美容のスペシャリストが教えるキレイ

顔がカサカサする原因と改善法6つ!乾燥ケアでかさつき解消!プロに聞く

本日のキレイの先生

河口 奈々 先生

「キレイの先生」編集部です。

今回のテーマは、「顔のかさつき」です。

salon de ERIZA の河口 奈々 先生にインタビューさせていただきました。

顔がカサカサするのは、お肌の乾燥によるものです。

そのため、顔のかさつきを解消するには、乾燥ケアが大切になります。

それには、クレンジング・洗顔を丁寧に行って、毛穴汚れもきちんと取り除くや、スキンケア化粧品を重ね付けすることなどが、おすすめだそうです。

顔がガサガサするのを改善する方法を、河口先生に教えていただきました。

目次

顔がカサカサする原因
・顔のかさつきは乾燥によるもの
・生活習慣などで原因になること

乾燥ケアで顔のかさつきを改善する
・クレンジング・洗顔でのポイント
・化粧水やクリームなどのポイント
・生活習慣で心がけたいこと

編集部の選ぶ顔のカサカサを改善するのにおすすめの化粧品

まとめ

顔がカサカサする原因

顔のかさつきは乾燥によるもの

河口先生、よろしくお願いします。

今回は、顔がカサカサするときのケアについて話をお聞きしたいと思います。

顔がカサカサするのは、お肌の乾燥から来ているんですよね?

はい、そうですね、お顔のカサカサ感は、お肌の乾燥から来ています

水分と油分のバランスが崩れていて、お肌のうるおいが不足している状態ですね。

顔を触ってざらつきを感じるときは、お肌はかなり乾燥している状態といえるんですか?

そうですね、そこまで来ると、乾燥の具合も少し深刻だと思いますよ。

そうなんですね…。

お肌が乾燥していると、どんな影響がありますか?

まずは、お顔がカサカサになってくると、シワっぽくなりますよね。

例えば、笑うと、シワがはっきり出やすくなります。

(参考:エステティシャンに聞く乾燥ジワについて

それから、お肌の水分と油分のバランスが崩れることによって、お肌は硬くなります。

そうすると、毛穴汚れが落ちにくくなって、毛穴も目立ちやすくなります

(参考:美容セラピストに聞く毛穴悩みについて

後は、お顔がカサカサするということは、お肌が水分を保持できていない状態ですから、弾力も低下してたるみの原因にもなります

お肌が痩せてしまうんですね。

それによって、毛穴も開いてみえやすくなります。

(参考:美容セラピストに聞く肌のたるみについて

顔が乾燥してカサカサしていると、色々なことに影響が出るんですね…。

はい、お肌のトラブルは乾燥から始まります。

顔がカサカサしていると…

シワが出やすくなる
肌が硬くなって毛穴が目立ちやすくなる
肌がたるむ(それによって、毛穴もたるみやすくなる)
など

生活習慣などで原因になること

先生のサロンのお客様にも、乾燥肌でお悩みの方はいらっしゃいますか?

そうですね、サロンには月に40~50人のお客様がお越しになられますが、特に冬のシーズンは、ほとんどの方が、お肌が乾燥されていらっしゃいます。

お肌は、年をとるほど乾燥しやすくなるんですよね?

お肌のうるおい成分も、年齢で減少するといいますし。

そうですね、それに、年齢を重ねるほど、女性ホルモンも減少していきます。

特に、お肌には、「エストロゲン(美のホルモンとも呼ばれる女性ホルモン)」の減少の影響が大きいです。

それによって、お肌が薄くなってきて皮薄化(ひはくか)していきます。

そうすると、お肌は水分を保ちにくくなって乾燥しやすくなりますし、弾力もなくなってきます。

日々の生活習慣で、乾燥肌の原因になることはありますか?

ひとつは、普段のクレンジング・洗顔で、汚れをきちんと落とせていないことです。

それがどうして、乾燥肌の原因になるんですか?

汚れをきちんと落とせていないと、毛穴がしっかり開きませんので、そこから化粧水などが入っていきません

なるほど、毛穴汚れが詰まっていると、スキンケア化粧品も浸透しづらいです。

それで、お肌も乾燥しやすくなるんですね。

はい、例えば冬場は、「寒いから」とクレンジング・洗顔をサッと洗って終わらせている方もいらっしゃいます。

それだと、毛穴汚れを落とし切れないんですね…。

クレンジング・洗顔は、丁寧に洗ってあげることで、毛穴をしっかり開かせることもできます。

その上で、スキンケア化粧品を丁寧に付けていくことが大切ですよ。

毛穴という点でいうと、身体の冷えも良くありません。

お肌が冷たいと、毛穴も開きません。

ですので、冷え性の方は、お肌が乾燥していることが多いです。

後は、食生活や睡眠も、お肌の状態に影響があるといいますよね?

そうですね、食事のバランスも大切ですし、寝不足ですと、お肌の代謝が下がってしまいターンオーバーが上手に行えなくなってしまいます。

そうしてお肌が硬くなると、スキンケア化粧品の吸収も悪くなりますので、お肌は乾燥しやすくなりますよね。

ターンオーバーとは

皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がり、最後は古くなったもの(角質)が剥がれ落ち、日々新しく生まれ変わっています。そのサイクルを「ターンオーバー」といいます。

(参考:美容セラピストに聞くターンオーバーとは

後は、季節も、お肌の乾燥に関係してきます。

特に冬は、お肌も乾燥しやすいシーズンです。

はい、それもありますし、季節が大きく変わる時期…例えば、夏から秋、冬から春にかけての時期は、アレルギーなどの影響もあって、お肌が乾燥しやすくなります。

お肌の乾燥がアレルギーから来ている場合は、スキンケアで保湿しても、目元や口元などに乾燥が出やすいです。

ですので、特に季節の変わり目は、普段のお手入れだけではなく、体内の状態にも気を付けていただきたいです。

カサカサ肌の原因

加齢(うるおい成分や女性ホルモンの減少)
クレンジング・洗顔で汚れをきちんと落とせていない(毛穴汚れが残っていると、スキンケア化粧品の浸透も悪くなる)
身体の冷え(肌が冷たいと、毛穴も開きづらい)
生活習慣の乱れ(バランスの悪い食事、睡眠不足、など)
季節の変わり目のアレルギーの影響
など

乾燥ケアで顔のかさつきを改善する

先生のサロンでは、乾燥肌の方には、どんな施術・ケアをされていますか?

まずフェイシャルで行うのが、毛穴汚れをしっかり取っていくことです。

お顔には20万個の毛穴があるといわれていますが、お身体を温めながら、その汚れを取ってきれいにしていきます。

その上で、美容液を付けたりするようにしています。

クレンジング・洗顔でのポイント

顔のカサカサを改善するのに、クレンジング・洗顔でのポイントはありますか?

サロンのお客様には必ず言っているのですが、スキンケアは、クレンジングから始まります。

そのクレンジングの段階から丁寧に行っていただきたいです。

お客様には、丁寧にクレンジング・洗顔をして、毛穴を開かせることを意識してもらっています

それには、具体的にはどうしたらいいですか?

クレンジング・洗顔は、指先を使っていただきたいです。

手の平で洗っている方が多いですが、それでは、鼻や目元などをきちんと洗うことができません。

指先を使ってゆっくり螺旋(らせん)を描くようにすると、細かく丁寧に洗うことができます。

それから、クレンジング・洗顔で、いつもは3周くらいクルクルとしている方は、それを5周に増やしてみたりするのもいいと思います。

顔のカサカサを改善する

(クレンジング・洗顔)
毛穴を開かせることを意識して丁寧にクレンジング・洗顔を行う(指先を使ってゆっくり螺旋を描くように丁寧に洗う、いつもより少し多めにクルクルと回す、など)

化粧水やクリームなどのポイント

顔のカサカサを改善するのに、化粧水やクリームなどのポイントはありますか?

化粧水や美容液、乳液、クリームなどもそうなのですが、いちどで付けるのではなく重ね付けするのがおすすめです。

そうすると、スキンケア化粧品はすべて、できれば重ね付けしたほうがいいんですね?

はい、そうですね、その上で、スキンケアで「もっとやれます」という方は、乳液やクリームを付けた後に、お顔にサランラップをかぶせて、さらにその上からホットタオルを乗せると、化粧品の浸透力が高まるので、それもおすすめですよ。

(参考:エステティシャンに聞くホットタオルの作り方

後は、特に冬場にお肌の乾燥が激しい方には、スキンケアにオイルを取り入れることを、サロンのお客様にはおすすめしてします。

オイルは、どう使うのがいいですか?

例えば、オイルを乳液やクリームに混ぜてもいいですし、スキンケアの最初にオイルを塗ったりするのもいいですよ。

(参考:美容セラピストに聞くブースターオイルについて

顔のカサカサを改善する

(化粧水やクリームなど)
スキンケア化粧品は重ね付けする
乳液やクリームを付けた後に、顔にラップをかぶせ、その上からホットタオルを乗せる
スキンケアにオイルを取り入れる(オイルを乳液やクリームに混ぜる、洗顔後の最初にオイルを付ける、など)
など

  • 乾燥知らずの保湿感を美容家が絶賛した洗顔後すぐのミルク!

    キレイの先生 ブースターミルク
    乾燥スポンジに水分が入るみたいに、肌奥までうるおいがギュッと!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

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乾燥スポンジに水分が入るみたいに、肌奥までうるおいがギュッと!(サロン結香 矢澤 ともみ 先生)

生活習慣で心がけたいこと

顔のカサカサを改善するのに、生活習慣で心がけたいことはありますか?

まずは、身体を冷やさないことです。

身体が冷えていると、お肌の汚れも落ちづらくなって、保湿力も低下していきます。

それに、腸の中も冷やさないようにしていただきたいです。

腸の状態は、お肌にも影響があるといいますもんね。

身体を温めるには、お風呂なども良さそうです。

はい、それに、肌表面を温めるのであれば、お顔にホットタオルを乗せるのもいいですよ。

ちなみに、乾燥肌におすすめの食べ物はありますか?

もちろんバランスの良い食事が基本ですが、その上で、タンパク質や野菜を意識的に摂るようにすると、保湿力もアップしますよ。

タンパク質は、例えば、お肉・お魚・大豆製品・牛乳などですね。

野菜は、特にビタミンCが豊富なものをしっかり摂るようにすると、お肌の代謝も上がりやすいです。

顔のカサカサを改善する

(生活習慣)
・身体を冷やさない(お風呂、肌表面を温めるならホットタオルなども)
・バランスの良い食事の上で、タンパク質や野菜を意識的に摂る
など

編集部の選ぶ顔のカサカサを改善するのにおすすめの化粧品

「キレイの先生」編集部です。

ここまでが、河口先生の取材記事です(先生、ありがとうございました!)。

ここからは、編集部の選んだ顔のカサカサを改善するのにおすすめの化粧品をご紹介します。

キレイの先生 ブースターミルク

キレイの先生 ブースターミルク

うるおいを抱えて乾燥知らずに!美容家も驚く洗顔後すぐのミルク

この『キレイの先生』に登場した美容のスペシャリストの先生方と開発した、洗顔後の最初のミルクです。
みずみずしいミルクが肌をふっくらとやわらかくして、うるおいを肌の奥までグングン引き込み、肌の水分保持成分の「セラミド」と「天然保湿因子」がそのうるおいを抱き込んで乾燥知らずのウルウル透明肌に導きます。

●内容量:30mL
●通常価格:税別2,980円

開発協力者の声

サロン結香 矢澤 ともみ 先生

みずみずしいミルクがうるおいを肌奥でギュッと抱えて乾燥知らずのフワフワ肌に!

まずは、ミルクのイメージを裏切るようなみずみずしさにびっくりしました。乾いたスポンジに水分が入っていくみたいにうるおいが肌の奥にギュッと引っ張られて、そのままでいても乾燥を感じません! 肌が水分をきちんと抱え込めるようになって、やわらかくフワフワの肌になって透明感も出て感謝しています(笑)。

* 個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。

まとめ

今回のインタビューで挙がった、顔がカサカサするときの改善方法をまとめます。

1. 毛穴を開かせることを意識してクレンジング・洗顔を丁寧に行う
2. スキンケア化粧品は重ね付けする
3. 乳液やクリームを付けた後、顔にサランラップをかけて、上からホットタオルを乗せる
4. スキンケアにオイルを取り入れる
5. 身体を冷やさない
6. バランスの良い食事の上で、タンパク質や野菜を意識的に摂る

顔がカサカサするのは、お肌の乾燥によるものです。

それも、かさつきを感じるということは、かなり乾燥も進んでいる状態であることが考えられます。

例えば、クレンジング・洗顔を丁寧に行うことや、スキンケア化粧品を重ね付けすることは、今夜のお手入れから始められることだと思います。

顔のかさつきを感じたときは、河口先生のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか?

* 2018年3月15日に公開した『顔のカサカサを改善するには?乾燥対策7つをエステティシャンに聞く』を再編集しました。

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