「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「目をすっきりさせる方法」です。
Arpege(アルページュ) のTamie先生にインタビューさせていただきました。
疲れていると目がしょぼしょぼしてきて、顔の印象も変わってしまいますよね。
目がすっきりしていた方が、明るくてハキハキした印象に見えると思います。
目をすっきりさせるには、セルフケアでどんなことができるのでしょうか?
Tamie先生に教えていただきました。
目次
目をすっきりさせる方法
・セルフケア
本日のキレイの先生
Arpege(アルページュ)
Tamie 先生
「キレイの先生」編集部
目がすっきりしないのは…
Tamie先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「目をすっきりさせる方法」です。
目がすっきりしていると、顔の印象も変わると思います。
そうですね、(目がすっきりしていると)表情が明るく見えて、元気で生き生きとした印象につながります。
(先生の)サロンのお客様の中には、「目がすっきりしない…」という方はいらっしゃいますか?
はい、年齢や職業に関わらず、目の疲れを訴える方は多いです。
目の疲れは、私もよく分かります…(苦笑)。
目がすっきりしないと、見た目の印象も変わってきますか?
そうですね、例えば(目の下に)クマがあったりして疲れた印象が見えると、実年齢よりも(年齢が)上に見えたりしてしまいますし、(目に)元気がないような状態ですと「疲れているのかな…」というのが表情からも感じられてしまいます。
それから、目が疲れてくると、肩や首のコリにもつながって血流も滞りがちになります。
(サロンの)お客様にも、お顔に触らせていただいときに「顔や頭がこんなに凝っていたのね…」とお気付きになる方も少なくありません。
目がすっきりしないのは、どういう状態なんですか?
筋肉が関係しているんでしょうか?
はい、それもありますね。
目の周りには、(目の)ピントを調節するような働きをする筋肉があります。
同じ姿勢が続くと筋肉は緊張します。
例えば、お仕事でのパソコンもそうですし、どの世代の方も、スマホが日常生活からは切り離せませんよね。
(スマホやパソコンの)画面をみていると、あっという間に時間が過ぎていることもあると思います。
…はい、私も心当たりがあります。
(スマホやパソコンは)画面の光からの刺激もありますし、まばたきの回数も減るので、(目の周りの)筋肉が同じ状態で緊張が続きやすいです。
それによって、(目の)ピントが調整しづらくなって、かすんで見えたりするようにもなります。
現代社会ではやはり、スマホやパソコンが目の疲れの大きな原因といえそうですね…。
それ以外で、目がすっきりしない原因になることはありますか?
例えば、年齢も関係あるんでしょうか?
はい、年齢によって(目の)ピントが調整しづらくなることもあるでしょうし、目の周りの筋肉が衰えることも考えられます。
また、年齢によるお肌のたるみでまぶたが下がってくるようなことも、視界が狭くなってくることや、疲れ目にも影響すると思います。
後は、(目がすっきりしない原因として)不規則な生活リズムも考えられます。
例えば、食事で十分な栄養を摂れていなかったり、睡眠時間がきちんと取れていなかったりすることですね。
目の周りは、毛細血管の多い場所です。
なるほど、(全身の)細胞に必要な栄養や酸素は血液から届けられていますから、生活習慣の乱れで血行が悪くなると、それらが目に十分に行き届かなくなるんですね…。
はい、ですので、(目がすっきりしないのは)目そのものに原因があるだけではなく、食事や睡眠といった生活習慣によるところも、現代社会では多いのかなという印象があります。
目をすっきりさせる方法
目をすっきりさせるには、どんなことができますか?
ひとつは、まばたきです。
…まばたき、ですか?
はい、目がすっきりしないのは、顔の筋肉や乾燥も関係しています。
先程、筋肉を動かしていないと緊張してしまうといったお話もありました。
特に現代社会は、スマホやパソコンをみているときは、まばたきも少なくなっているといいますから、目の周りの筋肉は緊張しやすいと思います。
はい、(現代社会は)表情の動かない時間が長くなりがちかもしれませんね。
ですので、ゆっくりとまばたきして目を開閉することも大切です。
緊張した(目の周りの)筋肉をほぐすこともできそうです。
はい、筋肉を動かすことで、(血行促進にもなって)目に酸素や栄養が行き渡る助けにもなりますね。
それから、(まばたきが少なくなって)目が開きっぱなしになっていると、目の表面が乾燥して涙も出にくくなります。
特に、室内ですと空気も乾燥していますから。
ゆっくりとまばたきすることで、自分自身で目をうるおわせることもできて、乾燥を防ぐことにもつながります。
後は、(スマホやパソコンなどをみる)時間が長くなったときは、時々、天井や外の景色を見たりして、目の前に(目の)ピントを合わせていた状態から視線を変えてみるのもいいと思います。
他には、よく噛んで食事をすることも、お顔の筋肉が動きますし、(食べ物の)消化を助けて目にも栄養が行き渡りやすくなります。
セルフケア
先生にはここまで、目をすっきりさせるのに生活習慣で心がけられることをお話しいただきました。
目をすっきりさせるのに、マッサージなどセルフケアでやれることはありますか?
目の疲れというと、目のことだけを考えがちだと思いますが、栄養をしっかりと行き渡らせたり老廃物をきちんと排出したりすることも大切です。
ですので、鎖骨を反対側の手でやさしくなでて、肩と首をゆっくりと回すだけでも、顔を支える土台をやわらかくしてあげることができますし、目をすっきりさせることにつながると思いますよ。
鎖骨をなでると…
鎖骨には、リンパ(体内の老廃物を回収して排出する器官)の出口があります。高速道路の料金所が混雑すると本線も渋滞するように、リンパも出口を流してあげることが大切です。鎖骨をなでてリンパを流すことで、顔のリンパの流れを良くすることにもつながっていきます。
鎖骨のリンパを流す
それから、表情が動かない状態も(目をすっきりさせるのには)良くありません。
顔の表情を動かすために私が個人的にやっているのが、「あ」・「い」・「う」・「え」・「お」のお顔体操です。
「あ」で大きく口を開けて、「い」で口を横に大きく開いて、「う」は口を突き出す感じで、「え」では舌をできるだけ大きく出して、「お」で口の中が丸い球体になるようなイメージで、発音しながらするお顔エクササイズです。
これによって、緊張している顔の筋肉を動かしてあげることもできて、血流も良くなるので、(目の周りにも)栄養が行き渡りやすくなります。
あいうえおの発音で…
・「あ」:大きく口を開く
・「い」:口を横に大きく開く
・「う」:口を突き出す感じ
・「え」:舌を出す
・「お」:口の中が丸い球体になるようなイメージ
発音で顔のエクササイズ
後は、(目の周りの)くぼみのところのツボ押しも(目をすっきりさせるのに)いいですね。
目の周りのツボ
目の周りは皮膚が薄くて、こすると刺激になってしまうので、(ツボを)軽くプッシュするだけで大丈夫です。
目の周りの皮膚は…
他には、サロンでは、小豆(あずき)のホットパックをサイズ違いでいくつか作っていて、お客様がうつぶせになっているときは肩に置いたり、仰向けになっているときは目の上に置いたりして温めています。
目の上にホットパックを置くと、目の疲れも取れてすごくすっきりしそうですね。
はい、私は(ホットパックを)自分用にも作っています。
ホットパックは…
Tami先生は小豆でホットパックをお作りになっているとのことでしたが、目の上に置くのは「ホットタオル」でも代用できそうです。ホットタオルでしたら、電子レンジで簡単に作ることができます。
ホットタオルについて
まとめ
今回のインタビューで挙がった、目をすっきりさせる方法をまとめます。
1. ゆっくりとまばたきする
2. 長時間のスマホやパソコンのときは天井や外の景色をみたりする
3. よく噛んで食べる
4. 鎖骨をなでる
5. 肩や首を回す
6. 口を大きく動かして「あ」・「い」・「う」・「え」・「お」と発音する
7. 目の周りのツボ押し
8. 目の上にホットパックを置く
私自身もそうですが、現代社会、スマホやパソコンをみている時間はかなり長いのではないでしょうか?
その間は、あまりまばたきしませんから、目の周りの筋肉も緊張しやすいです。
今回、Tami先生に教えていただいた目をすっきりさせる方法は、いますぐ始められることがいくつもあると思います。
「目がすっきりしないな…」というときは、ゆっくりまばたきしたりすることから始めてみてはいかがでしょうか?