「キレイの先生」編集部です。
アロマの楽しみ方は、香りだけではありません。
私も大好きなのですが、精油を使って、化粧品を手作りすることもできます。このサイトでも、手作り化粧水やクリームをご紹介しています。
そして、今回取り上げるのが、「靴の手作りアロマ消臭スプレー」です。
La Estrella の高橋 志保 先生に取材させていただきました。
精油には、殺菌作用を持つものもあります。そのため、アロマ消臭スプレーは防臭だけではなく、殺菌にもなります。
作り方も簡単です。
高橋 先生には、靴の中に入れておける「重曹の手作り芳香剤」の作り方も教えていただいたので、合わせてご紹介させていただきます。
手作りアロマ化粧品の記事
このサイトではこれまで、下のような手作り化粧品を取り上げてきました。「蜜蝋のフェイスクリーム」は、今回取材させていただいた高橋 先生に教えていただいた内容です。
目次
靴の手作りアロマ消臭スプレー
・材料
・手作りアロマ消臭スプレーの作り方1.
・手作りアロマ消臭スプレーの作り方2.
・使い方
手作りアロマ重曹芳香剤
・材料
・手作りアロマ重曹芳香剤の作り方1.
・手作りアロマ重曹芳香剤の作り方2.
・手作りアロマ重曹芳香剤の作り方3.
靴の手作りアロマ消臭スプレー
精油の芳香成分は元々、植物が虫などから身を守るための香りの成分でもあります。
そのため、殺菌作用を持つ精油が多くあり、手作りしたアロマの消臭スプレーは、防臭に殺菌もでき、作り方もとても簡単です。
材料
今回は、100mLのアロマ消臭スプレーを作りたいと思います。
まずは、材料です。
・精製水 90mL
・無水エタノール(アルコール) 10mL
・お好きな精油 20~30滴
殺菌作用を高めたいときには、アルコールの量を増やします。
ただ、アルコールの量が多すぎると、スプレー染みや、お肌に付いたときのかぶれの原因にもなりますので、お肌の弱い方はご注意ください。
今回の精油は、殺菌作用の強い「ティートゥリー」、「ラベンダー」、「レモン」を選びました。
ティートゥリーは、少し薬っぽい香りが特徴ですが、ラベンダーやレモンとブレンドすることで、さわやかな感じの香りにまとまります。
精油は、それぞれ10滴くらいずつ入れて、合計で30滴くらいになるようします。
ティートゥリーについて
「キレイの先生」編集部です。「ティートゥリー」は、私のいちばん好きな精油です。樹木の落ち着いた香りが大好きです。高橋 先生のおっしゃるように、殺菌作用に優れているため、風邪の流行る時期に、ディフューザーで焚いたりするのも、風邪予防になるのでおすすめです。
手作りアロマ消臭スプレーの作り方1.
まずは、ビーカーにアルコールを入れ、精油を加えて混ぜ合わせます。
精油は油分で、水分とは混ざり合わないため、まずはアルコールと精油を合わせ、そこに精製水を加えていきます。
手作りアロマ消臭スプレーの作り方2.
アルコールと精油が混ざったら、まずは、ビーカーに精製水を30mLくらい入れます。
軽く混ぜたら、ボトルに移します。
そして、ボトルのふたを閉め、振って、中身を混ぜ合わせます。
そして、もういちど、精製水を30mLくらい加えて、同じようにボトルを振って混ぜ合わせます。
さらにそれを、もういちど繰り返し、精製水を2~3回に分けて加えるようにします。
精製水は、90mLをいちどに入れても大丈夫ですが、精油は油分のため、こまめに分けて入れた方が、混ざりは良くなります。
作り方のポイント
「キレイの先生」編集部です。アロマ消臭スプレーを手作りするときは、精製水は2~3回に分けて加えるのが良さそうです。高橋 先生のおっしゃるように、精油は油分のため、最初にアルコールと合わせているとはいえ、水分には混ざりづらいです。精製水を加えるのを何回かに分けて、少量ずつ混ぜ合わせることで、混ざりも良くなりますね。
使い方
手作りしたアロマ消臭スプレーを、靴の中敷きににシュッシュとかけ、靴を置いておくだけで、防臭と殺菌になります(レザーやデリケートな素材は、シミや変色する可能性がありますのでご注意ください)。
その他に、お部屋の消臭スプレーとしてもお使いいただけます。
殺菌作用があるため、風邪を引いたときなどには、お部屋にかけておくのも良いです。
ただ、今回のレシピは、精油の濃度が高めなので、お肌には直接ふきかけないようにしてください。
精油の刺激について
「キレイの先生」編集部です。精油は刺激があるため、基本的に、皮膚に直接塗布することはできません。下の記事でも紹介していますが、皮膚に精油の成分を届けたいときは、精油をキャリアオイル(植物油)に希釈して(濃度を薄めて)使います。例えば、アロマサロンのマッサージオイルも、そのようにして作られています。
手作りアロマ重曹芳香剤
靴の消臭には、精油と重曹を使って、芳香剤を手作りすることもできます。
手作りしたアロマ重曹芳香剤は、靴の中に入れておくだけで消臭と殺菌になり、靴箱の中に靴を保管するときに、一緒に入れておくと便利です。
材料
下は、重曹芳香剤を80g作るときの材料です。
・重曹 80g
・お好きな精油 8~10滴
・不織布のネット(台所の水切りゴミ袋などで可)
・古くなった靴下やストッキング
不織布のネットは、お茶パックなどでも代用できます。
今回、精油は、消臭スプレーと同じ、「ティートゥリー」、「ラベンダー」、「レモン」を選びました。
それぞれ3滴くらいずつ入れて、合計で10滴くらいになるようします。
手作りアロマ重曹芳香剤の作り方1.
重曹をビニール袋に入れて、そこに精油を加えて、ビニールをもんで混ぜ合わせます。
手作りアロマ重曹芳香剤の作り方2.
重曹を不織布のネットに移して、口を縛ります。
手作りアロマ重曹芳香剤の作り方3.
それを古くなった靴下(やストッキング)に入れて、縛って、靴の中に入れておきます。
ちなみに、お茶パックを使うときは、お茶パックに重曹を入れて、そのまま靴に入れておくだけで大丈夫です。
他にも、袋をハンカチや布地で可愛くラッピングするのもおすすめです。
手作りしたアロマ重曹芳香剤は、そのまま靴を置いておくだけで、防臭と殺菌になります。
まとめ
「キレイの先生」編集部です。
今回の取材で、高橋 先生には、手作りアロマ消臭スプレーをプレゼントいただきました(高橋 先生、ありがとうございます!)。
帰宅後、靴にスプレーをシュッとひとかけしています。
暑いシーズンは、足が蒸れて、どうしても靴の匂いが気になりがちです。
アロマ消臭スプレーは、その匂いをやわらげるだけではなく、殺菌にもなって衛生的です。
アロマ重曹芳香剤も、靴の中に入れておくだけで良いので手軽ですね。
今回の取材で、アロマの楽しみ方の幅が広がりました。
「手作りアロマ消臭スプレー」は、アロマ好きの皆さまには、是非おすすめしたいアロマの使い方です。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:La Estrella 高橋 志保 先生、「キレイの先生」編集部)
* 2016年2月11日に公開した『靴の匂い!アロマで手作り消臭スプレー・重曹芳香剤の作り方』を再編集しました。