「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「顎(あご)のラインをシャープにする方法」です。
ロルフィング&筋膜リリースサロンfaro の児玉 美穂 先生にインタビューさせていただきました。
顎のラインがぼやけるのは、顎に原因があるのではなく、その周りの状態によっても、そういった状態が起こるといいます。
そのため、顎のラインをシャープにするには、例えば鎖骨のところからアプローチしたり、顔の筋肉からアプローチしたりすることも、効果的だそうです。
今回は、児玉先生には、顎の周りからアプローチして、顎のラインをシャープにする方法を教えていただきました。<>
目次
顎のラインをシャープにする方法
・鎖骨の下を持ち上げて歪みを矯正する
・手で顎を引いて広頚筋をゆるめる
・口を開閉して咬筋をゆるめる
・耳の上をかき上げて側頭筋をゆるめる
顎のラインをシャープにするには周りからのアプローチも大切
顎(あご)のラインがぼやけたりたるんだりするのは、顎の部分にだけ原因があるわけではありません。
人間の身体のパーツには、「本来あるべきところ(場所)」があります。
例えば、肩こりの方は、肩が、「肩こりになりやすい場所」にあることが多いです。
つまり、本来あるべきところから外れているのですね。
それは、「歪み」ともいえます。
人間の身体はひとつでつながっていますので、身体のどこかが歪んでいると、周りもそれに引っ張られてしまい、負荷がかかります。
先程の肩こりでいうと、肩こりで、肩が重かったり痛みを感じたりするのは、そういった負荷もよるところもあります。
身体が歪んでいると、姿勢がきれいにはなりません。
姿勢が悪いのは、身体のどこかのパーツが、本来の場所からずれてしまっている状態といえます。
ですので、姿勢が悪いと、周りもそれに引っ張られて、顎のラインがぼやける原因にもなります。
それに、人間の背骨は本来、湾曲した形をしていますが、姿勢の悪さから、その湾曲がなくなってきて直線に近づいてくると(それを「ストレートネック」といいます)、首が縮こまってきます。
そうしたことによっても、顎のラインはぼやけてしまいます。
ですので、顎のラインをシャープにするには、顎にアプローチすることもそうなのですが、その周りからアプローチしていくことも大事です。
顎のラインがぼやける原因
・顎の周りのパーツが、本来あるべきところから外れて、顎もそれに引っ張られてしまう
・姿勢の悪さから首が縮こまってくる
など
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顎のラインをシャープにする方法
鎖骨の下を持ち上げて歪みを矯正する
身体のパーツが本来の場所から外れるという点でいうと、胸のあたりも下に落ちやすいです。
そこから、顎のラインがぼやけてしまうケースもあります。
ですので、鎖骨の下を持ち上げるようにするのも、顎のラインをすっきりさせるのにおすすめです。
方法は、鎖骨の下に手を置いて、横に伸ばすようにしながら鎖骨を持ち上げていきます。
このときのポイントは、「頭を背骨の上に乗せる」ことをイメージすることです。
顎をシャープにする方法
鎖骨を、横に伸ばすようにしながら手で持ち上げる(頭を背骨の上に乗せることをイメージする)
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手で顎を引いて広頚筋をゆるめる
次は、お顔と身体をつなげている「広頚筋(こうけいきん)」という筋肉にアプローチする方法です。
広頚筋は、顎から肩のほうに付いていて、この筋肉が硬くなると、顎のラインがぼんやりする原因になりますし、口角を下げたり、首のシワにつながったりもします。
広頚筋をゆるめるには、まずは、鎖骨の上あたりを、指の腹で押さえます。
その状態で、もう片方の手を、顎の骨のキワに置いて、お顔を軽く引きます。
それに加えて、手でお顔を軽く引くのに抵抗するように、お顔を戻そうと軽く力をかけるのもいいですよ。
顎をシャープにする方法
1. 指の腹で鎖骨の上あたりを押さえる
2. もう片方の手で、顎の骨のキワを軽く引く
3. それに抵抗するように、顔を戻そうとするのも効果的
口を開閉して咬筋をゆるめる
歯をグッと噛みしめたときにボコッと盛り上げるところには、「咬筋(こうきん)」という咀嚼筋(そしゃくきん・咀嚼するときに使う筋肉)のひとつがあります。
咬筋を手で軽く触った状態で、口を開閉するのも、顎のラインをすっきりさせるのにいいです。
顎をシャープにする方法
咬筋を手で触った状態で口を開閉する
編集部が「どうして顎のラインをシャープにするのに効果的なのか」を解説
咬筋を手で触った状態で口を開閉するのが、どうして、顎のラインをシャープにするのに効果的なのかを解説します。
身体の筋肉は、例えば筋トレなどで負荷をかけると、硬くなります。
それは、顔の筋肉にもいえることで、特に咀嚼筋は、食事で固い食べ物を噛み砕けるように力のとても強い筋肉で、しかも、噛みしめや食いしばりの癖などで、負荷のかかりやすく、その分、硬くなりやすい筋肉といえます。
咬筋は、下顎(したあご)を引き上げる働きがあります。
その咬筋が硬くなると、筋肉の弾力が失われるので、顎を引き上げる力も低下します。
それによって、たるみや、顎のラインがぼやける原因にもなります。
咬筋を手で触った状態で口を開閉することで、硬くなった咬筋をゆるめることもできます。
それによって、顎のラインをシャープにすることにも効果が期待できます。
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耳の上をかき上げて側頭筋をゆるめる
最後は、「側頭筋(そくとうきん・顔の側頭部にある咀嚼筋)」にアプローチする方法です。
方法は、髪を引き上げるように、耳の少し上のあたりを両手で引き上げるだけです。
それだけでも、顎のラインをすっきりさせるのにいいですよ。
顎をシャープにする方法
耳の少し上あたりを両手で引き上げる(髪を引き上げることをイメージ)
編集部が「どうして顎のラインをシャープにするのに効果的なのか」を解説
側頭筋も、咬筋と同じ咀嚼筋のひとつで、下顎を動かす働きがあって、噛みしめの癖などで硬くなりやすい筋肉です。
側頭筋が硬くなることによっても、顎を引き上げる力が低下して、顎のラインをぼやける原因になります。
耳のあたりを引き上げることで、側頭筋をゆるめることができ、それによって、顎のラインをシャープにすることにもつながりますし、顔のリフトアップ効果が期待できます。
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編集部の選ぶ顎のラインをシャープにするのにおすすめの美顔器
「キレイの先生」編集部です。
ここまでが、児玉先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。
顎のラインをシャープにするには、顔の筋肉をゆるめられる美顔器も手軽で即効性が高くおすすめです。
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メディリフトは、美容家電メーカーのヤーマンが新発想で開発した装着するだけのウェアラブル美顔器です。
フェイシャルエステサロン ロータスロータスの尾本 広美 先生の感想をご紹介します。
メディリフトは10分の使用を推奨されているのですが、3分装着しただけで「すごい、ほうれい線がなくなった!」と驚きました(笑)。
装着中、口周りの筋肉に対してかなり効いている感じがあったので、鏡をみて「やっぱり!」と納得です(笑)。
それにフェイスラインがすっきりして、顔のリフトアップもすごく感じられました。
顔が引き締まってさらに引き上がるというのでしょうか…。
それは、メディリフトを装着するだけで、ケアの必要な場所に適切な周波数のEMSが自然と当たるのが大きいですよね。
それもあって、場所によってEMSのピリピリ感が違います。
自己流の間違ったフェイスマッサージは逆効果になります。
ただメディリフトは、装着しておけば後は何もしないでも勝手にケアをしてくれるので、本当に手軽でおすすめです(笑)。
* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。
商品概要
美容家電メーカーのヤーマン新発想で開発したウェアラブル美顔器で、楽天などでも第1位を獲得しています。
顔の筋肉の場所によってEMSの周波数を変えて、「休ませるべき筋肉」にはストレッチを、「動かすべき筋肉」にはトレーニングを行うことができ、見た目年齢を決める顔の下半分にアプローチします。
●商品名:メディリフト
●通常価格:税別25,000円
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まとめ
今回のインタビューで挙がった、顎のラインをシャープにする方法をまとめます。
1. 鎖骨を、横に伸ばすようにしながら手で持ち上げて、本来の位置に戻す
2. 指の腹で鎖骨のあたりを押さえて、もう片方の手で顎の骨のキワを軽く引いて、広頚筋をゆるめる
3. 咬筋を手で触った状態で口を開閉して、咬筋をゆるめる
4. 耳の少し上あたりを両手で引き上げて、側頭筋をゆるめる
顎のラインをシャープにするには、顎にだけアプローチするよりも、全体的なアプローチが大切になるといえそうです。
児玉 先生に教えていただいた方法は、ちょっとした空き時間に行えることですので、顎のラインが気になっている方は、毎日の手軽なセルフケアとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
(取材:「キレイの先生」編集部 文:ロルフィング&筋膜リリースサロンfaro 児玉 美穂 先生、「キレイの先生」編集部)
* 2016年10月20日に公開した『顎のラインがぼやけている…顎をシャープにする4つの方法!』を再編集しました。