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目の下のたるみが出来る原因は?筋肉や肌の衰えなど理由別に

本日のキレイの先生

梅津 芙美子 先生

目の下のたるみが出来る原因は?筋肉や肌の衰えなど理由別に

「キレイの先生」編集部です。

「疲れているときなんか、目の下のたるみが目立って嫌だなぁ、なんて思っていたんです」「え、全然そんなことないですよ。大丈夫ですよ」

今回の取材テーマは、「目の下のたるみ」です。

リラクゼーションハウス mirimili の梅津 芙美子 先生に話をお聞かせいただき、上のようにおっしゃっていただきました。お優しいです…。

年をとるにつれ、目の下もたるんできて、疲れたり寝不足だったりするとそれが目立ちますよね。

私自身もちょっと気になっていたところだったので、今回の取材は個人的にもタイムリーな内容でした。

目の下にたるみがあると、老けた印象が強くなってしまいます。

そもそも、どうして目の下はたるみやすいんでしょう?原因はどこにあるんでしょうか?

目の下のたるみについて、梅津 先生に教えていただきました。

目次

原因1 筋肉の老化
・眼輪筋の下垂
・パソコン・スマホ

原因2 肌の老化

原因3 その他
・皮膚の薄さ
・眼球の下の脂肪
・就寝前のパソコン・スマホ
・その他

ツボ押しで改善

その他の改善方法
・スキンケアで保湿
・ブラッシング

まとめ

うるおいが肌奥までギュッと引っ張られる感じがあって、肌がフワフワになって、毛穴もキュッと引き締まりました!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

原因1 筋肉の老化

目の下にたるみがあると、顔も老けて見えるようになってしまいます。

サロンにお越しになられるお客様にも、目の下のたるみでお悩みの方は少なくありません。30代後半から40代になると、そのようなお悩みの方が多くなります。

目の下のたるみは、やはり加齢にともなう「老化」が大いに関係しています。

原因はいくつかあるのですが、ひとつひとつみていきたいと思います。

まずひとつ目の原因が、老化による筋肉の下垂(垂れ下がること)です。

眼輪筋の下垂

目の周りには、「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉があります。これは、表情筋*のひとつで、まぶたを動かしている筋肉です。

目の下のたるみの原因:眼輪筋の衰え

眼輪筋が下垂すると、目の下のたるみになります。

眼輪筋が下垂するのは、この筋肉の衰えだけが原因ではありません。

顔にはいくつもの筋肉があり、それらはつながっていて、顔の皮膚も一枚です(身体全体でいっても、皮膚は一枚ですね)。

地球には重力がありますから、顔の筋肉もその影響で下に引っ張られています。そして筋肉が衰えてくると、それに対して引き上げようとする力が弱くなってきます。

特にそのストレスを受けやすいのが、おでこから頭部にかけてある「前頭筋(ぜんとうきん)」という筋肉です。この筋肉は顔のてっぺんにありますから、その他の筋肉によって下へ下へと引っ張られる力が大きいです。

目の下のたるみの原因:前頭筋・側頭筋

前頭筋が下垂すると、頭の横部分にある「側頭筋(そくとうきん)」もそれに続き、そして眼輪筋も下垂してしまいます。

つまり、顔の筋肉が衰え老化することでも、眼輪筋の下垂につながり、目の下にたるみが出来る原因になります。

* 編集部の補足:表情筋とは
表情筋は、目や口、鼻などを動かす筋肉のことをいい、人はそれによって複雑な表情を作ることができます。

パソコン・スマホ

現代社会、パソコンやスマホを見る時間が多いと思います。

ある実験で、パソコンやスマホを見ているときは、まばたきの回数がとても少なくなるという結果が出たそうです。思い返してみると、たしかにそんな気がしませんか?

眼輪筋はまぶたを動かす筋肉です。まばたきの回数が減れば、眼輪筋をあまり使わなくなり、その筋肉も衰えやすくなります。

パソコンやスマホにより、目の筋肉の老化を早めているともいえます。

またそれらは、側頭筋の張りにつながることも分かっていて、顔の眼輪筋以外の筋肉にも影響があります。

このように、パソコンやスマホを長く見続けていると、目の下にたるみが出来やすい環境を作ってしまっているんです。

原因2 肌の老化

目の下のたるみの原因:肌の老化

加齢で起こる老化現象は、お肌にもダイレクトに出てきます。

お肌の真皮層*は、「コラーゲン」がネット状になっている構造をしています。その重なった目のところに「エラスチン」で、コラーゲンを支えています。そして、その中にあるヒアルロン酸が、水分を保持しています。

これらが、お肌を支える弾力の元です。

年をとるにつれて、コラーゲンやエラスチンは減少し、その構造も弱まっていきます。すると、お肌の弾力も低下するんですね。

目の下にあるお肌が、老化して弾力を失うと、それがたるみになって表れます。

* 編集部の補足:真皮とは
お肌は、(表面から)「表皮」・「真皮」・「皮下組織」の層で出来ています。

原因3 その他

目の下のたるみの原因:その他

皮膚の薄さ

目の下の部分には、他の場所のように、皮膚の下に脂肪がありません。そのすぐ下が、筋肉です。

そのため、目の下は皮膚が薄く、たるみが目立ちやすい場所です。

例えば、寝不足のときは血流が悪くなり、顔にも疲労物質がたまります。目の下は皮膚が薄いため、血管の色素が出るため、たるみ・血行不良によるクマが特に目立ちやすくなっています。

疲れているときや寝不足のとき、目の下のたるみが気になるのはそのためです。

眼球の下の脂肪

目の下の皮膚には脂肪はありませんが、眼球の周りには脂肪があります。

そして、眼球は年を取るごとに眼圧も下がり、眼球も落ちていきます(これは眼球だけに限ったことではなく、内臓や骨も年齢と共に下垂します)。

すると眼球の下の脂肪が、眼球の下垂によって圧迫され、脂肪が目の下に突出してしまいます。

これが原因のたるみは、サロンでも改善は難しい状態です。美容外科のクリニックなどでは、この脂肪を除去する手術などがあります。

就寝前のパソコン・スマホ

目の下のたるみの原因:就寝前のパソコン・スマホ

パソコンとスマホの使用が、まばたきの回数が減って、目の下のたるみにつながりやすいことはお話ししました。

特に、就寝前はパソコンやスマホを見るのは出来る限り控えた方がいいでしょう。ブルーライトの光を浴びることは、目の疲れの原因になります。

そして、目が疲れると、同時に首全体も凝り固まってしまいます。首には自律神経*が通っていて、目や首が疲れると自律神経も乱れやすくなります。

自律神経が乱れてしまうと、寝付きが悪かったり、眠りが浅くなったりしてしまいます。

寝不足で目の下にたるみが出来ることは、つい先程お話しましたね。

とはいえ、私自身も就寝前までスマホを見てしまっています。これは現代社会では、なかなか難しいことかもしれません。

* 編集部の補足:自律神経とは
自律神経は、心と身体をコントロールしている神経です。「交感神経(緊張の神経、昼に優位になる)」と「副交感神経(リラックスの神経、夜に優位になる)」があり、この2つの神経が交互に入れ替わっています。
そのバランスが崩れて、例えば交感神経ばかりが優位になると、心身に様々な影響があります。

その他

その他にも、下記のようなことは、目の下にたるみが出来る原因になります。

■ 物理的な刺激
目の下の皮膚は薄いため、例えばマッサージの仕方を間違えてしまうと、それがしわの原因になります。そして、そのしわがたるみにつながります。

■ 表情ジワ
目はよく動かす場所ですから、表情ジワも残りやすいです。笑ったときに出来る目尻のしわは素敵だと思いますが、目の下のしわは、たるみにもつながりやすいですから、そこは丁寧にケアされることをおすすめします。

■ 目を細める
目の悪い方が、目を細めることがあると思います。それも、しわが出来やすい行為なので、気をつけましょう。

■ 化粧品かぶれ

ツボ押しで改善

目の下のたるみは、眼輪筋の下垂がひとつの原因です。ただ、そこの筋肉だけを鍛えても、効果は薄いでしょう。

それは、顔全体の筋肉が衰えていることが、目の下にたるみが出来る原因に大いに関係しているからです。

年齢と共に筋肉が衰え下垂しているのに対しては、お顔全体の筋肉を動かすエクササイズをするのが良いでしょう。

もし目の場所を中心的にアプローチするときは、ツボ押しが良いでしょう。

マッサージよりもツボ押しが良いのは、目の周りは皮膚が薄く、マッサージを間違った力でしてしまうと、逆にしわになりやすいからです。

では、目の下のたるみに良いツボをいくつかご紹介します。

目の下のたるみを改善する方法:ツボ押し

1) 晴明(せいめい)
目頭と小鼻の間のくぼんだ場所です。

2)  攅竹(さんちく)
眉の下の方を触ると、骨のくぼみがあります。それの眉頭(眉の内側)の場所です。

3)  魚腰(ぎょよう)
眉の骨のくぼみで、眉の真ん中あたりの場所です。

4)  糸竹空(しちくくう)
眉の骨のくぼみで、眉尻(眉の外側)の場所です。

5)  承泣(しょうきゅう)
目の下の方を触ると、骨のくぼみがあります。そこの目の真ん中あたりの場所です。

その他の改善方法

目の下のたるみを改善する方法:その他

スキンケアで保湿

目の下は、しっかりと保湿することも大切です。

アイクリームなどをお使いになると良いでしょう。もし、アイクリームをお持ちでなければ、目の下にクリームを厚めに重ねづけしてあげるのも、たるみ・しわにおすすめです。

サロンのお客様でも、20代後半から、目の下のしわでお悩みの方が増えてきます。

しわはたるみにもつながりますので、20代半ばくらいから、目の下のケアを始められると良いと思います。

ブラッシング

お客様の話をお聞きしていると最近は、髪の毛のブラッシングをあまりしない方が多いようです。

ブラッシングは髪の汚れが落ち、頭皮の血流が良くなり、髪に良い効果があります。

また、顔がリフトアップしたり、目の下のたるみ改善にもなったりします。

ブラッシングは、後ろに向かって髪を流していくようにしましょう。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

お肌は加齢で弾力がなくなってくるのは、もちろん私も知っていました。それが、目の下にたるみが出来る原因だと思っていました。

でも、それだけじゃなかったんですね。

眼輪筋が下垂すると、やはり目の下にたるみが出来ます。そして、それは顔全体の筋肉が衰えると、眼輪筋もその影響を受けてしまうとのことでした。

梅津先生もおっしゃるように、私たちの顔は筋肉も皮膚もつながっていますから、ちょっと考えればその通りですよね。

目の下にたるみが出来たからと、そこだけを気にするのではなく、もっと広く顔全体で考えてあげることが大切なのかもしれません。

目の下のたるみでお悩みの方は、その原因がどこにあるのか、梅津 先生のお話を参考にしてみてください。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:リラクゼーションハウス mirimili 梅津 芙美子 先生、「キレイの先生」編集部)

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