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Active Relaxation SPACE [神奈川県]  桑田 文子 先生

シアバターの効果!とにかく便利で顔だけでも使い方たくさん

シアバターの効果と使い方!顔にはスキンケア等用途たくさん
Erik (HASH) Hersman(flickr)

「キレイの先生」編集部です。

シアバターはお肌にいい。

それは、私も知っていました。取材で、シアバターを材料にした手作りクリームについて、話をお聞きしたこともあります*。

でも、シアバターが何なのか(何かの植物の実から抽出されているのは想像がつくのですが…)、具体的にどんな効果があるのか、どんな使い方ができるのか、よく知らなかったのが正気なところです。

今回は、Active Relaxation SPACE の桑田 文子 先生に話をお聞きしました。

「Active Relaxation SPACE」さんでは、フェイシャルのトリートメント(マッサージ)に、シアバターをお使いになっていらっしゃいます。

「シアバターはお肌にいい」といいますが、実際どんな効果があるのか、顔にはどんな使い方ができるのか、桑田 先生に教えていただきました。

* シアバターを使った手作りクリームについては、「シアバターの手作り万能クリームの作り方!アロマとブレンド」をご覧ください。

目次

シアバターとは
・アフリカにおけるシアバター
・精製と未精製

シアバターの効果
・美容
・安全性

シアバターの使い方
・アロマとブレンド

顔での使い方
・スキンケア
・オイリー肌のケア
・ディープクレンジング
・その他、リップケアなど

その他の使い方
・ヘアケア
・その他

シアバターの魅力

通販で手に入る「シアバター」を編集部が集めました

まとめ

シアバターとは

シアバターとは

「バター」というと、乳製品のイメージが強いかもしれません。

ただ本来は、常温で固形化する油脂のことを「バター」といいます。

お菓子作りをする方はココアバター、化粧品作りをする方はアボガドバターなどをご存知なのではないでしょうか。

シアバターは、シア(カリテ)の木の種から抽出される油脂のことをいいます。

上の写真のように、常温では固形化してバーム状になっています。

ナッツのような独特な香りが、ほのかにします。

アフリカにおけるシアバター

シアは、アフリカのサバンナで自生している樹木です。

その種から抽出される油脂(シアバター)は、現地では食料品や薬品、燃料などに使われています。

薬品としては、傷や火傷の治療目的、筋肉痛、リュウマチ、白髪、脱毛予防などに、万能薬として利用されています。

ヨーロッパの人々がアフリカに入ってきたとき、アフリカ女性の肌の美しさに気づき、そのシアの効能が注目され、高級化粧品の原料や石鹸の素地として製品化され、広く知られるようになりました。

ちなみにシアの木は、現地では神聖な木として崇められており、シアの種を収穫したり、そこから油脂を抽出したりする仕事に従事できるのは、女性だけだそうです。

現在でも、その仕事には女性が従事しており、アフリカの女性たちを支える産業のひとつになっています。

そのため、シアバターに関わる産業を通して、現地女性たちの地位や生活水準の向上を目的とした取り組みや、フェアトレードを行うことが世界でも重要視されています。

精製と未精製

シアバターには、精製されたものと未精製のものがあります。

大量に流通しているものは、製品を安定させるために精製されていることが多く白色で、香りも未精製のものとは異なります。

精製したものは、不純物を取り除くときに石油系の溶剤(ヘキサン等)がよく使われ、製品化したときもそれが微量に残ってしまうことがあります。

そのため、おすすめなのは未精製のシアバターです。化学薬品を使わず、肌に良い微量成分も残したままで、お肌への浸透性や美肌効果に優れているといわれています。

サロンでも、伝統的な方法で自然採取された100%ナチュラルの未精製シアバターを使用しています。

シアバターの効果

シアバターの効果

美容

植物オイルは色々ありますが、その中でもシアバターは保湿力がとても高いです。

また、お肌に良い栄養をたくさん含んでいます。下記は、シアバターに含まれている、主な脂肪酸の組成です。

・オレイン酸
・ステアリン酸
・パルチミン酸
・リノール酸
・リノレイン酸
など

例えばこの中のオレイン酸は、皮脂*を構成する脂肪酸の中でもっとも多く含まれている成分です。

お肌(角質)を柔らかくする作用があり、しわやエイジングケアにおすすめです。

また、お肌の構成成分に近いため、お肌に吸収されやすいという特徴もあります。

その他、トリテルペンアルコールやトコフェロール(天然ビタミンE)をはじめとした微量成分が多く含まれています。

これらは、保湿効果に優れ、お肌を保護・再生する力があるといわれています。

このようにシアバターは、その高い保湿力と豊富な栄養で、ふっくらっとツヤのある健康的なお肌作りに効果的です。

* 編集部:皮脂は、お肌の毛穴から分泌されている油分です。汗などの水分と混ざり合って「皮脂膜」を作り、お肌を覆っています。皮脂膜は、お肌の中の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激からお肌を守ったりするバリア機能の役割があり、潤いのあるお肌を保つのに大切なものです。

安全性

シアバターは、天然100%の植物性オイルです。

アフリカでは、赤ちゃんの日焼け止めに使われるなど、お肌にとても優しいものです。口に入っても安全です。

そのためベビーマッサージなどで、赤ちゃんにも、妊娠中のママにもお使いいただけます。

また、保存状態にもよりますが、シアバターは酸化しづらく、安定剤が入っていなくても長期に安定しています。

そのため安心して長く使えるのも、シアバターの特徴です。

シアバターの使い方

シアバターは常温では固形化して、バーム状になっています。

使うときは温めて、液状に溶かしてあげます。その方法は、とても簡単です。

まずシアバターを少量、手に取ります。例えば、顔に使うときは、下の写真くらいの量で大丈夫です。

シアバターの使い方1

それを手でこすり合わせるようにして、なじませます。すると、手の温度と摩擦熱で、シアバターは溶けて液状に戻っていきます。

シアバターの使い方2

冬場で手が冷たいときは、お湯で手を温めてから行うと溶けやすくなります。

おすすめなのは、シアバターをお風呂で使うことです。シアバターも溶けやすいですし、保湿にも効果的です。

アロマとブレンド

シアバターは、キャリアオイル*1として使うこともできます。

サロンでは、お客様に好みの香りの精油(アロマ)をお選びいただき、それをシアバターとブレンドして、トリートメントに使用しています。

そのときは、シアバターを別の小さな容器に取り分けて、タオルウォーマー(ホットタオルを作る機械)で温めて液状に戻し、そこに精油を加えて、トリートメント用のオイルを作っています。

シアバターと精油をブレンドするときは、1%程度の希釈率を目安に、お肌の弱い方は0.5%位から始めてみてください。

1%に希釈する場合は下記の容量となります。

・シアバター 30g

・精油 6滴

これで小分けのオリジナルクリームを作っても良いですね*2。

精油は香りがあるのに加え、それぞれ効能もあります。クリームの要素に合わせて、精油を選んでも良いでしょう。

例えば顔に使うクリームでしたら、ゼラニウムやローズなどはおすすめです。

*1 編集部:精油はお肌に直接つけるには刺激が強いため、希釈(濃度を薄める)してから使います。そのときベースに使うオイルを「キャリアオイル」といいます。キャリアオイルには、ホホバオイルやアルガンオイルなどがあります。

*2 編集部:シアバターを使った手作りクリームについては、「シアバターの手作り万能クリームの作り方!アロマとブレンド」でも作り方をご紹介しています。こちらも合わせてご覧になってみてください。

顔での使い方

シアバターの顔での使い方

スキンケア

シアバターは保湿効果が高いため、乾燥肌のケアにも良いです。

スキンケアで使うときは、下記のような順番がおすすめです。

1) 化粧水

2) 【シアバター】

3) 乳液

使い方は、シアバターを手で温めて液状に戻してから、手の平でお肌全体になじませていきます。

使う量は、先程の写真くらいの少量で大丈夫です。

また、シアバターを乳液の代わりに、スキンケアの仕上げで使うこともできます。

オイリー肌のケア

オイリー肌が気になる方におすすめなのは、次のような使い方です。

順番は上と同じ、化粧水の後です。

まずは、シアバターをお肌全体になじませます。

その後にタオルや、化粧水をひたしたコットンで押さえるようにして、シアバターを拭き取ってあげます。

すると、顔の余分なオイルを取ることができます。

ちなみにサロンでは、シアバターを拭き取るコットンには、化粧水の代わりにローズウォーターを使用しています。

ディープクレンジング

シアバターは、毛穴の黒ずみやお肌のざらつきが気になるとき、ディープクレンジングに使うこともできます。

まずは、気になる部分にシアバターをなじませます。

そして、そこにラップをかけて蒸らしていきます。時間は5~10分くらいです。

ラップを外したら、そこを優しくマッサージします。

例えば、小鼻で行うときは、下の画像のようにクルクル回して、マッサージしてあげましょう。

シアバターでディープクレンジング

それからシアバターを洗い流します。

このディープクレンジングは、特にお風呂で行うのがおすすめです。

お風呂では温かくて毛穴が開くので、ラップをかけなくても大丈夫です。

シアバターをなじませてしばらく置いてから、優しくマッサージして洗い流してあげましょう。

その他、リップケアなど

シアバターはその他にも、顔には下記のような使い方ができます。

■ リップケア
シアバターはリップクリームとして、そのまま唇につけられます。
はちみつを練り込み、それを唇につけて上からラップをかければ、リップパック(唇パック)にもなります。

■ まつげ美容液
シアバターは、まつげ美容液にもなります。長いまつげを作るためのケアになります。
方法は、指先にシアバターを少量取って、まつげに優しくすり込みます。このとき、シアバターが目に入らないように注意しましょう。

■ 日焼け止め
シアバターには、UVをカットする効果もあります。SPFの数値でいうと、紫外線防止の効果は6~8*です。
外出前にシアバターを顔や身体に塗っておけば、日焼け止めになります。

■ 化粧下地
シアバターは、化粧下地としても使うことができます。
手の平でお肌全体になじませたら、きれいなスポンジでお肌を軽く押さえてあげて、余分なオイルを吸い取ります。

* 編集部の補足:日常での紫外線対策では、SPFが10前後で良いといわれています。

その他の使い方

シアバターのその他の使い方

ヘアケア

シアバターを髪につけると、髪の保湿やツヤ出しになります。

方法は簡単で、髪の乾燥が気になるときや、ドライヤーをかける前などに、シアバターを髪になじませるだけです。

また、頭皮が固かったり薄かったりする方におすすめなのが、頭皮マッサージです。

お風呂でシャンプーの前に、先程のディープクレンジングと同じようなことを、頭皮で行います。

それによって毛根の汚れが取れ、育毛やフケの予防に効果的です。

その他

シアバターはその他にも、下記のような使い方ができます。

■ ハンド・ネイルケア
シアバターを手全体になじませてあげれば、ハンドケアになります。そのまま食器や食材に触れても、香りは残りません。
手先の乾燥や、あかぎれなどが気になるときにおすすめです。
また、爪母(ツメの付け根)につけてあげれば、ネイルケアにも効果的です。

■ ネックケア
首は、身体の他の部分と比べて、皮脂腺(皮脂を分泌する組織)が少ないため、しわが出来やすく、年齢の出やすい場所です。
化粧水をつけ、その後にシアバターをつけてあげると、ネックケアになります。

■ 授乳中のおっぱいケア
シアバターを授乳後のおっぱいや乳頭につけてあげれば、乳腺炎の予防になり、授乳時の痛みを和らげることができます。
もし赤ちゃんがそのまま口にしてしまっても、シアバターなら安全です。

■ 妊娠線の予防に
一日2回、お腹周りや胸の下など、妊娠線が出来やすいところにシアバターをつけてあげれば、妊娠線の予防になります。
妊娠の初期から、使用が可能です。

シアバターの魅力

シアバターの魅力

このように、シアバターはたくさんの使い方ができます。

ご自身のケアだけではなく、赤ちゃんにも安全に使うことができ、家族みんなで使えるのも魅力なのではないでしょうか。

そして、スキンケアで使うときの量を写真でご紹介したように、使う量もちょっとで大丈夫です。

そのため、とても経済的です。そこも、テクスチャーの柔らかいクリームとは、違うところかもしれません。

小さな容器に小分けして、「これは子供用に」、「これは外出用にポーチに」としておくのも良いですね。

シアバターは一家に1個持っておくと、本当に便利だと思いますよ。

通販で手に入る「シアバター」を編集部が集めました

「キレイの先生」編集部です。

シアバターは、インターネット通販でも簡単に手に入れることができます。

いくつかご紹介させていただきます。

オーガニック シアバター 75g spa hinoki

東京都 赤坂のヘッドスパ専門店「桧 spa hinoki」さんから出されているシアバターです。

spa hinoki さんは、私もよく知っているサロンさんで、古民家の隠れ家のような雰囲気が素敵です。

こちらのシアバターは、オーガニックでいちばん絞りのものだけが使われていて、とても品質が高くおすすめです。

そのままでもスキンケアやボディケアにお使いになれるのはもちろん、手作り化粧品の材料としても良いです。

シアバター 30g 生活の木

おなじみのハーブやアロマテラピーの専門店の「生活の木」からも、シアバターは出ています。

こちらは、手作り化粧品の材料用です。

直接スキンケアやボディケアにお使いになるには、少し使いづらいかもしれません。

シアバター(プレーン) 40g GAIA NP

アロマブランドの「GAIA NP」からも、シアバターは出ています。

GAIA NP には、エッセンシャルオイルとブレンドされたシアバターもありますが、こちらは無香料です。

スキンケアやボディケアにお使いいただけ、エッセンシャルオイルをブレンドして、ご自身の好きな香りにアレンジすることもできます。

 

まとめ

「キレイの先生」編集部のまとめです。

取材を終えて、「すごい…」ただその一言です。

シアバターがこんなに万能な使い方ができるなんて、知りませんでした。

赤ちゃんにも使えるくらい、お肌にも優しいのも嬉しいですよね。

取材中、私もシアバターを手に取らせていただきました。

本当にちょっとの量で十分なんです。

それを手で温めて溶かすだけで、手がしっとりするのをとても感じます。

一回に使う量を考えると、コストパフォーマンスも高いですね。

桑田 先生のおっしゃるように、シアバターはたくさんの使い方ができるので、家族にも使えてとても便利です。

お家に1個、置かれてみてはいかがでしょうか?

(取材:「キレイの先生」編集部 文:Active Relaxation SPACE 桑田 文子 先生、「キレイの先生」編集部)

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