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お灸の効果とは? 5つの効果からみえてくるお灸の「万能さ」

鍼灸サロン アムラス鍼灸  美月 綾乃 先生

お灸の効果とは? 5つの効果からみえてくるお灸の「万能さ」

「キレイの先生」編集部です。

今回は、鍼灸サロン アムラス鍼灸 の美月 綾乃 先生に、取材させていただきました。

美月 先生は、鍼灸の資格をお持ちになっていて、鍼やお灸などのメニューを取り入れたサロンを運営されていらっしゃいます。

そこで今回は、美月 先生に、「お灸」をテーマに話をお聞かせいただきました。

美月 先生の記事は、前後編に分けてお届けします。

この前編では、お灸の効果について、まとめたいと思います。

お灸は、昔から行われている療法です。

一体、どんな効果が期待できるのでしょうか?

美月 先生に教えていただきました。

目次

お灸とは
・もぐさについて
・「直接灸」と「間接灸」
・お灸はツボに置く?

お灸の効果・効能

まとめ

本日のキレイの先生

鍼灸サロン アムラス鍼灸

美月 綾乃 先生

「キレイの先生」編集部

お灸とは

美月 先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「お灸」です。

お灸とは、何なのでしょうか?

お灸は、温熱療法のひとつです。

お灸は、どこで生まれたのですか?

東洋医学から来ているのですか?

はい、(お灸は)中国で3,000年以上前に生まれ、日本には江戸時代に入ってきました。

松尾 芭蕉が、足にお灸を置いて旅を続けたといったような記録も残っています。

お灸には、そのような逸話も残っているのですね。

現代では、お灸はどのように用いられていますか?

治療の他、最近では、「温活(身体を温めること)」として、お灸を行っている人も多いですね。

「鍼灸(しんきゅう)」の鍼(はり)は、他人に行うには、資格が必要だったかと思います。

お灸も、資格が必要なのですか?

はい、お灸を業(仕事)として行うには、鍼灸師の国家資格が必要です。

ただ、(資格がなくても)自分自身にお灸を行うことはできます。

もぐさについて

お灸は、何を使って行うのですか?

基本的には、よもぎから取れる「もぐさ」を使います。

よもぎについて

よもぎは、下の記事でも紹介していますが、万能ともいえる「薬草」です。

お灸で用いるもぐさは、よもぎから取れるので、よもぎの効果・効能を得ることもできそうです。

もぐさは、大きく分けて、「良質もぐさ」と「粗悪もぐさ」の2種類があります。

良質もぐさは、よもぎの繊毛(せんもう・葉の裏にある薄い毛)だけを取り除いて作られたもので、よもぎ100kgに対して約500gしか取れず、熱量は弱いです。

それに対して、粗悪もぐさは、よもぎを葉っぱもすべて使ったもので、熱量が強いです。

また、最近では、もぐさを「炭化(たんか)」したもの、つまり炭にしたものも出ています。

炭化したもぐさを使ったお灸は、煙や匂いが出にくいので、「(お灸の)モクモクするのが嫌…」という人に良いです。

ただ、炭化したもぐさ(のお灸)は、刺激(熱量)が強めです。

もぐさによっても、(お灸の)刺激が違うのですね。

「直接灸」と「間接灸」

お灸は、もぐさを皮膚の上に乗せ、火を点けて行うのですよね?

はい、もぐさを(皮膚の上に)置くお灸を「直接灸(ちょくせつきゅう)」といいます。

それ以外のお灸もあるのですか?

はい、お灸には、色々な種類があります。

一般的に使われることの多い「せんねん灸(お灸の代表的なメーカー)」は、「間接灸(かんせつきゅう)」です。

台座があって、もぐさを(皮膚の上には)直接乗せることはしません。

(もぐさと皮膚の)間に、空気の入るスペースがあるものもあります。

直接灸と間接灸

「直接灸」は、下の写真のようなもぐさを、皮膚の上に直接乗せて行います(尚、先生のサロンでは、直接灸を行うときも、もぐさの下にシールを敷いて行い、火傷しないように刺激を弱めているそうです)。

直接灸

それに対して、「間接灸」は下のようなものです。

間接灸

関節灸の方が、もぐさを(皮膚の上に)直接乗せない分、刺激・熱量は優しくなりますね。

お灸は、他にも、「棒灸(ぼうきゅう)」や、生姜(しょうが)のスライスの上にお灸を乗せる「生姜灸」、塩の上にお灸を乗せる「塩灸(しおきゅう)」、鍼にもぐさを乗せて(鍼から)温熱を伝導させるような方法もあります。

お灸の種類

「生姜灸」や「塩灸」も、間接灸のひとつです。

お灸といっても、たくさんの種類があるのですね。

ちなみに、先生のサロンには、どのようなお灸があるのですか?

主に、3~4種類(のお灸)を取り扱っています。

例えば、「せんねん灸」は、刺激の弱いものと、ある程度の刺激があるものの2種類を使い、(お灸を置く)場所や、季節、お客様の悩みによって、使うものを変えています。

広範囲を温めたいときは、「棒灸」を用いることが多いです。

また、神経痛や膝の痛みなど、部位の痛みに関しては、「直接灸」を行ったりします。

ただ、直接灸を行うときも、お客様が火傷をしないように、皮膚にシールを乗せて、その上に米粒大のお灸を置いて行っています。

お灸はツボに置く?

お灸は、ツボに置いて行うのですか?

はい、ツボにも使います。

ただ、私の場合は、固くなった筋肉に、お灸を行うこともあります。

すると、お灸は筋肉のコリをほぐすのにも良いのですか?

はい。

また、神経痛など、痛みがあるところに置いておくと、痛みを取りやすいです。

後は、足に使うと、全身を温めるのにも良いです。

お灸は、ツボに置くものかと思っていましたが、色々な使い方ができるのですね。

お灸の効果・効能

では、お灸の効果・効能について、教えていただきたいと思います。

お灸は、どんな効果が期待できるのでしょうか?

温熱療法とのことでしたので、身体を温める効果は高そうです。

はい、冷え性の改善などに良いですね。

また、血管を広げていくので、血流も良くなります。

お灸で血行促進?

直接灸(もぐさを皮膚の上に直接置くお灸)は、もぐさの「チネオール」という成分が経皮吸収(皮膚から成分を吸収すること)されて、ドロドロだった血液をサラサラにして、血流をスムーズにする効果が、特に高いそうです。

お灸をツボに置いておけば、ツボを刺激することができ、内臓の活性化につながります。

お灸をツボに置くと…

ツボは、東洋医学から来ている考え方です。東洋医学では、人の身体には、「気(き)」・「血(けつ)」・「水(水)」の三大要素があるとされ、その通り道を「経絡(けいらく)」といいます。ツボは、経絡が身体の表面に表れているポイントで、(ツボを)刺激することで、そこにつながる臓器や器官を活性化できると考えられています。

ツボについては、下の記事でも取り上げています。

お灸は他にも、自律神経のリラックスする神経「副交感神経」を高めやすく、リラックス効果もあります。

お灸は、たくさんの効果があるのですね。

お灸を行うと、身体は、どんな変化を期待できるでしょうか?

本当に色々ありますね。

例えば、女性の気になる冷え性や、便秘、むくみ、生理痛、生理不順、胃の痛み、足の疲れ、不眠、肩こりなどに良いです。

美容面では、顔の血色が変わったり、くすみが改善したり、美肌につながったりする他、ニキビや吹き出物などにも良いです。

お灸は、健康と美容の全部に良いということですね(笑)。

はい(笑)。

(お灸を行うことで)身体の中から活性化していくので、健康にも美容にもつながっていき、効果も感じやすいと思います。

まとめ

今回の取材で上がった、お灸で期待できる効果をまとめてみます。

1. 身体を温める

2. 血流を良くする

3. 筋肉をほぐす

4. 内臓の活性化

5. リラックス

これらは、健康・美容の土台となることです。

お灸が健康や美容のすべてに良いというのも、大げさなことではありません。

美月 先生には、自宅でもお灸を手軽に行える「せんねん灸」についても、お話しいただきました。

それは、後編の記事でまとめさせていただきます。

是非、こちらと合わせてご覧いただきたい内容です。

本日のキレイの先生

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美月 綾乃 先生