美容のスペシャリストが教えるキレイ

「もう疲れた」そうなる前に、疲れのサインを察知して動こう

本日のキレイの先生

秋山 妙子 先生

「もう疲れた」そうなる前に、疲れのサインを察知して動こう

お客様の中に、こんな表現をする方がいらっしゃいます。「もっとちゃんと疲れてから行きます」「もっと疲れが溜まったら予約します」・・・体のケアもお掃除やダイエットと同じ。「疲れ切る前」のケアがお勧めです。休日に倒れ込んで何も出来ない状態を10とすると、7~8のレベルでお越し頂いたほうが回復の波も穏やかなのです。

「疲れのサイン」を察知して、7~8レベルの疲れに気付く

頑張り屋さんや体力のある方は、「まだ平気」「まだ頑張れる」と、体が疲れていても気力や根性で仕事をこなしてしまいます。

しかし、そんなタイプほど、疲れ切ってしまったときの反動が大きく、動けなくなってしまったり、何日も休んでしまったりします。

疲れ切る前に、上手に休みを取れたら良いと思いませんか?

自分の疲れのサインを知る

人にはそれぞれ、「疲れのサイン」があります。

ご自分だけのそのサインを知っておけば、疲れに気付きやすくなります。

私の場合は、電車の中で前に座った方の靴の汚れに気になったり、隣のつり革に捕まった方のネイルの剥がれに気が付いたりするなど、通常より気になることが増えてくると、疲れのサインです。

「あ!私は、少し疲れているんだな」と気付き、無理をしていた生活のペースを少し、落とすようにしています。

疲れのサイン

他にも、
・好きなものを目の前にしてもテンションが上がらない
・ゆっくり歩く人に対してイライラする
・好きな音楽が平たく聞こえる
・ため息、舌打ちが増える
など、疲れている・弱っているサインは、五感の変化に現れます。

「いつもとは違う」この感覚を見過ごさないよう、まずはご自分の「疲れのサイン」を知っておきましょう。

疲れたときにすることを決めておく

「疲れのサイン」が見られたら、放置せず、そのときに回復させましょう。

「まだそれほど疲れてないのに」と考えがちですが、大切なのは疲れが7~8分目のときに動くことです。

完全に疲れ切ってしまうと、回復に向けて動くことさえ、ひと仕事になってしまいます。

自分の気持ち良いことを元気なうちから用意しておく

私がお客様にアドバイスしているのは、「疲れたときに、なにをするかあらかじめ決めておく」ことです。

限界まで疲れてしまったり、弱っていたりするときは、なにをしたら元気が出るのか、それさえも忘れてしまいがちです。

元気なうちにリストアップしておきましょう。

疲れたときにすること

人に見せるリストではありませんから、気軽なもので構いません。

家でできること。外にいくこと。何かを食べること。

好みの顔の写真を見る、好きな音楽を聴く、笑えるDVDを観る、猫カフェに行く、香りを炊く、海に行く、長風呂、ピンクを身につける、などなど。

リストアップできたら、音楽やDVD、香りなど、準備できるものは常に準備しておきましょう。

疲れているときはDVDを借りに行くのさえ、億劫に感じてしまうものです。

元気なときに、「疲れたときはなにをするのか決め」「その準備をしておく」のがポイントです。

柔らかいもの、温かいものに触れる

人は感覚的に、「柔らかさ」や「温かさ」に安心感を覚えます。

ホットコーヒーを手に持った人は、アイスコーヒーを持った人に比べて他人に好印象を抱きやすく、他人に対してより寛容で、思いやりを持つようになったという実験結果もあり、温かさには「人の気持ちを和らげ、優しくする力がある」ことがわかっています。

気持ちが尖ってきたら、仙骨まわりやお腹を温めましょう。

特に就寝時、湯たんぽやカイロをお腹に乗せて眠ると、ぐっすり眠れます。

まとめ

どんなに頑張っていても、倒れて仕事に穴をあけてしまったら、「自己管理の出来ない人」になってしまいます。

だから「事前にケア」なのです!

「回復できる行動リスト」に是非「サロンへ行く」も入れてください。

疲れ切ってしまう前にいらしてくださったほうが、回復に体力を使うことなく、疲れが取れやすくなります。

長時間優しく触られることで自己肯定感が安定し、新たな気持ちでまた頑張れるのです。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:スウェディッシュマッサージ iki 秋山 妙子 先生、「キレイの先生」編集部)

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