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手作りフルーツ酵素シロップの作り方!薄めれば酵素ジュース

ナチュロパシー&ヒーリングサロン Fu MANA  田中 幸子 先生

手作りフルーツ酵素シロップの作り方!ジュース等使い方色々

2016年2月15日に公開された記事を再編集したものです。

「キレイの先生」編集部です。

「これめっちゃおいしい!」

ナチュロパシー&ヒーリングサロン Fu MANA(ふま~な) 田中 幸子 先生が手作りされた「木頭ゆずの酵素ジュース」を口にしたとき、思わず出た言葉です。

こんなにおいしくて健康美容にも良いなんて…。

酵素は色々なところで目にします。サプリメントや健康食品も人気です。

でも、そもそも酵素はどんな効能があるんだろう? 何で健康美容に効果的なんだろう? それを知りたいと思っていました。

そんなときでした。田中 先生が手作り酵素ジュースのワークショップを開催されていることを知ったのは。

取材で初めて飲んだ手作り酵素ジュースは、本当においしかったです。フルーツだけで作れて、添加物はまったく入っていません。健康美容のためと意識しないでも、おいしいので普通に飲みたくなっちゃいます。

ジュースは酵素シロップを薄めて作ります。シロップはジュースの他にも、色々な使い方ができるそうです。

田中 先生に手作り酵素シロップの作り方を教えていただきました。

目次

酵素の効果効能
・消化酵素とは
・代謝酵素とは
・体内酵素と食物酵素
・食物酵素が含まれている食べ物

手作り酵素ならではの特徴
・常在菌について
・手作り酵素の効果

手作り酵素シロップの材料・容器
・材料1 旬のフルーツ
・下準備にフルーツの農薬を落とす
・材料2 砂糖
・材料3 麹(こうじ)
・容器について
・ミックスフルーツ酵素シロップの材料

手作り酵素シロップのレシピ
・酵素シロップの作り方1 フルーツを切る
・酵素シロップの作り方2 砂糖をまぶす
・酵素シロップの作り方3 常温で保存する
・酵素シロップの作り方4 果物とシロップをこす

手作り酵素シロップの使い方
・酵素ジュース
・その他、紅茶のシロップ等

まとめ

酵素の効果効能

酵素は、健康美容にとても大切な栄養素です。まずは、私たちの体内で酵素がどんな働きをしているのかをご紹介します。

酵素とは、タンパク質の一種です。体内の化学反応の触媒として機能して、人が生きていく上で必要不可欠です。

体内の酵素は、「消化酵素」と「代謝酵素」に分けられます。

消化酵素とは

消化酵素は、食べたものを消化する酵素です。

「食べるときはよく噛むように」と言いますが、それは満腹感を得るのもひとつですが、よく噛むことでだ液が分泌されます。

だ液には消化酵素が含まれているので、食べたものを消化するのにも効果的です。

消化酵素は他にも、胃液などに含まれています。

代謝酵素とは

代謝酵素は、体内の代謝で使われる酵素です。

例えば、ケガや病気を治したりするときに使われます。お肌の新陳代謝(ターンオーバー*)にも関わっていて、美肌にも大切なものです。

* 編集部:皮膚は、内側で新しい肌細胞が生まれて、それが少しずつ表面に上がって、最後は古くなったもの(角質)が垢になって剥がれ落ちて、日々新しく生まれ変わっています。このサイクルのことを、「ターンオーバー」といいます。ターンオーバーについては、「肌再生「ターンオーバー」とは?美肌を作る上での大切な基本」でも取り上げています。

体内酵素と食物酵素

一日に体内で作られる酵素の量には、上限があります(作られる量は人によって異なります)。

その限られた酵素を、消化酵素と代謝酵素に振り分けています。

胃の中に食べたものが入ると、酵素は消化酵素に優先的に使われます。すると、代謝酵素に回せる量はその分、減ってしまいます。

(例えば、風邪を引いたときに無理して食べ物を食べると、酵素は消化酵素に優先的に回されてしまいます。その分、病気を治す代謝酵素に使える量が減ります。体調が悪いときに食欲があまりわかないのは、身体のサインです。それに従っても大丈夫です。酵素を消化に使わない分、代謝の方に回すことができます)

そして、代謝酵素は外から摂ることができません。

つまり、「酵素を消化で無駄遣いせずに、どれだけ代謝の方に回せるか」ということがポイントです。

それが、アンチエイジングにもなります。

そして、それを助けられるのが、食べ物に含まれている「食物酵素」です。

食物酵素で消化をサポートすれば、消化酵素を節約することができます。

その分、代謝酵素として使えるようになり、下記のような効果が期待できます。

・風邪が引きにくくなる
・傷の治りが早くなる
・健康になる、元気になる
・お肌がきれいになる
など

食物酵素が含まれている食べ物

食物酵素は、生の野菜や果物に含まれています。

「食事の順番は野菜から食べると良い」といいますが、酵素の観点からも理にかなった考え方です。

特に、サラダなど生の野菜から食べるのがおすすめです。

先に食物酵素を摂っておくことで、お肉などの消化を助けてくれます。

ただ、酵素は熱に弱い特徴があります。48度以上の熱でその働きを失ってしまいます。

そのため、野菜や果物を焼いたり煮たりしまうと、食物酵素を摂ることはできません。

手作り酵素ならではの特徴

常在菌について

手作り酵素ジュースには、酵素以外にも、手作りならではの効果があります。

それは、「常在菌」と関係があります。

常在菌とは、多くの人の身体に共通して存在する細菌のことをいいます。

お肌には約1兆個、腸内には約100兆個もの常在菌が住んでいるといわれます。

細菌というと良くないイメージをお持ちになるかもしれませんが、通常、常在菌は害を持ちません。むしろ、身体を守るような働きがあります。

例えば、お肌に住んでいる常在菌は、
・外部の有害物からお肌を守ったり
・皮膚を弱酸性に保って、お肌のハリやツヤをサポートしたり
して、お肌には良いものです。

健康美容には、この常在菌をイキイキと元気にさせることも大切です。

手作り酵素の効果

酵素ジュースの素になる「手作り酵素シロップ」は、果物を手で混ぜて作ります。

そのとき、手の常在菌も一緒に混ぜ込まれ、果物から抽出される酵素群によって培養されます。

手作り酵素ジュースを飲むと、酵素に加え、元気な常在菌も一緒に摂ることができるのです。

そのため、便秘改善や免疫力の強化にもつながります。

手作り酵素シロップの材料・容器

手作り酵素シロップの材料・容器

材料1 旬のフルーツ

手作り酵素シロップを作るのに、まず用意するのが果物です。

これは、どんな果物でも大丈夫です。

果物は一種類ではなくても、いくつかをミックスして作ることもできます。

ただ、できるだけ国産で、旬のものを選ぶようにしてください。

手作り酵素シロップは、果物の皮ごと使います。

外国産のフルーツは防腐剤が使われていることも多いです。

旬のものであれば、農薬の量もそれほど多くないといわれています。

さらに旬のものは、そうでない時期に比べて安価で手に入るので、お財布にも優しいです。

そして、もし手に入るなら無農薬の方が、安心感が高いうえに、上質なエネルギーを持っているとされるのでおすすめです。

また、お使いになる果物は完熟のものよりも、どちらかというと未熟~完熟手前のものが良いと思います。

個人的なおすすめは、ゆずやレモンなどの柑橘系です。

酸味が加わることで、より飲みやすくおいしい酵素シロップになります。

ワークショップでも毎年、ゆずが旬の秋には、農薬不使用の木頭ゆずを使った酵素ジュースを手作りしています。

木頭ゆずは、日本に広まっているゆずの原木といわれています。

また、梅も良いですね。さっぱりして、夏にはぴったりのジュースになります。

その他にも、少し高価ですが、ブルーベリーなどもおいしい酵素シロップになります。

下準備にフルーツの農薬を落とす

市販の果物をつかう場合、発酵の段階で農薬は中和されるといわれているので、表面を洗うだけで大丈夫です。

「それだけじゃ不安…」という方は、ホタテ貝の粉末を使うと良いでしょう。これを水に入れて、果物をつけておくと、農薬が浮かび上がってきます。

果物の農薬をきれいに落としてから、酵素シロップ作りをすると安心ですね。

ホタテ貝の粉末は、スーパーやインターネット通販でも取り扱われています。

材料2 砂糖

果物を発酵させるのに使うのが、砂糖です。

砂糖は、上白糖(白い砂糖)を使います。

上白糖を使う理由は、より正しく発酵させるためです(茶色い砂糖には、ミネラルなどが含まれているので良いとされています。ただ、酵素ジュースで使うと異常発酵の要因となる可能性があるため、特に初心者の方は上白糖でつくることをおすすめします)。

ここで気をつけていただきたいのが、分量です。

果物の「1.1倍」の量を使います。

もし、1kgの果物で酵素シロップを作るときは、砂糖は1.1kg(1,100g)です。

発酵は、腐敗と紙一重です。

砂糖の量が少なかったりすると、腐敗の原因になりますから、砂糖の分量には気をつけるようにしましょう。

ちなみに、私が普段使っているのは、「てん菜糖」の上白糖です。

手作り酵素シロップの材料 砂糖

一般的に、砂糖の原料は、沖縄などのサトウキビがよく知られています。

それに対して、てん菜糖は、てん菜(砂糖大根)から作られた砂糖で、日本では北海道が生産地の中心です。

少しエネルギー的な話になりますが、野菜果物は、
・温かい場所で作られたものは、身体を冷やす
・寒い場所で作られたものは、身体を温める
作用があるとされています。

例えば、夏に食べるスイカは身体を冷やす作用があります。そして、収穫されるのは温暖な地域です。

北国のものは身体を温める作用がありますから、てん菜糖はその点でも良いと思います。

材料3 麹(こうじ)

麹(こうじ)はなくても大丈夫ですが、あると便利です。

先程もご紹介しましたが、発酵は腐敗と紙一重です。

発酵させるときに、「こっちだよ」と正しい発酵に導く「発酵助成剤」の代わりになるのが、麹(こうじ)です。

特に、夏の暑い季節に酵素シロップを作るときにはおすすめです。

分量は、果物1kgに対して、麹10gが目安です。

容器について

果物をつける容器には、下記のものが使えます。

・漬物作りの容器
・ホーロー製
・果実酒作りのビン
など

酵素シロップ作りに使いやすいのは、漬物作りの容器だと思います。

元々、発酵用として作られています。

果実酒作りのビンでも大丈夫ですが、手作り酵素シロップは手で混ぜて作るため、口の小さい果実酒用のビンでは少し作りづらいかもしれません。

また、発酵を促すような容器もありますので、それもおすすめです。

ミックスフルーツ酵素シロップの材料

今回は、何種類かの果物を使って、ミックスフルーツの酵素シロップを作りました。

下記は、用意した材料と分量です。ご参考にしてみてください。

■ 果物 約1kg
・リンゴ 1/2個
・ポンカン 1個
・はっさく 1個
・イチゴ 10個
・ミント 適量

■ 上白糖 1,1kg(1,100g)

■ 大麦麹 10g

手作り酵素シロップのレシピ

酵素シロップの作り方1 フルーツを切る

まずは、果物を切っていきます。

適当に切っても大丈夫ですが、3~5mmくらいの薄さに切るのがおすすめです。

薄く切ることで、発酵させたとき、中の酵素やその他の栄養素がかき出されやすくなります。

また、手作り酵素シロップが出来た後、他の料理にも使いやすいですね(例えば、写真のリンゴは、アップルパイなどにも使えます)。

酵素シロップの作り方1

柑橘系の果物は、種ごと入れます。

ちなみに、今回の果物にはありませんが、ゆずを使うときも、種を一緒に入れます。

ゆずの種には「ぺクチン」という成分が含まれています。これは、お通じを良くしたり、お肌には保湿・美肌作用があったりする有効成分です。

酵素シロップを作った後、その種を水につけておけば、化粧水としても使えます(あまり保存が効かないので、作るときは少量がおすすめです)。

ミントはそのまま入れても大丈夫ですが、手で軽く握って、繊維をつぶすようにしてから入れるのがおすすめです。そうすることで、香りがさらに良くなります。

酵素シロップの作り方2

ブルーベリーを使うときも、切らずに指で軽くつぶして入れても大丈夫です。

酵素シロップの作り方2 砂糖をまぶす

切った果物を容器に入れたら、そこに砂糖を入れていきます。

このとき、砂糖は少しだけ残しておくようにしましょう。

今回は、まず1kg(1,000g)を容器に入れ、100gを残しました。

酵素シロップの作り方3

そして、手でまんべんなく混ぜて、果物に砂糖をまぶしていきます。

果物を砂糖でコーディングして、空気に触れる面を少なくしていきましょう。それが、果物を腐らせないために大切なことです。

野菜に塩をまぶして作る「塩漬け」という漬物があります(例えば、きゅうりの塩漬け、など)が、それを砂糖で行っているイメージです。

酵素シロップの作り方4

麹があるときは、果物を砂糖でコーディングした後に、麹を入れます。

酵素シロップの作り方5

最後に、残りの砂糖(100g)を上からかけて、果物が見えなくなるように整えます。

酵素シロップの作り方6

そして、容器のふたをして、室内に置いておきます。

できるだけあたたかい場所が良いので、リビングなど人の集まる場所がおすすめです。

このとき、アルコール発酵してしまうのを防ぐため、お酒のそばに置かないように注意しましょう。

酵素シロップの作り方3 常温で保存する

保存中は、つけ始めた翌日から、できれば一日に2回、優しく混ぜます。

朝夕に混ぜる、といった決まりはありません。

もし、一日に2回混ぜるのが難しいようでしたら、1回でも大丈夫です(お仕事の出張などで混ぜられない日があっても、一日くらいでしたら問題ありません)。

混ぜるときは、「おいしくなあれ」と愛情を込めて混ぜてあげましょう。

おにぎりも愛情をもって握ると、おいしくなりますよね。

手作り酵素シロップもそれと同じで、愛情を込めて作ることは、とても大切です。

つけてから日が経つにつれ、果物から水分が出て、シロップになっていきます。混ぜたあとになめてみると、味の変化が感じられると思います。

発酵までの期間は、
・春秋:約7~10日
・夏:約5日
・冬:約2~3週間
が目安です。

冬の方が保存期間を長くとるのは、寒いと発酵しにくいためです。

そのため私は、冬至から節分の間は、酵素シロップを作るのはお休みにしています。

酵素シロップの作り方4 果物とシロップをこす

シロップがしっかり出たら、酵素シロップの出来上がりです(混ぜたときに泡が出るのが発酵のサインですが、分かりにくい場合は前述の期間で漉すと良いでしょう)。

漉(こ)して、シロップと果物に分けます。

シロップはビンなどに入れて、冷蔵庫で保存します。

2~3ヶ月は保存が効きます。

酵素シロップの作り方7

残った果物は、料理やジャムなどに使えます。ネットに入れて、それをお風呂に入れると酵素風呂になりますよ。

酵素シロップは冷凍すると、酵素の働きを失ってしまいますから、冷凍庫には保存しない方が良いでしょう。

手作り酵素シロップの使い方

酵素ジュース

手作り酵素シロップを水に薄めると酵素ジュースになります。

シロップは、10倍以上の水で薄めるのがおすすめです。

酵素は熱に弱いですから、熱湯ではだめですが、ぬるま湯で薄めてもおいしいですよ。

酵素ジュースは砂糖も入っていますから、血糖値の上がりやすい方が空腹時や食前に飲むと、反応が出てしまうことがあります。

そのため、酵素ジュースを飲むタイミングは、食事中や食後が良いのではないでしょうか。

また、それなりにカロリーがあるので飲み過ぎにも気をつけましょう。

その他、紅茶のシロップ等

酵素シロップは、ジュース以外にも下記のような使い方ができます。

・紅茶に砂糖の代わりに入れる
・ワインや焼酎と割る
・胡麻和えやおひたしでお砂糖やみりんの代わりに
・ホットケーキなどのシロップとして
・レモン汁、オリーブオイルとまぜて和風ドレッシングに
など

「Fu MANA(ふま~な)」では、酵素シロップを使ったデザートを、施術後のお客様にお出ししていたりします。

もし、シロップの味が口に合わなかったときは、みりんや砂糖の代わりにシロップを使うこともできます。

加熱すると酵素の働きは失われますが、無駄にならない使い方です。

まとめ

「キレイの先生」編集部です。

手作り酵素シロップはつけ始めてから出来上がるまで保存期間があるので、ミックスフルーツの酵素ジュースは、残念ながら飲むことができませんでした。

ただ、少しなめさせてもらったのですが、本当に贅沢なおいしさで最高でした! あれだけの果物が入っていて、おいしくないわけがないですよね。

取材を終える頃にはシロップが少し出始めていたので、この記事が公開されるときには、おいしい酵素シロップになっていると思います。

酵素シロップは、野菜でも作れるようです。取材中には、ジンジャー(生姜)のシロップの香りをかがせていただきました。こちらは少しツンとした香りで、フルーツのものとはまた違った感じがしました。

こうして、色々な果物や野菜を使えるのも魅力です。田中 先生も仰っていましたが、例えば果物500gくらいで、色々な種類を少量ずつ作って試すのも面白いですね。

作り方も簡単ですから、是非お試しになってみてください。

作り方や漉すタイミングなどに不安がある方は、どこかでいちど酵素ジュース教室に参加されて確認するのも良いかもしれません。

田中 先生が開催されているワークショップも、厳選されたこだわりの果物をお使いになっていて、なごやかな雰囲気で楽しく作れるのでおすすめですよ。

(取材:「キレイの先生」編集部 文:ナチュロパシー&ヒーリングサロン Fu MANA(ふま~な) 田中 幸子 先生、「キレイの先生」編集部)

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