美容のスペシャリストが教えるキレイ

美味!編集部がサロンの「ローフード」スイーツを食べました

本日のキレイの先生

梅津 芙美子 先生

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上の写真、おいしそうに写っているでしょうか? 「キレイの先生」編集部です。mirimiliさんに「ローフード」について取材させていただいたとき、実際に施術の後にお出しされているローフードを試食させていただきました。今回は、これまでの記事とは趣旨を変え、ローフードを食べた編集部の感想をお届けします。

ローフードについてのおさらい

miirimiliの梅津先生には、これまでの記事で、ローフードについて、ご紹介してもらいました。この記事で初めて「ローフード」という言葉を聞いた方のために、簡単におさらいします。

詳細は、下にリンクを載せておきますので、梅津先生の過去の記事をご覧になってください。

■ ローフードとは:

加熱せず生のまま食べる料理のことをいいます。サラダやスムージーが当てはまります。加熱しないため、食べ物の栄養素を壊さずに、スムーズに摂ることができるため、健康的で、美容にも期待できます。

基本的には、肉や魚、動物性の油、乳製品、砂糖、添加物を含む食材などは使いませんが、調味料はローフードの食材で代用でき、幅広い料理を作ることができます。

mirimiliでは、施術で身体の中もクリーンになった後に、ローフードを出されています。いくつか種類があるそうですが、今回はその中から3品のスイーツを試食させていただきました。

早速いただいてみましょう。

【梅津先生の過去の記事】

美肌・アンチエイジングに?話題の美容健康法「ローフード」

美容健康に良い食事の味は…。ならローフードを食べてみよう

ナッツミルクベースのアサイーボール

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まずは、「ナッツミルクベースのアサイーボール」です。

アサイーの紫の色がよく出ていますね。

下記のような食材を使っています。

■ 主な食材
・アサイー
・生カシューナッツ
・冷凍ブルーベリー
・カカオニブ
・メープルシロップ
・好きな果物
・海塩
など

ナッツミルク(生カシューナッツなどから作るミルク)とアサイー、メープルシロップ、冷凍ブルーベリーをブレンダーにかけ、作っているそうです。

味は「アサイー風味のヨーグルト」

食感はヨーグルトに近いかもしれません。アサイーの風味が、口の中にほんのりと広がります。

生カシューナッツで作られているせいか、ヨーグルトのような酸味はなく、さっぱりした口当たりです。

そして、アサイーの甘さが「優しい」です。言葉にするのが難しいのですが、フレッシュな甘さというのでしょうか。砂糖のようなしつこさがなく、すっと抜けていくような風味があります。

時々、カリッカリッとした、ナッツのような食感があり、それもまた楽しめます。

お聞きすると、それは「カカオニブ」という食材とのことです。お米の胚芽と同じように、カカオの胚芽で、栄養素を豊富に含んでいるそうです。

アンチエイジング・目の疲れに

梅津先生に以前の記事でご紹介いただきましたが、アサイーは「スーパーフード」で、とても栄養素が高いフルーツです。

「ナッツミルクベースのアサイーボール」は、アンチエイジングにもなりますし、アサイーは「アントシアニン(目の疲れを癒す作用がある)」も豊富に含んでいるため、パソコンやスマホをよく見るような方にもお勧めです。

チアプディング

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次にいただいたのは、「チアプディング」です。

上の写真で分かるでしょうか? カエルの卵のような粒々したものが、たくさん入ったスイーツです。

■ 主な食材
・チアシード
・生カシューナッツ
・生ハチミツ
・水
・バニラエクストラクト
・お好きな果物
など

粒々したものは、「チアシード」という食材です。乾燥している状態では種のようなのですが、水に浸すと、カエルの卵のような見た目に変化します。

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こちらも、生カシューナッツ製の「ナッツミルク」に、チアシードを混ぜ合わせて作ります。

上に乗せるフルーツは、お好きなもので大丈夫ですが、キュウイやベリーなどの酸味が強いものの方が合うそうです。今回は、ベリーを乗せていただきました。

新しい食感とさわやかな甘み

「カエル、カエル」と食べ物に申し訳ない表現なのですが、カエルの卵にしか見えないチアシードはどんな食感なのか、口にしてみると驚きました。

とろけるような、やわらかさなのです。

「プディング」という料理名がついているほどですから、プリンの食感がいちばん近いでしょうか。スプーンですくうと、いまにも崩れてしまいそうな、フルフルとしたプリンを想像してみてください。

そして、その後に、プチップチッとした粒の食感があります。

この食感の二段階の変化は、これまで食べたことがなく新鮮で、それだけでも楽しめます。

粒々としたチアシードには、味はありません。ナッツミルクの「優しい」甘みと、生ハチミツの風味がとても良いアクセントになっています。

さっぱりしながら程良い甘さで、飽きが来ません。

(生ハチミツは、加工処理を行っていないハチミツです。なめさせていただいたのですが、通常のハチミツとは違い、荒々しさの中にも自然の香りがするような風味でした)

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頭を使いたいときに

チアシードには、脳を元気にするような作用があるようで、しゃきっとしたいときや、思考力が必要なときには、この「チアプディング」は良いそうです。

余談ですが、個人的には、今回いただいた3品の中で、この「チアプディング」がいちばん好きでした。食感の新しさ、さっぱりした甘さに、すっかり夢中になってしまいました(ちなみに、梅津先生は他の2品の方がお好きなようです。好みは人それぞれですね)。

ローカカオムース

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最後は、「ローカカオムース」です。

梅津先生の前回の記事でも、写真をご紹介したスイーツです。普通のチョコレートムースのようですが、こちらもローフードです。

■ 主な食材
・ローカカオ
・ココナッツオイル
・マカ
・メープルシロップ
など

ココナッツオイルには、一定の気温より冷えると、固形化する性質があり、それを活かしてムース状にするとのことです。

また、「マカ」というと、男性向けの精力剤のイメージが強いかもしれませんが、女性らしさを引き出す作用もあり、カカオ系と風味が合うため、チョコレートなどを作りときに、よく一緒に使われるそうです。

後味さっぱりのチョコレート

食べてみると、チョコレートそのものです。

ただ、市販されているチョコレートとは、やはり風味がまったく違います。市販のチョコレートは、甘さがしつこく、またすぐに手を伸ばしたくなるような中毒性があります。一方で、「ローカカオムース」は後味がさっぱりしていて、口にした後も、もやっとした感じが残りません。

梅津先生は以前、チョコ中毒で毎日、板チョコレートを食べていたそうですが、ローフードのチョコレートに切り替えたところ、それからもう何年も市販のチョコレートは口にしていないそうです。

それも納得の「優しい」甘みのチョコレートです。

シミのケア・ストレスに

ローカカオには、赤ワインの20倍のポリフェノールが含まれているとされます。ポリフェノールは、抗酸化作用がある栄養素です。例えば、シミは活性酸素が原因となりますから、シミでお悩みの方にはお勧めです(シミと活性酸素の関係については、「シミの原因を知る! 紫外線から日常のスキンケアも」も合わせてご覧ください)。

また、ポリフェノールには、心をハッピーにするような作用もあるそうで、ストレスやお悩みをお持ちの方にも、良いかもしれません。

まとめ

今回、3品のスイーツを食べさせていただいて、いちばん感じたのが、味が本当に「優しい」ということです。舌が「あ、これは体に良いものだな」と自然と分かるのです。

取材の中で、梅津先生が「ローフードを食べるようになると、添加物の入った食べ物に敏感になる」と仰っていたのですが、その意味がよく分かりました。

そしてなによりも、おいしかったです。

ローフードを食べていても、健康や美容のために「頑張っている」感がありませんでした。おいしいのですから。

「ローフードがおいしいから、ローフードにする」そういう考え方も十分に有りだと思います。

途中からmirimiliさんの「ローフード」スイーツを楽しんでしまい、取材に来たのか、スイーツを食べに来たのか、分からなくなってしまいました。

梅津先生、ごちそうさまでした!

(取材・文:「キレイの先生」編集部)