美容のスペシャリストが教えるキレイ

アロマオイル焚くだけ?効能があるからスキンケアにも使える

本日のキレイの先生

丹野 先生

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アロマオイルを焚いて香りを楽しむ、それはアロマオイルの楽しみ方のひとつでしかありません。応用性の高さも、アロマオイルの魅力です。それは、アロマオイルには、「香り + 効能・作用」があるためです(詳細は「プロが選んだ、アロマオイル初心者が最初にそろえる定番5本」をご覧ください)。

スキンケアにアロマオイルを取り入れる

アロマオイルは、お肌のお手入れにも使えます。

ただ、基本的にはお肌に直接つけてはいけません。

「ラベンダー」はお肌に直接つけてもOK

例外的に、お肌に直接つけられる(かつ入手しやすい)のは、「ラベンダー」や「ティートゥリー」です。

ラベンダーは、定番中の定番のアロマオイルですね。

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定番なだけあって、「使えるやつ」で優等生です。

ラベンダーには、炎症を抑える作用があります。

そのため、肌荒れ(特に、ニキビ)の場所に、ラベンダーのアロマオイルをつけて使うことができます。

ちなみに、私は蚊に刺されたときも、虫刺され薬は使いません。その代わりに、ラベンダーのアロマオイルをつけています。

それも、ラベンダーには炎症を抑える作用があるためです。

ちなみに、ティートゥリーも、殺菌作用のあるアロマオイルです。

こちらも、ニキビのケアなどに使えます。

アロマオイルで化粧水を作る

直接お肌につけられないアロマオイルは、普段お使いの化粧水にアロマオイルを加えて、スキンケアに使うことができます。

また、アロマオイルを使って、ご自分で化粧水を作ることもできます。

ケミカル(化学的)な成分が苦手な方には、アロマオイルは天然由来成分なので、良いですね。

材料もシンプルで、
・無水エタノール
・精製水
・精油
・グリセリン(※)
で作ることができます。

どれも、薬局やドラッグストア、ネット通販で、簡単に入手できると思います。

アロマオイルの成分は、皆さまが思っているよりも強いので、分量には十分に気をつけてください。

※グリセリンを入れなくても化粧水は作れます。しっとりと保湿力のある化粧水にしたい方は入れてください。

(編集部:アロマオイルを使った手作り化粧水については、「化粧水を手作り! 伝説の「若返りの水」の簡単レシピ」も合わせてご覧ください)

お風呂にアロマオイルを垂らす

お風呂にアロマオイルを垂らすのも、お勧めの方法です。

アロマオイルの香りが浴室に広がり、それだけで癒しのバスタイムになります。バスソルトに混ぜてお使いになるのも手軽で良いかもしれません。

しかも、立ちこめる湯気には、アロマオイルの分子が含まれていますから、息を吸うだけでそれを吸収することができます。

もちろん湯船につかれば、お肌からも吸収できます。

アロマオイルの効能・作用を受けるには、ぴったりの方法です。

(ただし、お肌が弱い方はご注意ください)

お掃除にもアロマオイルを使える

ちなみに、アロマオイルは、お掃除にも使用することができます。

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アロマオイルから「汚れ落とし」を作ることができるのです。

使うのは、下記のような「殺菌作用」のあるアロマオイルです。

・ラベンダー

・ティートゥリー

・ペパーミント

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汚れ落としの材料は、こちらもシンプルで、
・エタノール
・重曹
・ビネガー(酢)
・アロマオイル
で作ることができます。

あとはスプレーに入れて、床などにシュッシュッとかけて、ふくだけです。

お掃除が終わったころには、アロマオイルの素敵な香りが部屋に漂うはずです。

アロマオイルが掃除にも使えることは、意外ではありませんか?

アロマオイルの応用力の高さを感じていただけたのではないかと思います。

まとめ

このように、アロマオイルは、焚いて香りを楽しむのはもちろん、日常生活の中にも気軽に取り入れることができます。

アロマオイルが大好きな方は、「化粧水」や「汚れ落とし」をはじめ、いろいろなものをアロマオイルで作ります。

中には、体調を崩したときも薬を服用せず、アロマオイルを使う方もいらっしゃるほどです。

アロマオイルは、楽しみ方が色々あること、知っていただけると嬉しいです。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:Aroma Foret 丹野 佳子 先生)

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