスクも100均で売られていて、お財布にも嬉しいです。付け方を工夫するだけでリフトアップになるのも嬉しいです。
今回、伊東 先生に教えていただいた方法は、どれも簡単にできることです。
ローションパックを行うときは、そこにもうひと工夫、入れてみてはいかがでしょうか?
(取材:「キレイの先生」編集部 文:IL SALONE 伊東 晃 先生、「キレイの先生」編集部)
* 2015年11月5日に公開した『化粧水は手よりもローションパック!5段階レベルアップ術』を再編集しました。