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コメドの対策4つ!初期ニキビで食い止め!洗顔に角質ケアも!プロに聞く

本日のキレイの先生

澤居 寿江 先生

ニキビになるかも…コメドの原因とは?コメドの対策と予防!

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「コメド」です。

Facial Esthetic TKbeauty の澤居 寿江 先生にインタビューさせていただきました。

コメドは、皮脂(ひし・毛穴から分泌)が毛穴に詰まって膨らんでいる状態のことをいいます。

そのまま放置しておくと、炎症を起こしてニキビの原因になります。

コメドを改善・予防するには、毛穴に皮脂が詰まりにくくすることが大切で、丁寧に洗顔を行うことや、お風呂で毛穴を開いて皮脂をやわらかくすることなどが効果的だといいます。

コメドの原因や予防方法などについて、澤居先生に教えていただきました。

目次

コメドとは
・コメドはニキビの初期症状

コメドの原因
・コメドはどの肌タイプにできやすい?
・生活習慣で原因になること
・普段のスキンケアで原因になること

コメドができたときの対策
・毎日2回洗顔を丁寧に行う
・洗顔と角質ケアを別々に行うことが理想
・お風呂で皮脂を溶かして取りやすくする
・コメドの根本改善にはエステなどがおすすめ

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

コメドとは

コメドとニキビ

コメドは、毛穴がふさがって皮脂が詰まって膨らんでいる状態のことをいい、「面疱(めんぽう)」とも呼びます。

毛穴の中には皮脂腺(ひしせん)があって、そこから油の皮脂が分泌されていて、毛穴は皮脂に満たされています。

通常、皮脂は毛穴の外に排泄されて、肌表面で汗などの水分と混ざり合い、「天然の保湿クリーム(皮脂膜・皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を保護したりする役割がある)」を作ります。

ただ、毛穴周りの角質(皮膚表面の古い肌細胞)が厚くなって毛穴をふせいだりして、皮脂の排泄が滞ると、皮脂が毛穴の中に詰まってしまい、「コメド」になるのです。

コメドはニキビの初期症状

コメドは、炎症ニキビの入り口です。

お肌にはアクネ菌などの常在菌(健康な人の身体に日常的に存在している菌)がいて、毛穴の中に詰まってたまった皮脂は、それらの菌のエサになります。

そうして毛穴の中でアクネ菌などが繁殖すると、毛穴は炎症を起こしてニキビになってしまいます

流れとしては、毛穴周りの角質が厚くなって毛穴がふさがれたりすると、出口を失った皮脂が毛穴に詰まってしまい、コメドになります。

ちなみに、その状態を、「白ニキビ」ともいいます。

それが炎症を起こすと赤くなり「赤ニキビ」になって、さらに症状が進んで膿(うみ)になると「黄ニキビ」になります。

そして、それが酸化すると、「黒ニキビ」になります。

つまり、コメドは、炎症ニキビの初期症状といえます。

コメドはニキビの初期症状

1. 毛穴周りの角質が厚くなって毛穴をふさぐ
2. 皮脂が毛穴に詰まって膨らみ「コメド・白ニキビ」になる
3. それが炎症を起こすと赤くなって「赤ニキビ」になる
4. それが膿になると「黄ニキビ」になる
5. それが酸化すると「黒ニキビ」になる

コメドの原因

コメドの原因

コメドはどの肌タイプにできやすい?

コメドは、皮脂が毛穴が詰まった状態のことをいいますから、スキンタイプ(肌質)でいうと、オイリータイプの方に出来やすいと思われがちですが、そうとも限りません。

毛穴のサイズは、基本的に、皮脂の分泌量に比例しています

皮脂の分泌が多い「オイリータイプ(脂性肌・しせいはだ)」は、毛穴が大きく目立ちやすいです。

ただ、皮脂の分泌が多いから、毛穴が詰まりやすいというわけではありません。

オイリータイプでも、皮脂がきちんと排泄されていれば、コメドが出来ることもありません。

一方で、「ドライタイプ(乾燥肌)」は、毛穴は小さいことが多く目立ちづらいです。

ただ、ドライタイプの方でも、毛穴周りの角質が熱くなって毛穴をふせいでいれば、コメドは出来てしまいます。

ですので、コメドが出来るのは、皮脂分泌の量というよりも、毛穴がふさがれていないかということが大きいです。

それから、スキンタイプという点でいうと、日本人に多くみられるのは「コンビネーションタイプ(混合肌)」で、これは、Tゾーン(おでこ・鼻など)とUゾーン(口元・あご・頬など)の皮脂分泌に差があるタイプのことをいいます。

コンビネーションタイプの方は、皮脂分泌が過剰になっているところに、コメドが出来やすいです。

生活習慣で原因になること

コメドの原因(生活習慣によるホルモンバランスの乱れ)

皮脂の分泌は、ホルモンバランスにも影響を受けています。

人間には「女性ホルモン」と「男性ホルモン」があり、皮脂の分泌に特に影響があるのが、男性ホルモンです。

男性ホルモンは、副腎皮質(ふくじんひしつ)という期間で分泌されているのですが、その分泌量が増えてホルモンバランスが崩れてしまうと、皮脂腺を活性化して皮脂が過剰に分泌されやすくなりますし、角質を厚くする原因にもなります。

そうすると、元々皮脂の分泌が少なくて毛穴の小さな場所は、それによって、すぐに毛穴がふさがれやすいです。

■ ホルモンバランスの乱れによる影響
・皮脂の過剰分泌
・角質肥厚(かくしつひこう・角質が厚くなること)

特に現代社会は、女性の社会進出が進み、男性と同じように仕事をする肩が増えました。

それと同時に、ストレスも増えて、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスを崩しやすい環境にあるといえます。

それに、睡眠不足や偏った食事などの生活習慣の乱れも、ホルモンバランスの乱れの原因になりますし、喫煙過度な飲酒なども良くありません。

コメドの原因

(ホルモンバランスの乱れ)
仕事などによるストレス
生活習慣の乱れ(睡眠不足、偏った食事、など)
喫煙
過度な飲酒
など

普段のスキンケアなどで原因になること

コメドの原因(不適切なスキンケア)

それから、皮脂の分泌が活発な状態のときに、スキンケアで、油分の多い化粧品を使うと、毛穴をふさいでコメドにつながる可能性もあります。

それに、石油系のオイル(鉱物油)が使われているスキンケア化粧品も、あまりおすすめしません。

そういったオイルは、密閉する作用が強いため、毛穴をふさぐ原因になります。

石油系のオイルが使われていない化粧品には、「鉱物油フリー」などとご案内されていることが多いですので、それをご参考にしてもいいですよ。

後は、化粧下地ファンデーションが、毛穴詰まりにつながる場合があります。

そうしたスキンケアなどの外的な要因で、油分を増やすことによっても、コメドの原因になります。

コメドの原因

皮脂の分泌が活発な状態のときに、油分の多いスキンケア化粧品でお手入れする
石油系のオイル配合のスキンケア化粧品を使用する
化粧下地やファンデーションが毛穴に詰まる
など

コメドができたときの対策

コメドが出来たときの対策(洗顔)

コメドを改善・予防するには、普段の生活習慣スキンケアを見直すことが大切です。

毎日2回洗顔を丁寧に行う

角質が厚くなると、毛穴をふさいで、皮脂が毛穴の中で詰まりやすくなります。

そのいらない角質を落とすのが、洗顔の役割です。

ですので、朝晩の2回の洗顔をしっかり丁寧に行うことで、コメドの改善・予防にもなります。

ただ、洗顔方法によっては、お肌の潤いを奪って水分を逃してしまう場合もあります。

洗顔料は基本的に、アルカリ性です。

洗顔料の全成分をご覧いただくと、石鹸素地や水酸化ナトリウムが主成分になっているものが多いのですが、それらはアルカリ性の成分です。

それに対して、お肌は弱酸性です。

だからこそ、洗顔料で、お肌を一時的にアルカリ性にすることで、タンパク質を分解して角質を落とせるわけですが、スキンタイプによっては、刺激になる方もいらっしゃいます。

ですので、長時間、洗顔を行う必要はありません

それに、特にお肌が刺激に弱い方は、できるだけ皮膚表面を弱酸性にしておく必要がありますので、洗浄力の強すぎる洗顔料は控えたほうがいいです。

洗顔料の選び方の目安としては、洗顔後にお肌がつっぱらないものをおすすめします。

洗顔料の中には、「洗浄力が強くても、うるおい成分で調整している」といったものも多くあります。

そういったものも、自前のうるおい成分が流出していることに変わりませんので、気を付けていただきたいです。

たしかに、それらを使うと、お肌がしっとりしてつっぱらない感じがするかもしれません。ただそれは、自前の潤い成分が流出していることに変わりはありません。

コメドの改善・予防法

(洗顔)
朝晩2回の洗顔を丁寧に行う
洗顔は長時間行わない
洗浄力の強すぎる洗顔料は控える(洗顔後に肌がつっぱらないものがおすすめ)
など

洗顔と角質ケアを別々に行うことが理想

ベストのお手入れは、洗顔と角質ケア(余分な角質を取り除くお手入れ)を別々に行うことです。

洗顔は、お肌を弱酸性のまま保って洗えるようなもので行って、その上で、角質のたまりやすい方は、「ピーリング(酸などで角質をほぐして剥がれ落ちやすくする角質ケア)」や「スクラブ(微粒子で角質を剥がし落とす角質ケア)」を別に行うことがおすすめです。

この角質ケアは、毎日行わくても大丈夫です。

ちなみに、敏感肌の方は、角質ケアが悪影響を与える可能性もあるので、控えたほうがいいです。

お風呂で皮脂を溶かして取りやすくする

コメドが出来たときの対策(お風呂)

皮脂の「アブラ」は、感じで「脂」と書きます。

「牛脂(ぎゅうし)」と同じ感じです。

牛脂は冷えると固まりますが、皮脂も同じように、33度以下になると固まる性質があります。

ですので、特に冬場は、皮脂が固まりやすいです。

そうすると、コメドも出来やすくなります。

エステサロンでは、トリートメント(施術)を始める前に、お顔にスチーマーを当てたりします。

お顔に当たるその蒸気は35度くらいなのですが、それによって、毛穴を開かせて皮脂を溶かす効果もあり、コメドを取りやすい状態を作ることができます。

それと同じくらいの温度なのが、お風呂の蒸気です。

そのため、お風呂に入ることで、スチーマーと同じように、毛穴を開かせて皮脂を溶かす効果が期待できます。

現代社会は、シャワーで済ませる方も多いですが、シャワーでは、お肌はなかなか温まりきりません。

湯船につかってその蒸気を浴びることも、コメドの改善・予防につながりますよ。

ただ、お肌がデリケートな方は、長湯には気を付けていただきたいです。

のぼせて、お顔がほてるのは、毛細血管が膨張して充血している状態で、それが原因になって毛穴が炎症を起こしニキビにつながる場合もあります。

コメドの根本改善にはエステなどがおすすめ

コメドの原因は、自分自身ではなかなか判断がつかないものです。

ですので、コメドを根本から改善するには、いちどエステサロンなどでプロの方にみていただくことをおすすめします。

サロンの先生にご相談すれば、コメドの根本の原因がみえてくると思います。

当サロンでも、お客様のお肌をみたり触ったりするだけではなく、カウンセリングしながら、「これが原因かな、これではないだろうか」というように、消去法で原因を探っていきます。

スキンケアは、その方のスキンタイプに合った方法で行うことが大切です。

皆さまが良かれと思ってやっていることが、実はご自身のスキンタイプとは合っていないかもしれません。

それをみつけストップをかけるのも、私たちです。

エステサロンで、まずはご自分のスキンタイプを知って、それに合ったお手入れを行っていただきたいと思います。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

今回のインタビューで挙がった、コメドの改善・予防方法をまとめます。

1. 朝晩2回の洗顔を丁寧に行って、余分な角質を取り除く
2. 洗顔は長時間行わず、洗浄力の強すぎる洗顔料は控える
3. 角質がたまりやすい人は、洗顔と角質ケアを別々に行うのが理想
4. お風呂に入って、毛穴を開き、皮脂を溶かして取れやすくする

コメドは、そのまま放置しておくと、炎症を起こしてニキビの原因になり、ニキビの初期症状ともいえます。

ニキビに進ませないためにも、コメドの段階で、きちんとお手入れ行うことが大切です。

コメドが出来ていることに気付いたときは、澤居先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?

(取材:「キレイの先生」編集部 文:Facial Esthetic Tkbeauty 澤居 寿江 先生、「キレイの先生」編集部)

* 2016年7月6日に公開した『ニキビになるかも…コメドの原因とは?コメドの対策と予防!』を再編集しました。