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姿勢を良くするには?壁に背中を付けるなど簡単な5つの方法

本日のキレイの先生

武内 信子 先生

姿勢を良くするには?壁に背中を付けるなど簡単な5つの方法

「キレイの先生」編集部です。

このサイトでは、美肌や小顔など、美容に関するテーマを中心に取り上げています。

今回は、「姿勢を良くする方法」がテーマです。

姿勢が良いと、見た目の印象が変わりますが、実は、小顔や(顔の)リフトアップにもつながるのです。

そんなことも、このテーマを取り上げた理由のひとつです。

取材させていただいたのは、Total Beauty Salon サロン・ド・アンジェ の武内 信子 先生です。

姿勢が悪くなるのは、何が原因になるのでしょうか?

姿勢を良くするには、どんなことができるのでしょうか?

武内 先生に教えていただきました。

目次

きれいな姿勢とは

姿勢が悪くなる原因

姿勢を良くする方法

まとめ

本日のキレイの先生

Total Beauty Salon サロン・ド・アンジェ

武内 信子 先生

「キレイの先生」編集部

きれいな姿勢とは

武内 先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「姿勢を良くする方法」です。

私も姿勢が良くないので、私自身、とても興味のある内容です。

まずは、「きれいな姿勢」とは、どんな姿勢をいうのでしょうか?

写真を横から取ると、よく分かります。

(足の)くるぶし、肩の先、耳のラインが、きれいに並んでいるのが、きれいな姿勢といえます。

先生は、サロンでたくさんのお客様をみていらっしゃると思います。

姿勢がきれいな人は、多いですか?

多くはありませんね。

(サロンに)通われているうちに、姿勢がキレイに整ってくる人が多いです。

どんな姿勢の人が多いのでしょうか?

例えば、猫背です。

猫背は、顔が前に出ているような姿勢です。

例えば、(猫背の人に)「姿勢を良くして」と言うと、腰を反るようにして胸を張るのですが、顔は前に出たままになっている場合も多いですね。

また、猫背の人は、ぽっこりお腹にもなりやすいです。

私も、猫背です…。

猫背は、お腹もぽっこりしやすいのか…。

それとは逆に、(身体が)反ったような姿勢になっている人もいますね。

身体が反っているのも、姿勢が良くないのですか?

きれいな姿勢とはいえません。

(身体が反っていると)胸は張っているのですが、重心が前に来てしまい、太ももの前あたりでバランスを取ろうとして、太ももが太くなったり、小太りになったりする原因になります。

小太りしやすいというのは、猫背の人も、(身体が)反っている人も、共通です。

猫背と、(身体が)反っている人では、どちらの方が多いのでしょうか?

私のサロンには、ぽっこりお腹の改善でお越しになられる方が多いので、お客様には、猫背の人が多いでしょうか。

姿勢は、顔にも影響があるといいます。

それは、どういうことなのでしょうか?

(身体の)背骨は、頭の後頭骨(こうとうこつ・後頭部にある骨)とつながっています。

そのため、姿勢は、背骨を通じて、顔にも影響があります。

例えば、(姿勢の悪さが背骨を通じて影響し)後頭骨が開いたりすると、顔も大きくなります。

また、頬骨が下がったりすると、顔のたるみや二重顎などにもつながります。

すると、姿勢を良くすると、小顔効果も期待できるのでしょうか?

はい。

身体を整えることで、顔が小さく戻っていくことにもつながります。

姿勢が悪くなる原因

姿勢が悪くなるのは、どんなことが原因になるのですか?

生活習慣が大きいですね。

例えば、暴飲暴食や、夜更かし、運動不足などもそうですね。

後は、パソコン作業や、足を組んだり、重い荷物をどちらかの肩にだけかけたりするようなことも、姿勢が悪くなることにつながります。

先生、すいません、少し分からなかったのですが…。

生活習慣の乱れによっても、姿勢は悪くなるのですか?

生活習慣は、姿勢とは無関係のようにも思えるのですが…。

それは、骨盤(こつばん)が関係しています。

骨盤について

骨盤は、お尻にある骨の集合体で、(上半身の)背骨と(下半身の)股関節をつないでいます。

骨盤について

ちなみに、骨盤については、下の記事でも取り上げています。

骨盤は、(人が)朝日を浴びるとキュッと閉まって、その状態で、朝が始まります。

そして、日中に活動して、お昼を食べたころから(骨盤が)少しずつ開いてきて、太陽が落ちると開き切って、「おやすみなさい」のモードになります。

骨盤は、一日の中で開閉していて、そのリズムがあるということですね。

はい。

ただ、夜更かししたりして夜遅くまで起きていたりすると、(そのリズムが)乱れてきて、骨盤の歪みにつながります。

すると、朝に起きるのがだるくなったり、交感神経や副交感神経のバランスが乱れたりすることにもつながります。

交感神経と副交感神経

交感神経と副交感神経は、「自律神経」です。緊張の神経の「交感神経(昼に優位になる)」と、リラックスの神経の「副交感神経(夜に優位になる)」が、交互に入れ替わってバランスを取り、人の身体と心をコントロールしています。自律神経のバランスが乱れると、心身に様々な影響が表れます。

骨盤が歪んで、開いて下がったりすると、猫背などにもつながります。

骨盤は、上半身と下半身をつないでいる場所です。

そこが歪んでしまうと、全身に影響が出て、姿勢も悪くなってしまいます。

姿勢は、骨盤と深い関係があったのですね。

姿勢を良くする方法

では、いよいよ本題に入ろうと思います。

姿勢を良くするには、どんなことができるでしょうか?

骨盤の歪みを正していくことが、姿勢を良くすることにもつながります。

そのため、生活習慣をきちんとしたり、軽い運動をしたりすることが、まず大切です。

骨盤が、歪まないようにするということですね。

それによって、姿勢が悪くなることを防げます。

また、姿勢は、意識していないと崩れていってしまいます。

ですので、「姿勢を良くしていよう」と意識することです。

例えば、モデルさんや女優さんは、その意識の度合いが高いのではないかと感じます。

具体的に、どんな意識をすると良いですか?

どこに立っているときでも良いのですが、例えば、お尻の穴と、おへその下の「丹田(たんでん)」に力を入れて、軽く胸を張って腕を後ろに引いて、顎を少し引く、といったような意識です。

それが、(姿勢を良くするのに)どこでも、いちばん簡単にできることかもしれません。

そして、お尻の穴を締められない人は、骨盤も締められません。

骨盤が締められずに歪んでいると、姿勢も悪くなってしまいます。

ですので、立っているときに、お尻の穴をキュッと引き締めるだけでも、姿勢を良くすることにつながります。

後は、(姿勢を良くするのに)壁を使う方法があります。

(足の)かかと、ふくらはぎ、お尻、肩甲骨、後頭骨が、壁にぴったりとくっつくようにして、立ちます。

このとき、腰のところには(壁から)少し隙間が出来るのが、本来の姿勢です。

姿勢を良くする方法

姿勢が悪くなっていると、(このように壁に身体を付けたとき)お腹がポコッと出てしまったり、ふくらはぎが(壁に)付かなかったりします。

そのとき私は、(おへその下の)丹田のあたりに力を入れて、キュッと骨盤を使って引き締めるようにしています。

そして、その状態で両手を上げて、両腕も壁に付けるようにすると、身体の歪みや姿勢を正してくれるので、さらに良いです。

姿勢を良くする方法

まとめ

今回の取材で教えていただいた、「姿勢を良くする方法」をまとめてみます。

1. 生活習慣をきちんとする、適度な運動を行う

2. 姿勢を良くすることを意識する
・お尻の穴と、おへその下の「丹田(たんでん)」に力を入れる
・軽く胸を張って腕を後ろに引く
・顎を少し引く

3. 立っているときに、お尻の穴を引き締める

4. (足の)かかと、ふくらはぎ、お尻、肩甲骨、後頭骨が、壁にぴったりとくっつくようにして立つ

5. 上の状態で両手を上げ、両腕も壁に付ける

これらに共通しているのは、骨盤の歪みを戻すのに良いということです。

骨盤の歪みを整えることが、姿勢を良くすることにもつながります。

私も取材後、壁に身体を付ける方法を試したのですが、かなり苦しい体勢でした。

私の場合、かかと・ふくらはぎ・お尻・肩甲骨・後頭骨のすべてを壁に付けるには、かなりの集中が必要でした。

それだけ、普段の姿勢が悪いということですね…。

姿勢が気になっている人には、どれも簡単な内容ですので、是非お試しいただきたいと思います。

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