美容のスペシャリストが教えるキレイ

開き毛穴から詰まり毛穴には進ませない!保湿で毛穴に水分を

本日のキレイの先生

成田 桃子 先生

開き毛穴から詰まり毛穴には進ませない!保湿で毛穴に水分を

「キレイの先生」編集部です。

若い人も、ご年配の方も、毛穴でお悩みの方は少なくありません。

私も、小鼻の毛穴の開きが気になっています。

今回は、そんな「毛穴」がテーマです。

エステティックサロン New Look の成田 桃子 先生に取材させていただきました。

毛穴に汚れが詰まると、毛穴が開いて目立ってしまいます。

毛穴は、どんな悩みが出やすいでしょうか?

そして、それを改善するには、どんなことができるでしょうか?

成田 先生に教えていただきました。

成田 先生の記事

こちらは、成田 先生の前編の記事です。後編では、エレクトロポレーションについてお話しいただきました。

目次

毛穴の役割

毛穴のたるみ・開き・詰まり
・1. たるみ毛穴
・2. 開き毛穴
・3. 詰まり毛穴

まとめ

本日のキレイの先生

エステティックサロン New Look

成田 桃子 先生

「キレイの先生」編集部

毛穴の役割

成田 先生、よろしくお願いします。

今回は、毛穴のことについて、お話しいただきたいと思います。

サロンのお客様には、毛穴でお悩みの方は多いですか?

はい、たくさんいらっしゃいます。

幅広い年代の方が、毛穴のことを気にされています。

そもそも、毛穴は、どんな役割があるのでしょうか?

お肌に必要なものなのですか?

毛穴は、女性の気になる場所で、あまり良いイメージはないと思います。

そうですね、ネガティブなイメージがあります。

ただ、毛穴にも役割があります。

例えば、寒いときは、毛穴が縮こまって熱を外に出さないようにしたり、暑いときは、皮脂(ひし)や汗を放出して体温が上がりすぎないようにしたりします。

また、皮脂膜(ひしまく)を作って、お肌のうるおいを守ったり、外部の刺激からお肌を守ったりしています。

編集部のコメント

毛穴には、「皮脂腺(ひしせん)」という器官があり、油分の「皮脂」が分泌されています。

皮脂は、お肌の表面で汗などの水分と混ざり合い、天然の保護膜の「皮脂膜」を作ります。

皮脂膜は、成田 先生のおっしゃるように、お肌の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激からお肌を守ったりする役割があります。

毛穴のたるみ・開き・詰まり

毛穴のたるみ・開き・詰まり

毛穴の悩みには、どんなものがありますか?

大きく、3つあります。

たるみ毛穴」・「開き毛穴」・「詰まり毛穴」です。

1. たるみ毛穴

たるみ毛穴は、加齢によるお肌の老化から来る場合が多いです。

若いときに浴びた紫外線や、ストレスなどが原因になります。

たるみ毛穴には、セラミドなどを補うと良いと思います。

編集部のコメント

「お肌のバリア機能」という言葉を聞いたことはありませんか?

皮膚は、「表皮(ひょうひ)」・「真皮(しんぴ)」・「皮下組織(ひかそしき)」の3層構造になっています。

皮膚の断面図イメージ

表皮はさらにいくつかの層に分かれていて、そのもっとも表面にあるのが「角質層」です。バリア機能は、その角質層が担っています。

その中で、水分を保持する役割をしているのが、「セラミド」という成分です。

また、お肌は、コラーゲンやエラスチンなどの保湿成分を持っていますが、年齢とともに減少します。

たるみ毛穴には、それらを補える化粧品も良いです。

編集部のコメント

コラーゲンやエラスチンは、真皮にある弾力成分です。

そのため、それらが減少すると、お肌はハリがなくなって、たるみやすくなります。

2. 開き毛穴

開き毛穴のいちばんの原因は、乾燥です。

お肌が乾燥すると、毛穴の周りの皮膚が粗くなって、毛穴も縮小されなくなってきます。

これも、紫外線が大きな原因になります。

開き毛穴には、毛穴に常に水分を入れてあげるよう、保湿することが大切です。

保湿するのに、何かおすすめの方法はありますか?

ローションパックです。

ローションパックは、保湿力が高く、毛穴にしっかり水分を埋め込んでくれます。

開き毛穴は、ローションパックで大分、改善することができると思います。

ローションパックを行う上で、ポイントはあるのでしょうか?

パックは、まぶたの部分が空いているものが多いです。

ただ、まぶたは皮膚が薄く、乾燥して老化が表れやすい場所です、

そのため、パックは、まぶたの部分まで付いているものがおすすめです。

また、洗顔した後が、お肌はいちばん乾燥しやすく、外部の刺激も受けやすいです。

そのため、ローションパックは、洗顔した直後に行ってほしいと思います。

編集部のコメント

ローションパックについては、「ローションパックの効果は?4つの手順で簡単に出来るやり方」などでも取り上げています。

この記事では、皮膚が薄くて乾燥しやすい目元に、コットンパックが三重になる付け方をご紹介しています。

ローションパック以外で、開き毛穴をケアするのに、ホームケアで出来ることはありますか?

スキンケアでは、すべての場所に、同じ量の化粧品をお使いになっている方が多いと思います。

ただ、お肌は化粧品を吸収した後、また乾燥していきます。

そのため、開き毛穴などが気になる場所は、夜の寝る前などに、もういちど化粧品を重ね塗りして、保湿成分を入れてあげることも、おすすめです。

3. 詰まり毛穴

毛穴がたるんでいたり開いていたりすると、ファンデーションなどのメイク化粧品や、角質が毛穴の中に入って詰まる原因になります。

編集部のコメント

角質は、古くなった肌細胞のことをいいます。

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が垢になって剥がれ落ちて、日々生まれかわっています。

メイクの汚れが落ち切っていないと、毛穴に詰まりやすくなるといいますね。

そうですね。

後は、クレンジングの洗浄力も関係しています。

クレンジングオイルやクレンジングジェルは、洗浄力が強いです。

ただ、毛穴の汚れを、中に押し込んでしまったりもします。

そうなのですか!?

また、お肌に摩擦がかかり過ぎてしまったりします。

そのため、クレンジングは、クリームやミルクのものをおすすめしています。

詰まり毛穴は、どう改善すれば良いのでしょうか?

ご自分で、毛穴の汚れを取るのは、なかなか難しいと思います。

お家でのクレンジング・洗顔は、基本的に表面の汚れまでしか取り除けません。

例えば、桶にお湯を張って顔に蒸気を当てたり、ホットタオルを顔に乗せたりして、毛穴を開いてから、クレンジング・洗顔を行えば、毛穴の汚れも取れやすくなります。

それを毎日行えば、違ってくると思います。

ただ、それはなかなか大変なことでしょう。

こんなことを言ってはいけないのでしょうが、毎日は面倒ですね…。

編集部のコメント

ホットタオルは、フェイスタオルをお湯で濡らして絞ったり、濡らしてレンジで温めたりするだけで作ることができます。

クレンジングの前に使うときは、濡らしたタオルをラップで巻いて温め、そのまま顔に乗せれば、タオルがメイクで汚れることもありません。

ホットタオルについては、「ホットタオルは作り方簡単で効果ばっちり!便利な使い方3つ」などでも取り上げています。

先程お話したローションパックも、毛穴が詰まっていないことが前提です。

詰まり毛穴では、化粧品を付けても、表面で蒸発してしまい中に入っていきません。

たるみ毛穴・開き毛穴から、詰まり毛穴に進ませないように、きちんとケアすることが大切といえそうですね。

ちなみに、先生のサロンでは、毛穴の詰まりをどのようにして取っているのですか?

「ウルトラソニック」という超音波の機械を使っています。

とても細かい振動を与えることで、毛穴の中の汚れが浮き出てくるような感じです。

まとめ

毛穴の悩みは、大きく3つのタイプがあるとのことでした。

1. たるみ毛穴

2. 開き毛穴

3. 詰まり毛穴

詰まり毛穴まで進んでしまうと、自分でケアするのは難しくなるため、その手前の時点で改善したいものですね。

乾燥から来る開き毛穴には、しっかり保湿することが大切といいます。

ローションパックや、化粧品の重ね塗りは、自分でも出来ることです。

「あれ、毛穴が開いている…?」と気付いたときは、詰まり毛穴に進んでしまわないように、しっかり保湿をして、毛穴に水分を埋め込んであげましょう。

成田 先生の記事

こちらは、成田 先生の前編の記事です。後編では、エレクトロポレーションについてお話しいただきました。

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