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老け顔の原因と改善方法!若見え顔に効果的な対処法7つ!美容家に聞く

本日のキレイの先生

高橋 美穂子 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「老け顔」です。

東京都品川区 アロマセラピースクール&サロン Like a ROSE の高橋 美穂子 先生にインタビューさせていただきました。

老け顔の原因として大きいのは、たるみや目元のエイジングサインです。

それは、主に、お肌の乾燥や紫外線などから起こります。

そのため、老け顔を改善するには、スキンケアで徹底的に保湿することや、紫外線対策を年中行うことが大切になるといいます。

老け顔の原因と改善方法について、高橋先生に教えていただきました。

目次

老け顔の原因
・老け顔の特徴(目元のエイジングサイン)
・老け顔の特徴(たるみやくすみなど)
・老け顔の特徴(その他)
・生活習慣で原因になること

老け顔を改善する方法
・スキンケアでのポイント
・オイルケアもおすすめ
・フェイスマッサージもおすすめ
・生活習慣で心がけたいこと

編集部の選ぶ老け顔におすすめの化粧品

まとめ

老け顔の原因

高橋先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「老け顔」です。

老け顔が気になり始めるのは、何歳くらいから多くなりますか?

35歳を越えたくらいでしょうか。

老けてみえるのは、実年齢にプラス3~5歳が多いように感じます。

例えば、32歳のプラス5歳と、35歳のプラス5歳では、見た目年齢が40代になるかどうかも変わりますので、年齢によってそういった精神的な面も違ってきます。

プラス5歳の見た目で…

・32歳 → (見た目年齢)30代後半
・35歳 → (見た目年齢)40代前半

たしかに、見た目年齢が30代か40代かというのは、精神的な差がありますよね…。

はい、ですので、年をとって実際に老化が進むということもありますが、見た目年齢が30代か40代かという意識によるところもあって、35歳くらいから、老け顔が気になり始める方が多くなる印象があります。

老け顔の特徴(目元のエイジングサイン)

顔は、何によって老け顔になるんですか?

皆さまに共通していえるのが、まぶたのたるみです。

イメージとしては、笑ったときに本来は持ち上がるところが、持ち上がりきらずにタルンとしているようなイメージです。

それから、若いときは、目の下の涙袋をあえてみせるようにしたりします。

ただ、年を重ねると、涙袋がプクッとふっくらしているのではなく、タルンとしてくることによっても老けた印象が強くなります。

後は、目元にはシワが出やすいですよね。

たしかに、特に目元は、年齢が表れやすい場所ですよね…。

そうですね、人はまばたきをしますから、目元は、ただでさえ負担のかかりやすい場所です。

そうして目に疲れが出ていると、実年齢よりも上にみられやすくなります。

老け顔の原因

まぶたのたるみ
涙袋のたるみ
目元のシワ
など

老け顔の特徴(たるみやくすみなど)

それから、頬も、ほうれい線が出たり毛穴が目立ったりしやすい場所です。

それによっても、年齢を感じさせるようになりますね。

それに、頬のたるみで、お顔を真横からみたときに二重顎(あご)になったりして、フェイスラインも崩れやすいです。

後は、お肌のくすみによっても、実年齢より老けてみえやすくなりますよね。

そうですね、お肌の透明感があるかないかで、見た目の印象は大分変わります。

血色が悪くて肌色がくすんでみえると、ツヤもなくなります

実際、年をとるほど、睡眠不足などでくすみは出やすくなります。

ですので、肌トラブルがあるかどうかということよりも、お肌に透明感があるか血色があるかということが、お顔の印象としては大きいです。

老け顔の原因

頬のたるみ(ほうれい線など)
頬の毛穴開き
肌のくすみ
など

老け顔の特徴(その他)

後は、老け顔の原因としては、骨格によるところもあります。

それは、どういうことですか?

例えば、頬骨がシュッとしていると、若いときはお顔がシャープでいいのですが、年をとってくると、痩せてやつれたようにみえやすくなる場合があります。

不健康そうにみえてしまうといいますか…。

私のママ友にも、顔立ちが少しふっくらしていてチャーミングでかわいらしい方がいらっしゃるのですが、ダイエットをされたら、きれいになられるというよりも、少しやつれたようにみえてしまい…「大丈夫?」と心配されるような感じになられたことがあります。

「美しさ」も、健康ありきです。

不健康ですと、老け顔にもなってしまいます。

ですので、健康を意識することで、お顔も美しくもなりますよ。

老け顔の原因

骨格によっては年齢でやつれたようにみえやすい
ダイエットで顔がやつれたようにみえる
不健康
など

生活習慣で原因になること

老け顔は、どんなことが原因になりますか?

もちろん、ひとつは加齢だと思います。

そうですね、年をとると、お肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの量が低下していきますので、お肌の弾力とハリがなくなってきます。

日々の生活習慣で、老け顔になる原因はありますか?

大きくふたつあって、「紫外線」と「お肌の乾燥」です。

紫外線は、肌老化の9割を占めるといわれていて、真皮(しんぴ・皮膚は3層構造になっていて、その真ん中の層)まで影響を与えます。

それによって、コラーゲンやエラスチンの量が減ってしまうと、たるみの原因にもなります。

お肌の乾燥も、老け顔の原因になるんですか?

はい、お肌が乾燥していると、抵抗力がなくなって外的刺激を受けやすくなります

それで、肌トラブルが起こる原因にもなりますし、ターンオーバーが乱れて角質肥厚(かくしつひこう・角質が厚くなること)になりくすみにもつながります。

ターンオーバーとは

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が剥がれ落ち、日々新しく生まれ変わっています。そのサイクルを、「ターンオーバー」といいます。
ターンオーバーが乱れると、角質が剥がれ落ちずに肌表面にたまって厚くなりやすいです。

それに、お肌の乾燥は、シワの原因にもなって、いいことはありません。

スキンケアでは、美容液を取り入れたりクリームをダブル使いしたりして、アイテムをプラスアルファすることが得意な方も多いです。

特に年齢を重ねるほど、しっとり系のアイテムが増えていきます。

ただ、プラスするのは油分ばかりで、水分が不足してしまっているケースも多いです。

意外と、水分を補うことが抜け落ちていたりするんですよね。

そういったスキンケアでの水分不足が引き金になって、お肌が乾燥に傾(かたむ)いていく場合もあります。

老け顔の原因

紫外線(肌の弾力低下につながる)
肌の乾燥(肌トラブル、ターンオーバーの乱れ、小じわなどにつながる)

老け顔を改善する方法

先生のサロンでは、老け顔を改善するのに、どんな施術・ケアが効果的ですか?

当サロンでは、老け顔対策のメニューを特に設(もう)けているわけではありません。

お客様の状態に合わせて施術をアレンジしていますが、アロマトリートメント(マッサージ)で血液循環を高めて栄養を行き届かせ、余分な脂肪や老廃物の排出を促すことで、新陳代謝がアップします。

それに、トリートメントのオイルケアによって、お肌の生成に必要な上質な栄養を、植物オイルでしっかりと与えることができます。

そういったことが、老け顔の改善には大きいです。

サロンのお客様には、お顔の筋肉が硬くなっていてゴリゴリされている方もいらっしゃいます。

そうすると、お顔に老廃物が蓄積されやすく、フェイスラインが崩れてお顔が大きくみえる原因にもなります。

そういう方のお手入れをすると、お顔がシュッとされますよ。

スキンケアでのポイント

老け顔を解消するのに、スキンケアでやれることはありますか?

まずは、徹底した保湿です。

たっぷりの水分を与えて、角質層(皮膚のもっとも表面にある約0.02mmの薄い層)のうるおいを保つことで、お肌のバリア機能を整えて乾燥によるダメージを防ぎます。

スキンケアで徹底的に保湿するには、どうしたらいいでしょうか?

水分不足のお肌には、とろみ成分の少ない化粧水がおすすめです。

バシャバシャと使えますし、しっかりお肌に入っていきます。

それから、私は「10回ノック」と呼んでいるんですが、化粧水を少量出してなじませて、少量出してなじませて、ということを繰り返すのもいいですよ。

お肌が、化粧水をどんどん吸い込んでいきます。

それを、「お肌に水分が残っているかな…」という状態になるまで続けます。

「10回ノック」ですか、素敵なネーミングです(笑)。

はい(笑)。

そのときも、化粧水をバシャンッ、バシャンッと付けないようにしましょう。

そういった付け方をしていると、お肌を刺激してしまいます。

化粧水をお肌に押し込むようにして塗っていただくと、肌組織も壊れにくくなって、老化対策にもなります。

それから、サロンのお客様には、保湿対策として「ローションパック(化粧水をパックで付けること)もおすすめしています。

ローションパックは、保湿力が高いといいますよね。

はい、ローションパックは、お肌に水分をしっかりと補うことができますし、透視度(とうしど)が…見た目の透明感が上がります。

特に、お肌のくすみ対策には、ローションパックは即効性が高いです。

老け顔の改善方法

(スキンケア)
とろみ成分の少ない化粧水を使用する
化粧水は10回ノックで付ける(少量を重ね付けして、肌にうるおいが残っていることを感じられるまで続ける)
化粧水を押し込むように付ける
ローションパックを行う

  • たるみケアに美容家がおすすめする洗顔後すぐのミルク!

    キレイの先生 ブースターミルク
    うるおいが肌奥までギュッと引き込まれ、肌全体がキュッと上がる!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

キレイの先生 ブースターミルク
うるおいが肌奥までギュッと引き込まれ、肌全体がキュッと上がる!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

オイルケアもおすすめ

後は、お肌の保湿対策には、オイルケアもいいです。

それは、どうやってオイルを使うといいですか?

基本的には、お手入れの最後に使います

オイルを乳液やクリームの代わりにするということですか?

はい、最後にオイルをお使いになれば、乳液もクリームもいりません。

ちなみに、お肌の保湿対策におすすめのオイルはありますか?

基本的にはどんなキャリアオイル(植物オイル)でも大丈夫ですが、お肌の水分量の保持には、特に「スイートアーモンドオイル」がおすすめです。

スイートアーモンドオイルは、お肌の水分量が上がるという研究結果もありますので。

老け顔の改善方法

(オイルケア)
キャリアオイルでスキンケアを仕上げる(肌の保湿対策にはスイートアーモンドオイルがおすすめ)

フェイスマッサージもおすすめ

老け顔を改善するには、顔の筋肉をゆるめたり体内のめぐりを良くしたりするのに、フェイスマッサージも良さそうですよね。

そうですね、キャリアオイル(植物オイル)を使ってのセルフマッサージもいいですよ。

キャリアオイルでマッサージすれば、オイルの効能を得ることもできます。

はい、オイルは、先程話に出たスイートアーモンドオイルもいいですし、例えば、くすみや紫外線対策には、「ローズヒップオイル」などもおすすめです。

老け顔の改善方法

(マッサージ)
キャリアオイルでフェイスマッサージを行う

生活習慣で心がけたいこと

先程の先生のお話では、紫外線も老け顔の原因になるとのことでしたから、紫外線対策も大切そうです。

そうですね、紫外線防止の効果のあるものを…それは、化粧下地やファンデーションなどでもいいのですが、365日きちんと付けていただきたいです。

それで、日焼け止めは、できれば2時間くらいで塗り直すのが理想です。

それから、物理的な紫外線防止の壁を作るという点では、日傘帽子もいいですよ。

他に、老け顔を改善するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

老け顔の改善には、普段のお手入れもそうですが、身体の中からビタミンCを摂っていただくことも大切です。

それには、ハーブティーもおすすめです。

例えば、ローズヒップは「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれているので、ローズヒップティーなどもいいですよ。

ハーブティーが苦手でしたら、ハチミツや甜菜糖(てんさいとう)を入れることで、甘さを調節できます。

それに、ハーブティーを作った後の出がらしは、ハチミツに混ぜたりヨーグルトに入れたりして、ハーブを余すことなくお使いいただけて便利です。

それから、特にオフィス勤めの方は、一年を通じて湿度に気を付けていただきたいです。

オフィスは、空調でびっくりするくらい乾燥しています。

以前、オフィス環境でおしぼりを開けておいたら、おしぼりがあっという間にカラカラになって、衝撃を受けたことがあります。

そういうときは、ルームスプレーやアロマミストをシュッシュッとして、ご自分の身の周りだけでも、乾燥した環境を改善するようにするのも大事ですよ。

老け顔の改善方法

(生活習慣)
紫外線対策を一年中行う(日焼け止めを塗る、日焼け止めは約2時間で塗り直す、日傘・帽子をかぶる、など)
ハーブティーでビタミンCを摂る(ローズヒップティーなどがおすすめ)
オフィスなどの湿度に気を付ける(ルームスプレーやアロマミストで、乾燥した環境を改善する)
など

編集部の選ぶ老け顔におすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、高橋先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、編集部の選んだ老け顔におすすめの化粧品をご紹介します。

美容サロン経営者が肌のリフトアップ感を絶賛

「肌奥まで引き込んだうるおいをうまく抱え込めるようになって、たるみ肌がキュッと上がった!」

美容サロン経営者がそう話したのが、「キレイの先生 ブースターミルク」です。

ブースターミルクは、洗顔後すぐに付けるミルクで、このサイトに登場した数十名の美容家の先生方に協力いただき開発しました。

その開発協力者のおひとり、サロン結香 の矢澤 ともみ 先生の感想をご紹介します。

ブースターミルクで、肌がうるおいをうまく抱え込めるようになって引き締まり、キュッと上がりました

肌が活発に動き出したような感じというのでしょうか(笑)。

それはブースターミルクで、スキンケアの保湿力がアップするのが大きいですよね。

ブースターミルクのあるなしでは、化粧水を付けたときの保湿感が全然違います(笑)。

ブースターミルクを付けると、その後の化粧水が、乾いたスポンジに水分が入っていくみたいに肌奥までギュッと引っ張られていくことを感じます!

それに、化粧水後しばらくそのままでいても、乾燥をほとんど感じませんでした。

それからもうひとつ驚いたのが、このテクスチャーです。

ミルクの予想を裏切るみずみずしさで(笑)、べたつきもないので使いやすいです!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

商品概要

キレイの先生 ブースターミルク

美容サロン経営者がたるみケアにも絶賛した「キレイの先生 ブースターミルク」は、洗顔後の最初に使用するミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌奥まで引き込んで、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がうるおいを抱き込んで放しません。
定期購入のお申込みで初回50%OFFでお試しいただけ、配送回数の制限もありません。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円
●定期初回価格:税別1,490円

まとめ

今回のインタビューで挙がった、老け顔を改善する方法をまとめます。

1. スキンケアでの徹底した保湿(とろみ成分の少ない化粧水を選ぶ、化粧水を少量ずつ重ね付けする、化粧水を押し込むように付ける)
2. ローションパックを行う
3. キャリアオイルでスキンケアを仕上げる
4. キャリアオイルでフェイスマッサージを行う
5. 紫外線対策を年中行う(日焼け止め、日傘・帽子、など)
6. ハーブティーなどでビタミンCを摂る
7. ルームスプレーなどで周りの環境の湿度対策をする

老け顔を改善するには、スキンケアで徹底的に保湿することや、紫外線対策を年中きちんと行うことなどが大切といえそうです。

例えば、化粧水を少量ずつ重ね付けすることは、今日のスキンケアからでも始められることではないでしょうか?

「顔の雰囲気が変わってきた…?」と感じたときは、高橋先生のアドバイスを参考にしてみてください。

* 2018年4月11日に公開した『老け顔を改善するには?若返りにオススメの方法11!セラピストに聞く』を再編集しました。

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