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ヨガの自律神経を整える呼吸法!椅子に座り簡単ヨガの紹介付

本日のキレイの先生

ブラフ ヤヨイ 先生

ヨガの自律神経を整える呼吸法!椅子に座り簡単ヨガの紹介付

(編集部:2015年8月12日に公開された記事を再編集したものです)

しっかりと息を吐いて…。大きく息を吸う…。

深い呼吸は、ヨガの基本です。深く呼吸することで、自律神経のバランスを整えることができます。そんなヨガの呼吸法を、椅子に座りながらできる簡単ヨガと合わせて、ご紹介します。

ヨガの呼吸法(深い呼吸)

現在、様々な種類のヨガがあります。ただ、どんな流派のヨガでも大事にしているのが、呼吸法です。ヨガは丁寧に深い呼吸で行う健康法です。

ヨガでは、呼吸が「身体」と「心」をつなぐかけ橋とされています。

ヨガの呼吸法(深い呼吸)

呼吸を深くする仕方

深い呼吸は、大きく息を吸うことを想像する方が多いのではないでしょうか? ただ、呼吸を深くするには、まずはゆっくり息を吐くことを意識してみてください。

例えば、呼吸困難で息を吸うのが難しいときは、「息を大きく吐いて」と言います。それは、大きく息を吐けば、その後に自然と大きく息を吸うことができるためです。

長く大きく息を吐くように心がけると、深い呼吸は作りやすいと思います。

では、深い呼吸にどんな効果があるのか、みていきましょう。

ヨガの呼吸法の効果:自律神経を整える

忙しい現代社会には、不規則な生活、偏った食事など、身体の調子を乱す要素がたくさんあります。また、緊張の続く日々を送っていたり、ONとOFFの切り替えが難しかったりと、身体と心のバランスの調整が難しいと感じている方も多いようです。

そんな身体と心の働きをコントロールしているのが、「自律神経」です。

交感神経と副交感神経

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があります。

■ 交感神経
集中時などに働く「緊張」の神経
昼、優位に立つ

■ 副交感神経
睡眠時などに働く「リラックス」の神経
夜、優位に立つ

私たちの身体では、この二つの神経が交互に入れ替わりながら働いています。

しかし、日中を問わず交感神経が優位な状態が続くと、夜に眠りにつくことが難しくなります。そのまま疲れが取れずに朝をむかえると、身体と心の調子は悪化してしまいます。

自律神経のバランスの乱れが続くと、このような悪循環に陥ることもあり、自律神経のバランスは大切です。

ヨガの深い呼吸が自律神経を整える

自律神経は身体の自然な機能として働いていて、意思でコントロールすることができません。

しかし、呼吸をコントロールすることで、自律神経に働きかけることができます。

自律神経は、呼吸と合わせて、
・息を吸うと、交感神経(緊張)が優位に
・息を吐くと、副交感神経(リラックス)が優位に
立ちます。

つまり、深い呼吸(たくさん息を吸って、たくさん息を吐く)ができていれば、自律神経のバランスを整えることができるのです。

私たちは睡眠時も含めて日常生活のほとんどで、無意識に呼吸をしていると思います。

ヨガではそれを呼吸に意識を向け、浅くなりがちな呼吸を深めていきます。

そのため、ヨガの呼吸法は自律神経を整えるのに効果的なのです。

ヨガの呼吸法は美肌作りにも

深い呼吸は、自律神経を整える以外にも、美肌作りにもつながります。

呼吸を深めることで血流やリンパの流れが良くなり、代謝も上がります。すると、デトックスしやすい身体になります。

また、一回でたくさんの酸素を身体に取り入れることができるため、細胞が活性化され、アンチエイジングにもなります。

椅子に座った簡単ヨガで深い呼吸

ヨガはいつでもどこでも簡単にできるのも魅力です。

今回は、ご自宅はもちろんオフィスや学校でも、椅子に座りながらできる簡単なヨガをご紹介します。呼吸を深くするのに、おすすめの方法です。

呼吸を深くするヨガ1.

1)
椅子に座り、左足を右足の太ももに乗せて、足を交差させます。

2)
身体を左の方向にひねり、その状態を保ったまま、大きく息を大きく吸って吐いて、深い呼吸を行います。それを5~10回繰り返します。

椅子に座った簡単ヨガ

3)
今度は、左右を逆にして深い呼吸を5~10回繰り返す。

椅子に座った簡単ヨガ2

左右の順番は、どちらから始めても大丈夫ですが、左右両方で行います。

呼吸を深くするヨガ2.

1)
椅子に座り、手を後ろで組んで、背筋をピンと伸ばします。

2)
顔を上げて、その状態を保ったまま、大きく息を大きく吸って吐いて、深い呼吸を行います。それを5~10回繰り返します。

椅子に座った簡単ヨガ3

まとめ

ヨガで大事なのは、ポーズに近づけることよりも、まずは深い呼吸を行うことです。今回の椅子に座ってのヨガも、無理な体勢で呼吸が浅くなってしまうようでしたら、心地よく呼吸が深まる体勢で行うようにしましょう。

ヨガの呼吸法は、自律神経を整えることができますので、皆さまにもお試しいただきたいと思います。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:「キレイの先生」編集部、アーユルヴェーダサロン ガネーシャ ブラフ ヤヨイ 先生)

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