「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「首を細くする方法」です。
プライベート整体サロン 玉響 の郷原 綾乃 先生にインタビューさせていただきました。
首が太いと、顔も大きくみえやすいですし、実際よりも太った印象も強くなってしまいます。
それは、首周りの筋肉の状態による影響もあるといいます。
そのため、首を細くするには、その筋肉をゆるめてあげることが大切です。
首を細くするのに行えるエクササイズやマッサージの方法を、郷原先生に教えていただきました。
目次
首が太い原因
・どうして首が太くなる
首を細くする方法
・鎖骨や肩甲骨のエクササイズ
・耳たぶ回し
・首周りの筋肉をゆるめるマッサージ
首が太い原因
郷原先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「首を細くする方法」です。
首が太いと、見た目の印象も変わってきますか?
そうですね、首が太いのは、首が前に出ているような姿勢の方に多いです。
そうすると、顔も大きくみえてしまいますよね。
たしかに、首が太いと、実際はそうではなくても、顔も大きくみえやすいですよね…。
はい、それに、首が太いと、首が短くみえますので、実際よりも太ってみえやすいです。
(参考:小顔矯正家に聞く首の長さについて)
後は、力が入っていてリラックスできていないような印象を与える場合もありますね。
先生のサロンのお客様にも、首が太くみえてしまっている方はいらっしゃいますか?
はい、前からみたときに、そのようにみえる方はいらっしゃいます。
例えば、顔のたるみなどは、年齢で出やすいお悩みです。
首も同じように、年をとるほど、太くなりやすくなったりするんですか?
どうでしょうか…がっしりした体格の方ですと、首が太く見えやすいということはあります。
ただ逆に、痩せている方ですと、年齢で、首が筋張(すじば)ってきたりすることもあります。
ですので、年齢で、首が太くなるという感じではないと思いますよ。
首が太いと…
・顔が大きくみえやすい
・実際よりも太ってみえやすい
・リラックスできていないような印象を与えやすい
など
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どうして首が太くなる?
首が太くなるのは、どんなことが原因になるんですか?
いちばん大きいのは、猫背でしょうね。
私も猫背なので、人ごとではありません…(苦笑)。
でも、どうして猫背で首が太くなるんですか?
猫背で背中が丸まると、首も前に出やすいです。
そうか、首が前に出ていると、見た目の印象で、首が太くみえやすくなります…。
はい、後は、首が太くなるのは、巻き肩による影響も大きいです。
巻き肩で、肩が前に出ていると、僧帽筋(そうぼうきん・首から肩や背中まで広がっている筋肉)や胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん・首の側面にある筋肉)も硬くなりやすいです。
そうすると、首が太くみえやすいですし、首や肩のコリにもつながります。
筋肉が硬くなると、太くなるんですか?
どちらかというと、縮まるイメージがありました…。
筋肉が硬くなることで、パンパンになるようなイメージです。
逆に、筋肉がゆるむとボリュームも減りますので、同じ筋肉でも薄さが変わります。
それに、筋肉が硬くなると、老廃物が流れていかないですよね。
例えると、筋肉のコリで、体液が滞(とどこお)っているような状態ですね。
そうすると、そこの部分に老廃物がたまって大きくなります…。
はい、ですので、肩や首などのコリで、僧帽筋が盛り上がってきたり胸鎖乳突筋などがガチッと硬くなったりすると、首も太くみえやすくなります。
先生の話をお聞きすると、首が太くなるのは、姿勢や筋肉の状態によるところが大きいんですね…。
そうですね、ですので、例えばデスクワークなどもそうですが、首や腕が前に出て肩を巻き込んでいるような姿勢が、ベーシックにならないよう気を付けていただきたいです。
首が太い原因
・猫背(首が前に出ることで)
・巻き肩(首や肩のコリにつながることで)
など
首を細くする方法
首を細くするには、どうすればいいですか?
ひとつは、鎖骨や肩甲骨(けんこうこつ・背中側にある肩の骨)のケアです。
それは、「鎖骨」のお話のときにご紹介させていただきましたね。
鎖骨や肩甲骨のエクササイズ
郷原先生には「鎖骨をきれいに出す方法」についてもインタビューさせていただき、そこで、鎖骨や肩甲骨をケアするエクササイズを教えていただきました。
その内容を、ご紹介させていただきます。
1. 片方の手で鎖骨を触りながら、もう片方の手をパンチするように突き出し、前に出せるだけ突き出します。次は、その手を、後ろに引けるところまで引きます。
2. 片手で鎖骨を触りながら、もう片方の手で力こぶのポーズを作り、こぶしを前のほうに下ろします。目の前に机があったとして、こぶしで机を叩くようなイメージです。
3. 肘(ひじ)が体側(たいそく)に付くように片手を下ろして、もう片方の手で身体の中心部分から鎖骨を触りながら、深呼吸をします。そのとき、吐く息で、鎖骨や肩甲骨が落ちるのを感じます。そして、鎖骨を触る場所を外側に移していきながら、同じように深呼吸します。
これらのエクササイズは、鎖骨や肩甲骨周りの筋肉をゆるめるのにも良いそうです。
では、首を細くする方法について、郷原先生のインタビューに戻ります。
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耳たぶ回し
それから、歯を食いしばったりして力の入っている方は、顎(あご)周りから胸にかけて筋肉がギューッと縮まりやすいです。
そういった方は、「耳たぶ回し」で、そこの筋肉をゆるめてあげるのもおすすめです。
(参考:美容家に聞く耳たぶ回しについて)
筋肉がゆるめば、首を細くするのにも有効ですもんね。
はい、それに、耳たぶ回しは、咀嚼筋(そしゃくきん・咀嚼するときに使う筋肉)をゆるめたり、肩の力を抜いたりすることもできますよ。
(参考:小顔専門家に聞く咀嚼筋について)
耳たぶ回しは、耳たぶを回すケアのことですよね?
はい、耳たぶは、極力弱く回します。
力が強いと、周りの皮膚を引っ張ってしまうことにもなりますので。
もっと言うと、耳たぶを回さなくてもいいくらいです。
え、耳たぶ回しで、耳たぶを回さなくていいんですか(笑)。
はい(笑)。
耳たぶを軽く持っているくらいでも、大丈夫ですよ。
首を細くする方法
(耳たぶ回し)
・耳たぶを優しく回す(もしくは、耳たぶを軽く持つだけで大丈夫)
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首周りの筋肉をゆるめるマッサージ
首を細くするには、首で、筋肉が縮まって硬くなっているところにリリース(正しい状態に戻すこと)をかけていくのもおすすめです。
それで、首が前に出ているような状態なのを、胴体の上に戻していきます。
それには、どんなことができるんですか?
首の筋肉が硬くなっているところに、優しい圧で触れて、さすって振動を加えてあげたりするだけでも大丈夫です。
それから、側頭部から下顎部(かがくぶ・あご下の部分)まで優しくなでおろしたりするのもいいですよ。
それによって、側頭筋(そくとうきん・咀嚼筋のひとつ)や咬筋(こうきん・咀嚼筋のひとつ)などにもアプローチできます。
(参考:小顔専門家に聞く咬筋について)
後は、耳の後ろから胸の真ん中に向かってなでおろしてあげると、胸鎖乳突筋にアプローチできます。
それに、鎖骨の下を肩先に向かって軽くさすってあげるのもいいです。
肩の力が抜けて首も細くみえやすくなりますし、首も動かしやすくなって、お顔のリフトアップにもつながりますよ。
首を細くする方法
(マッサージ)
1. 首の硬くなっているところに、優しい圧で触れて、さすって振動を加える
2. 側頭部から下顎部まで優しくなでおろす(側頭筋や咬筋にアプローチできる)
3. 耳の後ろから胸の真ん中に向かってなでおろす(胸鎖乳突筋にアプローチできる)
4. 鎖骨の下を肩先に向かって軽くさする(肩の力が抜ける)
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まとめ
今回のインタビューで挙がった、首を細くする方法をまとめます。
1. 片手で鎖骨を触りながら、もう片方の手をパンチするように突き出して、その後に引く
2. 片手で鎖骨を触りながら、もう片方の手で力こぶのポーズを作り、こぶしを前のほうに下ろす
4. 片手を体側に付けて、もう片方の手で鎖骨を触りながら深呼吸して、吐く息で鎖骨や肩甲骨が落ちるのを感じる
5. 耳たぶ回しで首周りの筋肉をゆるめる
6. 首の硬くなっているところに、優しい圧で触れて振動を加え、筋肉をゆるめる
7. マッサージで首周りの筋肉をゆるめる(側頭部から下顎部までなでおろす、耳の後ろから胸の真ん中に向かってなでおろす、鎖骨の下を肩先に向かって軽くさする、など)
首が太いのは、姿勢によるところもありますし、首周りの筋肉の状態による影響が大きいとのことでした。
ですので、首を細くするには、姿勢を正すこともそうですし、首周りの筋肉をゆるめてあげることも大切です。
「首が太い…?」と気になったときは、郷原先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?
* 2018年3月12日に公開した『首が太い?首を細くするには?セラピストの教える9つの方法』を再編集しました。