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アイメイクの落とし方!アイメイクリムーバー等の使い方は?

本日のキレイの先生

小野 陽子 先生

アイメイクの落とし方!アイメイクリムーバー等の使い方は?

「キレイの先生」編集部です。

今回は、一般社団法人 日本スキンケア協会 の小野 陽子 先生に、取材させていただきました。

小野 先生は、当協会の『しっかり学べる スキンケア教本』というテキストの執筆にも携わっていらっしゃいます。

小野 先生には、「クレンジングの仕方」をお話しいただく中で、アイメイクについても話題が挙がりました。

そこで、この記事では、「アイメイクの落とし方」について、まとめようと思います。

目の周りは、メイクを重ね付けしたりして、メイクが落ちにくい場所です。

アイメイクを落とすときは、やはり、アイメイクリムーバーなどを使った方が良いのでしょうか?

小野 先生に教えていただきました。

目次

アイメイクの落とし方

アイメイクリムーバーの使い方
・アイメイクを落とす順番
・アイメイクを落とすときのポイント

まとめ

本日のキレイの先生

一般社団法人 日本スキンケア協会

小野 陽子 先生

「キレイの先生」編集部

アイメイクの落とし方

メイクの中でも、アイメイクは落ちにくいですよね…。

メイクは、女性にとって、大切なものです。

メイクが簡単に落ちてしまうようでは困ってしまいますから、メイク化粧品は、お肌にしっかり乗るように作られています。

先程、クレンジングでは、アイメイクなどのポイントメイクは、いちばん最初に落とすというお話がありました。

アイメイクを落とすときは、通常のクレンジング料を使って良いのですか?

アイメイクリムーバーなど、専用のクレンジングを使っていただきたいと思います。

アイメイクの汚れをしっかり落とせていないと、長い目でみて、色素沈着による目の下のクマや、まぶたのくすみといった症状につながる場合があります。

また、アイメイクを無理に落としていると、まぶたのシワやたるみなどの原因にもなります。

リムーバーなどは、通常のクレンジングと、何が違うのですか?

洗浄力が強いのですか?

はい、そうですね。

(アイメイクリムーバーなどは)こすらなくても、メイクがサッときれいに落ちるため、まぶたなどにも負担が少ないです。

アイメイク専用のクレンジングには、どんなものがありますか?

油と水の二層式になっていて混ぜて使ったりするものや、オイルっぽいものが多いです。

他にも、涙と同じph(ペーハー)で出来ているものなどもあり、目元にたっぷり付けても、染みにくいです。

phについて

phは、酸性やアルカリ性などの度合いを、数字で表したものです。

アイメイクリムーバーの使い方

では、アイメイクの落とし方を教えていただきたいと思います。

アイメイクは、どのように落とせば良いのでしょうか?

コットンを使って、優しく落としていきます。

(アイメイクリムーバーなどを)ひたひたに浸(ひた)したコットンを当てるだけで、メイクをきれいに落とすことができます。

アイメイクを手で落とそうとすると、刺激になりやすいです。

アイメイクを落とすときは、専用のクレンジング剤を、コットンがひたひたになるまで染み込ませます。

量を使うのがもったいなく感じる人は、コットンを目の大きさにカットしたり、コットンを水にひたして固く絞ったりしてから、クレンジングを染み込ませるのも良いです。

ローションパック

少し話がそれてしまいますが、ローションパックも、シートマスクを水で濡らして絞ってから、化粧水を染み込ませると、化粧水を節約できて経済的です。

コットンは繊維で、手よりも刺激がありますので、優しく優しく当てることを意識してください。

そして、1分くらい、コットンを目のパックのようにして当てたら、真下に向かって、アイメイクをスーッと落としていきます。

眉のメイクを落とすときも、眉頭(まゆがしら・眉の内側)から眉尻(まゆじり・眉の外側)に向かって一方向だけに動かすのではなく、眉尻から眉頭に向かっても動かし、両方向でしっかり落とすようにしましょう。

ちなみに、リップ(のメイク化粧品)も落ちにくいものも多いと思います。

唇は、(皮膚ではなく)粘膜で、角質層がなく、デリケートな場所です。

角質層について

角質層は、皮膚のもっとも表面の層のことをいい、水分を保持したり、外の刺激から皮膚を守ったりするバリア機能の役割があります。

リップのメイクを落とすときも、唇をゴシゴシとこするのではなく、専用のクレンジングをコットンにしっかりと浸透させ、唇にパックするようにして落とします。

そのとき、外側に向かってこすらないようにしましょう。

色素が(唇の)外側に持っていかれやすくなるので、コットンを内側に引くようにして、メイクを落とします。

アイメイクを落とす順番

アイメイクを落とす順番はあるのでしょうか?

はい。

まずは、マスカラから落とします。

目を閉じた状態で、まつ毛の下にコットンを当てて、リムーバーなどの付いた綿棒を回すようにして、マスカラを落としていきます。

アイメイクの落とし方

これは、エステティックのフェイシャルでも行われている技術です。

マスカラをとても丁寧に落とすことができ、お肌への負担が少ないです。

そして、まつ毛の抜ける本数も少なくなくなるので、まつ毛をきれいに保つこともできます。

次は、コットンを外した状態で、綿棒でアイラインを優しく落とします。

そして最後に、コットンで、アイメイクを全体的に落とします。

もし、そのときにアイラインがまだ残っていれば、アイメイク全体を落とすときに、目元全体を包み込み、上から下だけではなく、上からアイライン付近で目じりに引きL字にふき取ると良いでしょう。

アイメイクの落とし方

アイメイクを落とす手順を、まとめます。

1. 目の下にコットンを当て、リムーバーなどの付いた綿棒で、マスカラを落とす。

2. 綿棒で、アイラインを落とす。

3. コットンを当て、アイメイク全体を落とす。アイラインが残っているときは、コットンをL字に引き拭き取る。

アイメイクを落とした後、全体的なクレンジングを行うと思います。

そのときは、目の周りは、クレンジングを行わなくても良いのですか?

はい。

(アイメイクを別で落としたときは)全体的なクレンジングでは、(目の周りは)通り過ぎるくらいで大丈夫です。

アイメイクを落とすときのポイント

アイメイクを落とすときのポイントはありますか?

(アイメイクリムーバーなどの)クレンジング料をたっぷり使うこと、コットンの刺激をお肌に感じさせないように優しく優しく当てることです。

(リムーバーなどは)洗浄力があるので、こすらないでも、メイクを落とすことができます。

アイメイクを落とすのに…

小野 先生には、下の記事で、クレンジングの仕方をお話しいただきました。

そこで教えていただいたクレンジングのポイントは、「(クレンジング料を)たっぷり使うこと」、「素早く行うこと」、「肌刺激を起こさないようにすること」です。それは、アイメイクの落とし方にも、当てはまりそうです。

下の記事でも紹介していますが、顔の中でも、目の周りは、特に皮膚の薄い場所です。そのため、お肌に負担がかかると、トラブルにもつながりやすいです。アイメイクを落とすときは、お肌に負担がかからないよう、余計に注意を払った方が良いといえそうです。

まとめ

メイク化粧品は、メイクが簡単に落ちないように作られていて、特にアイメイクは、メイクを落としにくい場所です。

そのため、小野 先生のおっしゃったように、アイメイクを落とすときは、通常のクレンジング料ではなく、アイメイクリムーバーなどの専用のクレンジングをお使いになることをおすすめします。

アイメイクを落とすときのポイントは、たっぷりの量を使って、肌摩擦にならないように、優しく優しく行うことです。

小野 先生は、スキンケアの教本の執筆に携わっているだけに、お話がとても分かりやすかったです。

この記事が、アイメイクの落とし方の参考になればと思います。

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