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手作りの可愛いおしゃれ石鹸のレシピ!マーブル模様の作り方

石鹸作家・講師  藤本 かなめ 先生

手作りの可愛いおしゃれ石鹸のレシピ!マーブル模様の作り方

「キレイの先生」編集部です。

突然ですが、上と下の写真をご覧ください。

手作りの可愛いおしゃれ石鹸

手作りの可愛いおしゃれ石鹸2

これらはすべて、手作りの石鹸なんです。

すごいですよね。本当におしゃれで可愛いです。

見ているだけで楽しくて、そういったワクワク感は大事だと思います。

作られたのは、石鹸作家でアロマセラピストの藤本 かなめ 先生です。石鹸教室の講師もされていらっしゃいます。

このサイトでも以前、アロマ石鹸の作り方をご紹介したことがあります。それは、石鹸素地を使った簡単なものでした*。

今回はそれよりもちょっと本格的で、植物油脂と苛性ソーダから手作り石鹸を作ります。

藤本 先生に、おしゃれで可愛い石鹸のレシピを教えていただきました.

毎日のバスタイムが豊かになること、間違いなしです。

* アロマ石鹸の作り方については、「手作りアロマ石鹸の作り方!石鹸素地にアロマ等を混ぜるだけ」も合わせてご覧になってみてください。

目次

手作り石鹸について
・手作り石鹸の魅力

手作り石鹸の材料
・材料 オイル
・材料 苛性ソーダ・水

レシピ1. トレースを出す
・1) 苛性ソーダの水溶液を作る
・2) 水溶液・オイルの温度を40~45度
・3) トレースを出す

レシピ2. おしゃれで可愛い石鹸の素を作る

レシピ3. 仕上げ
・4) 容器に入れて24時間保存
・5) 容器から取り出して1ヶ月間保存

まとめ

手作り石鹸について

手作り石鹸について

私が手作り石鹸を作り始めたのは、アロマセラピーの勉強を始めたことがきっかけでした。

アロマの香り(芳香)は、人の身体にも影響を与えることができます。

アロマを加えて作った石鹸は、お肌に直接触れることができる*ことから、手作り石鹸に興味を持ちました。

* 編集部:アロマ(精油)は刺激があり、基本的にはお肌に直接つけることはできません。ただ手作り石鹸などで、濃度を薄めることで、お肌にもつけられるようになります。

手作り石鹸の魅力

手作り石鹸は、何で作られているか分かるため、安心性・安全性が高いです。お子さまをはじめ、ご家族でお使いいただけます。

またデザイン面で、遊び心を入れられる楽しさもあります。

手作り石鹸は、「こんなデザインにしたい」と思っても、意図通りに作るのはなかなか難しいです。想いもよらなかったデザインに仕上がって、それがまた魅力的だったりします。

また、石鹸は使っていると溶けてくるので、色々な表情に変わるのを楽しむこともできます。

そして、市販の石鹸と比べて、保湿力の高さも特長です。

市販の石鹸(特に大量生産されているもの)には基本的に、「合成界面活性剤」が多く使われています。これは、水と油を混ぜ合わせるための成分です。

石鹸は、お肌から汚れたものだけを取るのが、本来の役割です。

ただ、石鹸に合成界面活性剤が多く使われていると、汚れを取るだけではなく、必要な皮脂*までも分解したりして、お肌を必要以上に壊す原因になります。

すると石鹸を使った後、お肌にツッパリ感が残るようになったりします。

手作り石鹸では、この合成界面活性剤は使いません。

そのため、手作り石鹸教室の生徒さんの中には、手作り石鹸をお使いになって、「(うるおいが残るから)お風呂上がりに化粧水をつけるのを忘れちゃった」という方もいらっしゃいました。

* 編集部:皮脂は毛穴から分泌されている油分で、お肌の上で汗(水分)と混ざり合い、天然クリームを作り、お肌を保護しています。

手作り石鹸の材料

手作り石鹸の材料

石鹸には、「バッチ」という単位があります。

これは、石鹸にどのくらいのオイルが含まれているかを表します(例えば100gバッチは、オイルが100g入った石鹸ということです)。

今回は、キリのいいところで「500gバッチ」の石鹸を作るときの材料をご紹介します。

500gのオイルに、「苛性ソーダ」や「水」を加えるので、完成は700gくらいの石鹸になります。

■ 500gバッチの石鹸を作るときの材料

[オイル]
・オリーブオイル 200g
・ココナッツオイル 130g
・パームオイル 130g
・キャスター油 40g

・苛性ソーダ 70g
・水 150g

材料 オイル

私は、手作り石鹸に使うオイルは、「オリーブオイル」・「ココナッツオイル」・「パームオイル」・「キャスターオイル」を基本としています。

これは他のオイルに置き換えることもできますし、オイルが1種類でも石鹸を作ることはできます(中には、10種類以上のオイルをブレンドして作る方もいらっしゃいます)。

(オイルを置き換えた場合、苛性ソーダ、精製水の分量が変わります。「アルカリ計算機」と検索して、使用するオイルの「鹸化率(けんかりつ)」を算出してください)

今回は、上の4つのオイルを使って石鹸を作ると、どんな特徴が表れるのかみていきます。

■ オリーブオイル
保湿力が高いのが特徴です。オリーブオイルだけで石鹸を作ることもできますが、やわらかめで溶けやすい石鹸になります。

■ ココナッツオイル
石鹸の泡立ちが良くなります。ココナッツオイルだけで石鹸を作ると、とてもさっぱりした石鹸になります

■ パームオイル
石鹸の洗浄力が上がり、凝固剤を使わなくても固さが出るようになります。石鹸の持ちが良くなります。

■ キャスターオイル
オリーブオイルの保湿力と、ココナッツオイルの泡立ちの良さを補助するような効果があります。

材料 苛性ソーダ・水

苛性ソーダは、強アルカリの「水酸化ナトリウム」です。

劇薬のため、取扱いの許可の出ているお店でなければ、手に入れることはできません。また購入するときは、氏名や住所などの記入、押印が必要になります。

この苛性ソーダとオイルなどを合わせて、弱アルカリ性の石鹸を作ります。

水は、水道水などでも大丈夫ですが、精製水がおすすめです。

ミネラルウォーターは、苛性ソーダが水のミネラルに反応してしまうため、あまりおすすめしません。

レシピ1. トレースを出す

手作り石鹸のレシピ1. トレースを出す

まずは、手作り石鹸のベースを作るまでのレシピをご紹介します。

おしゃれで可愛い石鹸を作るには、そのベースにオプションを加えていきます。

1) 苛性ソーダの水溶液を作る

まずは、苛性ソーダの水溶液を作ります。

これは苛性ソーダと水を混ぜ合わせるのですが、このとき化学反応を起こして、温度が約90度まで上がります。

容器は、ステンレス製、ガラス製、プラスチック製などがお使いいただけます。おすすめなのは、プラスチック製です(例えばガラス製の容器では、急激な温度差によって、ガラスが割れてしまう可能性があります)。

苛性ソーダは劇薬で、お肌につくと、化学的な火傷を起こしてしまいます。また気化した蒸気が、喉や目に入るのも危険です。

そのため、苛性ソーダの水溶液を作るときは、下記を忘れないようにしましょう。これらは、手作り石鹸を作るときの「3種の神器」ともいえます。

・ゴム手袋、長袖 or アームカバー

・マスク

・ゴーグル or 眼鏡

ここで苛性ソーダが水に溶けきっていなければ、苛性ソーダの残った石鹸が出来てしまいますから、しっかり混ぜ合わせて溶かすようにしまょう。

2) 水溶液・オイルの温度を40~45度

苛性ソーダの水溶液は、約90度まで温度が上がります。

それを、(容器を)水や氷につけたりして、温度を40~45度くらいまで下げます。

そして、オイルも4種類をブレンドして、こちらも40~45度くらいまで温度を上げます。

温度を上げる方法は、容器によって変わります。湯煎(ゆせん)でも良いですし、ステンレスのボウルをお使いになる場合は、火に直接かけても大丈夫です。

このとき、火傷にご注意ください。

3) トレースを出す

(苛性ソーダの)水溶液とオイルが、40~45度くらいの同じ温度になったら、水溶液をオイルに加えます。

そして、容器をタオルで巻いて保温しながら、まずは約20分休まず混ぜます。その後は、20分おきに10分ずつ、混ぜるようにしましょう。

それを1~1.5時間続けると、容器の中身は乳化して白っぽくなってきて、次第に重たい感じになってきます。

「の」の字が書けるくらいになったら、苛性ソーダとオイルが混ざった状態です。この状態のことを「トレース」といいます。

これが、手作り石鹸のベースになります。

レシピ2. おしゃれで可愛い石鹸の素を作る

手作り石鹸のレシピ2. おしゃれで可愛い石鹸の素を作る

手作り石鹸のベースにトレースが出たら、そこにオプションを加えて、おしゃれで可愛い石鹸の素を作ります。

お好きなアロマで香りを加えても良いですし、天然の鉱物の粉末(マイカなど)や、コスメティックグレードの着色料などを使って、色をつけることもできます。

今回は、手作り石鹸教室の生徒さんたちからも「ケーキみたい」と好評な、純ココア粉末を使った石鹸の作り方をご紹介します。

茶色と白の可愛らしいマーブル模様に仕上げることができます。

■ 材料
・手作り石鹸のベース お玉2杯
・純ココアの粉末 小さじ1杯

■ 作り方
1) 石鹸のベースをお玉2杯くらい、小さなボウルに分けます。
2) そこに、純ココアの粉末を小さじ1杯加えて混ぜると、茶色の色がつきます。
3) それを白のベースに戻して、1~2回軽く混ぜます。

白と茶色のベースを混ぜるときは、「(この混ぜ方だと)ちょっと物足りないかな…」というくらいで大丈夫です。

この後、ベースを容器に注ぎ込むのですが、このときはあまり混ざっていなくても、その注ぎ込む勢いできれいなマーブル模様になります。

これは、ココアの香りのする石鹸が出来上がります。また純ココアには、ココアバターが含まれているので、お肌の保護や保湿にも効果があります。

他にも、石鹸に色をつけるには、竹炭パウダーなどもおすすめです。白と黒のシックで、かっこいい石鹸を作ることができます。竹炭の粒子には気泡が含まれているので、消臭効果もあります。

また、ベースをさらに小分けすれば、2色だけではなく、3色以上の石鹸を作ることもできます。

ちなみに、この石鹸のベースには、甘酒・ザクロ・はちみつなど生の食材を加えることができます(例えば、はちみつは化学反応によって、褐色の石鹸が出来上がります。はちみつの場合は、次の日に発色します)。

レシピ3. 仕上げ

手作り石鹸のレシピ3. 仕上げ

4) 容器に入れて24時間保存

おしゃれで可愛い石鹸の素が用意できたら、それを型(容器)に注ぎ込みます。

容器は、アクリル版のものが市販されている他、牛乳パックを使うことができます。

(牛乳パックは口の部分を加工して、まずは立方体の箱にします。そして、側面のひとつに「コ」の字形の切り口を入れ、そこからベースを注ぎ込めるようにします)

石鹸の素を容器に注いだら、ふたをして24時間置いておきます。この間に、「鹸化(けんか)」という化学反応が起こり、石鹸が固まります。

このとき、化学反応を安定させるために、容器の温度を一定に保つようにしましょう。

そのためこの間は、ふたを開けてはいけません。容器をタオルに包んだり、発泡スチールの箱や段ボールの中で保存したりするのがおすすめです。

5) 容器から取り出して1ヶ月間保存

石鹸が固まったら容器のふたを開けて、石鹸を型から外して、使いやすい大きさに切り分けます。

ただ、まだ出来上がりではありません。

それは、この段階の石鹸はph値が10~12くらいで、アルカリ度が強いためです(ph値は、7で中性です)。

そのため、それから一ヶ月くらい保存します。

保存は、直射日光が当たる場所は避けるようにしましょう。風通しの良い日陰が理想です。段ボールや机の中で、除湿剤と一緒に保存しても良いですね。

そうすることで、石鹸のph値は7.5~8くらいまで下がり、弱アルカリ性の石鹸が出来上がります。

3ヶ月くらい保存すると、ph値はさらに下がり、お肌に優しい石鹸になります。

完成した石鹸は、高温多湿を避けて保管すれば、1~2年は保存がききます。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

今回教えていただいたレシピは本来、藤本 先生の石鹸教室の生徒さんだけに公開しているものを、特別に教えていただきました(藤本 先生、本当にありがとうございます!)。

取材中、藤本 先生がこれまでお作りになった石鹸のお写真を見させていただきましたが、どれも本当におしゃれで可愛かったです。見ているだけでテンションが上がります。

これを自分で作れたら、きっと楽しいでしょうね。

ただ、材料をすべて集めて自宅で作るのは、ちょっとハードルがあるかもしれません。

そういうときは、石鹸教室がおすすめです。基本的にはご自分で材料を用意する必要はなく、先生の指導の元、安心して石鹸を作ることができます。

藤本 先生の石鹸教室は、ブログで情報を公開していますので、そちらをご覧になってみてください。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:石鹸作家・講師 藤本 かなめ 先生、「キレイの先生」編集部)

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