美容のスペシャリストが教えるキレイ

リフトアップマッサージの方法!美容家が自宅ケアに教えるプロの技術16

本日のキレイの先生

橋本 奈見 先生

今回のテーマは、「顔のリフトアップマッサージ」です。

プライベートサロン peony の橋本 奈見 先生にインタビューさせていただきました。

顔のリフトアップには、マッサージでめぐりを良くすることも効果的だといいます。

今回、橋本先生には、自宅でも行えるリフトアップマッサージの方法をとても丁寧に教えていただきました。

目次

リフトアップマッサージのポイント
・顔のリフトアップにはリンパ流しもおすすめ
・無表情でいることなどがたるみの原因にも

顔のリフトアップマッサージの方法
・顔の下半分のマッサージを行う
・顔の上半分のマッサージを行う
・顔のリフトアップマッサージを仕上げる

顔のリフトアップにおすすめの美顔器

まとめ

リフトアップマッサージのポイント

橋本先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「顔のリフトアップマッサージ」です。

先生のサロンのお客様にも、顔のたるみを気にされている方はいらっしゃいますか?

はい、多くいらっしゃいますよ。

顔は、どこにたるみが出やすいですか?

ひとつは、目の下やまぶたです

それに頬が下がってくると、ほうれい線になります。

後は、顎(あご)周りのフェイスラインにもたるみが出やすいです。

そうした顔のたるみで、見た目の印象も変わってくると思います。

そうですね、例えば目の下のたるみやほうれい線が目立ってしまうと、そこの凹凸(おうとつ)部分に影が入ります。

それによって、老けた印象や疲れた印象がどうしても強くなってしまいますよね。

たるみが出やすい場所

・目の下やまぶたなどの目周り
・頬が下がってくることでほうれい線になる
・顎周りなどのフェイスライン
など

顔のリフトアップにはリンパ流しもおすすめ

顔のリフトアップに、ポイントになることはありますか?

リンパ(体内の老廃物を回収して排出している器官)を流してあげることもおすすめです。

え、顔のたるみにはリンパも関係しているんですか!?

はい、それはどうしてかというと、まずはリンパについてお話しさせていただきますね。

人間の身体には、血管と同じように全身に「リンパ管」が張りめぐらされていて、その管(くだ)の中を「リンパ液」が流れています。

そしてリンパ管の要所には、下水処理場のような役割のある「リンパ節(せつ)」があります。

一般的にはこれらを総称して、「リンパ」と呼んでいます。

リンパの大きな役割は、その「排泄」と「免疫」です。

リンパは、血液で運びきれなかった老廃物や、身体の中でいらなくなった細胞や脂肪を回収して排出しています。

それと、細菌の退治をしてウイルスの抗体を作る働きがあります。

そのリンパが、たるみにどう関係してくるんですか?

リンパの流れが滞(とどこお)ると、水分や老廃物なども滞って詰まってしまいます

そうすると、むくみも起きやすくなりますね。

そしてその重さで、たるみも起こりやすくなります

いまの話をお聞きして、顔のリフトアップにはリンパを流してあげるのが大切なことが、よくわかりました(笑)。

はい(笑)、ちなみに血液は、心臓がポンプのような役割をして全身をめぐっています。

それに対してリンパには、血液でいう心臓に当たるものがありません。

たしかリンパは、筋肉の伸縮がポンプの役割をして流れているんですよね?

はい、そうです。

そしてリンパが滞っていると、筋肉も動きづらいので硬くなりやすいです。

そうして筋肉がどんどん動きづらくなると、リンパもさらに詰まりやすくなって、悪循環に陥りやすいです。

無表情でいることなどがたるみの原因にも

顔のたるみは、年齢も関係するんですよね?

はい、年齢とともに、お顔のたるみも出やすくなります

私の肌感覚ですが、最近は28歳くらいからたるみの出てくる印象があります。

20代からですか!?

たるみは、もうちょっと年齢が上のお悩みだと思っていました…。

そうですね、たしかに以前は、お顔のたるみが出てくるのは、もう少し年齢も高かったように思えます。

日々の生活習慣で、顔のたるみの原因になることはありますか?

先程もお話しましたが、まずは筋肉を動かさないことです。

例えば運動不足や長時間同じ姿勢でいることも良くありません

それから無表情でいることが多いと、表情筋(表情を形作る顔の筋肉)が動きません。

それによっても、お顔のリンパは滞りやすくなります。

それに無表情でいることが多いと、筋肉の衰えも進みやすいですよね。

そうですね、例えば子どもは一日に500回くらい笑うそうです。

でも大人になると、それこそ仏頂面の方は、一日に10回も笑わないこともあるでしょう。

わかります、たしかに私も大人になって笑う機会が減りました(苦笑)。

そうしたことも、顔のたるみの原因になるんですね(笑)。

他に、リンパの流れが悪くなる原因はありますか?

身体の冷えや、下着などの衣類の締め付けも良くありません

それから水分不足によっても、リンパが滞ってむくみも起こりやすくなります。

水分不足でむくみが出るんですか?

どちらかというと、水分を摂りすぎることのほうが、むくみにつながりやすそうなイメージがあります。

たしかに水分の摂りすぎによっても、むくみが出る場合もありますね。

それは、水分代謝が悪くなっていることが考えられます。

それとは逆に、水分をきちんと摂れていないと、リンパはドロドロの状態になってしまいます。

ちなみにそれは、血液も一緒ですね。

リンパがドロドロになれば、流れも悪くなりますね…。

はい、ですので、身体の排出を高めるためには、お水を適度に摂ることも必要です。

後は、リンパの流れは、ストレスの影響も受けます

顔のたるみの原因

【リンパが滞る原因】
・運動不足や無表情などで筋肉をあまり動かさない
・身体の冷え
・下着などの衣類の締め付け
・水分不足でリンパがドロドロになる
・ストレスによる影響
など

顔のリフトアップマッサージの方法

今回、橋本先生には、顔のリフトアップにおすすめのマッサージ方法を教えてもらいました。

ここからは、その内容をまとめます。

顔は皮膚が薄いので、マッサージは肌に摩擦がかからないように行うことが大切だといいます。

マッサージは、オイル・クリーム・ジェルなどを使って行いましょう

顔のマッサージ前に鎖骨から耳までを流す

顔のリフトアップマッサージは、最初に顔のリンパの出口から流してあげるのがおすすめです。

それには、まずは鎖骨から耳の下を流していきます

その後に顔のマッサージに移っていくと、より効果的です。

1. 肩甲骨を回す

顔のリフトアップマッサージを行う前に、まずはデコルテ周りの筋肉をほぐしてあげたいです。
それには、肩を軽くつかんで肩甲骨を8の字に回します。
それを、左右で10回ずつくらい行います。

2. 鎖骨を流す

鎖骨には、全身のリンパの出口があります。
顔のリフトアップマッサージも、まずは鎖骨からマッサージして流していきましょう。
マッサージは、中指と薬指で鎖骨を内から外に3秒くらいかけてゆっくり流していきます。
それを、左右の鎖骨で3回ずつくらい行います。

3. 耳の下をクルクル回す

次は、耳の下あたりの「耳下腺(じかせん)」のリンパ節を流します。
顔のリンパは、そこの耳下腺を通って、首から鎖骨へと流れていきます。
マッサージは、指3本で耳の下あたりをクルクルと回します。

4. 耳から鎖骨に流す

次は、耳から鎖骨までを全体的に流します。
指4本で、耳の後ろから鎖骨に向かってゆっくりと流していきます。
それを、3回くらい行います。

ここまでが、顔のマッサージの下準備ともいえる内容です。
そうして顔のリンパの出口を流したら、顔のマッサージに移ります。

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顔の下半分のマッサージを行う

顔のマッサージは、まずは顔の下半分から行っていきます。

5. 顎からハートを描くように流す

顔のマッサージは、顎(あご)からスタートします。
そこからハートを描くように、頬を通って、耳の後ろの耳下腺のほうに流していきます。
そのマッサージを、ハートを描く高さを少しずつ高くして行います。
最後は、耳下腺のほうに流していくことは同じです。

リフトアップマッサージ方法

【顎のマッサージ】
1. 顎から頬を通って耳下腺へ
2. 次は、頬骨のあたりを通って耳下腺へ
3. 次は、目の上を通って耳下腺へ
4. 次は、おでこを通って耳下腺へ

6. 顎下をクルクルと流す

次は、顎下(あごした)のマッサージです。
これは、特にフェイスラインのむくみにおすすめです。
手を猫の手のようにして、オトガイ(顎下・あごした)のリンパ節をクルクルと流していきます。
それを、3回くらい行います。

7. ほうれい線に圧をかける

次は、ほうれい線におすすめのマッサージです。
息を吐きながら、ほうれい線を手根で5秒くらい圧をかけます。
これは、斜め上に持ち上げることをイメージして行うのがポイントです。
机の上に肘(ひじ)をつくと行いやすいですよ。

8. 頬骨に圧をかける

次は、ほうれい線のマッサージと同じように、頬骨にも圧をかけていきます。
手根で頬骨を下から上に圧をかけて、息を吐きながら5秒くらい持ち上げます。

9. 鼻筋を流す

次は、鼻筋(はなすじ)のマッサージです。
指1本で、小鼻から目頭(めがしら)のほうまでクルクルと回しながら上がっていきます。
これを、3回くらい行います。

10. 頬を面で流す

次は、頬のマッサージです。

手を「ヤッホー」の形にして、鼻から耳のほうに面で流していきます。
これも、3回くらい行います。

ここまでが、顔の下半分のマッサージです。

顔の上半分のマッサージを行う

顔の下半分のマッサージを終えたら、上半分のマッサージに移ります。

11. 目周りを流す

まずは、目元のたるみなどにもおすすめの目周りのマッサージです。
マッサージは、こめかみのあたりからスタートにして、目の下をグルリと通って、目頭で5秒キープします。
それから眉毛の上を通って、こめかみのほうに戻っていきます。
これを、3回くらい行います。

リフトアップマッサージ方法

【目元のマッサージ】
1. こめかみをスタートして、目の下を流す
2. 目頭で5秒キープする
3. 眉毛の上を通ってこめかみのほうに戻る

12. 眉間を流す

次は、眉間のマッサージです。
手の側面で、鼻先から髪の生え際のほうに向かって流していきます。
それを、5~6回行います。

13. おでこから耳下に流す

次は、おでこのマッサージです。
まずは、4指(人差し指から小指)でおでこの中心からこめかみのほうに流します。
そしてそこから、耳の下のほうまで流していきます。
それを、3回くらい行います。

ここまでが、顔の上半分のマッサージです。

顔のリフトアップマッサージを仕上げる

顔の上半分のマッサージまで終えたら、顔のリフトアップマッサージの仕上げを行います。

14. 顔を全体的にパタパタする

まずは顔を全体的に、指で下から上にパタパタと優しく叩きます。
これを、3回くらい行います。

15. 口の片方に空気を入れる

次は、口周りの筋肉のトレーニングにおすすめのエクササイズです。
まずは、空気を口の中に入れて片方に寄せて頬を膨らませます。
そしてその状態を5秒間キープします。
それを、左右で3回ずつくらい行います。

16. もういちど鎖骨を流す

顔のリフトマッサージは、最後にもういちど鎖骨を流しておしまいです。
先程ご紹介した鎖骨のリンパマッサージと同じように、中指と薬指で鎖骨を内から外に3秒くらいかけてゆっくり流します。
それを、左右で3回ずつくらい行います。

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顔のリフトアップにおすすめの美顔器

「キレイの先生」編集部です、ここまでが橋本先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

顔のリフトアップには、美顔器も手軽にケアが行えて即効性が高いのでおすすめです。

エステ経営者が3分で美顔器の小顔効果を実感

「3分装着するだけでほうれい線が薄くなって驚き(笑)、顔のリフトアップ感がすごい!」

エステサロン経営者がそう話したのが、美顔器の「メディリフト」です。

メディリフトは、美容家電メーカーのヤーマンが新発想で開発した装着するだけのウェアラブル美顔器です。

フェイシャルエステサロン ロータスロータスの尾本 広美 先生の感想をご紹介します。

メディリフトは10分の使用を推奨されているのですが、3分装着しただけで「すごい、ほうれい線がなくなった!」と驚きました(笑)。

装着中、口周りの筋肉に対してかなり効いている感じがあったので、鏡をみて「やっぱり!」と納得です(笑)。

それにフェイスラインがすっきりして、顔のリフトアップもすごく感じられました。

顔が引き締まってさらに引き上がるというのでしょうか…。

それは、メディリフトを装着するだけで、ケアの必要な場所に適切な周波数のEMSが自然と当たるのが大きいですよね。

それもあって、場所によってEMSのピリピリ感が違います。

自己流の間違ったフェイスマッサージは逆効果になります。

ただメディリフトは、装着しておけば後は何もしないでも勝手にケアをしてくれるので、本当に手軽でおすすめです(笑)。

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

美容家電メーカーのヤーマン新発想で開発したウェアラブル美顔器で、楽天などでも第1位を獲得しています
顔の筋肉の場所によってEMSの周波数を変えて、「休ませるべき筋肉」にはストレッチを、「動かすべき筋肉」にはトレーニングを行うことができ、見た目年齢を決める顔の下半分にアプローチします。

●商品名:メディリフト
●通常価格:税別25,000円

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まとめ

今回橋本先生に教えていただいたリフトアップマッサージは、サロンの施術で行われているホームケア用に落とし込んだものです。

時間のあるときに一連のマッサージを通して行っても良いですし、気になる場所のマッサージだけ行うのも大丈夫ですよ。

自宅でフェイスマッサージを行うときの参考にしてみてください。