富樫先生、よろしくお願いします、今回のテーマは「マリオネットラインの原因と消す方法」です。

まずは、マリオネットラインとは何ですか？

マリオネットラインは、腹話術で使われるようなマリオネット人形のように、口角から顎（あご）にかけて出る線のことをいいます。

先生のサロンのお客様にも、マリオネットラインを気にされている方はいらっしゃいますか？

そうですね、「マリオネットラインが嫌だから何とかして！」とご来店ｓあれるお客様もいらっしゃいますよ。

マリオネットラインがあると、見た目の印象も変わってくると思います。

はい、マリオネットラインは「二重ほうれい線」とも呼ばれていますので、どうしても実年齢より老けてみえやすくなります。

マリオネットラインは「二重ほうれい線」とも呼ばれるんですか！？

はい、ほうれい線は、小鼻の横から出るラインのことですよね。

マリオネットラインは、さらにその下に出来るラインです。

ですので、「二重ほうれい線」ともいわれています。

そうすると、ほうれい線が出ているとマリオネットラインも出やすくなるんですか？

それは、そうとは言い切れないでしょうか。

順番としては、ほうれい線が先に出ます。

それが、さらにエイジングが進むとマリオネットラインも出るようなイメージです。

そうするとマリオネットラインが出ていると、ほうれい線も一緒に出ているんですか？

そうですね、そういった方が多いですよ。

マリオネットラインは、何から起こるんですか？

まずは、加齢によって筋肉のたるみが進むことによるものです。

ちなみに、何歳くらいからマリオネットラインが出てくるんですか？

それは、もちろん個人差がありますよね。

ただ全体的に、60歳前後くらいからマリオネットラインが出てくる方が多いでしょうか。

中には、40代からマリオネットラインが出ている方もいらっしゃいます。

それからマリオネットラインは、脂肪が本来あるべき位置から下がる「脂肪の下垂（かすい）」のケースもあります。

脂肪が落ちてくるんですか…？

はい、頬のところの脂肪がズルッと落ちてきて、マリオネットラインが出るようなイメージです。

ですので、例えば美容整形ではマリオネットラインを解消するのに、頬の脂肪を取るようなオペもあります。

そうやって、頬の脂肪が落ちるのは、どんなことが原因になるんですか？

ひとつは、真皮（しんぴ・皮膚は3層構造になっていて、その真ん中の層）細胞の衰えで、お肌のハリがなくなってくることです。

お肌の老化現象のひとつですね。

それに、お肌は乾燥によってもハリがなくなってきます。

そうすると、足場がもろくなって土台が崩れるようなイメージで、頬の脂肪もズルッと落ちやすくなります。

後は、食べすぎなどでお顔の脂肪の量が増えることによっても、マリオネットラインは出やすくなります。

マリオネットラインを消すのに、セルフケアでやれることはありますか？

先程もお話しましたように、マリオネットラインは、頬の脂肪が下がってきてしまっているような状態とも考えられます。

ですので、マッサージでそうしたお顔の余分な老廃物を流してあげるのもひとつです。

それは、どんなマッサージをするといいんですか？

まずは、「マリオネットライン、消えろ！」という感じで、マッサージでお顔の内側から外側のほうに、顎（あご）から耳のほうに流してあげましょう。

それでその後は、鎖骨のほうに流していきます。

当サロンのフェイシャルトリートメント（施術）でも、お顔の筋肉のコリをほぐして、リンパマッサージでお顔にたまっていた余分な老廃物などを流していきます。

それによって施術後は、マリオネットラインがすっきりされる方も多くいらっしゃいますよ。

先程のお話では、マリオネットラインはお肌の乾燥からも起こるとのことでした。

そうすると、マリオネットラインを消すのにも、スキンケアでの保湿も大事なんですか？

はい、スキンケアでの保湿は、マリオネットラインに限らずとても大切ですよ。

スキンケアでの保湿方法でアドバイスはありますか？

ひとつは、手でふたをしてあげるように、スキンケア化粧品を付けることです。

それだけでも、保湿感は大分変ってくるはずです。

それは、化粧水を付けるときも、クリームを付けるときも同じですか？

はい、そうです。

後は、スキンケアでの保湿にワンアイテム挙げるとしたら、アルガンオイルもおすすめです。

アルガンオイルは、私も大好きです（笑）。

アルガンオイルを洗顔後に最初に付けて、その後に化粧水を付けると、お肌に貯水槽（ちょすいそう）ができたように保湿感がアップします。

洗顔後の導入（ブースター）にオイルを使う「ブースターオイル」ですね。

はい、導入のオイルとしても、アルガンオイルはいいですね。

他に、マリオネットラインを解消するのにスキンケアで心がけられることはありますか？

洗顔料は、皮脂（ひし・毛穴から分泌されている油分）を取りすぎないものを選んでいただきたいです。

皮脂は、天然のうるおい成分でもあります。

ですので、洗顔で皮脂を取りすぎてしまうと、お肌の乾燥も進みやすくなります。

それに、皮膚の表面には常在菌（じょうざいきん）の善玉菌と悪玉菌がいてバランスを保っています。

皮脂は、その善玉菌のエサでもあります。

ですので、洗顔で皮脂を取りすぎてしまうと、悪玉菌が増えやすくなります。

そうすると、お肌の環境が悪化してしまいます。

お肌のお手入れでは、そうした整菌（せいきん）を意識することも大切です。

そういった点からも、洗顔料は「うるおい洗顔」のものをお使いになることをおすすめします。

洗顔後にうるおい感が残るようなものは、皮脂を取りすぎず適度にうるおいを残してくれます。

他に、マリオネットラインを消すのにできることはありますか？

マリオネットラインを解消するには、お肌の細胞が元気である必要もあります。

ただ細胞が変わるのは、最低3ヶ月はかかります。

しかもお肌のターンオーバー（皮膚の新陳代謝）は、赤ちゃんの頃は正常な周期で働いていますが、年をとるにつれて周期が遅くなって正常に行われなくなってきます。

ですので、マリオネットラインにもターンオーバーを整えてあげることは大切です。

そこが改善されれば、エイジングケアにもとても有効です。

ターンオーバーを整えるには、どんなことができますか？

ターンオーバーの周期が遅くなっていると、肌表面の角質（古くなった肌細胞）が厚くなっている状態といえます。

スペシャルケアとして、そうした余分な角質を取り除く「ピーリング」などを行うのもひとつです。

例えば当サロンでは、「陶器トリートメント」というメニューでハーブのソフトピーリングを行っていますが、施術顎はお肌の状態が大きく変わりますよ。

それからターンオーバーを整えるには、内側からのケアもとても大切です。

バランスのいい食事を摂ることはもちろん、その上で「オメガ3」などの必須脂肪酸の含まれる油を意識的に摂るようにするのもいいですね。

マリオネットラインを解消するのに、生活習慣で心がけられることはありますか？

基本的なことですが、マリオネットラインにも血流を良くすることは大切です。

それによって、筋肉やお肌にも栄養や行き渡るようになります。

血流を良くするには、どうすればいいですか？

ひとつは、身体を冷やさないことです。

それに、自分をかわいがってあげる時間を意識的に持っていただきたいです。

それは、ヨガに行ったりするのもいいですし、お風呂でゆったりしたり深い呼吸を行ったりするのもいいですね。

年齢を重ねると精神的には強くなるかもしれませんが、それに反比例するように、身体は衰えていきます。

ですので、自分自身をいたわる時間を意識的に持つことも大切です。

後は、プロの手を借りてマッサージを受けるのもいいですよ。

自分自身で身体のケアを行うには限界があります。

例えば肩こりでも、自分で肩をほぐすのはなかなか難しいです。

ですので、マリオネットラインに限ったことではありませんが、プロにケアをしてもらうのもおすすめですよ。

ブースターミルクで、肌がうるおいをうまく抱え込めるようになって引き締まり、キュッと上がりました！

肌が活発に動き出したような感じというのでしょうか（笑）。

それはブースターミルクで、スキンケアの保湿力がアップするのが大きいですよね。

ブースターミルクのあるなしでは、化粧水を付けたときの保湿感が全然違います（笑）。

ブースターミルクを付けると、その後の化粧水が、乾いたスポンジに水分が入っていくみたいに肌奥までギュッと引っ張られていくことを感じます！

それに、化粧水後しばらくそのままでいても、乾燥をほとんど感じませんでした。

それからもうひとつ驚いたのが、このテクスチャーです。

ミルクの予想を裏切るみずみずしさで（笑）、べたつきもないので使いやすいです！