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スキンケアの基本!肌を変えるスキンケアの仕方3つのコツ!

本日のキレイの先生

上野 佳子 先生

スキンケアの基本!肌を変えるスキンケアの仕方3つのコツ!

「キレイの先生」編集部です。

今回は、ape relax の上野 佳子 先生に、スキンケアの基本的な内容を、取材させていただきました。

こちらは、その後編です。

前編では、スキンケアの順番を取り上げました。

上野 先生の「スキンケアの順番」の記事

スキンケアのひとつひとつの工程には役割があって、順番には、きちんとした意味があります。

この後編では、スキンケアの仕方について、まとめます。

毎日のスキンケアを見直すヒントがあると思いますよ。

目次

スキンケアの基本
・1. 触れ方
・2. 摩擦
・3. 手の動かし方

スキンケアの仕方
・1. クレンジング
・2. 洗顔
・3. 化粧水

まとめ

本日のキレイの先生

ape relax

上野 佳子 先生

「キレイの先生」編集部

スキンケアの基本

エステサロンの先生方に取材させていただくと、普段のスキンケアの大切さを強く感じます。

毎日の積み重ねが、将来のお肌を作るといいますね。

はい。

お肌は、スキンケア次第で、みるみる変わるので、見た目で変化が分かりやすくやりがいにもなります。

スキンケアの仕方で、ポイントはありますか?

はい、ポイントは3つあります。

お肌へ触れる力加減」と「摩擦」、「手の動かし方」です。

1. 触れ方

スキンケアだけでなく、メイクや、顔を拭くときなどもそうですが、お肌に触れるときは、「優しく」が基本です。

皮膚を動かさないようにする、というと分かりやすいでしょうか?

例えば、クレンジングで、汚れをしっかり落とそうとすると、力が入りやすくなります。

力が入ることで皮膚を擦ってしまい摩擦が起きると、乾燥を招いたり、シワにつながったり、色素沈着の原因にもなります。

スキンケアやメイクは、筋肉の刺激をして血行を良くするものではないので、皮膚が動かなければ動かないほど、お肌には優しく、負担がかかりません。

2. 摩擦

摩擦は、化粧品の量も関係してきます。

例えば、クレンジングの際に、クレンジング剤の量が少ないと、指が皮膚の上で滑らずに、摩擦でメイクのなどの汚れを落とそうとすることにつながります。

化粧品(スキンケア)は、適量を使わないと摩擦が起きる原因になるため、正しい量を使うことが大切です。

化粧品は、パッケージなどに、推奨の使用量が書かれています。

それよりも多めに使った方が良いのでしょうか?

商品にもよるのですが、一回で多く使うというよりも、足りなければ付け足すような感じでも良いと思います。

例えば、化粧水は、お肌の乾燥状態によっては、2、3回付けても良いでしょう。

化粧水と化粧水の間も、モチっとがポイントです。

化粧水を重ね付けするとき

化粧水を付けて、お肌から手を離したときに、お肌が吸い着いてきたタイミングで、化粧水を重ね付けします。

スキンケアは、お肌や手の感覚と、しっかり会話しながら行うことが大切です。

3. 手の動かし方

顔は、手よりも上の場所にあります。

そのため、スキンケアをするときも、上から下の方向へ動かしがちなのですが、そのように動かしてしまうと、お肌のたるみにつながってしまいます。

化粧水などを付けるときは、手を、横(内側から外側)か、斜め上の方向に動かすことをおすすめします。

いちばんは、化粧水などの液体でも手を滑らさず、手のひらでお顔を包み込むように優しく(スキンケア化粧品を)付けることです。

目元などの細かい部分は、皮膚を動かさないように気を付けながら優しく滑らせてください。

スキンケアの仕方

スキンケアの仕方

先生には先程、スキンケアの順番をお話しいただきました。

スキンケアの順番

上野 先生の前編の記事でまとめていますが、スキンケアの順番は、下のようになります。

1. クレンジング(メイクなどの油溶性の汚れを落とす)

2. 洗顔(皮膚表面の汚れや、余分な角質や皮脂などを落とす)

3. 化粧水(お肌に水分を与えて整える)

4. 美容液(悩みに合わせた栄養をポイントで与える)

5. 乳液・クリーム(油分でスキンケアのふたをする)

それぞれの工程で、ポイントがあれば教えていただきたいと思います。

1. クレンジング

クレンジングを行うときのポイントはありますか?

お肌に触れる力加減と、手の動かし方です。

クレンジングを指先だけで行おうとすると、例えば頬は広いので、洗い残しが出たり、時間がかかったりします。

頬などの広い場所は、指先から指の付け根までを大きく使い、細かい場所は、指先で細かく動かすのが良いと思います。

細かい場所は、指先で細かく動かすのが良いとのことですが、例えば、それはどんな場所ですか?

小鼻のあたりや、目のきわなど、くぼみの場所ですね。

他にも、眉毛の中なども、指先を使うと良いでしょう。

クレンジングのポイント

クレンジングは、メイク汚れを落とす場所によって、手の使う部分を変えるのが、おすすめのようです。

■ 「指先から指の付け根まで」などで大きく
頬などの広い場所

■ 「指先」で細かく
小鼻のあたりや目のきわなどのくぼみ、眉毛の中など、細かい場所

クレンジングは、時間が長くかかりすぎるのも、良くないのですか?

はい、クレンジングは、短時間で行うことがポイントです。

3分以内には行いたいです。

5分では、「ちょっと長いかな…」という感じがします。

クレンジング材には、「界面活性剤」が入っています。

界面活性剤は、油と水を混ぜ合わせて乳化させる役割があり、お肌に負担がかかるといわれています。

それが、お肌に長時間乗っていると、乾燥や肌荒れにつながりやすくなります。

クレンジングは、短時間で丁寧に行うことが大切です。

界面活性剤について

水と油は、本来混ざりあわない性質です。界面活性剤は、それを混ぜ合わせる役割があります。メイク化粧品は、油分の成分が多いため、油分で落とす必要があります。そのため、クレンジングには、(水分と油分を混ぜ合わせる)界面活性剤が含まれています。

ちなみに、界面活性剤については、下の記事でも取り上げています。

2. 洗顔

洗顔を行うときのポイントはありますか?

泡立つ洗顔料を使う場合は、お肌に乗せたときに皮膚と手がくっつかないくらいの弾力ある泡を作って、泡だけで洗います。

泡は、小さな球体が集まって出来ていて、それを優しく転がすことで、汚れが落ちます。

皮膚を擦ることで、落ちているわけではありません。

洗顔をするときは、泡(弾力のある)で、手が浮いているような状態で行うことが大切です。

洗顔の方法

下の記事でも紹介していますが、洗顔は、手ではなく、弾力のある泡で洗うことが大切です。手がお肌に触れなければ、摩擦も起きづらいですね。

また、洗顔するとき、泡を、最初に頬に乗せる人が多いと思いますが、油分の出やすいTゾーン(おでこや、鼻など)から乗せるようにしましょう。

え!? そうなのですか?

洗顔は、(泡を)頬から乗せるようなイメージがあります…。

頬は、Tゾーンと比べると、油分が少なくて乾燥しやすい場所です。

洗顔はやりすぎると、(皮膚の)中の水分が持っていかれてしまいます。

そのため、Tゾーンから汚れを落として、頬は最後にパッと(汚れを)落とすだけで大丈夫です。

そうすることで、乾燥を防ぐこともできます。

3. 化粧水

化粧水は、色々な付け方があると思います。

手で付けることもできますし、コットンで付けることもできます。

ローションパックという方法もありますね。

先生は普段、化粧水をどのようにお付けになっていますか?

私の場合は、夜、ローションパックを行って、その間に、ストレッチを行っています。

素晴らしいですね、無駄がありません(笑)。

忙しい人は、美容だけに時間をかけるのが、難しかったりすると思います。

ですので、「ながら」で行えることが、続けられるコツだと思います。

ローションパックは、(パックを)しながら、別のことを行うことができます。

ただ、ローションパックは、付けている時間で、お肌への影響が変わります。

パックが乾燥すると、お肌の水分が、逆に持っていかれて、(お肌の)乾燥の原因になるのですよね。

はい、よくご存知ですね(笑)。

ローションパックが乾燥する時間は、気候などによっても変わりますので、商品などに書かれている時間を守っていると、パックが乾燥してしまう場合もあります。

ローションパックは、手で触って、「(パックの)水分が蒸発してきたな…」という手前くらいのところで外すようにしましょう。

パックを長時間行うには…

下の記事でも紹介していますが、ローションパックの上から、ラップをかけると、(ローションの)蒸発を防ぎ、パックを長時間、顔に乗せておくことができます。

また、パックは、目元や口元が空いています。

その部分は、皮膚が薄いのでいちばん乾燥しやすく、肌トラブルを招きやすい場所でもあります。

お顔に乗せているローションパックから、指先でローションを少し取って、目元や口元などの空いている部分にこまめに付けてあげたりして、(空いている部分を)乾燥させないことが大切です。

まとめ

上野 先生もおっしゃっていましたが、毎日のスキンケアの仕方を変えることで、お肌も変わってきます。

先生に教えていただいた(スキンケアでの)3つのポイントは、基本的な内容で、すぐに行えることだと思います。

1. 皮膚が動かないように触れる

2. スキンケア化粧品は適量を使って摩擦を起こさない

3. 手を動かすときは横(内側から外側)や斜め上に、いちばんは手のひらで優しくお顔を包み込むようにして付ける

皆さまも、今日のスキンケアから、参考にしてみてはいかがでしょうか?

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