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キサンタンガムの使い方は?手作り美容ジェルの簡単な作り方

Botanical Cosme Lab  村本 洋子 先生

キサンタンガムの使い方は?手作り美容ジェルの簡単な作り方

「キレイの先生」編集部です。

取材をしていて、私自身が好きなジャンルがいくつかあります。

そのひとつが、手作り化粧品です。

このサイトでも、これまで、化粧水や(フェイス)クリームなどのレシピを紹介してきました。

今回のテーマは、「手作り美容ジェル」です。

Botanical Cosme Lab の村本 洋子 先生に教えていただきました。

美容ジェルは、「キサンタンガム」という材料を使って手作りするといいます。

キサンタンガムとは、どんな材料で、どんな使い方ができるのでしょうか?

村本 先生に教えていただきました。

目次

手作り化粧品の魅力

キサンタンガムの使い方

手作りジェルの材料
・植物油(キャリアオイル)
・精油
・その他

手作りジェルの作り方
・保管方法など

まとめ

本日のキレイの先生

Botanical Cosme Lab

村本 洋子 先生

「キレイの先生」編集部

手作り化粧品の魅力

村本 先生、よろしくお願いします。

今回のテーマは、「キサンタンガムを使った手作りジェル」です。

私も、手作り化粧品は大好きです。

先生は、手作り化粧品の教室などをお開きになっていますが、手作り化粧品のどんなところが魅力だと思われますか?

お肌の状態は人それぞれで、手作り化粧品は、自分に必要な成分を材料に選ぶことができ、季節や生活スタイルによって、いつでもレシピを変えて作れることができます。

自分の好みや、効能で材料を選ぶことができるのは、魅力的ですよね。

先生は普段、どんな手作り化粧品をお作りになっているのですか?

私は、マスカラ以外の化粧品はすべて、自分で作っています(笑)。

え? それは、スキンケア化粧品だけではなく、メイク化粧品も、ご自分でお作りになっているということですか?

はい、例えば、化粧下地やファンデーション、リキッドファンデーション、アイシャドウ、チークなどですね。

(手作り化粧品の)教室用で、カラーの基材もいくつも用意しているので、微妙に色味を変えたりして、好きなカラーで作ったりしていますね。

後は、化粧品の流行りがあるときは、市販のものを購入して試し、その成分を参考にしながら自分なりのレシピに挑戦することもありますね。

すごい、本格的です(笑)。

キサンタンガムの使い方

私は、このサイトの取材でこれまで、化粧水やクリームなどの作り方を教えていただきました。

今回の手作り美容ジェルは、「キサンタンガム」という材料をお使いになるとのことです。

まずは、キサンタンガムが、どんな材料なのか、教えていただきたいと思います。

キサンタンガムは、でんぷんの糖質を分解・発酵し、精製して作られた粉状・粉体になっている基材(材料)です。

私が使っているのは、原料が「コーンシュガー」と表記される、トウキビから作られているものです。

(キサンタンガムには)他にも、キャベツなどから作られたものもあるようです。

キサンタンガムは、どのような役割があるのですか?

キサンタンガムを、例えば精製水などに混ぜて溶け込ませると、粘り気が出ます。

そのため、ジェルや乳液などを作るときに使われます。

お肌にスッと入っていくローション(化粧水)でも、テクスチャーでとろみを付けたいときには、キサンタンガムでジェル化したりしますね。

一般の化粧品の役割としては、「増粘安定剤」です。

手作りジェルの材料

手作りジェルの材料

では、ジェルを手作りするときの材料を教えてください。

いちばんシンプルなレシピでは、「精製水」、「キサンタンガム」、「植物油(キャリアオイル)」、「精油」です。

それぞれ、どのくらいの分量を用意すると良いですか?

精製水は20mL、キサンタンガムはミクロスパーテル(耳かきのような形をしているスプーン)で山盛り3杯くらい(約0.1g)、植物油は小さじ1杯くらい(約5mL)、精油2滴です。

これで、25mLにいかないくらいのジェルが出来上がります。

手作りジェルの材料

手作りジェルの材料をまとめます。

[ジェルの容量が25mL弱の場合]

精製水 20mL

キサンタンガム ミクロスパーテルで山盛り3杯くらい(約0.1g)

植物油 小さじ1杯くらい(約5mL)

精油 2滴

では、キサンタンガム以外の材料について、もう少し詳しく話をお聞きしたいと思います。

植物油(キャリアオイル)

植物油を入れるのは、(手作り美容ジェルの)保湿力を上げるためですか?

はい、そうです。

キサンタンガムだけでは、さっぱりしすぎたジェルに仕上がりますので、(植物油は)保湿剤として入れます。

植物油は、どんな種類のものでも良いのですよね?

はい、大丈夫ですよ。

先生のおすすめの植物油はありますか?

私がおすすめで、(手作り化粧品で)よく使うのは、「オリーブスクワラン」です。

スクワランオイルには、サメから抽出されるものもありますが、オリーブスクワランは、オリーブから抽出したものになります。

精油

(手作り化粧品に使う)精油は、自分の好みで選ぶのがいちばんだと思いますが、美肌効果があるとさらに嬉しいです。

何か、美肌におすすめの精油はありますか?

例えば、「ローズ」や「ネロリ」などの花の精油です。

それらのお花は、見た目も美しいですよね?

精油にも、そういったお肌の細胞を活性化させてくれるような働きがあるといいます。

ただ、そうした(美肌効果の高い)精油は比較的、高価です。

比較的、手に入れやすい精油では、「ゼラニウム」などがおすすめです。

ゼラニウムは、ローズと香りや作用(効能)が似ています。

他には、「ラベンダー」も(アロマ)初心者の人にはおすすめで、「イランライン」なども、皮脂の分泌バランスを整える作用があるといわれているため、(美肌に)良いです。

皮脂について

皮脂は、毛穴から分泌されている油分で、皮膚の水分を保持したりする役割があります。

その他

いま教えていただいた4つの材料は、いちばんシンプルな(手作り美容ジェルの)レシピとのことでした。

そこに、アレンジを加えることもできるのですか?

私は、コスメコンシェルジュの資格も持っていて、化粧品の成分についても勉強したのですが、例えば、植物性のコラーゲンや、セラミドなどの有効成分を、(手作りジェルの)使う人の必要に応じて入れたりすることもあります。

手作りジェルの作り方

手作りジェルの作り方を教えていただけますか?

まずは、ビーカーを準備して、キサンタンガムをミクロスパーテルで山盛り3杯くらい入れ、そこに植物オイルを小さじ1杯加えます。

そして、ガラス棒などの攪拌(かくはん)棒やミニ泡立て器などで、よく混ぜてなじませます。

キサンタンガムは、粘り気が出る材料とのことでした。

この時点で、ジェル化が始まるのでしょうか?

キサンタンガムは、水に混ぜると粘り気がでますから、オイルにはジェル化しません。

そのため、この段階では、まだ(キサンタンガムの)粉っぽさが残っている感じがします。

なるほど。

オイルにキサンタンガムを混ぜた後は、どうするのですか?

(ビーカーに)精製水を20mL入れて、よく混ぜます。

すると、どんどんジェル化していきます。

最初、ダマが残ることもありますが、それも自然と水の方に寄せられて、なじんでいくので、一日後には、完全にジェルになじんでいると思います。

そして最後に、香りの精油や、有効成分を入れて出来上がりです。

今回のレシピでは、どのくらいの固さのジェルに仕上がるのですか?

「ジュレ」くらいの固さです。

キサンタンガムの量を少なくすると、かなりゆるい感じのジェルになり、固めのジェルにしたいときは、(キサンタンガムを)ミクロスパーテル4、5杯(約0.2g)入れることもあります。

手作りジェルの作り方

手作りジェルのレシピをまとめます。

1. ビーカーに、植物オイルとキサンタンガムを入れ、よく混ぜてなじませる

2. 精製水を加えて、よく混ぜると、ジェル化してくる

3. 最後に、精油・有効成分を加えて出来上がり

保管方法など

手作りした美容ジェルは、どのように保管すると良いですか?

防腐剤などが使っていないので、品質管理が簡単というわけではありません。

出来れば、窓辺などには置かず、直射日光が当たらない涼しい場所で保管してほしいと思います。

冷蔵庫に入れてもらってもOKです。

夏場は、(手作り美容ジェルを)冷蔵庫に入れておいて、朝に使うとひんやりして気持ちが良いです。

また、お風呂上がりは毛穴が開いているので、冷蔵庫からだしたものを使うと、毛穴の引き締め効果もあります。

ジェルは、何日くらいで使い切ると良いですか?

レシピも少量ですが、教室などでは、2週間程度で使い切ることをご案内しています。

その他、手作りジェルで、何か注意点などはありますか?

精油によっては、例えば、「レモン」や「グレープフルーツ」など、光毒性のあるものもあります。

光毒性について

光毒性は、紫外線に当たると、皮膚にダメージを与える作用のことをいいます。

そういった(光毒性のある)精油を入れたジェルを付けて、外に出て紫外線に当たると、お肌がチカチカしたり、アレルギーが出たりする場合もあるので、お気を付けください。

まとめ

村本 先生の話をお聞きするまで、美容ジェルを手作りするのは、ハードルが高そうな印象がありました(皆さまは、美容ジェルをどのように作るか、イメージがわきますか?)。

ただ、粘性の出る「キサンタンガム」を使い、後は材料を混ぜるだけで、美容ジェルを手作りできてしまうのですね。

作り方は、とても簡単です。

手作りの美容ジェルは、先生の(手作り化粧品の)教室でも、人気が高いといいます。

アロマや手作り化粧品のお好きな方には、是非チャレンジしていただきたいアイテムです。

本日のキレイの先生

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村本 洋子 先生