「キレイの先生」編集部です。
「足がむくんでいる…」
足のむくみを取るのに、マッサージも良いですが、「リフレクソロジー」という方法もあります。
足ツボのようなイメージで、足裏の「反射区」を押す健康法です。
リフレクソロジーとは
身体には、全身の器官・臓器が一部分に集約されている場所があるとされ、そのひとつが足裏です。そして、特定の器官・臓器が反映された部分を、「反射区」といいます。考え方としては、ツボと近いですが、ツボが「点」なのに対して、反射区は「面」です。「リフレクソロジー」は、反射区を刺激することで、間接的にその器官・臓器に働きかける健康法です。
Taro Taro リフレ の 井口 幸子 先生に取材させていただき、足のむくみを取るのにおすすめのリフレクソロジーを教えていただいたので、紹介させていただきます。
足のむくみには、足裏になる、「腎臓(じんぞう」など泌尿器(ひにょうき)系の反射区を刺激してあげることが良いそうです。
腎臓の反射区は、足裏のどこにあるのでしょうか?
他にも、足のむくみを取るのに、おすすめの反射区はあるのでしょうか?
井口 先生に教えていただきました。
目次
足のむくみを取る足裏リフレクソロジーのやり方
・足裏の「腎臓」の反射区
・手の「腎臓」の反射区
・足裏の「膀胱」の反射区
・足の「リンパ」の反射区
・足裏の「ソーラープレクサス」の反射区
足のむくみを取るのにおすすめの足裏の反射区
むくみは、余分な水分や老廃物がたまっている状態です。
特に、足は、重力もあるため、老廃物がたまりやすく、むくみの出やすい場所です。
むくみは、血行不良や身体の冷えが原因になります。
血流が悪くなれば、身体が冷え、老廃物などを排出できなくなり、むくみの原因になります。
そして、むくみを放っておいたままにしておくと、脂肪がたまりやすくなり、太りやすい体質になってしまいます。
むくみの原因
「キレイの先生」編集部です。体内の老廃物や余分な水分は、主に、「リンパ」で回収されて排出されます。リンパは、血管と同じように、全身に張り巡らされていて、身体が冷えたり、血流が悪くなったりすると、リンパの流れも悪くなります。すると、老廃物などが排出できずにたまってしまい、むくみの原因になります。
足のむくみを取るには、「腎臓」や「膀胱(ぼうこう)」などの泌尿器系の臓器、「リンパ」、「ソーラーエクスプレス」の反射区などを刺激することが、おすすめです。
リフレクソロジーのやり方
「キレイの先生」編集部です。反射区は、足ツボと同じように、親指でまっすぐ押したり、押し滑らせたりするようにして刺激します。「痛気持ちいい」くらいの圧で行います。
足のむくみを取る足裏リフレクソロジーのやり方
足裏の「腎臓」の反射区
腎臓は、余分な水分や老廃物をろ過する働きがあります。
そのため、腎臓の反射区を刺激して、腎臓の働きを良くすることで、老廃物などの流れが良くなり、むくみの改善にもつながります。
足裏の反射区は、下の場所にあります。
そのあたりを押して、痛みを感じる方は、身体に老廃物などをため込んでしまっていることが考えられます。
また、肌荒れが出ているときなどにも、痛みを感じる場合があります。
サロンの施術でも、腎臓の反射区をしっかり刺激してあげると、お客様はおトイレが近くなります。
手の「腎臓」の反射区
ちなみに、手にも、全身の器官・臓器とつながる「反射区」があるとされています。
手の腎臓の反射区は、下の場所にあります。
ここを押してあげることでも、腎臓にアプローチすることができます。
ただ、足のむくみを改善するには、手よりも、足裏の反射区を刺激する方が効果が高いです。
足裏の刺激することで、足の血液の循環を良くすることにもつながり、相乗効果が期待できます。
足裏の「膀胱」の反射区
足のむくみを取るのに、膀胱の反射区を刺激することも良いです。
足のむくみ取りに…
「キレイの先生」編集部です。膀胱の働きを良くすることで、老廃物の排出を促すということですね。それが、むくみの改善にもつながります。
足裏の反射区は、下の画像のように、内側の方にあります。
膀胱の反射区を刺激するときは、足裏だけではなく、側面からも刺激するようにしましょう。
足の「リンパ」の反射区
リンパの反射区は、足の指と指の骨の間に、足裏から足の甲の方まで伸びています。
リンパの反射区は、足の指と指の間を線を引くようにして、刺激します。
足裏の「ソーラープレクサス」の反射区
「ソーラープレクサス」は、「太陽神経叢(たいようしんけいそう)」ともいい、自律神経が束に集まっているとされる場所です。
自律神経とは
「キレイの先生」編集部です。自律神経は、人の身体と心をコントロールしている神経です。「交感神経(緊張の神経・昼に優位になる)」と「副交感神経(リラックスの神経・夜に優位になる)」があり、このふたつが交互に入れ替わってバランスを取っています。そのバランスが崩れると、心身にも大きな影響があります(例えば、交感神経が優位な状態が続くと、夜になかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなったりして、心身のバランスを崩す原因となります)。
自律神経が乱れて、苛々したり悩んだりして、眠れなくなったりすると、血流が悪くなり、むくみの原因になります。
ソーラープレクサスの反射区を刺激することで、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
リラックスするのにも良いです。
足裏のソーラープレクサスの反射区は、下の場所にあります。
まとめ
「キレイの先生」編集部です。
リフレクソロジーは、足裏を押して刺激するだけで、全身にアプローチできる健康法です。
自宅のホームケアでも、とても簡単な方法だと思います。
足のむくみを取るには、「腎臓」などの泌尿器系の反射区を押して、働きを良くすることで、老廃物などの排出を促すことができます。
また、足裏を押して刺激すること自体が、血行促進にもなるので、相乗効果が期待できます。
足のむくみが気になるときは、夜寝る前にでも、足裏の反射区を押してみてはいかがでしょうか?
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(取材:「キレイの先生」編集部 文:Taro Taro リフレ 井口 幸子 先生、「キレイの先生」編集部)
* 2016年1月12日に公開した『腎臓等の反射区を刺激の足裏リフレ!足のむくみを取る方法』を再編集しました。