リラクゼーションサロン LILOT（リロット）

大川 淳子　先生

「キレイの先生」編集部

大川先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「馬油（バーユ）」です。

先生は、ご自身のお手入れに馬油をお使いとのことでした。

はい、毎日使っていますよ。

馬油は、「馬の油」と書くように、馬から抽出されるオイルだと思いますが、馬のどこから抽出されるんですか？

（馬油は）馬の皮下脂肪…主に腹や首などの部位が多いそうなんですが…そこから抽出されます。

馬油の主な産地はどこですか？

国内は熊本県です。

熊本は、馬刺しなどでも有名ですもんね。

先生がお使いの馬油も熊本県産なんですか？

はい、そうですよ。

馬油は、昔から使われていたオイルなんですか？

はい、使われていました。

例えば、（馬油は）切り傷や火傷などの皮膚治療に、民間の万能薬として用いられていたそうです。

馬油は、治療に使われていたんですか！？

でも、薬としてではありませんよ（笑）。

すいません、そうですよね、馬油は薬ではありません。

はい、馬油は（病院などで）お薬として出されることはありませんが、民間薬として使われていたみたいですね。

馬油は、どんなテクスチャーをしているオイルですか？

馬油には、「クリームタイプ」と、液状の「オイルタイプ」があります。

クリームタイプですと、テクスチャーは重めです。

市販されている馬油は、クリームタイプが多いと思います。

クリームタイプの馬油は、（スキンケア）化粧品のクリームのような感じなんですか？

そうですね…（馬油の方が）もうちょっとこってりしているかもしれません。

それに対して、液状のオイルタイプ（の馬油）は、テクスチャーは軽めです。

ちなみに、先生は、（クリームタイプとオイルタイプと）どちらの馬油をお使いになっているんですか？

私は、オイルタイプ（の馬油）を使っています。

馬油は、香りはあるんですか？

あまりありませんよ。

ただ、私自身は経験がないですが、馬油を常温で保管していて酸化してしまうと、ちょっと匂いが出たりするようです。

酸化すると嫌な匂いがするのは、他のオイルでも同じですよね…。

そうですね、冷蔵庫で（馬油を）保管しておくと匂いが出づらいといいますが、（オイルタイプの馬油も）固まってしまいますね。

後は、匂いの気になる方は、（馬油に）獣臭を感じることもあるそうです。

馬油は、どんな効果・効能を期待できるんですか？

（馬油は）高い保湿効果・補修効果があります。

先程、馬油は昔から民間治療に用いられていたとおっしゃっていました。

はい、（馬油は）切り傷や火傷などにも良いといわれていますし、美容面では、シミ・肌荒れ・ニキビ・アトピー・美白・日焼けなどにも効果が期待できます。

それから、髪の毛にも頭皮や白髪のケアにもお使いいただけます。

すごい…（笑）。

馬油は、たくさんの効果が期待できるんですね。

はい、（馬油は）万能な効果が期待できますよ（笑）。

先生ご自身は、馬油をお使いになっていて、どんな効果を感じられていますか？

保湿もそうですし、お肌にツヤも出ます。

先生は普段、馬油をどのようにお使いになっているんですか？

私は、サーフィンやスノーボードなど外でスポーツをするのが好きなんですが、（スポーツを終えて）日焼け止めを落としたすぐ後に、馬油を塗るようにしています。

それで、（お肌の）乾燥を防ぐんですね。

スキンケアでも、馬油をお使いになっているんですか？

はい、毎日使っていますよ。

お風呂から上がったときに、馬油を一滴、お顔に塗っています。

子どもがいて、（お風呂上りに）すぐにスキンケアができないので、馬油でそれまでの乾燥を防ぐようにしています。

ですので、お子様がいてバタバタされている方に（馬油は）おすすめですよ。

そうすると先生は、洗顔後、化粧水を付ける前に、馬油をお使いなんですね。

はい、（馬油を）ブースターとして使っている感じですね。

ブースターオイルは、その後の化粧水などの浸透を良くするような効果がありますが、馬油でもそういった効果がありますか？

はい、（化粧水などの）浸透が良くなることは感じますよ。

お肌にツヤが出ますし、シワなどにもいいですよね。

私は、馬油を使うようになる前は、サーフィンの後に（お肌が）シワになったりしていましたが、馬油を使い始めてからはシワがなくなりました。

それに、（馬油は）日焼けにも良くて、それも実感しています。

美容オイルは、美容液として使ったり、乳液の代わりにスキンケアの仕上げに使ったりすることもできますが、馬油も同じように使えるんですか？

はい、大丈夫ですよ。

馬油は、ボディケアに使うこともできるんですか？

はい、もちろん大丈夫です。

全身どこにでもお使いいただけます。

先生も、馬油をボディケアにお使いになっていますか？

はい、乾燥している場所に、全身どこにでも使います（笑）。

カサカサしていると（馬油を）塗っちゃいます。

例えば、手もそうですし…。

（馬油は）ハンドケアにも良さそうですね。

はい、後は、肘や膝などにもいいですよね。

（馬油は）乾燥して粉をふいているような場所の保湿にもおすすめです。

それから、（馬油は）赤ちゃんにも使えます。

先生のお子様にも、馬油をお使いになっているんですか？

はい、（お肌が）乾燥しているときなどに使っていますよ。

馬油は、髪の毛に使うこともできるんですよね？

はい、使えますよ。

（馬油は）ヘアケアには、どんな使い方ができますか？

（シャンプーしてお風呂から上がり）タオルドライした後のヘアオイルとして使うと、髪の毛がしっとりしてツヤが出ます。

ヘアオイルとして使うには、クリームタイプ（の馬油）よりも、オイルタイプがおすすめです。

オイルタイプ（の馬油）の方が、髪には塗りやすいですもんね。

はい、オイルタイプの方が色々と使いやすいので、私は（クリームタイプよりも）そちらを使っています。