「キレイの先生」編集部です。
女(ジョ)性ホルモンストレッチで、「ジョホレッチ」。
エステ&アーユルヴェーダサロン ROSA の鈴木 まり 先生が、新しいエクササイズを開発されたとのことで、早速取材させていただきました。
それが、ジョホレッチです。音楽に合わせながら、スローストレッチを行い、女性ホルモンがアップします。
元々ご自宅でもケアできるようにと開発されているため、方法はとても簡単です。それも、音楽に合わせて身体を動かすから楽しい!
鈴木 先生にはジョホレッチをひとつご紹介いただいたので、是非皆さまもご自宅で音楽に合わせて身体を動かしてみてください。
では早速、鈴木 先生にジョホレッチについて教えていただきましょう。
目次
新スローストレッチ「ジョホレッチ」とは
・音楽に合わせるスローストレッチ
・ジョホレッチが生まれた経緯
・こんな人におすすめ
女性ホルモンアップのスローストレッチ
・ヨガの呼吸法の効果
・音楽の効果
・スローストレッチの効果
ジョホレッチの簡単スローストレッチの方法
・ストレッチに使う音楽
・ヨガの呼吸法
・ジョホレッチの方法
・効果
新スローストレッチ「ジョホレッチ」とは
音楽に合わせるスローストレッチ
「ジョホレッチ」は、下の動画のように、音楽に合わせてスローストレッチを行うエクササイズです。
ストレッチやダンス、ヨガなどの良いところを取り入れて開発しました。
ダンスほどは難しくない。ストレッチよりも動きがあって楽しい。音楽で飽きない。どなたでも、思い出したときにすぐできるような簡単エクササイズです。
ジョホレッチが生まれた経緯
私はアーユルヴェーダ*サロンのセラピストとして、4,000人近いお客様と接してきました。
すると、次第に統計のようなものが見えてきます。例えば、女性は27~28歳のころから、婦人科系のお悩みが増えてきます。不妊などもそうですね。
その原因のひとつには、女性ホルモンのバランスの乱れがあります。
特に現在は、女性の社会進出が進み、ストレスで女性ホルモンの分泌が阻害され、ホルモンバランスを崩してしまう方が増えています。実際に私自身も以前、仕事を頑張って忙しくしていたときに、ホルモンバランスを崩してしまったことがあります。
これまでは、サロンでそういったお客様のケアを行ってきました。ただ、「日常生活でも解決できるようにしたい」、そんな想いから生まれたのが、ジョホレッチです。
*編集部:アーユルヴェーダについては、鈴木 先生の「化粧水は二度づけ! 医学の母・アーユルヴェーダが教えるスキンケア」も合わせてご覧ください。
こんな人におすすめ
女性ホルモンのバランスが崩れてしまうと、身体やメンタリティ(精神面)に、様々な影響が表れます。
ジョホレッチは、女性ホルモンをアップし、バランスを整えるストレッチです。下記のようなお悩みがある方に、特におすすめです。
・不妊
・生理が止まる、生理不順
・冷え
・便秘
・中年太り
・ストレス
・睡眠不足
・肌荒れ
など
ジョホレッチはこれらのお悩みのケアにも、予防にもなります。
また、インナーマッスルをしっかり使うので、ダイエットにも良いです。
それほど激しい動きをするわけではないのですが、1回のレッスンで生徒さんは汗をびっしょりとかきます。体脂肪率を測定してみると、レッスンの前後で平均して約4%落ちていました。
「なかなか体脂肪が落ちないな」というお悩みの方にも、おすすめです。
女性ホルモンアップのスローストレッチ
ジョホレッチでは、下記の要素を取り入れています。
a) ヨガの呼吸法
b) 音楽
c) ストレッチ
それぞれどんな効果があるのか、みていきましょう。
ヨガの呼吸法の効果
ヨガの呼吸法は、腹式呼吸です。腹式呼吸は、副交感神経を優位に立たせて自律神経を整え、心身ともにリラックスさせる効果があります*。
ストレスがあると、女性ホルモンをはじめとするホルモンの分泌も阻害され、消化器系もうまく働きません。
それを腹式呼吸でリラックスすることによって、整えていきます。身体全体をフラットな状態に戻していくとお考えください。
*編集部:ヨガの呼吸法については、「ヨガの自律神経を整える呼吸法!椅子に座り簡単ヨガの紹介付」も合わせてご覧ください。
音楽の効果
音楽は、脳全体で聞いていることが分かっています。それに対して、例えば「見る」という行為は、脳の一部しか使われていません。
ジョホレッチでは、音楽でスローストレッチを楽しめますし、音楽で脳全体を刺激し、メンタリティの向上やストレスケアからの免疫力の向上を図ることになります。
スローストレッチの効果
女性ホルモンは、卵巣で分泌されています。
ジョホレッチは、スローストレッチで股関節やお腹周りにアプローチするエクササイズが多いです。
そのため、生殖器系や内臓を温めることができ、女性ホルモンのアップに働きかけます。
また、血流やリンパの流れも改善します。
ジョホレッチの簡単スローストレッチの方法
では、ご自宅でもできる簡単なジョホレッチをひとつご紹介しましょう。
股関節と肩甲骨(場所は下記画像をご覧ください)にアプローチするものです。
ストレッチに使う音楽
ジョホレッチの音楽は、ご自分のお好きなものをお選びいただいて大丈夫です。
ただ、15:00以降は、アップテンポや激しい音楽はおすすめしません。人は夜に近づくにつれ、身体が睡眠に向かっていきます。そこで元気な音楽を聞きながらジョホレッチを行うと、眠りにつきづらくなるかもしれません。
音楽のチョイスは、
・朝:アクティブになれる曲
・夕方以降:ゆったりとした曲
を選ぶのが良いでしょう。
私も六本木のスタジオで朝のレッスンを行っているのですが、そこには通勤前の朝活でお越しになられる方が多いです。そのため、朝のレッスンでは、アップテンポの曲をかけ、動きも多少アクティブなものを取り入れています。
ヨガの呼吸法
ヨガの呼吸法は先程ご紹介したように、腹式呼吸で行います。ジョホレッチでは、腹式呼吸をしながら、スローストレッチを行っていきます。
腹式呼吸は、下記のように呼吸します。
1)
鼻から4カウント、息を吸う。
2)
口から4カウント、息をお腹から強く吐く。このとき、吸った息を吐き切ることを意識します。
ジョホレッチの方法
では、股関節と肩甲骨にアプローチするジョホレッチの方法です。
1)
足を少し広めに広げ、膝の屈伸から入ります。このとき、伸びている方の股関節の鼠蹊部(そけいぶ:足の付け根の内側)がしっかり伸びている、負荷がかかっていることを確認します。
2)
手をバンザイします。
3)
片方の手(曲がっている足の側)を下げていきます。
このとき、下ろした手が耳の後ろに来て、横から見ると耳が見えるように、肩をギュッと後ろに引っ張りましょう。肩甲骨を寄せるようなイメージです。
そして、肘をお尻の方に近づけます。
4)
その状態で4カウント数えたら、今度は逆です。
これを4カウントずつ数えながら、交互に行います。
ポイントは、肩甲骨を寄せること、そして、股関節の鼠蹊部をしっかり伸ばすことです。
効果
このジョホレッチは、股関節をしっかり動かしますから、女性ホルモンアップに良いですね。
肩甲骨にもアプローチし、肩こりなどにもおすすめです。
また、人は身体が左右に揺れると、神経がリラックスする作用があります。ヨガの呼吸法に加え、リラックス効果もあるスローストレッチです。
まとめ
「キレイの先生」編集部です。
取材後、早速教えていただいたジョホレッチを行ってみました。音楽に合わせて行うと、ダンスをしているみたい…(もちろん踊れないので、気分だけですが)。
シンプルな動きなんですが、音楽もあってまったく飽きません。
運動不足のせいもあり、終えると股関節に張りを感じます。鈴木 先生の「レッスンの翌日には筋肉痛になる方もいらっしゃるんですよ」という言葉を思い出しました。それだけ股関節に負荷をかけられた証ですね。
ストレッチ、ダンス、ヨガ、良いところ取りのジョホレッチ!
本当に簡単で楽しいスローストレッチです。ちょっとした時間にもできるので、皆さまも是非お試しになってみてください。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:エステ&アーユルヴェーダサロン ROSA 鈴木 まり 先生、「キレイの先生」編集部)