「サロン ド オー」では、アロマテラピーの施術に、自然療法を取り入れ、「ホットこんにゃく湿布」や「しょうがの足湯」などを行っています。しょうがの足湯は、足の末端から体を温めることができます。風邪のとき、お風呂の代わりにもなります。そんなしょうがの足湯の作り方をご紹介します。
(ホットこんにゃく湿布の記事は、「ホットこんにゃく湿布の効果とやり方!家庭でできる自然療法」をご覧ください)
しょうがの足湯の効果・効能
しょうがの足湯は、しょうがをすり、それを洗面器などに入れて、足湯にする自然療法です。
どんな効果・効能があるのでしょうか?
身体を温めて血流促進
しょうがは、身体を温めます。そのため、足湯にすることで、身体がとても温まります。
また、温感の持続性も長いです。
身体の末端(足先)から温まることで、血流も良くなりますから、顔色も良くなります。
そして、しょうがの香りもして、気持ちもすっきりします。
酵素とジンゲロール
しょうがを皮ごとすると、酵素が出ます。
酵素は、体内の疲労物質や毒素、不要物の排出を助けますから、むくみなどの改善にもなります。
また、しょうがは「ジンゲロール」という成分を含んでいます。ジンゲロールには、抗菌作用があり、その働きも期待できます。
しょうがの足湯の作り方
1)
しょうがは皮ごと、すりおろします。皮ごとすりおろすのは、酵素が出るためです。
2)
すりおろしたしょうがを、お茶のパックなどに詰めます(木綿の袋に入れる方法もありますが、お茶のパックで代用できます)。
そして、それをお湯の張った洗面器に入れます。手で軽くもんで、しょうがの成分を全体に行き渡らせてあげます。
お湯の深さは、足首から指3本分のところがひたるくらいが良いでしょう。
そのため、洗面器はできるだけ深いものをお使いください。
3)
洗面器に足を入れ、15分程つけます。お湯がぬるくなってきたら、お湯を足してあげると良いです。
48度以上のお湯では作らない
酵素は、48度以上の温度で死滅してしまいます。
そのため、足浴の際は、お湯の温度は42~43度くらいで、しょうがの足湯を作るのが良いと思います。
お湯をタオルにつけて「しょうが湿布」に
ちなみに、しょうが湯を濃い目に作って、タオルをつけて絞れば、「しょうが湿布」になります。
そのタオルを腰痛や肩こりなど、筋肉がこっている場所に5分程、乗せます。そして、保温のために、上からバスタオルなどをかけてあげます。
こりは血行不良が原因ですから、温めてあげると楽になります。
また、眼精疲労があるときは目の上に、花粉症のシーズンには鼻の上に乗せるのも、効果的ですね。
まとめ
自然療法は、「おばあちゃんの知恵袋」です。そして、「台所は薬箱」ともいいます。
ほとんどの病気の根本は、冷えです。
具合が悪かったり、風邪を引いたりして、お風呂に入れないときは、この「しょうがの足湯」はお勧めです。
身体も温まり、発汗します。
妊婦さんやお子さんで、風邪を引いたけどお薬を使えないときは、しょうがの足湯をお試しになってはいかがでしょうか?
(取材:「キレイの先生」編集部 文:自然療法サロン Salon de eau 須田 玲子 先生、「キレイの先生」編集部)
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