アロマオイルはたくさんの種類があって、価格もバラバラです。アロマオイルを初めて買う方は、どれを選べばよいのか、迷ってしまうかもしれません。そこで、私が「初めてアロマオイルを買うならこの5本」というテーマで選んでみました。
アロマオイル(精油)とは
アロマオイル(精油)とは、「天然由来成分」です。
オイルとはいいますが、どろどろしたものではなく、さっぱりとしている揮発性のオイルで、「成分」という表現がぴったりです。
植物の花や葉、実から抽出します。
抽出方法は、植物の種類によって異なります。よく知れているのは、熱した水蒸気を通して、植物から成分を抽出させる方法です。
抽出方法も、生産量も、種類によって異なるため、価格にもばらつきがあります。
例えば、定番のアロマオイル「ラベンダー」は、生産量も多いため、価格もそれほど高くなく、5~10mLが約3,000円で販売されています。
それに対し、あまり量が取れない「バラ」は、2mLほどでも10,000円くらいするなど、とても高価です。
100%天然由来成分のものを使う
雑貨屋さんで安価なタイプも見かけますが、それは人工的な成分が入っているものがほとんどです。
アロマオイルは、香りが良いだけではなく、分子となり鼻から吸引したり、お肌に塗布したりすることで、プラスαの効能があります。
人工的な成分が含まれているタイプは、お部屋で香りを楽しむだけなら良いですが、プラスαの効能は期待できません。
せっかくアロマを焚くのであれば、天然由来100%のものを選んでほしいと思います。
アロマオイルの魅力は「香り + 効能・作用」
アロマオイルの魅力は、「香り」だけではなく、その「効能・作用」にもあります。
効能・作用はそれぞれ異なりますから、そこからアロマオイルを選ぶこともできます。
今回選んだ初心者向けの5本も、香りもそうですが、効能・作用も考えています。
1. ラベンダー
まず外せないのは、「ラベンダー」です。
定番中の定番で、私も大好きなアロマオイルです。
通常は、ラベンダーの花と葉から抽出されます。
■ 香りの特徴:
・心を落ち着かせる、鎮める
・まったりさせる
■ こんな気分のときに:
・イライラしている
・不眠
■ こんな症状にも:
・片頭痛
2. オレンジ
柑橘系で「グレープフルーツ」と迷ったのですが、今回は「オレンジ」を選びました。
オレンジの果皮から抽出したアロマオイルです。
■ 香りの特徴:
・温かみがある
・ハッピーになる
■ こんな気分のときに:
・気分が沈んでいる
・悲しい
■ こんな症状にも:
・胃もたれなど、胃の調子が悪い
3. イランイラン
イランイランは、熱帯地方に分布する植物です。
花から精油が抽出されます。
オリエンタルな香りが特徴です。
(写真:Pinus)
■ 香りの特徴:
・催淫作用がある
■ こんな気分のときに:
・バイタリティが必要
・女性ホルモンの調整
4. ローズマリー
「ローズマリー」も定番のアロマオイルですね。
通常は、ローズマリーの葉から抽出されます。
■ 香りの特徴:
・気分がすっきりする
■ こんな気分のときに:
・頭がぼんやりする
■ こんな症状にも:
・筋肉痛
5. ベルガモット
「ベルガモット」も柑橘系の果物です。
アールグレイ(紅茶)で、ベルガモットの葉で香りづけしたりしますね。
こちらも定番のアロマオイルです。
オレンジと同様に、果皮から抽出されます。
■ 香りの特徴:
・気分がリフレッシュする
■ こんな症状にも:
・胃腸の調子が悪い
まとめ
今回、選んだのは、比較的手に入りやすいアロマオイルです。
これらと比べて入手が少し難しくなりますが、「アロマフォーレ」のスタッフの間では、「フランキンセンス」なども人気があります(私も好きです)。
エイジングケアの作用のあるアロマオイルで、化粧水に垂らしてお使いいただけます。
今回、選んだものには、私の好みも入っています。
いちばんはご自分の好きな香りを選ぶことです。
いろいろな香りを試しながら、ご自分のお気に入りを探してみてください。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:Aroma Foret 丹野 先生、「キレイの先生」編集部)
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