「キレイの先生」編集部です。
今回は、K cookingsalon(ケークッキングサロン) の鈴木 かおり 先生に取材させていただきました。
鈴木 先生は、アトピー性皮膚炎でお悩みの方の食事改善などをレッスンされています。
こちらは、鈴木 先生の記事の後編です。
前編では、腸の不調が肌荒れの原因になることを取り上げました。
例えば、便秘が、ニキビなど肌荒れの原因になります。
つまり、腸内環境を整える食べ物は、肌荒れにも良いといえます。
この後編では、肌荒れにも良い食べ物、つまり、腸内環境を整える食べ物をまとめます。
肌荒れには、どんな食事が効くのでしょうか?
鈴木 先生に教えていただきました。
まだ前編の記事をお読みになっていない人は、まずはそちらからご覧いただきたいと思います。
鈴木 先生の前編の記事はこちら
目次
肌荒れに良い食べ物(食べ方・調理方法)
・1. 身土不二(食べ方)
・2. 一物全体(食べ方)
・3~4. 調理方法
肌荒れに良い食べ物・料理
・6. 辛い野菜
・7. ビタミン・ミネラル
・8. その他
・9. 料理
本日のキレイの先生
K cookingsalon(ケークッキングサロン)
鈴木 かおり 先生
「キレイの先生」編集部
肌荒れに良い食べ物(食べ方・調理方法)
鈴木 先生の話をお聞きして、腸の働きが低下すると、肌荒れなどの原因にもなることが分かりました。
つまり、腸内環境を整える食べ物は、肌荒れなどにも良いといえると思います。
それには、どんな食べ物があるのでしょうか?
1. 身土不二(食べ方)
まずは、「身土不二(しんどふじ)」という考え方があります。
それは、どんな考え方なのでしょうか?
「身近でとれた旬なものをいただく」というマクロビオティックの考え方で、腸を助けてくれます。
旬なものは、栄養価も高いですね。
旬なものを食べる
旬な野菜・果物は、栄養価が高いだけではなく、その季節に合った作用を持っています。例えば、夏の野菜は身体を冷やす作用が、冬の野菜は身体を温める作用が高いです。つまり、旬な食べ物を食べることで、その季節に必要な作用を得られるということですね。
2. 一物全体(食べ方)
野菜や果物は、丸ごと全体を食べて、初めてバランスが取れます。
その考え方を、「一物全体(いちぶつぜんたい)といいます。
例えば、野菜は皮や根っこも、米や小麦は外側も、すべてを摂ることをおすすめします。
野菜・果物を丸ごと摂るには?
下の記事でも紹介していますが、野菜や果物を丸ごと摂るには、スムージーなども良いと思います。スムージーは、野菜(や果物)をミキサーに入れて拡販するだけで作れて、野菜などのすべての部分を摂ることができます。
3~4. 調理方法
ご飯を、水加減や火加減で、やわらかく炊くことも、消化を助けます。
また、圧力鍋を使った料理なども良いです。
肌荒れに良い調理方法
肌荒れに良い調理方法をまとめます。
3. ご飯をやわらかく炊く
4. 圧力鍋を使った料理
私は、どちらかというと、ご飯は固めに炊いた方が好きだったのですが、消化のことを考えると、やわらかく炊く方が良かったのですね。
肌荒れに良い食べ物(5. 発酵食品)
発酵食品は、腸内細菌の働きを助けてくれます。
例えば、味噌や醤油、甘酒、ぬか漬けなどですね。
発酵食品は、本物を使ってほしいと思います。
化学薬品などが使われているものではなく、長時間で熟成されたものの方が、腸に働かせるのに効果が高いです。
発酵食品について
このサイトでも、「甘酒」や「しょうゆ麹」などを取り上げたことがあります。どちらも、手作りすることができ、健康や美容の効果も高いので、おすすめです。
肌荒れに良い食べ物・料理
6. 辛い野菜
辛い野菜も、消化を助け、腸が喜ぶ食材です。
例えば、大根や玉ねぎ、長ネギ、ショウガなどです。
7. ビタミン・ミネラル
栄養は、チームワークで働きます。
肌荒れには、「ミネラル」と「ビタミン」を十分に摂ることもおすすめです。
腸内環境を整え、腸の蠕動運動を活発にして、美肌効果も期待できます。
ミネラルやビタミンは、海藻や緑黄色野菜、種子類に多く含まれています。
主食を、食物繊維の多く含まれる玄米や雑穀にするのも良いでしょう。
8. その他
他にも、腸内環境を整えるには、玄米、雑穀、十割そば、根菜、パセリ、クレソン、大豆、白い豆、納豆、海藻、寒天、リンゴ、ベリー、きのこ、こんにゃく、芽キャベツ、カボチャ、干しシイタケ、かんぴょう、葛(くず)などの食べ物も良いです。
9. 料理
料理では、きんぴら、ひじきの煮物、海藻入りの味噌汁、白菜の漬物、寒天ゼリー、りんごの葛ねり、ひじきこんにゃく、青菜のおひたし、昆布と豆の煮もの、蒸し野菜のサラダなどがおすすめです。
腸が喜ばない食べ物
最後に、腸が喜ばない食べ物をご紹介させていただきます。
脂っこいものや、コレステロールの高い食べ物は、あまり良くありません。
お肉などの、鉄分と脂質の組み合わせは、活性酸素を起こす原因となります。
活性酸素とは
活性酸素は、下の記事でも紹介していますが、身体の細胞を酸化させる(細胞が錆び付くようなイメージ)原因になります。細胞が酸化すると、機能が低下して、老化の原因になります。
また、焼いた小麦製品やカフェイン、単糖類、水分の摂りすぎ、夜食なども、腸に優しいとはいえません。
肌荒れに効く食べ物・食事まとめ
鈴木 先生に教えていただいた、肌荒れに良い、つまり、腸内環境を整えるのに良い食べ物・食事をまとめます。
1. [食べ方]身土不二
身近でとれた旬なものをいただく。
2. [食べ方]一物全体
野菜や果物は、丸ごと全体を食べる。
3. [調理方法]ご飯をやわらかく炊く
4. [調理方法]圧力鍋を使った料理
6. [食べ物]辛い野菜
大根や玉ねぎ、長ネギ、ショウガ、など。
7. [食べ物]ミネラル・ビタミン
海藻や緑黄色野菜、種子類などに多く含まれている。美肌効果も高い。
8. [食べ物]その他
玄米、雑穀、十割そば、根菜、パセリ、クレソン、大豆、白い豆、納豆、海藻、寒天、リンゴ、ベリー、きのこ、こんにゃく、芽キャベツ、カボチャ、干しシイタケ、かんぴょう、葛(くず)、など。
9. [料理]料理
きんぴら、ひじきの煮物、海藻入りの味噌汁、白菜の漬物、寒天ゼリー、りんごの葛ねり、ひじきこんにゃく、青菜のおひたし、昆布と豆の煮もの、蒸し野菜のサラダ、など。
まとめ
腸の状態は、お肌にも表れます。
例えば、肌荒れも、お肌のお手入れ不足ではなく、腸内環境の乱れから来ている場合もあります。
スキンケアで肌荒れを改善しても、腸内環境が乱れていては、まだ肌荒れが出てしまうかもしれません。
腸内環境を整えるのに良い食べ物は、肌荒れにも良いといえます。
それは、いちばんのスキンケアといっても、過言ではないのかもしれません。
肌荒れでお悩みのときは、スキンケアを見直すのと同時に、腸内環境を整える食事を心がけて、身体の中からも改善することをおすすめします。