美容のスペシャリストが教えるキレイ

知っていますか? 骨の歪みがお肌にも悪いこと

本日のキレイの先生

渡辺 玲奈 先生

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みなさんが「矯正」に持たれているイメージは、健康に良いということが多いと思います。実際、お店にお越しになられるお客様も、健康を目的とされた方がほとんどです。ただ、骨の歪みを整えてあげることで、どんどん美しくなっていきます。骨は美肌や美容にも深い関係があるのです。お悩みの肌トラブルも、骨の歪みに原因があるのかもしれません。

たるみや二重あごの原因に

骨は、人間の体の土台です。骨の上に筋肉や脂肪がついて、私たちの身体は作られています。

頭蓋骨が歪むと、そこについている筋肉や脂肪も歪んでしまいます。その結果、たるみや二重あごにつながってしまいます。

たるみや二重あごは、肥満や筋力の低下が原因として挙げられますが、根本的な骨の歪みである場合もあります。そのときは、お顔のエクササイズだけではなく、頭蓋骨の歪みを矯正してあげる必要があります。

左右のバランスが崩れる

また、頭蓋骨が歪むと、お顔の左右のバランスが崩れる原因にもなります。

例えば、笑ったとき、お顔の右側と左側で笑顔がちがう方がいらっしゃいます。時代劇の悪代官を思い浮かべてください。「お主も悪い奴よのう」と笑ったとき、片方の口角が上がっているイメージがありませんか? お顔が左右でちがいますね。

少し極端な例ですが、笑顔が左右で異なるひとは、頭蓋骨が歪んでいると考えられます。

世界共通の美人は、お顔の作りが、左右対称とされています。そして、そのお顔の作りを決めているのは、頭蓋骨です。頭蓋骨が歪んでしまうと、お顔の左右のバランスも崩れてしまいます。

鏡の自分を信じない

少し話がそれてしまいますが、みなさんは鏡を見て、ご自分のお顔は、左右でバランスが崩れていると思われますか? おそらく「私は大丈夫」と感じる方が多いのではないでしょうか。ただ、安心しないでください。

私たちは鏡で自分の顔を見るときに、お顔に歪みがあって左右のバランスが崩れていても、無意識のうちに、バランスが整っている「ように見える」角度から、鏡を見ていることが多いのです。

そのため、毎日のメイクで鏡を見ていても、ご自分のお顔の歪みには、あまりお気づきになりません。

矯正を始めると、ご自分の本当のお顔(運転免許証に写る、真正面のお顔)を知ることができます。すると、歪んできたときに気づけたり、または、「自分の顔はどこに歪みが表れやすいか」と歪みの癖が分かるようになったりします。

骨の歪みが代謝を悪くすることも

お顔の作りを決めている頭蓋骨は、23個の骨が組み合わさっています。

そして、呼吸と連動して動き、圧をうまく調整しています。頭蓋骨の骨の一部が歪んでしまうと、その動きが悪くなってしまいます。

頭蓋骨の動きに制限が掛かると、首を通って流れてきた体液(血液、リンパなど)が、頭蓋骨の中で停滞してしまいます。すると、細胞に必要な栄養を運んだり、不要なものを戻したりする働きが鈍り、代謝も悪く、頭蓋骨がずっしり重く感じるようになります。

頭蓋骨ではありませんが、股関節を例に挙げさせていただきます。例えば、歩幅が1cm変わるだけで、体の代謝は大きく変わるといわれています。それは、股関節の可動域(動かせる範囲)が広くなったことも影響しているのでしょう。

骨と代謝は深い関係があるのです。

そして、代謝はお肌とも深く関わっています。代謝が悪くなると、シミやしわなどの肌トラブルにつながることは、よくいわれていますね。

つまり、骨が歪んでいると、肌トラブルの原因にもなりうるのです。

実際、お客様の頭蓋骨を整えてあげると、「お肌が白くなった」「ファンデーションがいらなくなった」というお声をいただきます。

骨の歪みを整えることで、ご自分が本来持っている力を呼び起こし、美肌や美容にもつながっているように感じます。