美容のスペシャリストが教えるキレイ

アボカドオイルの効能と使い方!超保湿で乾燥対策に抜群!美容家に聞く

本日のキレイの先生

高橋 美穂子 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「アボカドオイル」です。

東京都品川区 アロマセラピースクール&サロン Like a ROSE の高橋 美穂子 先生にインタビューさせていただきました。

アボカドオイルは、アボカドの果肉から抽出されるオイルです。

粘性があってしっとりしたテクスチャーで、保湿力が抜群に高く、お肌の乾燥対策におすすめだといいます。

スキンケアとボディケアの両方に使うことができますが、粘性がある分、他のオイルにブレンドして使うのがおすすめだそうです。

そんなアボカドオイルの効果・効能や使い方について、高橋先生に教えてもらいました。

目次

アボカドオイルの効果・効能
・アボカドオイルとは
・どんな栄養が含まれている?
・効果・効能

アボカドオイルの使い方
・別のキャリアオイルにブレンドして使うのがおすすめ
・スキンケアでの使い方
・ボディケアでの使い方

編集部の選ぶアボカドオイル好きにおすすめの化粧品

まとめ

アボカドオイルの効果・効能

アボカドオイルとは

高橋先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「アボカドオイル」です。

まずは、アボカドは、どんな植物ですか?

はい、アボカドは、中央アメリカ原産のクスノキ科の常緑樹で、中南米の熱帯地方に生育しています。

アボカドの果肉は栄養豊富で、「森のバター」とも言われています。

私が以前に読んだ本では、果物の中ではアボカドが、いちばん栄養価が高いと紹介されていました。

え、アボカドは野菜じゃなくて果物だったんですか(笑)。

はい、そうなんです(笑)。

私はそこから勘違いしていました(苦笑)。

そういった方も多いですよね(笑)。

歴史的なところでいうと、紀元前7,800年には、アボカドの木を植えられていたことが、考古学の発掘から確認されています。

それから、アボカドの美容効果は古くから知られていて、例えばアボカドをすりつぶしてパックにするなど、熱帯地域では化粧用として伝統的に使われていたようです。

アボカドは、すりつぶしてパックにもできるんですか!?

そうすると、そのアボカドから抽出されるアボカドオイルも、美容にすごく良さそうです。

アボカドオイルは、アボカドの何から抽出されるんですか?

アボカドの果肉圧搾(あっさく)して抽出されます。

ちなみに、キャリアオイルの抽出方法には、大きく「低温圧搾法」と「高温圧搾法」があります。

低温圧搾は、常温の状態で時間をかけて圧搾し、高品質な栄養を抽出することができます。

それに対して、高温圧搾は、熱をかけて短時間に大量のオイルを取ることができますが、時間をかけなければ抽出できない栄養もあり、そういったものは含まれません。

ですので、アボカドオイルも、質の高いものをお選びになるなら、低温圧搾されたものがおすすめです。

低温圧搾された質のいいアボカドオイルは、色は緑色をしていて、香りも少し残っています

アボカドオイルは、どんなテクスチャーなんですか?

粘度が高くてしっとりとした使い心地です。

ですので、アボカドオイルは基本的に、シングル(単体)で使うというよりも、スイートアーモンドオイルやホホバオイルなどのスタンダードなオイルにくらいブレンドして使うことが多いです。

例えば、スイートアーモンドオイルなどに、アボカドオイルを10%ブレンドするだけでも、オイルの質感は大分変りますよ。

それに、アロマトリートメント(マッサージ)では、精油をアボカドオイルにそのまま希釈する(濃度を薄める)と、精油の香りがアボカドの香りに負けてしまうことがあります。

ですので、サロンでも、アボカドオイルをシングルで使うことはほとんどありません。

もちろん、アボカドオイルは使い心地が悪いものではないので、シングルで使えないではありませんよ。

アボカドオイルについて

・抽出部位:果肉
・抽出方法:圧搾方法
・色:緑色(抽出・精製方法にもよる)
・香り:少し残っている(抽出・精製方法にもよる)
・テクスチャー:粘度が高くてしっとりしている

どんな栄養が含まれている?

アボカドオイルには、どんな栄養が含まれているんですか?

アボカドオイルは、「オレイン酸」が約70%、セラミドの構成成分のひとつ「リノール酸」が約10%、それから、「パルミトレイン酸」が約5~10%で、これらが主な構成成分です。

それに、「ビタミンA・E・B」なども含まれています。

オレイン酸は、皮脂(ひし・毛穴から分泌されている油分)と構成成分が近く、お肌をやわらかくしてくれます。

パルミトレイン酸は、アンチエイジングのサポートにも役立ちます。

アボカドオイルの栄養

オレイン酸:約70%
リノール酸:約10%
パルミトレイン酸:約5~10%
・ビタミンA、E、B
など

効果・効能

アボカドオイルは、粘性があってしっとりしているとのことですから、保湿効果がすごく高そうです。

はい、アボカドオイルは、保湿力にとても優れています

数あるキャリアオイルの中で、アボカドオイルは、いちばんといっていいほど、しっとりしていると思いますよ。

すごい、アボカドオイルは、そんなに保湿力に優れているんですね(笑)!?

はい、お肌に付けると、しっかり残って保湿してくれる感じがあります。

ですので、お肌の乾燥対策にとても有効ですよ。

それから、アボカドオイルには、パルミトレイン酸やビタミン群も含まれていますから、エイジングケアにも良さそうです。

はい、エイジングケア効果も期待できますね。

効果・効能

キャリアオイルの中でも保湿力に優れている
・(パルミトレイン酸やビタミン群による)エイジングケア
など

アボカドオイルの使い方

先生のサロンでも、アボカドオイルをお使いなんですよね?

はい、スイートアーモンドオイルやホホバオイルなどに希釈して使っています。

特に、冬場はほぼ100%といっていいくらい必ず使うオイルです。

皆さま、お肌が乾燥されているシーズンですので。

アボカドオイルは、フェイシャルとボディのトリートメントの両方に使っているんですか?

はい、両方ですね。

ただ、フェイシャルに関しては、鼻先まで付けるので、香りのこともあり、アボカドオイルを少なめにすることが多いです。

それに、お顔は、他のオイルでも油分を十分に補うことができるので、ボディに比べるとアボカドオイルの調合量は少ないです。

別のキャリアオイルにブレンドして使うのがおすすめ

ここまでの話をお聞きすると、アボカドオイルは、そのまま単体で使うというより、他のキャリアオイルにブレンドしたほうが良さそうです。

そうですね、そのほうが使いやすいと思いますよ。

それは、どのくらいの量でブレンドするといいんですか?

例えばサロンでは、お客様に合わせてですが、ベースのオイルに対して、アボカドオイルを10~30%で調合しています

ご自宅でのケアでお使いになるのであれば、お顔に使う場合は、アボカドオイルの分量を5~10%にしてもいいと思いますよ。

アボカドオイルの使い方

(他のキャリアオイルとブレンドする)
・顔に使う場合:(ベースオイルに対して)5~10%
・ボディに使う場合:(同上)10~30%

スキンケアでの使い方

アボカドオイルは…それをブレンドしたオイルは、顔のお手入れではどんな使い方ができますか?

ひとつは、スキンケアの最後にお使いいただくことです。

乳液やクリームの代わりに使うということですね。

はい、それから、お肌の乾燥が激しくて最後のオイルだけではカバーできないときは、ブースター(化粧水を付ける前の導入)としてもいいですよ。

それによって、その後の化粧水のしっとり感がグンと増しますよ。

アボカドオイルの使い方

(スキンケア)
スキンケアの最後に使う
ブースターとして使う
など

ボディケアでの使い方

アボカドオイルは、ボディケアにも使えるんですよね?

はい、もちろんです。

アボカドオイルは、ボディケアにも向いています。

ボディケアとしては、アボカドオイルはどんな使い方ができますか?

例えば、かかとのひび割れなどにもいいですし、背中が乾燥されている方も割といらっしゃるので、そういったケアにもお使いいただけます。

それから、下着やストッキングなどの衣服で締め付けられる場所も、乾燥によるかゆみが起きやすいです。

そういったところに、アボカドオイルを付けていただくのもいいですよ。

アボカドオイルは、乾燥の度合いがひどい場所の救世主になってくれます。

例えば、かかとのカサカサにアボカドオイルをワンシーズン使うと、乾燥が大分改善されるはずです。

オイルのボディケアは、いつやるのがいいんでしょうか?

お風呂上りにオイルケアを行っていただくのが、おすすめです。

特に冬場は、お風呂湯で、お肌の水分も落ちてしまっているような状態です。

そういったときは、ボディも、お顔と同じように、化粧水で水分を補ってからオイルケアしてあげると、オイルの効果が存分に発揮されますよ。

アボカドオイルの使い方

(ボディケア)
かかとのひび割れのケア
背中の乾燥のケア
衣服で締め付けられる場所のケア
など

編集部の選ぶアボカドオイル好きにおすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、高橋先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、アボカドオイルご興味のある方におすすめの化粧品をご紹介します。

キレイの先生 ブースターミルク

キレイの先生 ブースターミルク

うるおいが肌奥までギュッ!美容家も驚いた洗顔後すぐのミルク!

この『キレイの先生』に登場した美容のスペシャリストの先生方と開発した、洗顔後の最初のミルクです。
みずみずしいミルクがうるおいを肌の奥までギュッと引き込み、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がそのうるおいを抱き込み、乾燥肌や年齢肌にはもちろん、肌がふっくら引き締まり毛穴ケアにもおすすめです。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円

開発協力者の声

サロン結香 矢澤 ともみ 先生

みずみずしいミルクがうるおいを肌奥までギュッと引っ張りフワフワ肌の毛穴レスに!

まずは、ミルクのイメージを裏切るようなみずみずしさにびっくりしました。まるで乾いたスポンジに水分がギューッと入っていくみたいに、うるおいが肌の奥にギュッと引っ張られて、肌がフワフワにやわらかくなりました(笑)。それに、肌に透明感も出て、毛穴もキュッと引き締まって目立ちにくくなりました!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。


ヴァーチェ マルラオイル

南アフリカで「神の木」とも呼ばれるマルラの木の実から採れる希少なエイジングケアオイルです。マルラの木が乾燥の厳しい環境で育つだけに高保湿で、アルガンオイルの約3.6倍の抗酸化力を備え、「ビタミンC・E」や「オメガ6・9」などの年齢肌に大切な成分を豊富に含んでいます。オイルとは思えないサラサラした質感が特徴で、肌にすっと浸透して油浮きの不快感もなく、オイル独特の匂いもほとんどありません。

●内容量:18mL
●通常価格:税別3,680円

美容家の感想

オイル苦手女子にもすすめられるサラサラ感!保湿力も高くて肌がふっくら!

オイルだけどサラサラで浸透がいいから肌にスッとなじんで、オイルのべたつきな苦手な方にもすすめられる使いやすさです。それでいて、オイルならではの保湿感は高くて、夜のお手入れの仕上げに使うと翌朝までうるおいが保てましたし、肌に弾力が出てふっくらして乾燥小じわも改善されました!

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

まとめ

アボカドオイルは、他のキャリアオイルと比べても、抜群に保湿力が高いとのことでした。

スキンケアでの乾燥肌対策にはもちろん、ボディケアにも良いです。

ただ、アボカドオイルを単体で使うには少し重いので、別のキャリアオイルにブレンドして使うのがおすすめです。

ベースオイルに、アボカドオイルの保湿力を加えるようなイメージですね。

アボカドオイルは、特に乾燥の気になっている方におすすめのオイルですよ。

* 2016年4月18日に公開した『アボカドオイルの効果効能!美容家も重宝の保湿力はオイルNo1?』を再編集しました。