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美容鍼の効果!顔に鍼を刺してたるみやほうれい線の改善にも

さい美容鍼灸マッサージサロン  稲田 彩子 先生

美容鍼の効果!顔に鍼を刺してたるみやほうれい線の改善にも

「キレイの先生」編集部です。

仰向けになった女性の顔全体に、鍼が刺さっている。

そんな写真をご覧になったことがありませんか?

「美容鍼」のイメージ写真です。

私も記憶をたどってみると、美容鍼ではありませんが、学生時代に部活で肩を痛めた際、鍼を受けたことがあります。ただ、鍼を刺すことでどんな効果があるのかは、しっかりと分かっていませんでした。

では、鍼を顔に刺すことで、どんな効果があるのでしょうか?

今回は、さい美容鍼灸マッサージサロン の稲田 彩子 先生に話をお聞きしました。

そこからみえてきたのは、美容鍼が理に適った方法ということでした。たるみやほうれい線の改善、美肌の効果も期待できるそうです。

鍼は昔から民間療法として用いられてきましたが、美容にも効果があったんです。

今回の記事は、前編と後編に分けてお送りします。この前編では「美容鍼の効果」を中心に、後編では「刺さない鍼でのセルフケア」についてご紹介します。

目次

鍼について
・日本における鍼
・鍼は痛い?

顔に鍼を刺すのが美容鍼?

美容鍼の効果 顔に鍼を刺す
・顔色が良くなる・目のクマの改善
・肌のキメが整う・ハリが出る・毛穴の引き締め
・しわ・たるみ・ほうれい線の改善
・ニキビや吹き出物の改善

美容鍼の効果 身体に鍼を刺す

まとめ

鍼について

鍼について

鍼は、「西洋医学」と「東洋医学」に分けると、東洋医学の「鍼灸(しんきゅう)*」の分野に当たります。

[編集部]鍼灸とは

鍼灸とは、鍼やお灸を用いた医療のことをいいます。

西洋医学と東洋医学では、下のように治療の考え方が少々違います。

・西洋医学:悪いところを治す

・東洋医学:治るためのバランスを整える

東洋医学では、人の身体には「ツボ」があり、ツボをつないだ「経絡(けいらく)」が14本通っているとされています。

鍼は、ツボに刺すことで身体を整え、昔から医療として用いられてきました。

ツボって?

「キレイの先生」編集部です。下の記事でも紹介していますが、ツボは東洋医学の考え方です。ツボを押すことで、つながっている臓器に刺激を与えて整えることができると考えられています。

日本における鍼

鍼は、漢方・お灸・マッサージ(推拿・すいな)などと一緒に、中国から日本に入ってきたといわれています。

現在、鍼には国家資格が必要で、医療として認められています。そのため一般の方は、鍼をお使いいただくことはできません。

ちなみに、現代の日本では、鍼はいくつかの流派があり、大きく下のような3つに分けられます。

1) 日本式:
経絡を元にした、日本流の方法。

2) 中医学式
中国式をそのまま引き継いだ方法。

3) 西洋医学式
筋肉や内蔵の仕組みを知った上で行う方法。スポーツ選手などが利用することが多い。

ちなみに、私が行っている鍼は、「日本式」と「西洋医学式」の混同です。

鍼は痛い?

鍼は、身体(や顔)に刺します。

ただ、浅い場所に刺すため、ほとんど痛みはありません。チクッとするくらいで、「痛い!」と感じることはないと思います。

* 鍼が毛穴に入ると、痛みを感じる場合があります。

顔に鍼を刺すのが美容鍼?

顔に鍼を刺すのが美容鍼?

鍼灸は、昔の書物にも、「美容にも良い」ことが記されています。

美容鍼は、顔に鍼を刺すイメージが強いと思います。

ただ美容鍼も、身体に鍼を刺すことで、より高い効果を得ることができます。

顔に鍼を刺すのは、表面に出ている症状を治す「標治(ひょうち)治療」といえます。

それに対して、身体に鍼を刺すのは、元々の体質の悪いところを治す「本治(ほんち)治療」です。

例えば、「疲れてくると、肝臓に問題が出る」といった体質の方には、肝(肝臓)のツボに鍼を刺して、体質改善の治療を行います。

美容は、身体が基本になります。

顔の血液は、首を通じて身体から送られています。身体で血液がうまく回っていないと、顔にも影響が出てしまいます。

つまり美容鍼は、身体に鍼を刺す治療(本治治療)が基本で、その上で顔にも鍼を刺す(標治治療)とお考えいただくと良いかもしれません。

そのためサロンでは、美容鍼のコースは、顔だけではなく身体にも鍼を刺すことがセットになっています。お客様からは、「短い時間の(顔だけに刺す)美容鍼のコースはありませんか?」とお問合せいただくこともありますが、(身体に鍼を刺す)本治治療は必ず行うようにしています。

美容鍼の効果 顔に鍼を刺す

美容鍼の効果 顔に鍼を刺す

顔色が良くなる・目のクマの改善

鍼を刺して皮膚に小さな傷をつけると、身体は傷を治そうとして、そこに血液を集めます。それによって、血液の循環が良くなります。

先程、鍼はツボに刺すことをお話ししました。

(ツボを結んでいる)経絡は、例えると電車の線路です。そして駅が、ツボに当たります。

電車は、どこかの駅で遅れたり止まったりすると、他の場所にある電車も遅れが生じたりして、路線全体に影響があります。

身体もそれと同じです。身体のある場所が冷えたり働きが低下したりして、流れが滞ると、色々な場所の流れが滞ってしまいます。

そのため、流れの滞った場所に鍼を刺し、そこの循環を良くすることで、全体がうまく流れるようになります。

美容鍼は血行促進の効果があり、顔色が良くなったり、目のクマの改善にもつながったりします。

肌のキメが整う・ハリが出る・毛穴の引き締め

鍼は、お肌の真皮にまで届きます。

お肌は、鍼でつけられた傷を早く治そうとして、コラーゲンの生成を促します。

そして、コラーゲンが作られることによって、お肌のキメが整ったり、ハリが出たり、毛穴を引き締めたりする効果が期待できます。

コラーゲンについて

「キレイの先生」編集部です。皮膚は、「表皮(ひょうひ)」・「真皮(しんぴ)」・「皮下組織(ひかそしき)」の3層構造になっています。真皮は、コラーゲンやエラスチンなどで構成され、皮膚の弾力の元になっている場所です。

しわ・たるみ・ほうれい線の改善

美容鍼の効果 しわ・たるみ・ほうれい線の改善

若い人のお肌には、しわはあまり見えません。ただ年をとるにつれて、口元や目元にしわがくっきりと出るようになってきます。

お肌は、余分な部分がなければ、動かすことができません。

若いときは、筋肉のスムーズな動きにより、しわはあまり見えません。

しかし、年をとると筋肉などが衰え、お肌の余分な部分がしまわれなくなって、しわ・たるみ・ほうれい線になります。

顔の筋肉は使っていないと、フリーズして衰えていきます。それが、(お肌の余分な)しわをしまえなくなる原因になります。

また、噛み癖などによって、咬筋(こうきん)や表情筋が固まることによっても、しわにつながります。

美容鍼は、ツボではなく、筋肉をターゲットに刺すこともできます。

鍼の刺激で、固くなった筋肉をゆるめて、やわららかくします。筋肉を動かせて使えるようにするイメージです。

それが、しわ・たるみ・ほうれい線の改善にもつながります。

あごを揺らすと顔の筋肉がゆるむ?

「キレイの先生」編集部です。下の記事でも紹介していますが、咀嚼するときに使う「咀嚼筋」は、食いしばりの癖などで凝り固まりやすい筋肉です。咬筋も、そのひとつです。咀嚼筋をゆるめるには、口を少し開いた状態で、下あごを前後に揺らすだけでも効果があります。

ニキビや吹き出物の改善

鍼には、(刺さずに)さする「散鍼(さんしん)」という方法もあります。

ニキビや吹き出物などが出来た場所に、散鍼を行って刺激を与えることで、ターンオーバーが促され、改善につながります。

また、ニキビなどは体質から来ている場合も多いので、身体に鍼を刺す本治治療も、効果があります。

美容鍼の効果 身体に鍼を刺す

美容鍼の効果 身体に鍼を刺す

先程お話したように、サロンの美容鍼は、顔に鍼を刺す(標治治療)のと、身体に鍼を刺す(本治治療)をセットで行うようにしています。

鍼は、本治治療によって体質改善できるのが特徴で、西洋医学では届かない場所にアプローチすることができます。

病気を治すというよりも、辛い症状を軽くしたりするのに優れています。

サロンでは、カウンセリングで体質チェックシートにお答えいただいたり、脈や顔色を診たりして、その方の体質に合った場所に鍼をうつようにしています。

例えば、「肝臓が悪ければ、肝(肝臓)のツボに…」といった感じです。そして、その場所にうまく血液を回すことで、体質改善していくのです。

体質の悪いところを改善することは、もちろん美容にもつながります。

美容鍼は、顔に鍼を刺すだけではなく、身体に鍼を刺して本治治療することで、本当の効果が得られるといえるでしょう。

肌は内臓の鏡?

「キレイの先生」編集部です。「肌は内臓の鏡」という言葉があるように、身体の健康状態がお肌には表れます。例えば、下の記事で紹介していますが、腸の働きが低下して便秘になると、ニキビなどの原因になります。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

顔色が良くなる。目のクマが改善する。お肌のキメが整う。ハリが出る。毛穴が引き締まる。しわ・たるみ・ほうれい線・ニキビ・吹き出物の改善になる。

美容鍼の効果はすごいですね。話をお聞きすると、どれも納得の内容です。

ただ鍼は、国家資格の必要があるため、一般の方では行うことができません。

でも、がっかりしないでください。

一般の方でも使える、「円皮鍼(えんぴしん)」という刺さない鍼があるといいます。

稲田先生の後編の記事では、セルフケアで行う美容鍼の方法について、お話しいただきました。

こちらも、とても面白い内容なので、合わせてご覧になってみてください。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:さい美容鍼灸マッサージサロン 稲田 彩子 先生、「キレイの先生」編集部)

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